スタジアム 虹の事件簿
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Very nice | ||||
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春井夏海の作品は初めてある。実に面白く楽しく読ませて貰った。ほのぼのとした中に本格推理小説の手法が収められており、これから推理小説を読もうかなと思われる方には最適でしょう。 | ||||
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1994年に、MBC21・発行、東京経済・発売で自費出版として出たものの文庫化。 静岡県三島市(?)に本拠地を置くパ・リーグの球団、東海レインボーズ。そのスタジアムには、実に様々な人たちが訪れる。息子を誘拐された飲食店主、大検を目指す若者、父親と喧嘩してしまった男の子。そのなかでも目立つのが、東海レインボーズの若き女性オーナー虹森多佳子なのである。多佳子はスタジアムに集う人たちの話を聞き、相談に乗ってあげているうちに、謎を解決してしまう。 安楽椅子探偵のなかでも、ちょっと趣向の変わった一冊だと思う。純粋なミステリというのではないし、秀逸なトリックがあるわけでもない。しかし、読んでみる価値はあるだろう。 謎の解決に、いちいち、野球の試合展開が重ね合わされており、野球ミステリとして読めなくもない。 | ||||
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見縞市にフランチャイズを持つ、万年最下位の東海レインボーズ。亡き夫の遺志を継ぎ、この愛すべき球団のオーナーとなった野球音痴の未亡人多佳子。 本作は、ガラガラの球場の中で、耳にした話だけをヒントに、多佳子が様々な謎を解く、いわゆる「安楽椅子探偵もの」の短編連作である。 何より主旋律にある野球への愛情が心地よい。私自身、近鉄の応援を長くしてきたので、巨○が野球だと思っている思い上がった球団と対極にある、真のファンが愛する地元チームという設定にグッときてしまう。 元は自費出版されたものが、口コミ中心に評判を呼び、遂にメジャー出版に到ったという、夢のある生い立ちの作品でもある。 個々の短編の出来にバラつきは若干あるが、第二話「見えない虹」は特に素晴らしい。ただの推理物ではなく、立派に青春小説でもある。 最終話の余韻もなかなかのもの、第一話、第二話と伏線が張ってある辺りは、2年がかりで書いたという著者の「作りこみ」度合いが感じられる秀作だ。 勿論創元社から出るくらいだから、推理小説としても文句ない水準にある。 野球が良くわからない人でも、野球音痴の多佳子向けに、球場での同行者がプレイ解説をしてくれるので、安心してどうぞ。 | ||||
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それぞれが独立したストーリーでありながらも、大筋はずれていなく、野球のワンシーズンを通して、万年最下位のチームが逆境に耐えながらも優勝を目指す、というお話です。レインボーズの選手の名前が、全員色をモチーフにしてあったりと細部まで凝った作りだなあ、と思いました。優勝できたかどうかが気がかりですが、きっと優勝したのでしょう。 | ||||
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