(短編集)

私が捜した少年

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初版刊行(参考)
種別
短編集
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あらすじ

2000年06月30日 私が捜した少年 (講談社文庫)

渋柿信介、独身。ライセンスを持たない私立探偵。日常のしがらみに追われながらも、鋭敏な頭脳と大胆な行動力とで、次々に舞い込む事件を解決へと導く。友人の弟が失踪し、行方を追った渋柿は、一見無関係と思われた殺人事件の鍵を握った。本格推理の騎手が放つ傑作ハードボイルド・ミステリー。全五編収録。(「BOOK」データベースより)

評判

私が捜した少年の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク

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私が捜した少年の総合評価:

9.50/10点 レビュー 8件。

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No.8
(4pt)

ハードボイルド幼稚園児探偵登場

二階堂氏の本格路線が蘭子シリーズで、ライト路線がサトルシリーズで、ユーモア路線がこのボクちゃん探偵シリーズとなっている。
タイトルからして原りょうの名作のもじりだが、アメリカのハードボイルドものをパロった独白部分とそれを言っているのが幼稚園児というギャップで楽しませてくれるユーモアミステリーの傑作に仕上がっている。
他の収録作も有名ハードボイルド作のタイトルをもじっているが、内容自体は原典をなぞっているということではなく、いつもの二階堂氏らしいトリック主体のミステリーである。
トリック自体は、ミステリー好きならほぼ全て途中で分ってしまうようなレベルではあるのだが、やはり主役のキャラ設定と世界観から生じるギャップ的なおかしみがよく出ており、ユーモアミステリーとして最後まで楽しませてくれる作品である。
私が捜した少年 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 私が捜した少年 (講談社文庫)より
406264908X
No.7
(4pt)

ハードボイルド幼稚園児探偵登場

二階堂氏の本格路線が蘭子シリーズで、ライト路線がサトルシリーズで、ユーモア路線がこのボクちゃん探偵シリーズとなっている。
タイトルからして原りょうの名作のもじりだが、アメリカのハードボイルドものをパロった独白部分とそれを言っているのが幼稚園児というギャップで楽しませてくれるユーモアミステリーの傑作に仕上がっている。
他の収録作も有名ハードボイルド作のタイトルをもじっているが、内容自体は原典をなぞっているということではなく、いつもの二階堂氏らしいトリック主体のミステリーである。
トリック自体は、ミステリー好きならほぼ全て途中で分ってしまうようなレベルではあるのだが、やはり主役のキャラ設定と世界観から生じるギャップ的なおかしみがよく出ており、ユーモアミステリーとして最後まで楽しませてくれる作品である。
私が捜した少年 (双葉ノベルズ) Amazon書評・レビュー: 私が捜した少年 (双葉ノベルズ)より
4575006246
No.6
(4pt)

ハードボイルド幼稚園児探偵登場

二階堂氏の本格路線が蘭子シリーズで、ライト路線がサトルシリーズで、ユーモア路線がこのボクちゃん探偵シリーズとなっている。
タイトルからして原りょうの名作のもじりだが、アメリカのハードボイルドものをパロった独白部分とそれを言っているのが幼稚園児というギャップで楽しませてくれるユーモアミステリーの傑作に仕上がっている。
他の収録作も有名ハードボイルド作のタイトルをもじっているが、内容自体は原典をなぞっているということではなく、いつもの二階堂氏らしいトリック主体のミステリーである。
トリック自体は、ミステリー好きならほぼ全て途中で分ってしまうようなレベルではあるのだが、やはり主役のキャラ設定と世界観から生じるギャップ的なおかしみがよく出ており、ユーモアミステリーとして最後まで楽しませてくれる作品である。
私が捜した少年 Amazon書評・レビュー: 私が捜した少年より
4575232513
No.5
(4pt)

メジャー作品の秀逸なパロディ

ユーモア・ハードイルドです。この用語は、なんだか論理的に矛盾していて気になりますが、いまやれっきとした推理小説系版元のジャンル欄にあるので、そのままいきます。
 実はこの本は、「日本ミステリー事典」で用語の定義をみていて行き当たったという経緯があります。つまり「用語のことはともかく、こういう作品があったのか」というわけで(96年作ということで流石に品切れ中)ネットで入手しました。
 ユーモア・ハードボイルドといいましたが、もっと的確にいえばパロディです。短編5編からなります。表題作「私が捜した少年」は、マニアだとわかるのではないかと思いますが、原'ォ「私が殺した少女」のパロディですね。ほかの編は、「アリバイのア」「キリタンポ村から消えた男」「センチメンタル・ハートブレイク」「渋柿とマックスの山」。それぞれのオリジナルはわかるでしょうか。わかる方はけっこう通ですね。作者のほうだけ言いますと、スー・グラフトン、コリン・デクスター、サラ・パレツキー、高村薫。錚々たる面々を選んでいます。
 連作になっていて、主人公?は渋柿信介。「職業は私立探偵、ライセンスはもっていない」「〜の件は、夜、寝る前にゆっくりと解けばいい。私はオフィスのドアを静かにしめると、人生よりも急な階段を下っていった」〜と行動派探偵を気取るのですが、実は渋柿は、まだ子供。「愛車のブルーバードのミニカーをポケットに入れた」っていう世界です。ちなみにブルーバードは探偵・沢崎の愛車ですね。
 ところが、親が刑事で、彼が家に持ち込んでくる難事件を聞き及び、この信介ことシンちゃんが解決に導くという展開。新本格派の作家が、息抜きのために書いたそうですが、なかなかやりますね。別ジャンルの人だから、むしろできるのかもしれません。
 なお続編もあって、その題のなかには、「八百屋の死にざま」(R・ブロックで、マット・スカダーです)、「カラスの鍵」(D・ハメットですね)なんてのもあって、タイトルだけで笑えます。それにしてもハードボイルド小説を読んで笑おうというのは、二度おいしいというべきか、矛盾しているのか、悩むところですね。
私が捜した少年 (双葉ノベルズ) Amazon書評・レビュー: 私が捜した少年 (双葉ノベルズ)より
4575006246
No.4
(4pt)

メジャー作品の秀逸なパロディ

ユーモア・ハードイルドです。この用語は、なんだか論理的に矛盾していて気になりますが、いまやれっきとした推理小説系版元のジャンル欄にあるので、そのままいきます。
 実はこの本は、「日本ミステリー事典」で用語の定義をみていて行き当たったという経緯があります。つまり「用語のことはともかく、こういう作品があったのか」というわけで(96年作ということで流石に品切れ中)ネットで入手しました。
 ユーモア・ハードボイルドといいましたが、もっと的確にいえばパロディです。短編5編からなります。表題作「私が捜した少年」は、マニアだとわかるのではないかと思いますが、原'ォ「私が殺した少女」のパロディですね。ほかの編は、「アリバイのア」「キリタンポ村から消えた男」「センチメンタル・ハートブレイク」「渋柿とマックスの山」。それぞれのオリジナルはわかるでしょうか。わかる方はけっこう通ですね。作者のほうだけ言いますと、スー・グラフトン、コリン・デクスター、サラ・パレツキー、高村薫。錚々たる面々を選んでいます。
 連作になっていて、主人公?は渋柿信介。「職業は私立探偵、ライセンスはもっていない」「〜の件は、夜、寝る前にゆっくりと解けばいい。私はオフィスのドアを静かにしめると、人生よりも急な階段を下っていった」〜と行動派探偵を気取るのですが、実は渋柿は、まだ子供。「愛車のブルーバードのミニカーをポケットに入れた」っていう世界です。ちなみにブルーバードは探偵・沢崎の愛車ですね。
 ところが、親が刑事で、彼が家に持ち込んでくる難事件を聞き及び、この信介ことシンちゃんが解決に導くという展開。新本格派の作家が、息抜きのために書いたそうですが、なかなかやりますね。別ジャンルの人だから、むしろできるのかもしれません。
 なお続編もあって、その題のなかには、「八百屋の死にざま」(R・ブロックで、マット・スカダーです)、「カラスの鍵」(D・ハメットですね)なんてのもあって、タイトルだけで笑えます。それにしてもハードボイルド小説を読んで笑おうというのは、二度おいしいというべきか、矛盾しているのか、悩むところですね。
私が捜した少年 Amazon書評・レビュー: 私が捜した少年より
4575232513

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