仮面幻双曲
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ミステリ→
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あらすじ
この町の誰が”顔を変えた殺人者”なのか?時は、戦後間もない昭和22年。東京で亡き父の事務所を継いだ私立探偵の川宮兄妹は、依頼を受けて滋賀県の双竜町に赴く。依頼主は、地元随一の製糸会社を営む占部家の先代社長夫人。専務の武彦が双子の兄である現社長の文彦に恨みを抱き、殺害を目論んでいるのだという。武彦は女子工員の小夜子に恋をしていたが、彼女は町中に中傷の手紙がばらまかれたことを苦に自殺。兄の仕業だと思い込んだ武彦は姿をくらまし、整形手術を受けて顔を変え、別人になりすまして双竜町に戻っている。「なぜ顔を変えたかわかるか? お前の近くにいる」川宮兄妹の使命は、武彦を探し出し、文彦の命を守ること。しかし、琵琶湖のほとりに建つ巨大な洋館に招かれ、寝ずの番にあたった矢先、文彦は惨殺されてしまう――果たして誰が”武彦”なのか。本格ミステリの名手による傑作が、待望の文庫化!(「BOOK」データベースより)
外部リンク
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評判
仮面幻双曲の評価:
6.40/10点 レビュー 5件。 B ランク
仮面幻双曲の総合評価:
7.25/10点 レビュー 16件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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このジャンルの本をある程度読んできた人ならば早い段階で気付くと思うが、紛れもなく横溝正史『犬神家の一族』の影響が濃厚に漂う。どこが・・・?
それは読んでのお楽しみだが、至る所に!と言っておこう。この作品の場合、犯人の意外性よりはアリバイ・トリックが肝になるだろうか。この凝りに凝ったアリバイ・トリックを見抜けたならば、あなたも名探偵もしくは本格ミステリー作家になる素質は十分にあると断言しよう。
ともかく、トリックの凄さが際立つ傑作だとは思うが、不満点も少々。全体的に淡々とした印象で、横溝のようなグロさ・ケレン味・重厚さが足りないこと。冒頭の整形手術のシーンと解決シーンの整合性は取れているのか気になったこと。私立探偵・川宮兄妹に魅力を感じないこと(特に兄のほう)。
昭和の匂い芬々たる探偵小説を好むファンならば、間違いなく楽しめる内容だろう。