九月が永遠に続けば

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九月が永遠に続けばの評価:

2.83/5点 レビュー 136件。 A ランク

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平均点2.83pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全68件 61〜68 4/4ページ
No.8
(4pt)

読み終わってから「じわ〜っ」と怖くなった

’04年「第5回ホラーサスペンス大賞」大賞受賞作。「ホラ・サス大賞」はまだ設立が新しい賞だが、’02年には直木賞作家・朱川湊人も受賞にはいたらないものの候補作にノミネートされていた。
歴代の大賞受賞作(『そして粛清の扉を』、『リカ』、『人形(ギニョル)』、『裂けた瞳』)がセンセーショナルなものやグロテスクなものが目立ったなかで本書はひとりの高校生の失踪という事件を軸に、その母親の目を通した一人称の静かな心理描写の作品になっている。
そこである女性がすべての事件の中心的な存在として浮かび上がる。彼女自身、痛ましい過去の事件の被害者なのだが、実は周りの人たちの心を知らず知らずに壊してゆく・・・。
読み終わってしまってからが、なんかゾッ〜とする物語である。
九月が永遠に続けば Amazon書評・レビュー: 九月が永遠に続けばより
4104734012
No.7
(4pt)

重かった・・・

なぜか読んでると心が重くなりました(ホラーが入ってたせいかな?)息子の失踪を追う母親という設定で、私は桐野夏生さんの”柔らかな頬をオススメしますですが とても新人さんという感じではなく 表現力がすごくあり 内容もグイグイと引っ張っていく強さがありました題名と表紙には星5つ付けてもいいと思います(私はこれに惹かれて買いました)
九月が永遠に続けば Amazon書評・レビュー: 九月が永遠に続けばより
4104734012
No.6
(5pt)

息子を持つ母としては・・・。

すごくせつなく読みました。読んでいるうちに、ドヨンドヨンと・・・不快感と悲しさと怒り。そこまでいくのかぁ?と・・・ミステリーなのでネタバレになるから詳しく言えないのが残念です。ちょっと終わりに近づくにつれ、都合よくまとまっていった気がしないでもないのですが、ぐんぐんと引きつけて書いていく作者はすばらしいと思います。ラストの1行まで読んで下さい。そこにちょっとした前向きさが、見えました。突然の、愛する息子の失踪から始まる底なし沼。おもしろいですよ。
九月が永遠に続けば Amazon書評・レビュー: 九月が永遠に続けばより
4104734012
No.5
(5pt)

「感触」が肌に伝わる作品

愛する息子の失踪を追い続ける母親,と言えば「柔らかな頬」を連想させるが,こちらの方が切り口が深く生々しくホラーの要素も加わりどろどろとした感触がある。そう,この作品は読んでいて気味の悪い感触が皮膚を通して伝わってくるのである。新人の作品とは思えない,いや新人だからこそ変にまとまっていない斬新な切り口と鋭い文章能力,そしてここまで人物構成を複雑に絡め合わせるのかと感心する。それは息子が失踪すると同時に加速し,一気に最後まで読み終えた。一気に読み終えないとなんか気味の悪いことが自分に起きるようで・・。人間の心の弱さや醜さは誰でも持っていて,一歩間違うとそれが狂気に変わること。平凡な自分たちの世界のすぐ裏側にこんな世界があるとしたら・・・誰一人として幸福感や満足感をもてない結末が肌寒い。次回作が早く読みたい。
九月が永遠に続けば Amazon書評・レビュー: 九月が永遠に続けばより
4104734012
No.4
(5pt)

隠されていること -心理劇-

怖い、恐怖という意味を改めて考えさせる。
本作は、
怪異や謎だけに恐怖は宿るのではなく、
もっと根源的に生活する上で、
皆秘密をもち暮らしていくが、
それらが明かされたときに、
恐怖も浮かび上がってくるという構造だ。
異母兄弟(的)な由縁だったり、
暴行を受けた女と精神科医の関係だったり、
40女の孤独といった、
小道具がいくつもあるところが、
小説のフックとして効いてる。
ストーリーにどんどん惹き込まれていく。
若干の肩すかし感はあるのだが、
ラストの乾いた感じは個人的には好きだ。
優れた心理劇である。
九月が永遠に続けば (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 九月が永遠に続けば (新潮文庫)より
4101338515
No.3
(4pt)

ホラーを求めてはいけないが、紛れもないサスペンス。

この作品はホラーサスペンス大賞受賞作だが、
ホラーを求めると、評価は低くなるだろう。
逆に、サスペンスとすれば、1級の作品である。
地味だが、アガサクリスティーの「春にして君を離れ」のような
自分で自分を追い詰めていくという作品である。
文章もこなれ、キャラもきちっと立っているし、とても新人の作品とは思えない。
心理サスペンスがお好きな人には大変お薦めの一編である。
九月が永遠に続けば (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 九月が永遠に続けば (新潮文庫)より
4101338515
No.2
(4pt)

読み終わってから「じわ〜っ」と怖くなった

’04年「第5回ホラーサスペンス大賞」大賞受賞作。
歴代の大賞受賞作(『そして粛清の扉を』、『リカ』、『人形(ギニョル)』、『裂けた瞳』)がセンセーショナルなものやグロテスクなものが目立ったなかで本書はひとりの高校生の失踪という事件を軸に、その母親の目を通した一人称の静かな心理描写の作品になっている。
そこである女性がすべての事件の中心的な存在として浮かび上がる。彼女自身、痛ましい過去の事件の被害者なのだが、実は周りの人たちの心を知らず知らずに壊してゆく・・・。
読み終わってしまってからが、なんかゾッ〜とする物語である。
九月が永遠に続けば (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 九月が永遠に続けば (新潮文庫)より
4101338515
No.1
(4pt)

謎が謎を呼ぶスリリングなサスペンス

鮮やかな心理描写と意表をつく展開に度肝を抜かれて一気読みしました。
複雑に絡み合う感情からもつれて明かされていく秘密と愛憎劇が美味です。
最終的に読者の想像にまかせるような形で締めくくられており消化不良になったり腑に落ちない点はありますが、読者を引き込む強さと独自性があって面白い。
九月が永遠に続けば (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 九月が永遠に続けば (新潮文庫)より
4101338515