汚辱のゲーム
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
汚辱のゲームの評価:
3.00/10点 レビュー 1件。 E ランク
汚辱のゲームの総合評価:
7.44/10点 レビュー 9件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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作品のネタに触れるので興を削ぐ可能性があるので以下は本書を読んでから読んでもらいたいです。
サイコスリラーの源流はブロックの「サイコ」とブラウンの「3、1、2とノックせよ」(どちらも1959年発表)とされてますが、本書はブラウンの方の嫡流になる所謂「ビョーキより怖い健常者」をネタにしたサイコスリラーになっているようです。作中にも出てくるコンドンの「影なき狙撃者」の影響の色濃い、悪徳精神科医が患者を自分の意のままに操り悪いことをさせたり、自分の都合のいいように扱ったりと読んでいて不快になるような悪徳精神科医が物語の主軸になりいかにしてその正体を世間に暴露し追い詰めるかを大筋にしたサスペンス小説。私も実を言うと登場人物が悩んでいる加害恐怖を患っていて今は比較的に落ち着いていますが、再発したらという恐怖は日々引きずっていて他人事に思えない、怖い作品でした。それと私が受診している精神科医の先生はいい人ですが、世の中広いのでここで出てくる悪い精神科医のようなタイプもいないとは言えない恐怖を感じました。
日本で独自に編纂されたクーンツ論によるとホラーとサイコスリラーには近しい部分がありホラーで出てくる怪物にあたるのがサイコスリラーに出てくるサイコキラーだそうで、そういえばモダン・ホラー(死語)の作家は必ずスーパーナチュラルな要素を排したサイコスリラーを書いていて、キングは「ミザリー」「ローズ・マダー」、マキャモンは「マイン」、シモンズはちょっと無理に言えば「殺戮のチェスゲーム」にあたる作品だと思いました。
クーンツは著作が膨大なのでとても全ては読めませんが、今まで読んだなかではこれが一番面白いというかよく出来ていると思いました。サイコスリラーのファンは読んだほうがいい傑作。それとコンドンの「影なき狙撃者」を先に読んだ方がより楽しめるかも。
蛇足が幾つか。作中でストレート・エッジに関する記述がありましたが、ストレート・エッジの思想はハードコア・パンクから発生したものでメタルとは違います。メタルとパンクで価値観や考え方が異なるのでファンから怒られますよ。それと、以前超訳で出ていたクーンツの作品で版権が切れたら普通の訳に改訳してだし直してもらいたいですね。