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(短編集)

ワーキング・ホリデー



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【この小説が収録されている参考書籍】
ワーキング・ホリデー
ワーキング・ホリデー (文春文庫)

ワーキング・ホリデーの評価: 4.24/5点 レビュー 46件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全46件 21~40 2/3ページ
No.26:
(5pt)

良かった

皆が成長してゆく過程が素晴らしかったです。
こんな風に親も子もお互いを思いやれる様になるんだなぁ。
久々に息子に逢いたくなりました。
ワーキング・ホリデーAmazon書評・レビュー:ワーキング・ホリデーより
4163261206
No.25:
(4pt)

単純に楽しめて読後丸くなれる本

このシリーズを知らずに、先に「ホリデー・イン」を読み、「もっと読みたい!」の欲があふれ出ました。
良くある話と言ってしまえば良くある話なんですが、皆良い人で皆健気なお話ってのは普遍的な良さと楽しさがあります。
読後、こころが丸~くなれる。基本の部分に「悪」が存在しない人の話ってのは安心できます。
楽しませて頂きました。
ワーキング・ホリデーAmazon書評・レビュー:ワーキング・ホリデーより
4163261206
No.24:
(5pt)

ステキな作品です

読後感がとても良い作品です。登場人物が皆魅力的で、読んだ後にほのぼのとします。
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4163261206
No.23:
(3pt)

さらっと短時間で読める。

坂本司さんの本は3冊目になりますが、
コレは、さらっと、短時間で読めました。
物語に浸かるには、少々物足りなかったかなぁ。

できすぎた子供が作るできすぎたご飯や、
2人の関係があまりにも急接近しすぎるあたり、
現実味がない気がしました。
もっと、上手く行かない事があってもいいような・・・

それと、読み始め、
主人公の言葉遣いがしっくりきませんでした。
粋がってる高校生のようで。

お話し自体はとっても微笑ましい内容なので、
疲れた日の気分転換や、ちょっと暇な待ち時間に読むにはいいと思います。
ワーキング・ホリデーAmazon書評・レビュー:ワーキング・ホリデーより
4163261206
No.22:
(5pt)

面白い!

題名みたとき、オーストラリアでも行って、お仕事するんだなぁ~って思いながら、読み始めて…。
こころのつながりが。父子の愛が。とってもよかったです。
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4163261206
No.21:
(5pt)

泣いた

スラスラ読めました。
大和の熱いとこが、ぐっときてうるっとました。
シリーズも読んでみます!
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4163261206
No.20:
(5pt)

どんどん引き込まれる

主人公のホストと、その子供。
関係が微妙に変化していくところなど、読んでてどんどん引き込まれました。
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No.19:
(5pt)

元ホストの宅配便のお父さんがなんとも魅力的

久々にバランスの絶妙なファミリードラマに出会えました。
まじめなリアルさと、ちょっとコミカルなけれん味の両方がよくしみた味わい深い作品です。
冒頭、華麗なホストの主人公のもとにいきなり訪ねてきた、見も知らぬ十歳の小学生の息子。

男にだまされようとしていた女客に正論を吐いて手をあげ、クビになってしまったこの主人公は、店のママ(おかまのジャスミンさん)の紹介で、ハニービー宅配のドライバーになり、ついでに夏休み中、息子と暮らすことに。

最初はとまどい、面倒くさがっていた主人公ですが、几帳面で「小姑のような」息子に料理を作ってもらったりしながら、新しい仕事にも慣れてゆき、ふたりの間に絆が育ってゆく。
予想どおりではあるのですが、その絆の育ちかたが、教科書通りでもなく教訓っぽくもなく、いかにも元ホスト、元ヤンの主人公の心意気がそのまま、彼なりの父親像につながってゆくところが魅力です。

息子といざこざを起こした友達ふたりにモテ方を教えてやると言って、たちまち「男塾」の塾生にしてしまったり、ちょっとかっこ悪いリヤカーを引きながらも丁寧な接客についホストマナーが出てしまったり。
特に胸に残ったエピソード。空に向かってガンをつけたり、柱に喧嘩をふっかけたりしているところを息子に見とがめられ、

「痛いときや辛いとき、とりあえずケンカをふっかけとくと泣かずにすむんだ・・・つまり痛いようえーん、とか言いたくないときに使うんだ。痛いぞこの野郎、ぶっ殺されてえのか、って」

 ホストだったときに月1で来ていた小学校の女先生にあらためて惚れられてしまったり、大昔にふられた息子の母親とよりを戻して家族だんらんをしたくなったり、ストレートでどこかナイーブな主人公と、友人の王道ホスト、宅配便店の仲間やボスとのかかわりも温かく、本当に最後までじっくり読んで終わるのがもったいない小説でした。

 宅配便の業界のトリビアも面白くて、続編の冬休み編もすぐに読んでみようと思います。
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4163261206
No.18:
(3pt)

ミステリー色はなぜ薄いのか

『シンデレラ・ティース』(歯科クリニック)や『切れない糸』(クリーニング屋)では、仕事を通じて客と接する内にふと生じた謎を解き明かすという、北村薫ばりの「日常の謎」をモティーフにした坂木だが、本作では謎は大きなウェイトを占めておらず、そのかわり父子の交流や宅配業の大変さや大切さがこまやかに描かれている。

単なる推測だが、作者は宅配業にまつわる住民の謎を解き明かす物語を当初構想していたかもしれない。クリーニング屋や歯科クリニックより、宅配業の方がいろいろな謎に遭遇しそうだ。ところが、たとえフィクションでも、顧客の荷物やお届け時間指定から私生活を探ることは、職業倫理にも読者の健全なモラルにも反する。同じことはクリーニング業にもある程度いえるかもしれないが、『切れない糸』は空想スレスレの大胆な推理のおかげでこうした問題を免れていた。反対に、宅配業者が謎を解く形式ではどうしても他人の生活を「覗く」感が否めないし、宅配業のイメージダウンにもつながりかねない。現実にこの職に携わっているひとに対する作者の敬意が、宅配業者を「覗き魔」と紙一重の探偵役に仕立てることを邪魔したとは考えられないだろうか。

元ヤンキーだが善良で素直でそそっかしい主人公の造形も、突然現れたしっかり者の息子という設定もありきたりだし、全編を貫く健全なモラルが鼻につくひとも多いと思う。しかしこうした「癒し系」的要素は「日常の謎」とは別の「坂木司」らしさであって、事実、続編『ウィンター・ホリデー』では家族の問題や宅配業の大変さが主に描かれている。その意味で本作は、この作家を好きかどうか知るためのひとつの試金石といえるかもしれない。
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4163261206
No.17:
(3pt)

日常の謎ミステリーだと思っていたので・・でも面白いです

坂木司さんのは他の作品はひここもり探偵シリーズを初め気に入ってほとんど読んでいました
これを読む前が【先生と僕】だったので(これは期待以上)同じようなつもりで読んだのですが日常の謎ではなかったな・・勘違いしてました

私はミステリー部分に楽しみが60%物語性に40%ぐらいの割合でいっているもんで・・
詳しい内容は他のレビューで書かれているので書きませんが宅配便ドライバー?が主人公ということでお客さんとのかかわりに日常の謎でも絡まってくるのかとちょっと期待していましたが物語は親子の生活がメインでした。ただ坂木さんの作品入門なら他の作品が絶対いいですね。

坂木さんの作品は登場人物が魅力的で安心して読めますし進君にほのぼのしてしまいましたので★3つにしました
ミステリーに期待しなければ★5つでもいいかという感じでしたけどミステリーおたくの評価も入れてしまったので・・
ワーキング・ホリデーAmazon書評・レビュー:ワーキング・ホリデーより
4163261206
No.16:
(5pt)

一気読みでした

坂木司さん、気になっていた作家ですが、本書が初読みでした。ストーリー展開も良く、主人公の語り口もぽんぽんと威勢が良くて、一気に読みました。出てくる人たちはみんないい人で、良く出来た話といえばその通りなのですが、楽しく読めました。続編も発売されたようですので、早速読んでみようと思います。
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No.15:
(5pt)

コッテコテさわやかコメディー

基本的にいい人ばっかり。設定にはかなり無理があります。でも坂木ファンは、こういうハンディを抱えながらつながり合い、助け合う人たちの物語を読みたいのです。だからファンとしては大満足です。
 ホストの世界はもっとドロドロしてるだろうし、宅配稼業だってそんなに前向きに取り組む気になるかどうか。小学生は物わかりがよすぎるし、不良高校生弱すぎ。でも、でもそんなことはどうでもいいんです。何の目的もなくただ生きてきたヤマトが再生していく物語なのです。予定調和結構。ご都合主義結構。基本的にコメディーですから。章ごとに日常ミステリーをひとつ絡め、一話完結のお約束を守りながら、大きなストーリーも進めていく。
 これでいいのです。

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No.14:
(3pt)

ホストと宅配便

2007年に出た単行本の文庫化。
 ミステリではなく、親子や家族の感動を扱った小説である。
 導入部では主人公はホストをしている。それがいきなり宅配便の配達員へと転身してしまう。そこのところのギャップがおもしろい。宅配便についての取材も綿密であり、しょっちゅう利用するけれど、内実については良く知らない世界について読めて、楽しかった。
 著者の持ち味である家族愛もたっぷり描かれている。
 ただ、全体を通してどこか新しさに欠けるように思われ、いまいち。

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No.13:
(4pt)

夏休みの共同生活

ホストクラブで働く自分の目の前に突然現れた小学生。
しかも、その小学生は自分のことを「お父さん」だなんて言う。

元ヤンキーのホスト崩れ、昔の彼女が生んだ自分の子供と夏休みの間だけの親子生活。
いかにもな設定と、ちょっとだけ感動できるスパイス。
分かりやすすぎる連作短編小説だけど、読み心地は決して悪くない。
何というか、どれもやり過ぎていない、くどくない、ということだと思うんやけど。

それから見返しのページが段ボールのような紙質で作られているのが好印象。デジタルブックではこういうのできないですからね。質感というのは意外と大事だと思うわけです。
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No.12:
(5pt)

さわやか、上等!

止まんなかった、もう、一気に読んで、笑って泣いた。売れないホストにある日現れた自分の子供。心当たりは、ある。ホストを(たぶん)粋なはからいでクビになり、またそのはからいで宅配便の会社に勤めることに。でも、宅配便のトラックじゃない、なんと使うのはリヤカーだ。夏休みを利用して子供と暮らして見えてきた、いろんな人とのつながりや、自分の気持ち。本当にあったかくて優しくて、すごくいじらしいカワイイ物語。あー、あたしにもでてこないかな、自分の隠し子。ジョシだから無理なんだけど、それでもすげー、うらやましいぞ!
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4163261206
No.11:
(4pt)

今回も期待通り

元ヤンでホストの沖田大和。いままで存在すら知らなかった息子が、突然目の前に現れた。
ぎくしゃくしていた二人が、親子になるまでの物語。
言葉は乱暴だけど、情に厚いお父さん。
無難といえばそれまでだが、じんわり感動しました。
坂木司ファンなら、今回も期待通りの作品だと思います。
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No.10:
(4pt)

男塾という名の人間模様

ある運送会社を中心とした人々の人間模様。
主人公で元ホストで、運送会社社員のヤマトは、不器用だけど、やる時はやる男だ。
コメディタッチのこの作品の、ほぼすべての登場人物が、心に何等かの闇を持っているが、普段はそれがマスクされている。
そんな中で、闇の部分がやたら多い主人公ヤマトは、過去を脱皮しようとしている。
そこに突然登場したのが、ヤマトの小学五年の実の息子、進だ。
進が母親の元を離れて、ヤマトと過ごす事が出来るのは、ひとまずは夏休みの間だけ。
期間限定の、激しく人間模様が交錯する、人情味あふれる物語だ。
進の聡明さと、主婦顔負けの家事能力にも驚かされる。
ただ、最も印象的な部分は、ヤマトが進の母親との別れを回想する下りだ。
もう随分時が経過したが、取り返しはつかないのだろうか?と思いながら読み進んだ。
ヤマトは、私的に男塾を標榜する。
しかし、この物語そのものが、男塾なのだと思う。
それは、単にヤマトが元ホストで、モテのプロだったからではない。
男とは、こういう時には、どう振る舞うべきか?という事を考えさせられる物語だ。
思わずにやっとさせられる部分も多い。
ワーキング・ホリデーAmazon書評・レビュー:ワーキング・ホリデーより
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No.9:
(3pt)

2時間ドラマとかにありそうな設定。

元ヤンで現在はホストをしている大和の元に突然、息子と名乗る少年、進が訪ねてきた。
元彼女が自分に言わずに産んだ子だと知った大和は、進を夏休みの間、自分の家に住まわせることにし、
ホストを辞めて運送業で働きだした。
ホスト仲間だった雪夜、お客さんだったナナ、運送会社の従業員たち、進の友達など、
たくさんの人たちに囲まれて、大和と進が初対面から親子としての関係をちょっとづつ築いていきます。
元ヤンでホスト、血の気が多い父親と、それと対照的に家事をなんでもこなす所帯じみた息子。
まあ、ステレオタイプかもしれないけど、とても温かくて優しい物語です。
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No.8:
(5pt)

The 草食系

坂木司さんの本は「ひきこもり探偵」シリーズ以来のファンですが、
主人公の男性はいつも心優しい草食系。ほんと、こういう男性を
草食系というんだろうなという、The King of 草食系です。
今回の主人公もホストというおよそ草食系とは縁のなさそうな職業なのですが、
やっぱり草食系です。
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No.7:
(4pt)

この父子笑える!!!

元ヤンキーのホスト(父親)としっかりもの小学5年生(子)のお話です。(注:ミステリーではないです)
元ヤンキーでホストのヤマトのもとに、突然、息子だと名乗る小学生・進が現れる。進は自分の父親がどんな人物なのか確かめに来たという。結局、夏休みのあいだヤマトは進とともに生活することになる。しかし、店で客とケンカしてしまい店を辞めることになる。そして、ホストのヤマトは宅配便ドライバーの沖田大和として、進とともに新たなスタートを切る。そんな大和の愛車、ハニービー・キャリーとは……
という内容です。
とっても楽しい話です。読んでいる間中、にやにや笑いが止まりませんでした。大和と進のやりとりが何とも可愛らしくて、微笑ましくて……大和は大人なのに、どこか子供の純真で滑稽なところがあり、進はやっているっことは大人顔負けの「主夫」なのに子供。この作品に出てくる登場人物はみんな「子供らしさ」を持っていると思いました。そこがこの作品の「好さ」だと思います。リラックスしたい時に、読んでほしいです。坂木さんの作品は4冊目なのですが、相変わらず優しいです。ホントに。ホントに、大好きです。
あとがきによると、続編もあるとか。早く文庫化してくれることを願います。
ワーキング・ホリデーAmazon書評・レビュー:ワーキング・ホリデーより
4163261206

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