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はつえ さんのレビュー一覧
はつえさんのページへレビュー数38件
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不安ばかりのこの年の終わりに手放しでおもいろい作品を読めました。それだけでも作者に感謝です。
最近はTVもお笑い芸人ばかりですね。お笑いは嫌いではありませんが、形だけで笑わせたりネタが下品過ぎたりの横行で、ついTVを消してしまいます。諷刺や機知に富んでつい失笑…みたいもの求めてました。 勘違いネタはお笑いの王道ですね。そこにミステリー要素を絡ませて、どんなどんでん返しに出会えるのかいろんなパタンを想定して読み進めるのに、わくわくしました。ありがちなラストではありましたが、過程を充分楽しめましたので、オススメ作品といたします。 |
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誰が誰だか…首があってもなくてもわかりません。あらゆる絡繰りを駆使しラストのラストまで翻弄されました。読後でさえも、まだ実は…が隠されているのではとしばらく頭の中がぐるぐる…。
前2作に比べ、読みやすいのにトリックは秀逸。シリーズ最高位の作品であることに納得です。 オススメします❗ |
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市の図書館の閉架より出していただいて読みました。作者自身がこの一冊を持ってミステリー文壇から姿を消してしまった…というエピソードに心惹かれて。真実はわかりませんが、本格推理小説においてこれ以上のトリックを産み出すのが無意味になってしまったのではと勝手に推測させていただきました。
作品は面白かったです。文章も文体も嫌味なく読みやすかったですし。ただ第一のトリックは予想できましたし、ラストに通じる胡散臭さも全編に漂っていました。だから驚愕のラスト!とまではいかなかったでしょうか。 探さないと出会えない作品だと思いますので、機会があったらお読みになってみて下さい。 |
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どうしようもない二人の男女の共依存関係を描いた作品です。読みはじめてすぐに、その男を卑下した描写があまり不愉快で、断念しようと思ったほどでした。加えて主人公であるその女の賤しさも気分が悪くなるものでした。
しかし、蔑み見下し貶める相手が側にいないと、自尊心を保つことのできない憐れな女の姿は結して他人事ではないのでは…と気づいてしまうと、どんどんと物語に引き込まれていきました。 読中、読後、心の底をえぐられ、最低な気分に苛まれましたが、心に深く染み入る作品でした。 ちなみにこの作品、男性にはオススメできません…。 |
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ついに家族と向き合う時が来ましたね。己れに流れる血に対する畏れは誰もが持つものかもしれません。
このシリーズを読む時はいつも、嫌悪感のなか、どこか人間御子柴礼司を人間足らしめる部分を小出しに見つけながら、不快感を騙し騙し読み進めるのですが、今回は最終章の後半まで嫌悪感に苛まれました。彼の抱く家族への感情、彼こそ真のサイコパスかと…。 ところがこのラスト。御子柴礼司は何者なのでしょう。 |
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社会的マイノリティと言われる人たちについて、自身と取り巻く人たちの心理がその機微に至るまで描かれています。100匹目の猿や公園の鳩たちの逸話に凝縮されています。どんでん返しのミステリー要素も楽しめ、なかなかおもしろい作品でした。
他の作品もいくつかよみましたが、マイノリティの方々の悲哀を生きるエネルギーに転換して描ききる作風が清々しくもありました。作者自身にとても興味がわきました。 |
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例え犯罪に結びつかずとも、誰しも小さな企みを心に秘めて生きている。幸せを求めるのは人の本能。不条理な世の中で生きていくには必要な技なのでしょう。それを犯罪に発展させない理性こそが社会で生きる人の術…そんな思いで読みました。
ラストの一作「友の助言」は登場人物三人の心の機微が見事に描かれている作品です。 |
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はい。私は正常です❗
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おぞましき御子柴礼司は贖罪への路を歩み続け、ひとつステップを上ったというところでしょうか。前作の忌ま忌ましさが嘘のように、清々しさすら感じられた読後感です。
罪は法に裁かれるのではなく、罪人自身が裁くもの。罪を罪として認めるところから、贖罪への一歩が始まる。そんな感想を持ちつつも、贖罪などただの自己満足、犠牲者の赦しがない限り、贖罪など成立しようがない…。 御子柴礼司が真の犠牲者と向き合う日は来るのでしょうか。 |
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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衝撃的な作品でした。ここまで書いていいのだろうか…と恐ろしくなりました。
私にとりこの登場人物たちの境遇は決して物語ではありません(勿論こんな犯罪を犯す子たちはいませんが。) 私事ですが…私は一歩間違えば社会から弾き出されてしまう危うさの中で生きる子どもと家族に寄り添う活動をしています。 社会はとても冷徹です。「殺されて始めて人権を得ることができる」…まさかとはおもわれるでしょうが、そんな境遇を背負った人たちはすぐそこに居ます。そんな現実に目を向けることのできる作品てす。 社会の片隅で生きる人たちへの想いがある人には読んでいただきたいです。 |
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フィクションだと思いつつも、あまりのおぞましさに絶句です。女性には少々キツイ、ラストです。
御子柴礼司のおぞましさを呼び覚まされました一章目から、彼の贖罪はこれでいいのか…な終章まで、引き込まれて読みましたが、登場人物への嫌悪感で何度も手が止まりました。 御子柴礼司の正体が全く解りません。理解不能、というより受け入れられない人間です。誰にも裏の顔はあります、自分ではコントロールできない衝動や欲望はあります。でもこんなに酷く歪んでいるのでしょうか?あっ、これはフィクションでした。そう思わなくては…。 しかし、御子柴礼司の贖罪を最後まで見届けなければなりません。次作品も近いうちに読みます。 |
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「動機」にも登場したD県警『似顔絵婦警』平野瑞穂を主人公としたスピンオフストーリーです。半日で一気読みできます。
男性社会で生き抜くために苦闘苦戦する女性たちの心模様が、描かれています。警察組織って本当にこんななの~⁉とか、ちょっと出来すぎじゃない?感は有りますが、楽しめる作品でした。 |
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事象と感情の動きを淡々と語られるだけで、深い物語が紡がれて行きます。余計な考察や説明は極力省かれていることで、読み手の心に物語が直接描かれていく…そんな読後感をおぼえました。
人間の感情の動きなんて、複雑過ぎて描ききることはできないのではないでしょうか。細かいところは読み手がそれぞれ描き足していく、こういう小説が私は好きです。 物語の感想は?善人悪人の線引きなど無意味なもの、不快感と爽快感、憎悪と憐憫に溢れたお話です。御子柴シリーズ読破します❗ |
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ある一定の条件がそろえば、人の心を掌握するのはこんなにも容易いのか。実際のところ、心も脳も肉体も脆く儚いものなのだろう。
私たちにも、まったく無関係ではない現象なのかもしれない。心して読もう。 |
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こんな小学生あり得ない~ですよね。でも楽しみ方はすでに「神様ゲーム」で経験済み。
私は好きです。こんなシュールでシニカルなかんじ。設定が無理…とか言う前に、単純に出来事や謎解きを楽しみましょう。 |
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うぁ~、人間関係複雑すぎ!しかも時差もあり。忘れないうちのいっき読みをオススメします。
しかし、面白かった。誇張された登場人物の性格、異なる視点か描く出来事、真梨さんあるあるで楽しめました。 |
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狂気への入口?
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高校生の女の子はまさにこんな感じ!これが普通の女子の世界です。さすがにこれまでの事件は起きませんが…。遥か昔の感覚を思い出しながら読みました。
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