魔法飛行
評判
魔法飛行の評価:
3.76/5点 レビュー 29件。 B ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全37件 21〜37 2/2ページ
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魔法飛行の評価:
3.76/5点 レビュー 29件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
前作と同じテイストで、駒子は謎を含んだ物語を文通形式で瀬尾という青年に託し、
そこで得た情報から瀬尾は彼女の「?」を解いていきます。
「ななつのこ」では、結末で鮮やかに登場した謎の人物のインパクトが強く、読後の
余韻も清々しかったですが、本作ではさらなる仕掛けが施されています。
駒子の稚拙な文(わざと)に最初は少々戸惑いますが、だからこそ返信として章の
結びで語られる瀬尾の謎解きが、霧が晴れたように心地よく全貌を明らかにします。
(終幕までたった一つ謎を残して)
瀬尾さんは人間として、希有な人だと私は思う。
私には決して見えない部分、あるいは見ようとしない部分が、
瀬尾さんには怖いほどに見えてしまったりするのだ。
私はそれを推理とよび、彼は空想力だと言い返す。
ー空を想う力、さ。分かるかい?(本文より)
瀬尾は少女趣味を彷彿とさせる優しく思慮深い理想的な相談相手でほとんど王子様
のようです。駒子や友人たちのキャラクタも基本的に「いい子」なのですが、時折しっかりと
地に足ついた本質を露呈する、その力強さが好きでした。
この頃の著者の作品は有栖川有栖が嫉妬に近い賞賛をするほど魅力的で、本当に
魔法にかけられたように自分も陶酔できました。
「月曜日の水玉模様」「ガラスの麒麟」「ななつの子」と並んで好きなお話です。