獣の樹

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評判

獣の樹の評価:

3.93/5点 レビュー 15件。 B ランク

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平均点3.93pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 21〜22 2/2ページ
No.2
(3pt)

舞城王太郎という作家を知るにはいい機会かも。

舞城先生の作品を読むのは4冊目くらいになるかな。
「煙か土か食い物」を読んだときはスゴイなと思ったけど他を読んでてもあれ以上の驚きはなかなかない。
この作品もその例に漏れず読み終わってからは特に興奮を覚えなかった。
ただ、500P以上ある小説を1日で読ませてしまう文章力は相変わらずで、単に私自身の中で気にくわなかっただけだろう。
軽く触れると、
馬から生まれた主人公が蛇の口の中に乗る少女『楡』に恋をする。
この、現代に神話テイストが含まれているように感じる独特の世界観は流石だなぁと圧巻させられる。
しかし、途中からそのテイストが薄れ、辻褄合わせというか、ラノベチックになってしまったのは残念。
もっと無茶苦茶やってもいいんじゃないかなぁというのが感想です。
また、最終的に事件は終息せずにモヤモヤした感じが強く残る。
よもや続編という案はないだろうがなんだか肩透かしをくらってしまった気分だ。
以上、
強く薦める作品ではないが、舞城王太郎という作家を知りたいのなら一読してみるのも悪くはない。
獣の樹 (講談社ノベルス マG- 8) Amazon書評・レビュー: 獣の樹 (講談社ノベルス マG- 8)より
4061827278
No.1
(5pt)

野獣の樹

今までこの作家の作品には批判的だったが、この作品にいたって考えを改めた。作品全体に堅苦しい建前だらけの大人たちの既成の世界を超越した自由奔放さが駆け巡っている。主人公は社会的に未熟であるという立場を維持しつつ、じゃああなたたち大人は何か大切なものをなくしてきたのに、誤魔化してきただけではないかという強烈な問いかけがある。そこまで難しいテーマを読み込まなくても、成長小説としても楽しめるし、怪奇小説としても、ミステリーとしても、ほのかな恋愛小説としても、多面的な読み方が可能である。そして、ストーリーテラーとしての天賦の才能。これからの日本の文学には気取った村上春樹よりもむき出しの舞城が必要だという実感がじんわり沸いてきた。お勧めの一冊。読んでよかった。
獣の樹 (講談社ノベルス マG- 8) Amazon書評・レビュー: 獣の樹 (講談社ノベルス マG- 8)より
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