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    初公開日(参考)2001年04月
    分類

    長編小説

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    巴

    2001年04月30日 巴

    逢魔が時の謎めいた光に浮かびあがる血ぬられたスクリーン…芥川賞作家・松浦寿輝がつむぎだす官能の迷宮…形而上学的推理小説。 (「BOOK」データベースより)




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    No.5:
    (2pt)

    三つ数えろ!

    隔月雑誌に1996年から24回連作したものを改稿した、作者にとって初めての長篇小説。3部構成の全27章だが、短篇27作品といった趣である。各章はおもしろく連続TVドラマを見るようだが、全体を通してみると一本調子。毛鉤、文京区界隈、東大生、宮仕えなどに一家言を吐いたり、官能場面を数多く散りばめたりして、エンタメ性で読者を引きずってゆこうとする。長篇としての成立過程の影響も多分にあろうが、状況の饒舌な描写と説明とがのたうちまわる文体でなされ、コトの進行が遅延し萎縮してしまっている。モノとコトとの按配がよろしくないともいえる。饒舌で緩慢なのは土俗性の故からだろうか、それとも時間の進行をも幻想化しようというのだろうか。どちらにしても過剰さはいただけない。気っぷのよさとは無縁、野暮天の仕業に堕してしまう。ブルーフィルム、シャブ中毒、怪しい洋館、過去の汚濁、とにかく雰囲気を立ち昇らせたいとみえる。劈頭からして、蔦の這うガラス温室での主人公と依頼主の老人との対峙とその指癖、白黒のハードボイルド映画で見たような場面である。作者の意図が何処にあれ、暴力溢れる展開には、これまでの短篇の読者は戸惑いを覚えるかもしれない。吉兆あるいは二組の男女の愛欲を表すことになった「まんじ」ではなく、武具に由縁する渦巻の印「ともえ」、作者と作品と読者とが円環をかたどることなく三竦みになっていると思う。
    巴Amazon書評・レビュー:より
    4403210740
    No.4:
    (5pt)

    イチオシの小説です

    松浦先生の、それほど多くない小説群の中で、私はこの作品が最も好きです。初期のものや『半島』も好きですが。はじめて松浦作品を読まれる方は、この小説から読まれるのをお勧めします。
    巴Amazon書評・レビュー:より
    4403210740
    No.3:
    (3pt)

    いまいちヒットしなかった

    新聞書評欄に石川淳の系統を引く作家、というふうに紹介されていて興味を持った。ネット上の書評をいろいろ読んでみると、読んだ限り全部が絶賛だった。で、読んでみた。こういう小説というのはお話そのものよりも、かもし出す雰囲気とかがきっと重要なのだろう。現代の東京のすきまに毒々しいもうひとつの世界が潜んでおり、そこにはなにかとんでもない陰謀の予感がある、といった雰囲気だ。この手の趣味の人にはきっとこたえられないのだろう。しかし、いまいちぼくの心にはヒットしなかった。いいとか悪いとかではなく、読む人を選ぶ本なのだろう。
    巴Amazon書評・レビュー:より
    4403210740
    No.2:
    (5pt)

    夢うつつの交錯

    官能と謎解きと幻想の複合。読者は主人公と同じ夢うつつをさまよう。こんなことを書く想像力を持つ東大教授(著者)がいるのに驚く。やや粘着質の文章で初めは取っつきにくいが、巻を置く能わず。
    巴Amazon書評・レビュー:より
    4403210740
    No.1:
    (5pt)

    読むことって快楽であることを思い出させてくれた

    朋絵という少女に遭遇していのち、何か夢か何を見ているかのように、東京(文京区と台東区)を歩く。それはまるで、人生という謎を歩きながら解いているようなものではないか。驚いたのは、濃密な性の描写もさることながら、松浦氏のエンターテイメント作家としての資質である。小説を読む快楽が充満していると思った。
    巴Amazon書評・レビュー:より
    4403210740



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