二十世紀鉄仮面
評判
二十世紀鉄仮面の評価:
3.75/5点 レビュー 4件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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二十世紀鉄仮面の評価:
3.75/5点 レビュー 4件。 D ランク
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描こうとしている物語は、波乱万丈、興味津々となるはずだが、描写ではなく文章で進めていくような語り口で、内容の割には淡々と進行し、心に響いたり訴えたりするところが感じられない。また説明不足に加え、ご都合主義や不自然な心理描写(特に敵役や女性)が気になり、全体に稚拙さを感じさせられる。
かと言って全くつまらないかと言うとそうでもない。
「黒死館殺人事件」とは明らかに性格の違う探偵・法水麟太郎は、巨大な悪に立ち向かうヒーローであり、登場する女性たちに思いを寄せられ、愛憎を繰り広げるあたりは、007の先取りのような珍妙な面白さを味合わせてくれる。
また相変わらずの衒学趣味と怪しげな牽強付会は健在だ。
本作の発表は1936年。凶悪な死の商人として巨大財閥を敵役としているあたり、迫りくる戦争の影とそこに暗躍する産業資本家たちへの作者なりの反抗心があったのでは、とは考えすぎだろうか?