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(短編集)
仔羊の巣
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仔羊の巣の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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良かった | ||||
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Good | ||||
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とてもきれいな状態の商品でしたので満足です。 またの機会がございましたら、どうぞよろしくお願い致します。 | ||||
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人とのつながりが薄れている現代において、この2人の友情においては、本当に癒されます。2人が解決する事件に関わった人々が、一度で終わりじゃなくて、何回も出てきて、輪に入っているところがいいですね。また、老若男女いろいろな登場人物が出てくるところもこの作品の魅力です。ご近所の付き合いもなくなっていく世の中ですが、知り合った人々を大事にする主人公2人の姿勢が好きです。この2人の関係は共存か依存かということで、悩んだりもするのですが、本当にお互いが依存し合っていたら、お互いを縛り付けようとするものですが、お互いのためにいつかは独り立ちしなくちゃいけないと思っているので、やっぱりいい友情かなと思うのです。なんだかあっさりしすぎていて、読みやすいけどあまり心に残らないそんな小説が多い中で、奥が深くて本当にいいシリーズだと思います。やっぱりこんな小説が出てきたら、出版界の未来も明るいですね。今度から若い作家さんもチェックするようにします。 | ||||
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やさしい人しか出てきません。「毒」を求める人の為の本ではありません。 ひきこもり(…とはいえ、もう「準」ひきこもりになってきている様子です)の鳥井と、それを支える坂木。 「ちょっとした謎解き+美味しい食べ物」が魅力のシリーズ。 「今」が変わってしまう事に怯える坂木の心の揺れ。相手の為には「今」から「未来」に変化する事が絶対的に良い事には違いないが、今の関係性が変化する事がこわい…。共感しやすい心情です。 登場人物全員がやさしく、悪意の存在しない、安心して読めるお話です。 | ||||
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シリーズ1から引き続き一気に読むことができました。 無理のない展開でよかったです。 | ||||
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阪木 司ワールドにはまり、今は落ち込んでいる私を励ましてもらっているところです。 新刊、待ってます。 | ||||
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三部作の第二部。 シリーズの一部を読んだので、続編を読みたくなって購入。 一部を気に入った方だったら、誰もが面白いと思うと思います。 | ||||
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引きこもり探偵シリーズ第二弾です。短編が三つ収録されています。 性別や年齢も違う不思議なコミュニティに仲間が増えていきます。 坂木と鳥居の関係に変化が出てきそうなので、次が気になります。 | ||||
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ミステリーっぽいのに、幸せな気持ちになる本でした。 | ||||
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シリーズ第二弾。 相変わらず、読むと穏やかに感動できる。 ただ、シリーズの導入であった前作に比べて、今回は少しとっつきにくい。 解説にもあったとおり、主人公の一人である鳥井の憎らしさが強調されているように感じた。 それに加えて、日常ミステリーのヒントが少なすぎる。 こんな少ないヒントで、ここまで見抜けるわけないだろと感じてしまう。 それを鳥井はやすやすと解き明かす。 これも、読者と鳥井との距離を作るための伏線なんだろうか。 たしかに、この距離感をつくることで、安易な感情移入の物語ではなくなった。 これをどうまとめるのだろうか。最終巻に期待です。 | ||||
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前作からの続きということで、登場人物がねずみ算式に増える今作。 善意いっぱいの登場人物たちは健在。ちょっとした悪意に見舞われたり (とはいえその根源はこれまた非常な善意からの帰結といえる)というアクシデントもあり、 しかし相変わらず鳥井の幼児退行も坂木の涙もろさもお約束通りにそこにある。 推理は論理的だし、地方の銘菓や小道具の美しさに薄まっているとはいえ、 やはりコンポーネントとしての主人公2名の関係は立ち止まって考えると微妙。 男子×男子である必然性がないゆえに、どうにもくすぐったい。 でも、いろいろな書評を読むとそこにやはり引っかかりを感じるが故に 読んでしまう読者層もあからさまに存在するようだ。 そう考えるとこの設定、もしかしたら作者の狙いなのかも。 そうしてだとしたら、この作者、スイートな善意に包んで、 かなりの劇薬を展開しているのかもしれないぞ。 うむ、反復性あり。依存性ややあり。遅効性の劇薬小説か? | ||||
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ひきこもり探偵の鳥井真一のシリーズ第二作。 前作に引き続いて「鳥井真一」がホームズ役、友人で語り手の「坂木司」がワトスン役をつとめる、日常の謎をといていく連作短編集です。主人公の鳥井がひきこもりで坂木を主軸にした人間関係しか描けないという特殊設定を活かした本シリーズ、今作でもその特殊設定を十分に引き出せる対人関係がらみの謎解きを前面にだして物語を展開しております。 夏、秋、冬と季節ごとに一編ずつ話が進み、それぞれの話での登場人物や事件が次の登場人物や事件とつながり展開していく構成の妙も、一つ一つの話の完成度もあいかわらず高いです。わけても、徐々に徐々に真一のひきこもりが緩やかになり、少なくとも対人関係においては、圧倒的に坂木主体、坂木との関係でしか関知しないものの、それでも外界とのつながりを持とうとしていく姿に思わずぐっと拳を握りしめて応援してしまいます。口調や喋り方、価値観の置き方にはまだまだ問題があるかも知れませんが、徐々に回復しています。彼は、小さい時に母親から完全に放棄され、父親との縁も薄く、またいじめにあっていたという過去のせいで完全に精神バランスがおかしい部分が残っていたのが、徐々にそれが取れていく姿は、簡単な言葉で表してはいけませんが感動を与えていると思います。 ただ、ちょっと気になったのは巻末解説の有栖川有栖さんの解説。 この鳥井真一のキャラについて「どうしても好きになれない」、また「好きになれないように設定している」という趣旨のことを書かれています。となると、自分の説明だったり感想というのはかなり彼の読み方と離れているんですよね。ブログ書評の中でも「坂木」の性格についてつっこまれているのはよく見かけますが、鳥井については否定的に書かれているところをあまり見ていなかったのが盲点で気付きませんでしたが、やはり読む人によって感想や見方はずいぶんと違うのだという事を再度認識致しました。ひょとしたらこの評価は自分がずいぶんと昔にカウンセリング的な仕事をしていたのと関係しているかも知れません。なので、このレビューはあくまでも個人的な感想になっていますが、その個人的な感想ではこの物語は非常に完成度も高い心温まる作品だと思います。 あと必ず前作の「青空の卵」から読むことをお勧めします。 | ||||
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3つの短編が含まれているが、伏線が繋がりあっているため、一本の長編として読める。『青空の卵』の続編とあり、確かに続けて読んだほうが、人物関係がわかりやすい。 ひきこもりは坂木と鳥井が拠って立つ、これこそが鳥井であるという象徴である。 アイデンティティとして、坂木と鳥井の共同で作り上げられたファンタジーである。 二人は、ともすれば二人だけの閉じられた関係にひきこもろうとする。いつかは、この安全で親密な巣から出なくてはいけない。 喪失の予感が漂う中、新たな登場人物たちとの新たな物語りが紡がれる。次作への期待、成長への希望が余韻に残った。 | ||||
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前作に引き続き、引きこもり探偵が日常に起こるちょっとした出来事に 明快な答えを出してくれるこのシリーズ。 2人の濃い関係もいい。2人をとりまく周りの脇キャラもたってて、 輪がどんどん広がっていい感じです。 | ||||
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「彼は僕を介してしか、外界と接触しなくなったのだ。」ひきこもり探偵鳥井とその友人・坂木が巻き込まれるちょっとした事件を解決する。 前作『青空の卵』に続く第2作。登場人物や設定は前作から引き継がれているので、必ず前作を読んでからにしましょう。 密接すぎる二人の関係に「boys love系か?」との感じも冒頭では受けますが、読み進めるうちに印象は変わり、むしろ爽やかな気持ちになれます。 人が人を想う気持ち。ときにはすれ違い、時には誤解から憎しみに変わったりする。それでも大切な気持ち。 「正直者がバカを見る」「おひとよしは損だ」と言われます。でも、この作品を読めば、ひとにやさしくすることで、いかに世界が豊かで暖かい場所に感じられるかが分かります。 「自分ももうちょっとひとにやさしくしよう」そう思わせてくれる本書。前作ともどもお勧めです。 | ||||
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遂に外の世界へとその腕を伸ばし始めたかのように見える。ひきこもりはひきこもりからの脱皮の途中なのだろう。話が重みを増し、人物が生き生きとし始めてきた。代わりにあっと驚く場面が少なくなったのが残念だ。 | ||||
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第1作を読んでから当然この本は読むべきであるが、 デビュー作同様に、冴え渡る推理・美味しそうな料理 やお菓子、泣ける人間模様等が描かれています。 第1作目でこの小説の世界にはまった読者にとっては 当然読むべき作品でしょう。 1・2作の作品を読み通して思ったのは、まだこの2 作目でもこの2人はまだ友達とは呼べない関係ではな いかと思いました。 作品でも出てきますが、坂木と鳥井の関係は特殊な関係 で、それには歴史があるのだけれど、現在鳥居は坂木を 神というような位置づけにして付き合っていることと、 坂木が鳥井を「彼」とも「友達」とも違った「この生き物」 と描写していることから、彼ら2人は依存し合っているだけ で、お互いを対等な喧嘩と仲直りのできる「友達」として 位置づけていません。 3作目で恐らく鳥井が卵から巣へ、そして世界へ羽ばたく ようになって、自分の足で歩けるようになった時はじめて この2人は対等な関係となり、本当の意味での友達・親友 になれるのではないでしょうか。 そういう意味からも完結作「動物園の鳥」はこの2冊を読 んだ読者には必読の作品でしょう。 | ||||
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坂木司の本を『切れない糸』から読みまして、この本で2作品目です。両方とも坂木司の作品の根底である人情味があるのであたたかい気持ちになる作家ですよね。この本はシリーズの第2作になりますが、途中からでも楽しめました『切れない糸』では距離を保つ友情のホームズとワトソンがこのシリーズではホームズとワトソンである鳥井と坂木が、密着度が高い絶対的関係なんですねでも短編集だからこそその2人の成長と、事件が解決されていく度に2人の人間関係の輪も広がるのがじわじわ分かって面白いです。個人的には「銀河鉄道を待ちながら」が好きです自分が気に入ってるのに周囲で共感する人がいないとき唯一同じ価値観を持つ人を見つけた気持ち共感者を見つけた嬉しさがこちらにも伝わってくるしその相手とほんの小さな心のわだかまりで一線を引いてしまう心の動きこういう気持ち坂木さんの文章で読むとしんみりして気に入ってます | ||||
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『青空の卵』の続編です。まず、タイトル名(『青空の卵』→『仔羊の巣』)からして物語の広がりを表している。本作は全作にも増して1篇1篇が長くなっており連作中編集と呼ぶべき内容となっている。またまた新たな出会いが起こります。人と人との暖かいつながりは前作以上に表れており読んでいて心地よい。鳥井の自慢の料理シーンや名推理より、周りの登場人物の活躍が目立ったような気がする。1篇目では同僚の吉成くんや佐久間さん、2篇目ではは土屋さんや利明くん、最終篇では矢崎さん・・・特に最終章ではかなりの人物が総出演といった感じで出てきて、季節感も上手く醸し出して(クリスマス)なかなかのものです。個人的には最年長の栄三郎さんの存在感が作品全体を引き締めて!るような気がしました。それも究極的には坂木と鳥井の仲のことが発端となって起こった事件なんで余計に面白く仕上がっている。作者にとって、坂木さん(登場人物の)って理想の男性なんでしょうかね?お人よしみたいに言っててそれが謙遜みたいに受け止めてしまいました。それにしてもふたりの仲はどこまで良くなり続けるのでしょうか?三部作らしいのであと1作楽しみにしております。最後は長編らしいですよ。前作を読まなければ理解し辛いであろうことをつけくわえておきます。 | ||||
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