凄愴圏



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    初公開日(参考)1980年10月
    分類

    長編小説

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    凄愴圏 (徳間文庫)

    2011年06月03日 凄愴圏 (徳間文庫)

    前橋病院の一人娘で清純な心を持つ香保里が、人生の落伍者である青年に誘拐され、家族は身代金を求められる。事件を早期に聞きつけた警察が介入。しかし、女子大生には、思いもよらぬ不幸で過酷な運命が待ちうけていた。やがて誘拐犯が死体で発見され、錯綜する謎の背後に現代社会の恐怖が見えはじめる。警察の丹念な捜査は、禍々しい犯行の全容を解明することができるか。推理サスペンス巨篇。(「BOOK」データベースより)




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    No.5:
    (5pt)

    女子大生誘拐事件に端を発して次々と殺人事件が連続して発生する!

    小・中学校の義務教育を終え、高等学校へ入り、何故、勉強をしなければならないのかと疑問を持った時は、既に終わりである。三崎渉も、その一人だった。日常生活では使いもしない公式を学ぶ数学。何時間勉強しても話すことが出来るようにならない英語。しかし、無意味とも思える勉強に、疑問を持たず、試験で高得点を得ることによって、社会へ繋がるエスカレーターに乗る事が出来る仕組みになっている。それに乗り損なった絶望も、また大である。三崎は、高校を卒業すると、都内の大学を受験して、すべて失敗した。初めの頃こそ、予備校へ通ったが、一度、勉強に疑問を持ってしまったので、その疑問を解消出来なくなっていた。予備校へは行かず、途中の喫茶店で時間を潰すようになった。そこには、三崎のような、勉強に対して無気力になった者たちがたくさんいた。比較的裕福な家庭の子弟が多く、金には、皆、困っていない。社会のエスカレーターシステムから弾き出された者たちが、上りも下りも出来ずに澱んでいた。若いエネルギーを持て余した若者たちが寄り集まれば、ろくな相談はしない。勉強のことなどは、話さない。彼らの興味は、性欲の解消に向けた卑猥な話である。彼らが狙ったのは、地域でも大きな総合病院の院長の長女、香保里だった。彼女は、箱入り娘で、女子大のコーラス部の部長をしている。親から与えられたスポーツカーで通学していた。誰もが、目を見張るような美人だった。彼らというのは、上原をボスにした三人組で、夜、遅くに駅前のロータリーで、帰宅する女の子に声を掛けては女狩りをしていた。前回、三崎も誘われて参加したのだった。しかし、その話を聞いた時、三崎は、その院長令嬢を独り占めしたくなった。そして、上原ら三人に抜け駆けして、まんまと香保里を誘拐してしまう。本作の発端は、こんな形でスタートするが、この後、複数の要素が絡み合う。被誘拐者の香保里は、犯人(三崎)から逃れるのだが、麻酔薬による暴行魔に襲われてしまう。さらに、彼女は、別の者に殺害されてしまう。一方、三崎までが、何者かによって殺害される。警察も、誘拐犯にターゲットを絞って捜査を始めるのだが、捜査を公開出来ない間に、事件は巨大に変遷していってしまうのだ。現状に不満を持った若者一人による少女誘拐事件が、その後に、麻酔薬暴行魔による暴行事件、若い男女二人の殺人事件と凶悪犯罪と拡大していく。
    (付)本書は1980年11月に講談社から初出版されたものです。1984年には同社で文庫化され、1990年6月角川文庫、1998年5月中公文庫、2011年6月徳間文庫から再出版されています。2015年4月に角川文庫でkindle化されました。
    凄愴圏 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:凄愴圏 (角川文庫)より
    4041753058
    No.4:
    (5pt)

    女子大生誘拐事件に端を発して次々と殺人事件が連続して発生する!

    小・中学校の義務教育を終え、高等学校へ入り、何故、勉強をしなければならないのかと疑問を持った時は、既に終わりである。三崎渉も、その一人だった。日常生活では使いもしない公式を学ぶ数学。何時間勉強しても話すことが出来るようにならない英語。しかし、無意味とも思える勉強に、疑問を持たず、試験で高得点を得ることによって、社会へ繋がるエスカレーターに乗る事が出来る仕組みになっている。それに乗り損なった絶望も、また大である。三崎は、高校を卒業すると、都内の大学を受験して、すべて失敗した。初めの頃こそ、予備校へ通ったが、一度、勉強に疑問を持ってしまったので、その疑問を解消出来なくなっていた。予備校へは行かず、途中の喫茶店で時間を潰すようになった。そこには、三崎のような、勉強に対して無気力になった者たちがたくさんいた。比較的裕福な家庭の子弟が多く、金には、皆、困っていない。社会のエスカレーターシステムから弾き出された者たちが、上りも下りも出来ずに澱んでいた。若いエネルギーを持て余した若者たちが寄り集まれば、ろくな相談はしない。勉強のことなどは、話さない。彼らの興味は、性欲の解消に向けた卑猥な話である。彼らが狙ったのは、地域でも大きな総合病院の院長の長女、香保里だった。彼女は、箱入り娘で、女子大のコーラス部の部長をしている。親から与えられたスポーツカーで通学していた。誰もが、目を見張るような美人だった。彼らというのは、上原をボスにした三人組で、夜、遅くに駅前のロータリーで、帰宅する女の子に声を掛けては女狩りをしていた。前回、三崎も誘われて参加したのだった。しかし、その話を聞いた時、三崎は、その院長令嬢を独り占めしたくなった。そして、上原ら三人に抜け駆けして、まんまと香保里を誘拐してしまう。本作の発端は、こんな形でスタートするが、この後、複数の要素が絡み合う。被誘拐者の香保里は、犯人(三崎)から逃れるのだが、麻酔薬による暴行魔に襲われてしまう。さらに、彼女は、別の者に殺害されてしまう。一方、三崎までが、何者かによって殺害される。警察も、誘拐犯にターゲットを絞って捜査を始めるのだが、捜査を公開出来ない間に、事件は巨大に変遷していってしまうのだ。現状に不満を持った若者一人による少女誘拐事件が、その後に、麻酔薬暴行魔による暴行事件、若い男女二人の殺人事件と凶悪犯罪と拡大していく。
    (付)本書は1980年11月に講談社から初出版されたものです。1984年には同社で文庫化され、1990年6月角川文庫、1998年5月中公文庫、2011年6月徳間文庫から再出版されています。2015年4月に角川文庫でkindle化されました。
    凄愴圏Amazon書評・レビュー:凄愴圏より
    4061309579
    No.3:
    (5pt)

    女子大生誘拐事件に端を発して次々と殺人事件が連続して発生する!

    小・中学校の義務教育を終え、高等学校へ入り、何故、勉強をしなければならないのかと疑問を持った時は、既に終わりである。三崎渉も、その一人だった。日常生活では使いもしない公式を学ぶ数学。何時間勉強しても話すことが出来るようにならない英語。しかし、無意味とも思える勉強に、疑問を持たず、試験で高得点を得ることによって、社会へ繋がるエスカレーターに乗る事が出来る仕組みになっている。それに乗り損なった絶望も、また大である。三崎は、高校を卒業すると、都内の大学を受験して、すべて失敗した。初めの頃こそ、予備校へ通ったが、一度、勉強に疑問を持ってしまったので、その疑問を解消出来なくなっていた。予備校へは行かず、途中の喫茶店で時間を潰すようになった。そこには、三崎のような、勉強に対して無気力になった者たちがたくさんいた。比較的裕福な家庭の子弟が多く、金には、皆、困っていない。社会のエスカレーターシステムから弾き出された者たちが、上りも下りも出来ずに澱んでいた。若いエネルギーを持て余した若者たちが寄り集まれば、ろくな相談はしない。勉強のことなどは、話さない。彼らの興味は、性欲の解消に向けた卑猥な話である。彼らが狙ったのは、地域でも大きな総合病院の院長の長女、香保里だった。彼女は、箱入り娘で、女子大のコーラス部の部長をしている。親から与えられたスポーツカーで通学していた。誰もが、目を見張るような美人だった。彼らというのは、上原をボスにした三人組で、夜、遅くに駅前のロータリーで、帰宅する女の子に声を掛けては女狩りをしていた。前回、三崎も誘われて参加したのだった。しかし、その話を聞いた時、三崎は、その院長令嬢を独り占めしたくなった。そして、上原ら三人に抜け駆けして、まんまと香保里を誘拐してしまう。本作の発端は、こんな形でスタートするが、この後、複数の要素が絡み合う。被誘拐者の香保里は、犯人(三崎)から逃れるのだが、麻酔薬による暴行魔に襲われてしまう。さらに、彼女は、別の者に殺害されてしまう。一方、三崎までが、何者かによって殺害される。警察も、誘拐犯にターゲットを絞って捜査を始めるのだが、捜査を公開出来ない間に、事件は巨大に変遷していってしまうのだ。現状に不満を持った若者一人による少女誘拐事件が、その後に、麻酔薬暴行魔による暴行事件、若い男女二人の殺人事件と凶悪犯罪と拡大していく。
    (付)本書は1980年11月に講談社から初出版されたものです。1984年には同社で文庫化され、1990年6月角川文庫、1998年5月中公文庫、2011年6月徳間文庫から再出版されています。2015年4月に角川文庫でkindle化されました。
    凄愴圏 (1980年)Amazon書評・レビュー:凄愴圏 (1980年)より
    B000J82IXK
    No.2:
    (3pt)

    青年の挫折。

    屈折した青年の、屈折した行為
    様々な現代の挫折と言えば、聞こえがいいが。
    内容的には、もっと違う角度より描くことが可能。
    凄愴圏 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:凄愴圏 (角川文庫)より
    4041753058
    No.1:
    (3pt)

    ちょっと残酷

    推理小説としては読者を飽きさせずひきつけさせる本ではあるが、森村誠一を読んでいてよく思うのだが、ちょっと残酷で救いがないのではと思わずにいられない。
    凄愴圏 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:凄愴圏 (角川文庫)より
    4041753058



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