ワイルドターキー
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
ワイルドターキーの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私立探偵の主人公の元にセックス解放論者の殺人に関わる捜査の依頼が舞い込み・・・というお話。 作品全体の雰囲気を占めているのが70年代のアメリカの風潮で、これを書きたい為にその流れに沿ったお話を作り、主人公の探偵に巡礼形式で容疑者や関係者を回るハードボイルドの小説を書きたかったのではないか、と思わせる程時代色がの濃厚に出ている作品でした。メインを占める事件も当時のフリーセックスを絡めたセックス解放論者の殺人事件で、その他の登場人物も70年代を濃厚に反映したキャラが多いので、そう思いました。政治的にもニクソンの時代で政府が信用できないという嫌な時代だったのを反映したかの様な描写や点景が多く、この時代ならではな小説に思いました。 それと、解説でも触れられているように、主人公が別れた奥さんや知り合った女性を考えながらオナニーする所が画期的に情けなく、ハードボイルドを何処まで堕落させる事が出来るかを追求している様で、ハードボイルドの枠を拡げた作品とも思いました(そう思わない人も多いと思いますが)。子連れで探偵をやっているのもこの当時としては珍しかったのではと思いました。このかっこ悪い所に画期性を見ました。 ハードボイルドの枠を拡げた力作。機会があったら是非。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 1件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|