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陰気な私は地球を回さない さんのレビュー一覧
陰気な私は地球を回さないさんのページへレビュー数87件
全87件 81~87 5/5ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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「魔王」のその後の世界で、日本に徴兵制があったり中国が中華人民共和国でなくなったりと、近未来について書かかれています。またそれが妙に現実味があって興味深かったです。
話としては国が何かを隠していて、それを暴こうとするといったものですが、前置きが長く盛り上がる場面までが退屈です。しかもそれほど驚きも無く対決のシーンも長く感じました。 「魔王」を読んでいたので、ところどころに懐かしさを感じられました。モダンタイムスを読んでから魔王を読むのもいいんじゃないかなと思います。 |
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短編集ですが、それぞれの話に繋がりはなく、その割には1つの話に山がないという印象なので、ページ数がある分、こんなに多くの話が無くてもいいのではと思ってしまいました。長編か1作の短編として読みたいな〜と思いました。
あまり多くのことが記述されていなく、余韻の残る終わり方が良かったです。 |
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フィクションであるが故のフィクションらしい面白さはなく、かといって現実的な話にも感じられなかったです。大きな理由としては、登場人物の感情に寄り添うことができなかったからだと思います。救い用がないキャラクターのマザコンやおかしな発想には付いていけませんでした。
異なる視点から語られる話が読みたいなら、別にこの作品でなくても他の小説を読めばいいと思います。 それでもラストの爽快感は良かったです! |
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タイトル通り恋愛小説です。連城三紀彦作品は初めて読みましたが、ミステリー作家が書いているため、ところどころミステリー要素がありました。
短編集として5作品ありますが、どれも普通の恋愛のストーリーではありません。登場人物も舞台背景も癖のあるちょっと変わった作品という印象です。登場人物が何を考えているかわからないというところに謎があり、最後には少しずつ謎が解き明かされる?(謎が残ることもある)という構成が特徴的です。 全ての話に共通するのは「家族」をテーマにしているということ。家族のあり方について考えさせられ、かなり印象的な作品でした。 |
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いつもの湊かなえらしさは感じない作品でした。2人の視点で語られてますが、同時並行ではなく物語が進むごとに視点が交代していきます。淡白な感じにどんどん進んでいくのでテンポの良さは感じましたが、湊かなえの作品が好きな人にとっては満足いくものかは怪しいんじゃないでしょうか。
ストーリは重たいテーマを扱っていて、私は非常に感動しました。涙を誘うような話なのに、ちょっと軽く感じてしまうのは残念ですね。 誰の目線で語られているのかわからない節もあり、何度も読み直しました。全体的にミステリー色は弱い感じもしますが、意外な展開も含まれていてミステリーとして楽しめると思います。 |
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いつもの湊かなえ作品のように、様々な人の証言を綴った構成で物語は進んで行きます。
いろんな人が同じ事件や出来事について語っているのに、全く捉え方が違っているというのは、実際に現実でもよくあることだと思います。それが自分に関係のあることでも他人のことでも。この作品でもそのような思い違いや、主観が大きく入った誇張によってみんなが振り回されるという作品です。SNSを用いた会話や週刊誌が、混乱や誤解を呼ぶという現実をうまく描写していると思いました。 特徴として、湊かなえ作品全般に言えますが、どの証言も嘘や誇張が混じっていて誰を信じればいいかなどは読み手の自由であると感じます。もちろん全員が嘘つきであるとも考えられますが。ただ、今作では犯人が明確に書かれているので読後のスッキリ感は他の作品よりありました。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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1つの事件を様々な視点から書いていくのは、湊かなえの得意なスタイルで、それぞれの視点でこんなに見え方が変わるのかという感想です。
ただ、視点が異なっても事実は事実として変わらず、同じことが章をまたいで繰り返されるので、少し退屈に感じてしまうのが内容が面白いだけに残念でした。 |
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