忍法創世記

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種別
長編
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あらすじ

2005年11月01日 忍法創世記 (小学館文庫)

伊賀と柳生の境にある月ヶ瀬に伊賀から花嫁行列、柳生から花婿行列が同時に到着した。今まさに奇妙な和合合戦が行われようとしていた!三組の男女が和合し、敗者が勝者に嫁入り、婿入りするというのだ。柳生に剣法、伊賀に忍法が誕生した由来を描き、すさまじい三種神器の争奪戦がくり広げられる。長い間抗争を続けていた柳生vs伊賀の戦いは南朝vs北朝へと…。幻の長篇忍法帖、初文庫化。(「BOOK」データベースより)

評判

忍法創世記の評価:

5.00/10点 レビュー 1件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点5.00pt

忍法創世記の総合評価:

8.14/10点 レビュー 7件。

感想一覧

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Amazonレビュー

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No.6
(4pt)

忍法帳シリーズに外れ無し!

忍法帳シリーズに外れ無し。マンネリ化せずに一定水準を続けることが如何に凄いことか。色々と一つ一つの作品には意見はあろうが、刮目して読むべし!
忍法創世記 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 忍法創世記 (小学館文庫)より
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No.5
(4pt)

忍法帳シリーズに外れ無し!

忍法帳シリーズに外れ無し。マンネリ化せずに一定水準を続けることが如何に凄いことか。色々と一つ一つの作品には意見はあろうが、刮目して読むべし!
忍法創世記 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 忍法創世記 (小学館文庫)より
4094080538
No.4
(4pt)

三種の神器の不可解さ

週刊誌連載以後、約30年間も陽の目を見なかった“幻の長篇忍法帖”。解説の縄田一男はテーマが三種の神器争奪なのでそれが影響したと見ているが、神器の争奪は史実だし、読んでみると特に朝廷を侮辱する内容でもない。単行本化されなかったのは、単純に著者が出来に不満だったからではないか。

 時代は足利幕府全盛の室町中期で、南北朝(1336ー92)の争いの末期。主役は創作キャラの柳生三兄弟と服部三姉妹。これにからむ実在キャラは史上初の剣法流派創始者・中条兵庫助(将軍家指南役)、世阿弥とそのスポンサーたる将軍義満、その宰相である管領・細川頼之など。

 義満は北朝主導の南北合一をもくろみ、さらに自らが皇位につくことを狙っている(史実)。中条と世阿弥は、足利幕府に仕える身でありながら反北朝の陰謀に加担する。
 中条は南朝系のマイナーな別流である大塔(おおとう)派のブレーンとして、いざとなれば神器を奪ってでも北朝主導の南北合一を阻む準備を進め、柳生に剣法を移植する。
 一方、世阿弥(伊賀・服部出身)は楠木氏との血縁から南朝の神器防衛に肩入れし、楠木流の忍法を服部に移植する(忍法の源流は楠木正成という解釈)。剣法と忍法の創世記が描かれる。

 キャラ設定や展開がねじれて筋を追いづらい欠点はあるものの、実在キャラと創作キャラのバランスは取れているし、創作キャラは魅力的な性格設定だ。展開は少々窮屈だが、風太郎の特色である虚無的な味わいとオチが決まる終幕も納得できる。

 風太郎は神器にフォーカスし、辻褄の合わない非合理性を指摘する一方、超越的な拘束力を持つことを登場人物に語らせる。登場人物はみな、そのわけのわからない品物に翻弄され破滅していく。神器という非合理な存在に運命を狂わされる愚かさが描かれる。
 風太郎は義満に「あれほど世に奇怪なものはないのう。・・・かほど天下の歴史を司り、運命決する宝器にして、その実体はいかなるものか、何人といえども見たことがない」と言わせる。自らを天皇に擬した義満が神器の実体を自分の目で確かめようとするのが物語のハイライトだ。

 風太郎はまた、満州国皇帝・愛新覚羅溥儀が東京裁判で述べた「天皇は私に三種の神器を見せ、そのうちの剣と鏡を私に与えた」という不可解な証言を引用している。この剣鏡はコピーなのか本物か?
忍法創世記 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 忍法創世記 (小学館文庫)より
B00B44C22A
No.3
(4pt)

三種の神器の不可解さ

週刊誌連載以後、約30年間も陽の目を見なかった“幻の長篇忍法帖”。解説の縄田一男はテーマが三種の神器争奪なのでそれが影響したと見ているが、神器の争奪は史実だし、読んでみると特に朝廷を侮辱する内容でもない。単行本化されなかったのは、単純に著者が出来に不満だったからではないか。

 時代は足利幕府全盛の室町中期で、南北朝(1336ー92)の争いの末期。主役は創作キャラの柳生三兄弟と服部三姉妹。これにからむ実在キャラは史上初の剣法流派創始者・中条兵庫助(将軍家指南役)、世阿弥とそのスポンサーたる将軍義満、その宰相である管領・細川頼之など。

 義満は北朝主導の南北合一をもくろみ、さらに自らが皇位につくことを狙っている(史実)。中条と世阿弥は、足利幕府に仕える身でありながら反北朝の陰謀に加担する。
 中条は南朝系のマイナーな別流である大塔(おおとう)派のブレーンとして、いざとなれば神器を奪ってでも北朝主導の南北合一を阻む準備を進め、柳生に剣法を移植する。
 一方、世阿弥(伊賀・服部出身)は楠木氏との血縁から南朝の神器防衛に肩入れし、楠木流の忍法を服部に移植する(忍法の源流は楠木正成という解釈)。剣法と忍法の創世記が描かれる。

 キャラ設定や展開がねじれて筋を追いづらい欠点はあるものの、実在キャラと創作キャラのバランスは取れているし、創作キャラは魅力的な性格設定だ。展開は少々窮屈だが、風太郎の特色である虚無的な味わいとオチが決まる終幕も納得できる。

 風太郎は神器にフォーカスし、辻褄の合わない非合理性を指摘する一方、超越的な拘束力を持つことを登場人物に語らせる。登場人物はみな、そのわけのわからない品物に翻弄され破滅していく。神器という非合理な存在に運命を狂わされる愚かさが描かれる。
 風太郎は義満に「あれほど世に奇怪なものはないのう。・・・かほど天下の歴史を司り、運命決する宝器にして、その実体はいかなるものか、何人といえども見たことがない」と言わせる。自らを天皇に擬した義満が神器の実体を自分の目で確かめようとするのが物語のハイライトだ。

 風太郎はまた、満州国皇帝・愛新覚羅溥儀が東京裁判で述べた「天皇は私に三種の神器を見せ、そのうちの剣と鏡を私に与えた」という不可解な証言を引用している。この剣鏡はコピーなのか本物か?
忍法創世記 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 忍法創世記 (小学館文庫)より
4094080538
No.2
(4pt)

嬉しかった

欲しい本だったので、安価に入手できてアマゾンは便利だなあと再痛感しました。
忍法創世記 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 忍法創世記 (小学館文庫)より
B00B44C22A

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