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歌舞伎蝶 さんのレビュー一覧
歌舞伎蝶さんのページへレビュー数46件
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序盤の雪月花の三視点によるオムニバス構成は正直少し読みにくかったのですが、
それまで点だった三つの物語が線になってつながった瞬間… パズルのピースがはまったような心地よさを感じられます。 あらためて湊かなえの凄さを体感できました。 『告白』にも勝るとも劣らない素敵な作品だと思います。 |
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この作品が非常に面白いと思ってしまう私は少し性格がゆがんでいるのか、
もしくは単純すぎるのでしょうか…。 評価はあまり高くないのですが、 これだけ読みやすくわかりやすい展開でありながら見事にラストを光らせる演出は作者の力量だと思います。 これくらいわざとらしく登場人物が絡み合わせてあるところにフィクションの醍醐味があるのではないでしょうか? 強いて言えばもっと強烈な後味の悪さを想像していたのですが、 意外とあっさり味の毒でした。 |
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登場人物の少なさと核シェルターの中という閉鎖された空間。
たったこれだけの材料でこんな作品に仕上げてしまう作者の創造力と文章力にただただ脱帽です。 ミステリーとしての完成度も文句なしです。 私は傑作だと思いますが、賛否は分かれそうですね。 |
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第一章で初めて知った棄民という日本の黒い歴史の衝撃事実。
この部分を読むだけでもこの小説を読む価値はあると思います。 メインストーリーとなる復讐劇の組み立ては文句なし、さらに登場人物の魅力は素晴らしいの一言に尽きます。 これだけの話をあのラストシーンで締める作者のセンスに脱帽です。 間もなくブラジルでワールドカップが開催されますが、 数多くいる現地の日系の人達はどのような目で日の丸を付けたチームを見ることになるのでしょう? 日本とブラジルの過去を知ってしまったからこそ、笑顔で見て欲しいと願わざるをえません。 |
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少年犯罪という難しいテーマでありながら、見事なストーリーテリングで素晴らしい作品に仕上がっています。
江戸川乱歩賞選考での満場一致も納得です。 終盤の展開は個人的には楽しめましたが、設定が若干強引すぎる部分があるので賛否は分かれるかもです。 エンターテイメントとしての完成度は非常に高いと思います。 |
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直木賞受賞作の看板は伊達ではないです。
ミステリーではありません・・・ が、エンターテイメント作品として文句なしで最高レベルだと思います。 何よりも素晴らしいのが、企業には企業の、個人には個人のそれぞれに主張や考えがあり、 その主張や考えが残酷なほどリアルで臨場感あふれる描き方をされている点だと思います。 物語自体は非現実的な設定なだけに、尚更際立って感じます。 |
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好き嫌いが分かれそうですが、素晴らしい作品だと思います。
6編からなる連作短編集の形式を取っていますが、一話一話のクオリティが極めて高いうえラストへの収束のさせ方が本当に見事です。 一般的には受け入れがたい世界観を持つ登場人物達が、売れ筋では無いマイナーコードの名曲のような魅力を持っています。 |
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作者のなんという文章力でしょう。
あまりに非日常的な状況・空間の中で、登場人物の耳を澄ませば聞こえてきそうな臨場感あふれる息づかい。 会話シーンがほとんど無い中での心の動きの描写など、非常に繊細に描かれています。 惜しむらくはミステリーが若干弱いところですが、それを補って余りある人物描写の数々です。 とても素敵な作品だと思います。 |
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素晴らしい連作短編集です。
伊坂作品は文章スタイルが自分の好みと合わず、食わず嫌いにしているところがありました。 この作品は私の先入観を完全に打ち砕いてくれました。 伏線回収テクニックお見事です。 |
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連作短編集ですが全作クオリティーの高さは文句なしで素晴らしいです。
「北の館の罪人」と「玉野五十鈴の誉れ」の2作品が特に好みで、どちらも凍りつくような一撃を見舞ってくれます。 米澤穂信作品は後味の悪さが持ち味の作品が多いですが、この作品は集大成ではないでしょうか。 これほど清々しい後味の悪さは中々出会えないのでシリーズ化希望です。 |
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笑いあり涙あり感動ありで高野和明の傑作の一つだと思います。
物語の中には喜怒哀楽の全てがつまっています。 自殺という重いテーマをこれだけ読みやすく明るく描ききった作者の文章力に脱帽です。 |
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小市民シリーズ第二弾であり米澤穂信の傑作の一つだと思います。
前作がいまいちつまらなかったので期待せずに読んだところ、びっくりする面白さ。 小山内さんが素敵すぎて心を鷲づかみにされました。 かなりの後味の悪さを楽しく堪能できる秀作です。 |
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武士道シリーズの第二弾。
こちらも前作に劣らず面白くて一気読みしてしまいました。 すぐにエイティーンが読みたくなってしまいます。 |
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横山秀夫さんの傑作の一つだと思います。
推理小説を読んで泣ける感動話なんてそう簡単には出会えません。 そんな素敵な物語を届けてくれた作者に感謝です。 |
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D県警シリーズの第二弾ですが、それぞれ独立した話。
横山秀夫さんは短編の本当にうまい作家さんですね。 特に表題作の「動機」と2話目の「逆転の夏」は硬派なサスペンス風でありながら、しっかりとミステリーしたかなりの秀作だと思います。 |
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面白いです。
何よりもこの世界を20年以上前に想像した作者の発想力に脱帽です。 |
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最終作。文句なしで面白いです。
三冊なので長いですが、話のテンポが良いので一気読みできます。 |
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かなり面白く話が動き出します。すぐにⅢをどうぞ。
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