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すえさだ さんのレビュー一覧

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.85pt

レビュー数20

全20件 1~20 1/1ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.20: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

三部作の中で一番

日本でも話題になっているSF大作。トリロジーの二作目。一作は麻雀で言う配牌みたいな感じで壮大な導入があり、この二作目から人類が危機に対してどう対策していくかというお話。作者のありとあらゆる想像力が爆発された壮大な展開に驚いた。ぶっちゃけ3作目はもっと話が壮大すぎてこの二作目くらいがちょうどいいように感じたわ。特に終盤のシーンは全作通じ名シーンとなっており、激アツな展開やった。映画とか三部作でも二作目が一番好きなように、このトリロジーでもやはり二作目が一番かも。
三体2 黒暗森林 上
劉慈欣黒暗森林: 三体II についてのレビュー
No.19: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

『そしてミランダを殺す』が好きな方なら楽しめると思う。

そしてミランダを殺すがよかったから読んでみた。クリスティ作品をはじめとする他の古いミステリー作品の内容を作中でネタバレするのはちょっとどうかと思ってしまったが(訳はないやつはある意味セーフか笑)そのマイナス点を除いても別々の登場人物の視点を交互に繰り返して物語の全容を明らかにしていく様は間違いなく『そしてミランダを殺す』が好きな方なら楽しめると思う。人間の持っている薄暗い、どろっとした感情をじわじわを浮き彫りにしていくのもいい。こういう作風って、作中にゴーン・ガールについてミステリー界のシーンの流れを大きく変えた的な記述があったが、作者自身ゴーン・ガールの影響を受けているのかもね。
8つの完璧な殺人 (創元推理文庫)
ピーター・スワンソン8つの完璧な殺人 についてのレビュー
No.18:
(9pt)

コミカル要素とミステリーのバランスがめっちゃいい

古い作品ですが、関係なく楽しめた。馴染みやすい個性的なキャラとウィットに富んだ会話、ちょっぴりコミカルな感じもあってミステリーもちゃんとしている。それらのバランスが絶妙に取れた名作やと思います。
偽のデュー警部 (ハヤカワ・ミステリ文庫 91-1)
ピーター・ラヴゼイ偽のデュー警部 についてのレビュー
No.17: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

拝み屋郷内 花嫁の家の感想

『黒い家』と三津田信三作品を足して2で割ったような作品。ホラーっぽくてミステリーっぽい感じで良作だと思う。
拝み屋郷内 花嫁の家 (文庫ダ・ヴィンチ)
郷内心瞳拝み屋郷内 花嫁の家 についてのレビュー
No.16:
(3pt)

回りくどい

前半で読者は状況はっきりわかってるのに、グダグダと説明が無駄に長い。今回はあまり刺さらなかった。
届け物はまだ手の中に
石持浅海届け物はまだ手の中に についてのレビュー
No.15: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

傑作短編集やと思う。

個人的には『首無〜』より好きかも。問題編解答編を交互に繰り返していくっていうのがテンポ良くて読みやすい。クセの強い文章も短編集だと割とすんなり読めるのもいい。
作者不詳 ミステリ作家の読む本 (上) (講談社文庫)
No.14: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

彼女が追ってくるの感想

倒叙ミステリー。文章キレキレで面白かった。探偵vs犯人の心理戦も良かったです。
彼女が追ってくる (祥伝社文庫)
石持浅海彼女が追ってくる についてのレビュー
No.13:
(7pt)

ワイルド・ソウルの感想

ミステリー要素あった?なんか漫画読んでるみたいな感じやった。
ワイルド・ソウル〈上〉 (新潮文庫)
垣根涼介ワイルド・ソウル についてのレビュー
No.12: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

木製の王子の感想

初期の頃の麻耶雄嵩の作品って中二病要素強いなぁ。途中まで引き込まれるくらい面白かったのに、後半になると一気にサーッと引いちゃうよね。個人的には蛍が今のところベストです。
木製の王子 (講談社文庫)
麻耶雄嵩木製の王子 についてのレビュー
No.11: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

プロジェクト・ヘイル・メアリーの感想

後世に残るSF小説の傑作やと思う。主人公が与えられた問題に対し様々なアプローチ解決していく様も面白いし、なぜ主人公がそのような状況にいるのか徐々に解き明かされていく展開も良い。強烈な個性のある女性キャラもいい。映画化決定してるっぽいけど金かけて作ったらインターステラーとかのSF映画の名作を超えそうな予感もする。
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
No.10:
(9pt)

わらの女の感想

緻密に練られた計画は思わず関心してしまうくらい。個人的には最後のあれも含めていい作品だと思います。
わらの女【新訳版】 (創元推理文庫)
カトリーヌ・アルレーわらの女 についてのレビュー
No.9: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ザリガニの鳴くところの感想

家族に見捨てられた辺境地に住む少女と、そこに足繁く通う男たちの話。ミステリー要素もあって面白かった。ただ作者が生物系の学者だからなのか、生態系等のうんちくの羅列がちょっと(とうかかなり)読みにくいし、これが作品の価値を下げてしまっている感も否めない。このうんちく要素が少なかったら、単純に物語として最高やったと思う。
ザリガニの鳴くところ (ハヤカワ文庫NV)
No.8: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

13・67の感想

大袈裟じゃなく、読んでびっくりするくらいの面白さ。読んだらこんなスゲェ作家がおったんやって衝撃を受けるやろう。第一章の設定も面白いし、最後の章の衝撃も素晴らしい。
13・67 上 (文春文庫 チ 12-2)
陳浩基13・67 についてのレビュー
No.7: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

恐るべき太陽の感想

フランスのミステリー。そして誰もいなくなったのオマージュとか言っていたけど、そこまでのそれは感じなかったかも。この作家の小説は黒い睡蓮も読んだけど、あれと同様に立ち上がりは -- フランス語の訳のせいなのか -- ヌメーっとした感じですごいとっつきにくいんやけど、事件が起きてからは引き込まれるのように面白くなる。普通に騙されたし。面白かった。
恐るべき太陽 (集英社文庫)
ミシェル・ビュッシ恐るべき太陽 についてのレビュー
No.6:
(4pt)

#真相をお話ししますの感想

短編集。うーん、設定に無理有りすぎないか。
ちょっと読んでてきつかったよ。
#真相をお話しします
結城真一郎#真相をお話しします についてのレビュー
No.5: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

掲載禁止 撮影現場の感想

傑作短編集やと思う。例えるならアクの強い満願って感じ。全編面白くて一気に読んでしまった。このクオリティの短編集はなかなかないと思うよ。
掲載禁止 撮影現場
長江俊和掲載禁止 撮影現場 についてのレビュー
No.4:
(6pt)

聖なる黒夜の感想

BLミステリー。正直評価高そうやから読んでみたけど、BLが強すぎて途中から何見せられてんだって気になるのも事実。BL要素なかったらどんでん返しもあって結構面白いのにな。
聖なる黒夜〈上〉 (角川文庫)
柴田よしき聖なる黒夜 についてのレビュー
No.3: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

倒錯の舞踏の感想

ハードボイルドもの。一気に読んでしまうくらいにめちゃくちゃ面白い。事件そのものは言うまでもなく、ウィットに富んだ会話もめっちゃいい。
倒錯の舞踏 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)
ローレンス・ブロック倒錯の舞踏 についてのレビュー
No.2:
(9pt)

悪の猿の感想

すごくまとまっているサイコホラー・サスペンスもの。特に日記のパートはスリリングで面白い。
悪の猿 (ハーパーBOOKS)
J・D・バーカー悪の猿 についてのレビュー
No.1: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ストーンサークルの殺人の感想

ぶっちゃけ途中から犯人はわかってしまったけど、そこから最後に一捻りあるオチが素晴らしいわ。魅力的なキャラクターたちや、登場人物の数もちょうど良くて非常に読みやすい。
ストーンサークルの殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)