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歌舞伎蝶 さんのレビュー一覧
歌舞伎蝶さんのページへレビュー数63件
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シリーズ物の続編というのはどうしても前作からの期待値が高くなってしまうため、
前作を越えられない作品が大半だと思うのですが、 この作品はその難易度の高い壁を越えた稀有な例だと思います。 伊良部先生のハチャメチャぶりは相変わらず、むしろ更にエスカレートしています。 そんな中で前作よりも患者の症状が少し現実的になったことがこの作品を一段上の作品へと押し上げたのではと個人的に思っています。 ミステリーではありませんが手軽に読めるエンターテイメント作品としては最上級の部類に入ると思います。 |
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なんという優しく美しい作品でしょう。
殺人事件が起こるわけでもなく、派手なアクションが描かれているわけでもありません。 あるのは2人の主人公と一枚の絵と一冊の小説。 そしてそれらをとりまく人々たち…。 一気に読み進めたいのに、物語中に出てくる美術作品の検索に夢中になってしまう楽しさとジレンマ。 美術品を題材とした純文学としても魅力充分なのですが、 更にふるえる瞬間が何か所も設置されている素敵なミステリー仕様。 久々に出会えたお気に入りです。 傑作だと思います。 |
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なんの予備知識も無く読み始めたところ驚く程の面白さで一気に読んでしまいました。
シリアスで硬派な文章と世界観は一見読みにくそうですが、 一話一話の長さがちょうど良くテンポよく読めるところに作者の力量がうかがえると思います。 短い話の中に切れ味鋭いラストは、私が大好きな横山秀夫さんに匹敵すると思いました。 全話ハズレ無しの短編は久々に出会った気がします。 主人公の結城中佐という人物も魅力たっぷりで満足の一冊でした。 |
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なんと素敵なおばあちゃんでしょう。
この作品が30年以上も前に書かれた作品だということに驚きです。 ただの痛快なエンタメ小説ではなくて、 緻密に計算された仕掛けがしっかりミステリーしているところが何よりも素晴らしいです。 名作と呼ばれる所以だと思います。 |
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D県警シリーズの第四弾というよりも、横山秀夫の集大成と呼ぶべき作品だと思います。
広報官という警察組織の中でもそれほどなじみのない役職からの視点でありながら、 主人公である三上の苦悩や息づかいは手を伸ばせば届きそうな距離に感じるくらいです。 これ程の臨場感にあふれた描き方には感動すら覚えます。 登場人物が多く人物名が混同してしまうことも少しありましたが、 ノンフィクションかと錯覚してしまうほどに緻密に計算されたサスペンスでもありミステリーでもある本作品は、 文句なしで傑作小説の一つだと思います。 |
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これは面白い作品です。
SFミステリーという性格上好き嫌いはあるかもしれませんが、 設定、文章構成ともに文句なしの傑作だと思います。 さらにラストは見事な伏線回収でまさにお見事の一言です。 |
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序盤の雪月花の三視点によるオムニバス構成は正直少し読みにくかったのですが、
それまで点だった三つの物語が線になってつながった瞬間… パズルのピースがはまったような心地よさを感じられます。 あらためて湊かなえの凄さを体感できました。 『告白』にも勝るとも劣らない素敵な作品だと思います。 |
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この作品が非常に面白いと思ってしまう私は少し性格がゆがんでいるのか、
もしくは単純すぎるのでしょうか…。 評価はあまり高くないのですが、 これだけ読みやすくわかりやすい展開でありながら見事にラストを光らせる演出は作者の力量だと思います。 これくらいわざとらしく登場人物が絡み合わせてあるところにフィクションの醍醐味があるのではないでしょうか? 強いて言えばもっと強烈な後味の悪さを想像していたのですが、 意外とあっさり味の毒でした。 |
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登場人物の少なさと核シェルターの中という閉鎖された空間。
たったこれだけの材料でこんな作品に仕上げてしまう作者の創造力と文章力にただただ脱帽です。 ミステリーとしての完成度も文句なしです。 私は傑作だと思いますが、賛否は分かれそうですね。 |
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第一章で初めて知った棄民という日本の黒い歴史の衝撃事実。
この部分を読むだけでもこの小説を読む価値はあると思います。 メインストーリーとなる復讐劇の組み立ては文句なし、さらに登場人物の魅力は素晴らしいの一言に尽きます。 これだけの話をあのラストシーンで締める作者のセンスに脱帽です。 間もなくブラジルでワールドカップが開催されますが、 数多くいる現地の日系の人達はどのような目で日の丸を付けたチームを見ることになるのでしょう? 日本とブラジルの過去を知ってしまったからこそ、笑顔で見て欲しいと願わざるをえません。 |
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第一章で受ける衝撃…全編をモノローグで綴る構成に対しての『告白』というタイトルのネーミングセンスの良さ。
ダークな内容は賛否両論で好みが分かれると思いますが、 各章で視点を変えながら少しずつ物語の全貌が見えてくる緻密なプロットづくりは見事で非常に面白いと思います。 私は傑作の一つだと思います。 |
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少年犯罪という難しいテーマでありながら、見事なストーリーテリングで素晴らしい作品に仕上がっています。
江戸川乱歩賞選考での満場一致も納得です。 終盤の展開は個人的には楽しめましたが、設定が若干強引すぎる部分があるので賛否は分かれるかもです。 エンターテイメントとしての完成度は非常に高いと思います。 |
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直木賞受賞作の看板は伊達ではないです。
ミステリーではありません・・・ が、エンターテイメント作品として文句なしで最高レベルだと思います。 何よりも素晴らしいのが、企業には企業の、個人には個人のそれぞれに主張や考えがあり、 その主張や考えが残酷なほどリアルで臨場感あふれる描き方をされている点だと思います。 物語自体は非現実的な設定なだけに、尚更際立って感じます。 |
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好き嫌いが分かれそうですが、素晴らしい作品だと思います。
6編からなる連作短編集の形式を取っていますが、一話一話のクオリティが極めて高いうえラストへの収束のさせ方が本当に見事です。 一般的には受け入れがたい世界観を持つ登場人物達が、売れ筋では無いマイナーコードの名曲のような魅力を持っています。 |
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作者のなんという文章力でしょう。
あまりに非日常的な状況・空間の中で、登場人物の耳を澄ませば聞こえてきそうな臨場感あふれる息づかい。 会話シーンがほとんど無い中での心の動きの描写など、非常に繊細に描かれています。 惜しむらくはミステリーが若干弱いところですが、それを補って余りある人物描写の数々です。 とても素敵な作品だと思います。 |
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素晴らしい連作短編集です。
伊坂作品は文章スタイルが自分の好みと合わず、食わず嫌いにしているところがありました。 この作品は私の先入観を完全に打ち砕いてくれました。 伏線回収テクニックお見事です。 |
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笑いあり涙あり感動ありの極上エンターテイメント作品です。
登場人物のキャラ設定、題材、文章構成どれをとっても非の打ちどころがありません。 数ある傑作と呼ばれる作品も少なからず賛否両論あるのが普通ですが、この作品に関しては誰が読んでも面白いと思うのではないでしょうか? そう思えるほど素晴らしい完成度の作品だと思います。 |
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