(短編集)
ホックと13人の仲間たち
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サム・ホーソン、ニック・ヴェルヴェット、サイモン・アークと、多くのシリーズキャラクターを生み出したエドワード・D・ホックのシリーズキャラクターが13人を集めた短編集。 先の3名の他、コムピュータ検察局、レオポルド警部は、翻訳がなされている。本作品集では、残りの7名にお初にお目にかかった。こう並べてみると、作風はキャラ先行型と言えまるだろうか。 物語が、キャラクターを際立たせるためにあるような印象を受ける。これは!という作品がないのが残念。シリーズを読み通してこそ面白さを味わえるのかもしれない。 | ||||
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短編の名手と呼ばれる作家はいろいろいるが、エドワード・D・ホックは、短編向けのシリーズ・キャラクターを何人も創造しているのが独特。本書は、ホックのキャラクター13人の作品を、それぞれ1編ずつ集めた、日本オリジナルのコレクションである。収録作品とキャラクターを、以下に簡単に紹介する。「シルヴァー湖の怪獣」 怪盗ニック・ヴェルヴェット、一般的には無価値だが、依頼人にとっては重要な物を、高額の報酬で盗み出す。「ストーリーヴィルのリッパー」 早撃ちガンマンのベン・スノウが、切り裂き魔(リッパー)と対決する。「ロリポップ警官」 広報のためロリポップを手に小学校を巡回する、制服警官ポール・タワーの活躍。「技能ゲイム」 デイヴィッド・ヌーン神父が、教会を爆破するという脅迫電話を受ける。「有蓋橋事件」 田舎町の老医師サム・ホーソーンが、不可解な事件を解決した若かりし日々を回想する。本書発行時点(1978年)では最も新しいキャラクター。「死者の村」 謎めいた男サイモン・アークが、オカルト的な事件に挑む。なお、本編はホックの処女短編で、サイモン・アークはホックが初めて生み出したシリーズ・キャラクター。「第三の使者」 インターポル(国際警察)の捜査官コンビ、セバスチャン・ブルーとローラ・シャルムの活躍。「コムピューター警官」 近未来の21世紀、コンピューター犯罪と闘うコンピューター検察局が活躍する、SFタッチの話。「ランド危機一髪」 英国情報部の秘密伝達局(ダブルC)の局長、ジェフリー・ランドが活躍するスパイ物。「火のないところに」 もう若くはないうえに、重い心臓病を患っている、私立探偵アル・ダーラン。「百万ドル宝石泥棒」 悪党の上前をはねる詐欺師、ユリシーズ・S・バード。「危険な座」 アメリカ大使館付きの秘密諜報員ハリー・ポンダー。「孔雀天使教団」 とある地方都市の殺人課のレオポルド警部。本書発行時点で、最も多くの作品が書かれているキャラクター。若干の好き嫌いはあるが、どの話もそつなくまとまっていて、おもしろかった。最も気に入ったのはスパイのランド。怪盗ニックは今まで読んだ中のベストで、インターポルも結構気に入った。ただ残念なのは、気に入ったキャラクターの話をもっと読みたいと思っても、ほとんどが雑誌掲載で、本にまとまっていない事(例外は怪盗ニックとサム・ホーソーン)。古い雑誌を1冊ずつ探し求める気にはさすがになれないし、悩ましい限りである。 | ||||
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短編の名手と呼ばれる作家はいろいろいるが、エドワード・D・ホックは、短編向けのシリーズ・キャラクターを何人も創造しているのが独特。本書は、ホックのキャラクター13人の作品を、それぞれ1編ずつ集めた、日本オリジナルのコレクションである。収録作品とキャラクターを、以下に簡単に紹介する。 「シルヴァー湖の怪獣」 怪盗ニック・ヴェルヴェット、一般的には無価値だが、依頼人にとっては重要な物を、高額の報酬で盗み出す。 「ストーリーヴィルのリッパー」 早撃ちガンマンのベン・スノウが、切り裂き魔(リッパー)と対決する。 「ロリポップ警官」 広報のためロリポップを手に小学校を巡回する、制服警官ポール・タワーの活躍。 「技能ゲイム」 デイヴィッド・ヌーン神父が、教会を爆破するという脅迫電話を受ける。 「有蓋橋事件」 田舎町の老医師サム・ホーソーンが、不可解な事件を解決した若かりし日々を回想する。本書発行時点(1978年)では最も新しいキャラクター。 「死者の村」 謎めいた男サイモン・アークが、オカルト的な事件に挑む。なお、本編はホックの処女短編で、サイモン・アークはホックが初めて生み出したシリーズ・キャラクター。 「第三の使者」 インターポル(国際警察)の捜査官コンビ、セバスチャン・ブルーとローラ・シャルムの活躍。 「コムピューター警官」 近未来の21世紀、コンピューター犯罪と闘うコンピューター検察局が活躍する、SFタッチの話。 「ランド危機一髪」 英国情報部の秘密伝達局(ダブルC)の局長、ジェフリー・ランドが活躍するスパイ物。 「火のないところに」 もう若くはないうえに、重い心臓病を患っている、私立探偵アル・ダーラン。 「百万ドル宝石泥棒」 悪党の上前をはねる詐欺師、ユリシーズ・S・バード。 「危険な座」 アメリカ大使館付きの秘密諜報員ハリー・ポンダー。 「孔雀天使教団」 とある地方都市の殺人課のレオポルド警部。本書発行時点で、最も多くの作品が書かれているキャラクター。 若干の好き嫌いはあるが、どの話もそつなくまとまっていて、おもしろかった。最も気に入ったのはスパイのランド。怪盗ニックは今まで読んだ中のベストで、インターポルも結構気に入った。 ただ残念なのは、気に入ったキャラクターの話をもっと読みたいと思っても、ほとんどが雑誌掲載で、本にまとまっていない事(例外は怪盗ニックとサム・ホーソーン)。古い雑誌を1冊ずつ探し求める気にはさすがになれないし、悩ましい限りである。 | ||||
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ホックはほぼ短編を書くことだけで生計をたてている珍しい作家ですそして、思いついたストーリーにあうシリーズ探偵を次々に生み出していきましたそうした、シリーズもののエッセンスを詰め込んだのがこのアンソロジーです出版当時シリーズ化されていた、探偵たち13人(たくさん出演している人もいれば、2作しかでていない人もいますが)を対象にその代表作を集めました。ホックはまとまった短編集は少ないので非常に貴重ですよ | ||||
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ホックはほぼ短編を書くことだけで生計をたてている珍しい作家です そして、思いついたストーリーにあうシリーズ探偵を次々に生み出していきました そうした、シリーズもののエッセンスを詰め込んだのがこのアンソロジーです 出版当時シリーズ化されていた、探偵たち13人 (たくさん出演している人もいれば、2作しかでていない人もいますが) を対象にその代表作を集めました。 ホックはまとまった短編集は少ないので非常に貴重ですよ | ||||
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