コレクター



    ※タグの編集はログイン後行えます

    ※以下のグループに登録されています。


    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    0.00pt (10max) / 0件

    Amazon平均点

    4.25pt ( 5max) / 8件

    楽天平均点

    5.00pt ( 5max) / 1件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []B総合:893位
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    10.00pt

    80.00pt

    20.00pt

    20.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)1966年01月
    分類

    長編小説

    閲覧回数1,398回
    お気に入りにされた回数1
    読書済みに登録された回数0

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    コレクター (上) (白水Uブックス (60))

    1984年06月30日 コレクター (上) (白水Uブックス (60))

    網で捕った蝶を殺し、虫ピンで止めて飾って眺めるのを生き甲斐にしていた孤独な青年が、ある日それを美しい女に試みようと思い立ち娘を誘拐する……一面、警察の調書のように非個性的でありながら、表現力豊かな文体で描かれたサスペンス小説の傑作。わが国でも公開された米映画の原作。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    コレクターの総合評価:8.50/10点レビュー 8件。Bランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.8:
    (5pt)

    ファウルズ上手い

    技術屋ファウルズの力量に感服した小説である。
    前半はストーカー青年の生い立ちや日常、ふとしたことから犯罪に走るまでをえがいている。
    これが上手い。ストーカーのある程度社会に馴染めてはいるがやはり変、という人物造形が極めて巧みで小説に圧倒的な説得力を与えている。後半もいい。囚われの女子学生の日記描写でありふれた観念論や常識が披瀝される。前半と後半との対比が極めてヴィヴィドなため犯人の異常性と常識の混淆が更に際立つようにできている。イギリス階級社会の上流と下流の対比にもなっているのはお見事だろう。
    変に恐怖感を煽ることもせず、淡々と筋が運ばれているのも却って犯人の不気味さを浮き彫りにしている。
    ストーカーをお題に小説を書け、なんて作文テストがあればこれが見事な模範解答だろう。
    ファウルズの他の作品を読んでみようと思ったのはこの作品のせいである。
    コレクター (上) (白水Uブックス (60))Amazon書評・レビュー:コレクター (上) (白水Uブックス (60))より
    4560070601
    No.7:
    (3pt)

    誘拐

    ジョン・ファウルズはオックスフォード大学卒業後、フランスとギリシャで4年ほど英語を教え、ロンドンに戻ってからも10年ほど外国人相手に英語教師をしながら小説を書き続け、1963年に本書『コレクター』を発表しました。25歳の男が20歳の女性を誘拐、監禁し、2カ月ほどのちに病死させてしまうストーリーです。この犯罪の背景には階級社会であるイギリスにあって、当時の新興階級に属する者のひがみにも似た思いがあります。誘拐される美術学校生ミランダは上流階級の出身ながら、原水爆禁止運動に共鳴する進歩的な女性。作品の半分はミランダが監禁中に書いた日記からなり、そこに1960年前後の若い女性の考えが記されています。本書はウィリアム・ワイラー監督によって映画化されましたが、日記の部分は全て削除されていました。評価の別れれるところでしょうが、映画『コレクター』はそれ故に男の不気味さを露にすることに成功しています。小説は小説、映画は映画と割り切るしかないでしょう。
    コレクター (上) (白水Uブックス (60))Amazon書評・レビュー:コレクター (上) (白水Uブックス (60))より
    4560070601
    No.6:
    (3pt)

    監禁

    ジョン・ファウルズはオックスフォード大学卒業後、フランスとギリシャで4年ほど英語を教え、ロンドンに戻ってからも10年ほど外国人を相手に英語教師をしながら小説を書き続け、1963年に本書『コレクター』を発表しました。25歳の男が20歳の女性を誘拐、監禁し、2カ月ほどのちに病死させてしまうというストーリーです。この犯罪の背景には階級社会であるイギリスにあって、当時の新興階級に属する者のひがみにも似た思いがあります。誘拐される美術学校生ミランダは上流階級の出身ながら、保守的ではなく、21歳年上の男に恋し、原水爆禁止運動に共鳴する進歩的な女性。作品の半分はミランダが監禁中に書いた日記からなり、そこに60年前後の若い女性の考えが記されています。本書はウィリアム・ワイラーによって映画化されましたが、日記の部分は削除されていました。本書と映画のどちらを評価するかは難しいところでしょう。
    コレクター (下) (白水Uブックス (61))Amazon書評・レビュー:コレクター (下) (白水Uブックス (61))より
    456007061X
    No.5:
    (4pt)

    傑作です

    主な登場人物は二人。
    孤独な若い男フレデリック(収集家)と社交的な若い女ミランダ。
    フレデリックは憧れの女ミランダを誘拐し、自分の家に軟禁する。
    彼はなぜかミランダを軟禁し続ければ、彼女が彼を愛するようになると思い込んでいる。
    やがて拒絶一辺倒だったミランダにも少しずつ変化が…

    この本に出会った高校生の時はすでに似たようなネタを漫画等で
    散々見ていましたが、ずいぶんと感銘を受けたものでした。
    そして、今でも妙に心に残る小説です。
    こういう不器用で捻じ曲がった男の、彼なりにまっすぐな純愛話というのは、
    特定の男にはやたらと需要があると思います。
    僕自身もそういう男ですが、さすがに成人してから読むと、
    結末はともかく、不幸な男に簡単に哀れみの情を抱くミランダの反応が、
    どうも都合が良すぎるような。

    その二人の関係以外にも、見所がありますし作品全体としてはすばらしいと思います。
    繰り返しになりますが、妙に心に残る小説です。
    コレクター (上) (白水Uブックス (60))Amazon書評・レビュー:コレクター (上) (白水Uブックス (60))より
    4560070601
    No.4:
    (4pt)

    傑作です

    主な登場人物は二人。
    孤独な若い男フレデリック(収集家)と社交的な若い女ミランダ。
    フレデリックは憧れの女ミランダを誘拐し、自分の家に軟禁する。
    彼はなぜかミランダを軟禁し続ければ、彼女が彼を愛するようになると思い込んでいる。
    やがて拒絶一辺倒だったミランダにも少しずつ変化が訪れます。
    下巻には上巻のようなスピーディーな展開はないものの非常に読ませる内容です。

    繰り返しになりますが、妙に心に残る小説です。
    コレクター (下) (白水Uブックス (61))Amazon書評・レビュー:コレクター (下) (白水Uブックス (61))より
    456007061X



    その他、Amazon書評・レビューが 8件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク