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最終列車 さんのレビュー一覧

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レビュー数12

全12件 1~12 1/1ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.12:
(9pt)

鬼子の感想

ほぼ一気読みで読み終えましたが、正義が悪にボコボコにされるストーリーに胃もたれがしました(笑)
主人公の臆病すぎるくせにプライドだけは高い人間性にイライラしましたし、周りの人間の策略にあっさり嵌っていく浅はかさにもイライラしましたが、それでも読む手が止まらなかったのはリアリティーが凄く感じられたからだと思います。人間の愚かさ・醜さを見事に表現できていました
オススメしやすい作品ではないですが、勧善懲悪に飽き飽きしている人にはうってつけかもしれません

鬼子〈上〉 (幻冬舎文庫)
新堂冬樹鬼子 についてのレビュー
No.11: 6人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

楽園のカンヴァスの感想

美術を題材にした小説を読むのは初めてでしたが、読み終えた時にルソーとピカソの絵を画像検索している自分がいました(笑)
映画に出来そうなストーリー展開で面白かったですし、何より文章の節々から作者の絵画に対しての情熱が伝わってくるのが良かった
このサイトの情報がなければ恐らく手に取らなかった作品だと思うので、情報をもたらしてくださる皆様に感謝です
楽園のカンヴァス (新潮文庫)
原田マハ楽園のカンヴァス についてのレビュー
No.10: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ユリゴコロの感想

序盤はあまりにもサイコパスな内容でどうしようかと思いましたが、中盤からラストへの感動的な展開に驚きました
読後感が良いのでグロテスクな表現のある小説の中では人にオススメしやすいのではないかと思います
面白かった
ユリゴコロ (双葉文庫)
沼田まほかるユリゴコロ についてのレビュー
No.9: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

インシテミルの感想

クローズドサークルとしての緊張感がよく伝わってきたし、現実では考えられないゲーム設定で登場人物たちが右往左往するのもある意味リアリティーが感じられて面白かった 閉ざされた空間だからこそ生まれてくる人間の汚さを存分に感じられて胸やけがしました(笑)
登場人物に謎が残ったまま終わった部分があったのでそこだけが消化不良でしたがなかなか良かったです  
インシテミル
米澤穂信インシテミル についてのレビュー
No.8:
(9pt)

異人たちの館の感想

折原一さんらしい工夫を凝らした文体で分厚い本でも楽しく読めました
年譜やインタビュー形式の文章があるおかげで内容を反芻しやすいのも良かった
著者の小説が好きな人なら間違いなく気に入るのではないかと思います
異人たちの館 (文春文庫)
折原一異人たちの館 についてのレビュー
No.7: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

リヴィエラを撃ての感想

先月高野和明のジェノサイドを読んでそのスケールの大きさに感動しましたが、この作品でも似たような感動が得られて驚きました
北アイルランド紛争やM15・M16などの諜報機関についての知識が全くなかったので話の内容を理解するのに少し苦労しましたが、壮大なスケールの話を高村薫の硬質で重厚な文章が上手く表現出来ているのでドキドキしながら最後まで楽しめました
清々しい終わり方なのも良かったですし、ブックオフで105円で買った本がここまで楽しませてくれたことにも大満足でした(笑)
リヴィエラを撃て〈下〉  新潮文庫
高村薫リヴィエラを撃て についてのレビュー
No.6: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

火車の感想

模倣犯を読んで以来の宮部みゆき作品でしたが面白かったし勉強にもなりました
カード破産を取り扱った社会派ミステリーというのはあまり類を見ないですし、それをこれだけの大作に仕上げているあたりさすがだなと思いました
含みを持たせたラストは評価の分かれるポイントだと思いますが、個人的には良い意味での余韻を楽しめたので良かったです

火車 (新潮文庫)
宮部みゆき火車 についてのレビュー
No.5: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
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殺戮にいたる病の感想

久々に強烈などんでん返しを体感出来て感激しました
性描写が過激で尚且つグロテスクなので読み手を選ぶ作品だとは思いますが、完成度は素晴らしいものがあると思います
無駄な表現のない簡潔な終わり方も良かったです 想像力を掻き立てられました
新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)
我孫子武丸殺戮にいたる病 についてのレビュー
No.4: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ゴールデンスランバーの感想

このサイトで評価が高い作品だったので「きっと面白いんだろうなぁ」と期待しながら読んだら、案の定徹夜しました(笑)
とにかく予想を裏切るというか超えるような展開の繰り返しで最後まで飽きずに楽しめたのが良かったし、終わり方も上手いなぁと思いました
さすがは伊坂幸太郎って感じの良作です
ゴールデンスランバー (新潮文庫)
伊坂幸太郎ゴールデンスランバー についてのレビュー
No.3: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ジェノサイドの感想

とにかくスケールの大きな小説で著者の筆力の高さを再認識しました
化学・科学の専門的な知識や用語が多数出てくるので文系の自分には理解出来ない要素もあったのですが、その分本格的に感じられて読んでてワクワクしました
それにしても13階段といいジェノサイドといい高野先生が書く文章は凄い 並の才能じゃない
ジェノサイド
高野和明ジェノサイド についてのレビュー
No.2: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

いつか、虹の向こうへの感想

作風としてはハードボイルドですが著者のユーモアのセンスが良いので軽快で読みやすかったです
登場人物もイメージしやすかったですし、とにかく主人公のひねくれ具合が読んでいて楽しかった
あまり有名な作品ではないかもしれないですがオススメです
いつか、虹の向こうへ (角川文庫)
伊岡瞬いつか、虹の向こうへ についてのレビュー
No.1: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

十角館の殺人の感想

個人的にどんでん返しと聞いてまず思いつくのがこの小説です
あの一行を読んだ瞬間に思考が停止する感覚がたまらなく心地よかった
オススメです
十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人十角館の殺人 についてのレビュー