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Hidezo さんのレビュー一覧

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レビュー数45

全45件 21~40 2/3ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.25:
(9pt)

サブマリンの感想

交通事故の被害者と加害者という重いテーマながら、陣内はいつものように適当な(?)仕事ぶりで、犯罪の重大性とか、加害者の人間性とか、彼には全く関係ない。
きっと、それが大事なことで、また、それは当然のことなのだと思います。
他の作品のような「しかけ」は弱いですが、確かにこのシリーズにはいらないかもしれません。
サブマリン (講談社文庫)
伊坂幸太郎サブマリン についてのレビュー
No.24:
(9pt)

少女の感想

好き嫌い別れるようですが、僕にはツボでした。
二人の少女が「人が死ぬところを見たい」と考える展開が強引な感じはあります。
二人の少女のどちらの話なのか分かりにくいこともありました。
でも、序章からはじまって終章へつなげるまでの構成は、パズルのピースをはめていくような感覚で見事。

少女 (双葉文庫)
湊かなえ少女 についてのレビュー
No.23: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ガソリン生活の感想

海外の車がしゃべる映画を思い出す。
いつものように登場人物の軽快な会話は楽しく、伏線の回収は気持ちいい。
登場する車は一般的な車がほとんどで、車に関するマニアックさがないくらいが僕にはちょうどよい。
でも、車の姿が思い浮かぶくらいの知識がないと楽しめないだろう。
楽しいながらも、なんとなく寂しくもある一冊でした。

ガソリン生活
伊坂幸太郎ガソリン生活 についてのレビュー
No.22: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

死神の浮力の感想

死神シリーズは、いわずもがな「死」が主なテーマとなります。
今回は、娘の死、親の死、そして自分の死について深く考えさせる作品です。
親の最後の役割は、子供に「死」というものを教えること。
それは、いずれ自分に順番がまわってくるのだが、それは普通のことだということ。
今回の作品では、千葉が拷問を受けたり、自転車で疾走したりと、ちょっと人間ぽい感じが出てしまったかな?
でも、いつものように落とし所が分からない展開に夢中になりました。

死神の浮力
伊坂幸太郎死神の浮力 についてのレビュー
No.21:
(9pt)

陽気なギャングは三つ数えろの感想

安定したおもしろさ。
伊坂幸太郎氏の作品を読むときは、いわゆる「振り」のセリフを覚えておかないと、
あとでもやもやします。
今回も注意して読んでいたのですが、正解はそっちだったかー!
読み直して探さなくては。
陽気なギャングは三つ数えろ (祥伝社文庫)
伊坂幸太郎陽気なギャングは三つ数えろ についてのレビュー
No.20: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

有限と微小のパンの感想

「四季 冬」を先に読んでしまい、頭の中が?だらけに。
急いで読むことにしましたが、本の分厚さに唖然としました。
意を決して読みはじめると・・・、
面白いじゃないか。
ミステリーとしてもちろんん素晴らしいのですが、犀川先生、西之園さん、
そして真賀田四季博士の人間ドラマに夢中になりました。
タイトルの意味や、禅問答のような四季博士の言葉など、僕には理解不能なものも多かったのですが、
なんだか、後味すっきりです。

有限と微小のパン―THE PERFECT OUTSIDER (講談社文庫)
森博嗣有限と微小のパン についてのレビュー
No.19: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

四季 夏の感想

四季博士が両親の殺害に至るまでの心理描写が、息がつまるほど細かく描かれています。
ところどころ出てくる工学者っぽい思考と描写も臨場感があります。
秋・冬が楽しみ。
四季 夏 (講談社文庫)
森博嗣四季 夏 についてのレビュー
No.18: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

四季 春の感想

「すべてがFになる」の真賀田四季博士の幼少期を描いた作品。
四季と兄に関する謎を中心に描いたもので、「すべてがFになる」へつながる物語として面白く読めました。
さらに、夏秋冬とどんな展開が待っているのか楽しみです。
四季 春 (講談社文庫)
森博嗣四季 春 についてのレビュー
No.17:
(9pt)

陽気なギャングの日常と襲撃の感想

4人のギャングたちのスピンオフ作品的な作りで、こういうの好きです。
成瀬と響野の会話が楽しいし、雪子の雰囲気も目に浮かぶ。
前作品の話題もちらちら出てくるから、そちらを先に読んで欲しい。
陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)
伊坂幸太郎陽気なギャングの日常と襲撃 についてのレビュー
No.16:
(9pt)

陽気なギャングが地球を回すの感想

そのうち読もうと温存していました。
伊坂幸太郎作品にはだいぶ慣れて、これは後で出てきそう、なんて考えるようになりました。
でも、いざ出てきても全く気づかず、これだったのか!なんて。
独特の特技と感性を持つギャングたちの仕事は、読んでいて本当に陽気で愉快でした。
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
伊坂幸太郎陽気なギャングが地球を回す についてのレビュー
No.15:
(9pt)

儚い羊たちの祝宴

「バベルの会」という読書サークル(?)にまつわる短篇集で、5話収載されていますが、どれも素晴らしい。
話はすべて、最後の一行のために綿密に作りこまれており、読み手の頭は作者の思い通りに誘導されてしまいます。
そして読み終えた時、心と体が震えるでしょう。
10点にしなかったのは、苦手な人もいると思うし、僕もこの作品だけで結構です。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)
米澤穂信儚い羊たちの祝宴 についてのレビュー
No.14: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

クローズド・ノートの感想

結末は予測できたし、ミステリーというより恋愛小説だったけど、いい話でした。
人が死ぬ話ばかりじゃなくて、こんなのもイイネ!
心が洗われる。
クローズド・ノート (角川文庫)
雫井脩介クローズド・ノート についてのレビュー
No.13:
(9pt)
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雪の断章の感想

ミステリー感はほとんどなく、孤児である飛鳥の成長を描いた作品。
登場人物の話口調なども、まるで世界文学を思わせるような雰囲気に仕立てあげられている。
長かったけど、毎週楽しみにしていた世界名作劇場(古い!)を見ているかのような気持ちで読むことが出来ました。
これは、文学作品です。
雪の断章 (創元推理文庫)
佐々木丸美雪の断章 についてのレビュー
No.12:
(9pt)

異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女の感想

漫画のギャラリーフェイクみたいな感じ。
図像学を絡めた絵画の謎という斬新な内容は楽しめました。

異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女  (コバルト文庫)
No.11:
(9pt)

ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめの感想

太宰治にまつわるエピソードがたくさん。
そして、太宰の「晩年」が狙われた真相と、栞子さんの家系に関する新たな真実。
これは、読むしか無い。
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)
No.10: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

カラスの親指 by rule of CROW's thumbの感想

確かに評価が高いだけあって面白かった。
でも、騙されないように読め!なんて無理。
カギが巧妙に隠されているというより、ほぼ埋もれてるのだから。
他の作品もそうだけど、真相の説明が教科書の解答みたいで、僕はちょっとダメ。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)
道尾秀介カラスの親指 by rule of CROW's thumb についてのレビュー
No.9: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

死神の精度の感想

前から読みたいと思っていた本で、ようやく読めました。
評価が高いのも納得でした。
短篇集のような形で読みやすく、なにげに話がリンクしていたり、しかけ絵本のような感じですか?
グッド!

死神の精度 (文春文庫)
伊坂幸太郎死神の精度 についてのレビュー
No.8:
(9pt)

植物図鑑の感想

ミステリーと言えるのか分かりませんが、正体不明の男を拾ったことから始まる恋愛ミステリー?って感じでしょうか。
その辺に生えている草花を上手に料理して食べる、という別の観点からの面白さもあります。
いろいろ思い出すこともあって、泣いてしまいました。


植物図鑑 (幻冬舎文庫)
有川浩植物図鑑 についてのレビュー
No.7: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

花の鎖の感想

同じ町で生活する3人の女性の話・・・だと思って読んでいると、
「きんつば」と「コスモス」というキーワードにより3つの物語が繋がります。
何気ない日常のいざこざが最高のミステリーに仕上げられた作品。
今まで読んだ湊かなえ作品の中で一番好きだな。

花の鎖 (文春文庫)
湊かなえ花の鎖 についてのレビュー
No.6:
(9pt)

砂漠の感想

社会を砂漠に例えて、社会に出る前の自由でハチャメチャな学生の様子が描かれている。
懐かしいけど、戻りたいなんて思っちゃいけないんだよね。
なんだか、読んでて気持ち良いし、スッキリした気分がする。


▼以下、ネタバレ感想
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砂漠 (実業之日本社文庫)
伊坂幸太郎砂漠 についてのレビュー