暗黒館の殺人

評判

暗黒館の殺人の評価:

3.40/5点 レビュー 206件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.40pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全122件 81〜100 5/7ページ
No.42
(4pt)

「館」シリーズの超大作

綾辻の「館」シリーズの最後を飾る超大作。文庫で2000ページあまりある。(最近の講談社文庫は文字が大きいという話もあるが)
基本的には、怪しげな雰囲気の登場人物が出てきて、おどろおどろしい周辺環境で、嵐の山荘状態が勃発して、そこで連続殺人事件が起きて、という、おいおいこれは横溝正史か、というような話。2000ページまで書く必要があるかというと、このやたらおどろおどろしい表現を絞ると2/3くらいにはなる気がしますが、まあこれは作品のカラーということで良しとしましょうか。
で、本作品最大の大ネタについて言えば、いちおう本格の範疇と言えるでしょう。ちゃんと途中に分かりやすい(?)伏線がいくつか張られているし、良く読んでいれば半分位でわかるかなという感じ。一方で、最後の一発どんでん返しはと言うと、こりゃちょっとわからんですよ、という気がしますね。確かに途中でおや?というエピソードがあったといえばあったのですが。あと、おおぉ〜この人があの人だったのか!は、まあお約束ということで(笑)。
全体構成で言うと、地の文で書かれるようなところを、ちょっと超自然的な設定で書いてあるようになっているので、そこがかなり取っ付きにくかったです。とまれ他の「館」シリーズを読んだなら、締めにこれを読まないという手はないでしょうね。(他の「館」を読んでから手に取ったほうが良いでしょう。絶対だめとはいいませんが、そのほうが楽しめます。)
暗黒館の殺人〈1〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人〈1〉 (講談社文庫)より
4062758555
No.41
(4pt)

読む人を選びそう…

☆は4つだけど、ちょっと甘めかな。正直☆3つ半くらいです。
読む前に絶対に今までの館シリーズを読破しておくことをオススメします。
それでないと、せっかくの「オチ」の驚きが半減(いやそれ以下かも)します。館シリーズの集大成という評判を聞いて私もこの作品を読む前に全部読み返しておいたのですが、そうしておいて良かったと心から思っていますね。
ただ、オチそのものについては「十角館」「時計館」に比べるとそんなに優れているとは思いません。事件そのものよりもその「オチ」と、不気味な館の世界を楽しむといった方がいいかもしれません。あるいは、“集大成”とはよく言ったもので、今までの館シリーズとは違い、今までこのシリーズを愛読してきた読者に対する「作者からのプレゼント」とでもいったような感じでしょうか…今まで数々の「館」を見てきたからこそ、あの「オチ」に驚愕することができるのだと思います。
あの「一行」で読者を驚かせるために、作者はこの長〜〜〜い話を書いたのではないかなと思いました。
他の方も書いておられましたが、途中、イライラさせられる箇所が多いです。長い話なのでどんな伏線があったのかも忘れそうになってしまうし(それってもったいないことですよね)、肝心な所で(誰かが重要なことを口にしようとすると、意表を突いた邪魔が入るとか)物語が中断される場面が多くて…なのでここまで長くする必要性もなかったのかなって思いました。“視点”についても、繰り返し繰り返し描写されるので、読んでいてちょっとしんどくなってくる箇所も。
全てを明らかにすることがいいとは思わないけど、ラストももうちょっと「事件のその後」を見せてほしかったような気もしますただ、玄児と“中也”の関係についてこちらの想像を掻き立ててしまうような描写もいくつかあり、その辺についてはぼやかしてあるのも良いかと思いますが。
もしやこの「暗黒館」で最後なのかと思いましたが、「びっくり館」があるのですね。その後も執筆予定とのことですし、この大作を超えて次はどんな作品になるのか楽しみです!
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.40
(4pt)

館シリーズの集大成

着想から完成まで八年…。いくら遅筆な著者とはいえ、これ程の年輪を費やした甲斐はあったというものだろう。本作はあらゆる意味において、館シリーズの、そして何よりも作家・綾辻行人の、総決算というべきものだ。例えば、中村青司の核心へ最も大胆に迫ったという試みにおいて。また、藤沼画伯、宮垣葉太郎、古峨精計社といった過去の懐かしき面々の登場においても然りである。 江南でも鹿谷でも青司でも玄児でもなく、主役はあくまで館そのものだ。邸内が映像として立体化されるくらいの、リアリティ!視覚、聴覚、その他あらゆる感覚において、その「暗黒さ」をまざまざと開翼させる、怪鳥の如き圧倒的存在感!早鐘を打つ様な鼓動が騒がしい。 呆気にとられる結末は、「人形館」同様、評価は別れると思う。おまけにとにもかくにも大長編である。建築方面に心得のない読者なら、かなりの徒労を強いられるのは間違いないだろう。が、それだけのリスクを冒してでも読破する価値は余りある。 私は、ミステリではなくホラーと捉えて存分に楽しませて貰った。何と言っても、この作品に惹き付けられて止まないのは、「時計館」や「水車館」と双璧を為す幻想性のせいだろう。ラストの現実とも非現実とも思える余韻には、かの、宮部みゆき著・「蒲生邸事件」が想起される。 無論、情緒だけにあらず。登場人物にせよロジックにせよ、一辺の無駄もない、その重厚感。逆転に次ぐ逆転の、その戦慄。新本格のジャンルを超えたスケールに、全く以て感嘆させられる。 賛否ある本作。是非、自らの目でその暗黒面を確かめて貰いたい。ただ、くれぐれも館に魅入る余り、ダリアに取り憑かれることのないように…。
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.39
(4pt)

シリーズ史上最大の館、ここに完成

「黒猫館」以来実に12年振りに上梓された、新たなる「館」。館シリーズ最長の分量、ストーリーの視点が様々な人物へと移ろいでゆくスタイルと、規模・斬新さ共に、待ちに待った読者の期待を裏切らない大作になっている。 暗黒館に好奇心から乗り込み転落事故に遭ってしまう江南を始め、中也、玄児といった登場人物達の「記憶の欠落」が作中における最たる謎だ。これがどの様に収束してゆくのかは下巻へのお楽しみ…として、中原中也の詩を引用するなど、綾辻行人の相も変わらぬ幻想小説への傾倒には唸らされる。 館の構造や建築蘊蓄が冗長で、作品への批判材料になってもいるようだが、私には、これまでに類をみない細緻な描写に、著者の並々ならぬ覚悟と野心が十二分に伺えた。加えて、浦登家の体質や秘儀といった土俗性も、従来の館とは異なる怖気を醸成する果敢なアプローチといえるだろう。 地域から隔絶された暗黒一色の屋敷、陽光を拒絶するいわくありげな住人達、「意味のない殺人」…。これだけ網羅された伏線の落としどころを探るのが如何に難儀かは、作家も読者も大した差違はない。 しかし、読者に出来るのは、これまでに数多の意表を突くミスリードをみせてくれた館達を凌駕する結末を信じて、これまた膨大な量の下巻に挑むことだけだ。勿論、躊躇う必要はない。前代未聞の規模を誇るこの館もまた、積年の期待を無下に裏切ることは決してないだろうから。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.38
(5pt)

面白かった('∀`)

長いですねぇ(笑) だから、すごく良かった!!('∀`) キャラクターや世界観が好きだったので早く終わって欲しくなくて… 僕にとっては嬉しい作品でしたね本当に買ってよかった〜('∀`)今までのシリーズを読んでいたなら余計に楽しめます('∀`)館シリーズでお馴染みの『あの人達』にこんなエピソードがあったんだ…!…と感動しちゃいましたよ('∀`)テーマの館、キャラクター、世界観もみんな魅力的ですごく良かった四冊読んでる内に、すっかり気に入ってしまっていたので…ページを捲る度に物語の終わりへ近づいていってしまうのが寂しかったなぁ(笑)欲をいえばエピローグ…キャラクターのその後をもっと知りたかったな…なんてそれくらい入れ込みました('∀`)
暗黒館の殺人〈1〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人〈1〉 (講談社文庫)より
4062758555
No.37
(4pt)

シリーズファンなら楽しめる

とても長い作品で初心者には、「十角館の殺人」をお勧めするが、シリーズファンならかなり楽しめるのではないかと思う。
私は館シリーズのファンなので、長い間作品の世界に浸ることができた。
初めの殺人が起こるまでかなり時間がかかるのでそこまで楽しめるかどうかで作品の評価が変わるのではないか。
登場人物の中では双子の姉妹がかわいくてよかったと思う。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.36
(5pt)

ようやく殺人事件勃発

陸の孤島となった暗黒館で、ようやく殺人事件が起こります。
殺人事件そのものにも謎めいた部分はあるのですが、それよりももっと深い、得体の知れない闇が、暗黒館を覆っています。
謎が謎を呼び、登場人物の複雑な相関関係とともに、ぐっちゃぐちゃに絡み合っていきますが、まだまだ前半。
パズルのピースがうまく合わない時のような違和感を楽しみながら、サクサクッと読み進めましょう^^
暗黒館の殺人〈2〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人〈2〉 (講談社文庫)より
4062758563
No.35
(5pt)

この辺まで来ると・・・

三巻は厚めですが、ここまで来ると館の間取りも頭の中に定着してきますので、割とスイスイ読めます。
殺人事件のからくり自体はなんとなくオチが読めますが、そのバックボーンとなる浦登家の謎は深まるばかり。
それにしても玄児さん、もったいぶって引っ張る引っ張る^^;
フラストレーションが溜まりますが、最終巻でスッキリしますので、ご安心ください。
暗黒館の殺人〈3〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人〈3〉 (講談社文庫)より
4062758806
No.34
(5pt)

そして、新たな謎が・・・

謎解き編の第四巻。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、ページをめくるごとにスッキリしていきます^^
そして、まさに「人に歴史あり、館に歴史あり」という大団円を迎えます。
・・・が、続きが気になることだらけじゃないですか!綾辻さん!
これを読み終わると、もう一度『十角館』から読み返したくなるのは必定。
なるほど、今度はそうやって時間稼ぎをする気ですか(笑)
またどこかで暗黒館のその後を書いてほしいと、切に願います。
奥様が『魔性の子』を書いたように、外伝的な形でもいいですから。
4巻通して読み終えての感想ですが、「みんないい具合に記憶を失いすぎ」などのご都合主義を差し引いても、広げまくった風呂敷を綺麗に畳み込んだ手腕には素直に脱帽です。
余韻の残し具合も良い感じ。
館シリーズでおなじみの人びとがみんな出て来ますし、それぞれに新事実が盛り込まれていますので、またシリーズを読み返したくなります。
そういう意味でも「おいしい」作品です。
ただ、1巻のレビューにもチラッと書きましたが、これまでのシリーズのような「手に汗握る恐怖感」は薄いかな、と思います。
それはひとえに、登場人物が基本的に「いい人」ばかりというのも原因かと。
もっと救いようの無い、悪意に満ち溢れたドロドロの展開にするのもアリだったのかな・・・とも思いましたが、この原点から、今後のああいう事件へと繋がっていくことを考えると・・・。
そっちの方が怖いですね・・・。
何だか奥歯に物が挟まったような書き方しかできませんでしたが、読めばご理解いただけるかと思います^^;
暗黒館の殺人〈4〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人〈4〉 (講談社文庫)より
4062758814
No.33
(5pt)

委ねることの心地よさ

「館」シリーズの、文庫版最新刊です。
実に4冊にまたがる大長編です。
この「長さ」については、ノベルス版のレビューを見ると賛否両論のようですが(否の方が多いような・・・)、私は皆が批判するほどの冗長さを感じませんでしたし、この内容だとむしろ妥当な「長さ」だと思います。
それほどの、「時間の重さ」が詰まった作品です。
未読の方には、「何としてでもトリックを暴いてやるぞ」と身構えて読むのではなく、ナビゲート役の“視点”に身を委ね、暗黒館に流れる「時間」を肌で感じつつ読まれることをお勧めします。
トリック云々を超越した時間旅行に、本作品の真骨頂があるのです。
そういう意味では、従来の館シリーズとは若干趣が異なりますので、生粋の新本格ファンには不満が残るのかも知れません。
言ってしまえば、事件自体はたいしたことはないですし^^;
第一巻は、舞台と登場人物の紹介です。
のっけから謎がいっぱい出てきますが、当然謎のまま話は進みます。
視点がクルクル変わり、その度にそれぞれの心情や回想が織り交ぜられますので、辛い人には辛いかも知れません。
もう一度言いますが、あまり深く考えずに「委ねる」のが吉です^^
暗黒館の殺人〈1〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人〈1〉 (講談社文庫)より
4062758555
No.32
(5pt)

間違っても最初に読まないでください。

十角、水車、迷路、時計、黒猫、(人形?)。
少なくとも5つの館シリーズを読んでからではないと、意味や前後関係が分かりません。各館シリーズで謎が解き明かされた上で、この暗黒館が成立します。最後のあっと驚くトリックは仰天ものです。猿の惑星シリーズみたいに、このあと十角館に帰るような「新館」が出るのか、それとも大作なので作者がしばらく充電するのか。
館シリーズの集大成でかなりの読み応えがあります。そして、すべて分かったところで征服感と同時にこれで終わりではないかという虚無感が起こります。
次のシリーズ、絶対期待しています。
暗黒館の殺人〈4〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人〈4〉 (講談社文庫)より
4062758814
No.31
(4pt)

デビュー

本人も述べているように,この本は綾辻の第二の処女作です。
力の入り方の違いとともに,大きな決意表明が本からにじみ出ています。
今までの館のモチーフを散りばめながら,シリーズで最大で怖さもひときわな館で事件が次々に起こります。(少し小野不由美のようなおどろおどろしさ)
活字を追ってゆくのが苦にならない人には,おすすめの読み応えです。
私はだれなのか,いくつもの謎を提示して上巻は終わります。
さぁ,下巻へとGO!
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.30
(4pt)

館読んでいて あーよかった

なんとも分厚い下巻ですので,片手で本を持つ習慣の方には,ちょっと重たいです。
でもこの下巻を,一息に読まずに時間をかけられた人はよっぽどの自制心の持ち主でしょう。
先へ先へと急いでしまいます。鮮やかに世界が晴れて行きました。
という訳で,上巻にあれだけ謎を含めて,その伏線全てに解を与えた綾辻氏に拍手。
長いもの読んだけど,結局あれはどうだったのという不満足感なしは保障です(質がいいの,苦しめなのはありますが)。
それより何より,一人の作家の青春と中年の時代を総括し,新たなスタートをきる作品にお付き合いさせていただいたことが,何より楽しかったです。
私はミステリの謎解きが下手なほうなので,最後は驚きにつぐ驚きでした。
本当にこの作品が書けてよかったですね。綾辻さん。
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.29
(4pt)

世界の崩壊

ネタバレ注意! やたら抽象的な描写や、第三者からの視点が入っていて、読みにくくイライラする場面もありましたが、最後になって、その理由はわかるはずです。館シリーズの特徴として、最後のどんでん返しと世界の崩壊があげられ、それによる一種の快感がたまらないのですが、この作品も最後のどんでん返しにはビックリしました。ただ、館シリーズを初めて読む人にはわからないでしょう。この作品を読む前に館シリーズを何作か読んだ方がいいです。今回はやたらホラー的な描写が多く、中盤あたりのこの館に関する説明のところでは完全に引いてしまい、「そんなことあるわけねえだろ!」と思ってしまいました。またあの宴のシーンはご勘弁を。止めてもらいたかったです。全体的にあまりミステリーっぽさがなく、トリックも対したことないというか、ほとんどなかったです。もうちょっと理詰めにミステリーっぽくして欲しかった。また、最後が夢オチで、しかもあんな詳細な夢を見るなんて無理がありすぎます。江南くんも言っていましたが、登場人物が結局どうなったかちゃんと説明して欲しかったです。気になります。特にあの姉妹とか。全体的に本格ミステリーというより、ホラーとしか思えず読む人を選ぶでしょう。ただ、最後のどんでん返しは素晴らしいし、館シリーズのファンなら感慨深くなります。読んで損はないはずです。それにしても劇中の矛盾点や伏線にはほとんどきづかなかった。相当注意深く読まないと・・
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.28
(5pt)

見事、暗黒の完結

上巻から引き続き、その作品内の雰囲気は抜群。

終焉を迎えるにつれ、その作品により速く、より強く引き込まれていく。

上巻から仕組まれている伏線。

幾つものおどろおどろしい謎の被数々。

綾辻さんお得意の叙述トリック。

それの全ての謎が氷解したあの『爽快感』。

全身がどっと疲れるような『脱力感』。

それでも何故か、読破した後には読了感は沸き起こらない。

最後の最後に、小さな未解の謎を盛り込んだのもなかなか乙。

この原稿用紙2500枚の長さも頷ける。

この不思議な感覚は、読んでみなくては分からない!!
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.27
(4pt)

確かに長いかもしれないが・・・・・

上下巻作品を、上巻下巻別々に評価するのは難しいのですが・・・・。
綾辻行人さんの『館』シリーズ7作目。
今までの作品と比べると、確かに長い。
けれどもその長さには訳があると、自分は感じる。
確かに好き嫌いは分かれると思う。
「ミステリはトリックだ。」と思われる人にとっては、ただぐだぐだと無意味な描写・表現が並んでいるだけだと思うかもしれない。
けれども、読んだ人が『綾辻』ワールドに魅せられた人ならとても満足されることだろう。
綾辻行人さん独特の世界とでも言おうか、その幻想性は盛り沢山である。
自分はその黒々とした、思いっきり陰を含んだ世界に取り込まれていた。
事件そのものが発生するのが上巻の後半なので、そこは少々不満だったが、それでも満足だった。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.26
(4pt)

 

やっと読み終わりました。本自体は発売直後に買ったのですが、当時は仕事が忙しかったのや、書評での評価があまり良くなかったので、ツンドク状態でした。その結果は、「うーん、さもあらん」。
この作品の欠点は、無駄な描写が多い、伏線が多く張り方も露骨過ぎて小説の流れを阻害する、氏独特のモノローグ的な表現部分が多すぎる、等が挙げられます。また、初期の作品に比べ、読み辛さがアップしているが、驚愕さがダウンしている感じです。これは鳴風荘事件辺りから感じていた事ですが…。もう少し一般の読者の方を意識して書かれたほうが良い作品になったのでは、とも思います。
それでも星四つにしたのは、先ず、この作品が日本独特の「黒き川の流れ」系の正統的継承作品だと思うからです。次に、(これはホントは理由になりませんが)綾辻氏のフアンだからです。フアンだから作品の批判はするけど、氏自身は応援し続け、氏の作品は読み続けます。
さて、次は「びっくり館の殺人」です。「暗黒館」からわずか一年半で読めるなんてフアンとしては嬉しい限り。ワクワクドキドキしています。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.25
(5pt)

長いが、驚きの結末

この本はとにかく長いです。しかし、頑張って最後まで読めば、衝撃の大どんでん返しが待っています。この人の本はいつも驚きのトリックや結末なのですが、今回もまた驚かされてしまいました。
暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)より
4061823892
No.24
(5pt)

長いが、驚きの結末

この本はとにかく長いです。しかし、頑張って最後まで読めば、衝撃の大どんでん返しが待っています。この人の本はいつも驚きのトリックや結末なのですが、今回もまた驚かされてしまいました。
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884
No.23
(4pt)

賛否両論

この作品には賛否両論があるようですが、読んでみて「成程」でした。まずはその長さに原因があると思います。しかもその長さの一因として、1、情景描写がやたら多い。2、ストーリーに直接関係のない抽象的言い回しが折に触れて出てくる。3、言葉の繰り返し(カッコ書き)や同じ文章の繰り返しが多い等々。これらが先を急ぐ読者にはいかにも邪魔臭く鬱陶しいと感じられるのでしょう。しかし、1については読者が主人公になりきって物語に溶け込む臨場感を持つのに大きな役割を果たしています。2,3については下巻の最後にその意味を知ることになるでしょう。「殺人鬼」で見せたトリックと映画「バックトゥザフューチャー」の趣を感じるかもしれません。CDで言うなら今までのベストアルバム的作品なので「十角館の殺人」以来のファンには必見です。読み方としては登場人物の「私」が途中途中で感じた「疑問」をメモっておいてそれらの謎解きを楽しむと共に、後述でそれが明らかになった時、項目ごとに消しこんでいくのが良いでしょう。いずれにしても、一気に読んでしまわずにじっくりと先述した1,2,3をかみしめながら味わうことをお勧めします
暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)より
4061823884