少し変わった子あります

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評判

少し変わった子ありますの評価:

4.11/5点 レビュー 46件。 B ランク

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平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全87件 81〜87 5/5ページ
No.7
(4pt)

「食」というエロス

主人公はそれぞれの女性と向き合い、
どこの誰ともわからず、二度と会うことのない彼女たちの本質を
見極めようとしつつ、自分自身をも見つめることとなる。
そして自分の孤独に気づけば気づくほど、
このお店にハマっていく・・・。
知り合いではなく、これからも知り合うことのない男女が
たった一度だけ食事をともにするってなんてエロチックなんだろうー。
「食」という人間の最も生々しい欲望的な行為を
他人同士の男女がともにするというエロス。
お見合いや合コンも「知らない男女が食事をする」ということでは一緒なんだけど、
これらには「お互いを知る」という目的が付いてくる。
しかしこのお店にはそういった目的がなく、
ただ本能的な「食」という行為をともにすることだけで
言葉にも態度にもあらわさないのに、
自分を見透かされるような、すべてを見せているような気がしてくる・・・。
性的な描写も、そんな要素もまったくないのに
このシチュエーションにはゾクゾクしました。
不思議な雰囲気はやがて“ちょっと怖いな”という印象に変わり、
最後の章の残り数ページでははっとするような展開に。
恐怖とも取られかねない不気味さをかもし出す
なんとも不思議な小説でした。
この料理店は果たして何なのだろう。
怖いけど知りたい。
このまるで中毒のような好奇心が男達を惑わせたのでしょう。
彼らの行く先は一体・・・。
少し変わった子あります Amazon書評・レビュー: 少し変わった子ありますより
4163252002
No.6
(4pt)

音のない世界

読みながら、なんて静かなんだろうと感じました。これは初めての経験。
もちろん登場人物は普通に会話も交わすし、車や電車の描写も出てきます。
それでいながら音のない世界での出来事のよう。
静かに、小さな起伏を重ねながら物語は進みます。
それでいて最後には ん? お。 ああ。と思わせてもくれる。
いい本でした。 
少し変わった子あります Amazon書評・レビュー: 少し変わった子ありますより
4163252002
No.5
(4pt)

中高年男性にとって夢にレストラン

毎回違った場所で見知らぬ女性と二人で食事をするという、最近の中高年向け男性雑誌の夢をあつかった小説。こんなレストランが有れば是非行ってみたいと思わせる。
ただ、通常の森博嗣ミステリーワールドと異なり、最後のどんでん返しの謎解きが無いので消化不良となる。ぜひ、続編で回答を書いて欲しい
少し変わった子あります Amazon書評・レビュー: 少し変わった子ありますより
4163252002
No.4
(5pt)

新境地を感じさせる傑作

2006年8月30日リリース。初出は別冊文藝春秋第251号から第263号。
今までの森博嗣のカラを破るような作風で、旨く例えが浮かばないが、『注文の多い料理店』の変わった子バージョンみたいな感じだ。主人公は一定の場所を持たない概念のような場所で、毎回違う女性と食事をともにし会話を交わす。会話の内容は様々だ。そして少しずつ怖くなる。読んでいて確かにこういうことを人間は求めているかもしれないと正直に思った。
ミステリーを離れて行く森作品にむしろ森作品らしい輝きを感じる。新境地を感じさせる傑作だ。
少し変わった子あります Amazon書評・レビュー: 少し変わった子ありますより
4163252002
No.3
(5pt)

森先生、まだまだ変わった子ありますよ。

森博嗣を連想させる大学教授が、行方不明になった同僚から聞いていた店に通う。『千夜一夜物語』のように、夢を見ているような店での時間。
店の名前も、女将の名前も、食事を共にする女性の名前も、全て秘密だ。
毎回違う女性が食事だけをを共にする。
整理整頓が好きというより、整理整頓されてないと落ち着かない主人公は、この店が持つ魅力に嵌っていく。それは、日常に埋没されていれば、目を背けていられた問題が浮きぼりにされてゆくからだ。
8人の女性との会食を読み終えると、この店は危険な店として終る。
それは、森博嗣がこれ以上この夢を想像し、戯れる危険性でもあるようだ。
森先生、まだまだ変わった子ありますよ。
少し変わった子あります Amazon書評・レビュー: 少し変わった子ありますより
4163252002
No.2
(5pt)

恒久的

 派手ではないが、不思議な感覚を得る事ができる。たんたんとしているが、それは読み手側の取り方次第。どのようにも解釈する事が出来る。思考部分がとても興味を引かれる。日常を生きていて己の内面を理論的に掘り下げるという事は今の私には殆どない。しかし、この本を読みながら「自分自身」というものについて考えさせられた。
少し変わった子あります Amazon書評・レビュー: 少し変わった子ありますより
4163252002
No.1
(5pt)

私は「フツーの子」だな・・・

第1話目を読んで、「これだったら私はもっと面白い話ができるぞ」と思っていろいろ頭をひねってみましたが・・・難しい。ありそうでちょっと不思議なことに巡りあうってすごく難しいことなんだなぁと思いました。
いいなぁ。一人でご飯食べるのではなくて、その時だけ「つれ」になってくれる子がいるお店・・・ん?ひょっとして、私かなり「弱ってる?」って思ってしまいました。
ちょっと自分の孤独に気付いてしまう本です。
少し変わった子あります Amazon書評・レビュー: 少し変わった子ありますより
4163252002