Y

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評判

Yの評価:

3.94/5点 レビュー 33件。 B ランク

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平均点3.94pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全50件 1〜20 1/3ページ
No.50
(4pt)

究極のラブ・ストーリー?

技巧的に優れた作品で、最初の方は一人称が誰なのか区別がつかず戸惑った部分がありましたが、そこを通り過ぎると一気に物語に引き込まれました。ただ、動機となる女性への想いと、その女性の魅力が釣り合わず、エンタメとしては釈然としない読後感となりました。案外こんなもんだよという皮肉が込められた作品なのか、描き方の失敗なのかはよくわかりませんが。
Y (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: Y (ハルキ文庫)より
4894568586
No.49
(4pt)

究極のラブ・ストーリー?

技巧的に優れた作品で、最初の方は一人称が誰なのか区別がつかず戸惑った部分がありましたが、そこを通り過ぎると一気に物語に引き込まれました。ただ、動機となる女性への想いと、その女性の魅力が釣り合わず、エンタメとしては釈然としない読後感となりました。案外こんなもんだよという皮肉が込められた作品なのか、描き方の失敗なのかはよくわかりませんが。
Y Amazon書評・レビュー: Yより
4894561417
No.48
(5pt)

(2022年―第3冊)やはり佐藤正午らしい「縁(えにし)」の物語。

1998年9月、出版社の営業担当・秋間文夫の自宅に北川健という見知らぬ男から電話がかかってくる。北川は高校時代からの親友だと名乗るが、秋間にはまったく心当たりがない。どうしても会って話がしたいと言う北川に胡散臭さを感じて、秋間はそれを拒否するが、後日、北川の代理人だと語る加藤由梨から奇妙な手記を渡される。そこには、にわかには信じられない《実話》が書かれていた……。
----------------------------
 1998年11月に出版された佐藤正午氏の、タイムトラベル恋愛小説です。当時、私はこの小説が文庫化される前に手にして、大いに楽しんだことを覚えていますが、さすがに四半世紀近くが経過して、物語の詳細は記憶から拭われていました。今回、読み直すに値する小説だったという確かな記憶をもとに、ひさしぶりに文庫で手にしてみました。

 北川が秋間に渡した手記には、1980年9月6日に渋谷駅発の井の頭線列車が、下北沢駅を過ぎたところで大事故に見舞われ、その列車に乗っていた北川やその他大勢が被害に遭う話が書かれています。そして事故を乗り越えた北川がその後の18年を経る中で、抱いたひとつの罪悪感――あの女性を事故から救うことができなかったという苦い思い――に苛まれ続けます。そしてある日、時間を遡ることができる特殊な力を持ったことに気づき、それを利用してある壮大な計画を実行していくのです。

 ケン・グリムウッド『 リプレイ 』に着想を得たこの日本のSF小説が最後に明らかにするのは、人と人との「縁(えにし)」の妙です。
 かつてこの小説を読んだとき、私はまだ佐藤正午初心者でした。わずかに『 ジャンプ 』を読んだくらいではなかったでしょうか。
 以来、かなりの数の正午作品を手にしてきましたが、佐藤氏の作品に通奏低音として存在するのが、この《人と人との「縁(えにし)」の妙》だと気づくようになりました。『 ダンスホール 』しかり、『 5 』しかり、『 鳩の撃退法 』しかり、『 月の満ち欠け 』しかり……。

 この『Y』も、時間をさかのぼって1980年からの人生を北川が生き直したところで、秋間の人生に多少の偏差は生まれるものの、それでも妻や恋人たちとは、形こそ異なれども、やはり別の人生でも新たな関係が生まれるのです。
「その出会いは偶然の産物というよりも、もっと自然なもののような気がします。『縁』という言葉に近いものです」(302頁)
 まさに、多少の偏差にも屈することのない《多生の縁》が厳然と存在するのです。

 だからこそ、この「あの日あの時刻に生じてしまった過去の事実を、もしいまから別のかたちに置き換えることができればと、長い人生の途中で誰もが一度は願ってみる奇跡を、本気で願いつづけた男の物語」(11頁)を通して読者が味わうべきは、今ある人生を形づくってくれた縁(えにし)を大切にする思いであると私は思うのです。

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Y (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: Y (ハルキ文庫)より
4894568586
No.47
(5pt)

(2022年―第3冊)やはり佐藤正午らしい「縁(えにし)」の物語。

1998年9月、出版社の営業担当・秋間文夫の自宅に北川健という見知らぬ男から電話がかかってくる。北川は高校時代からの親友だと名乗るが、秋間にはまったく心当たりがない。どうしても会って話がしたいと言う北川に胡散臭さを感じて、秋間はそれを拒否するが、後日、北川の代理人だと語る加藤由梨から奇妙な手記を渡される。そこには、にわかには信じられない《実話》が書かれていた……。
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 1998年11月に出版された佐藤正午氏の、タイムトラベル恋愛小説です。当時、私はこの小説が文庫化される前に手にして、大いに楽しんだことを覚えていますが、さすがに四半世紀近くが経過して、物語の詳細は記憶から拭われていました。今回、読み直すに値する小説だったという確かな記憶をもとに、ひさしぶりに文庫で手にしてみました。

 北川が秋間に渡した手記には、1980年9月6日に渋谷駅発の井の頭線列車が、下北沢駅を過ぎたところで大事故に見舞われ、その列車に乗っていた北川やその他大勢が被害に遭う話が書かれています。そして事故を乗り越えた北川がその後の18年を経る中で、抱いたひとつの罪悪感――あの女性を事故から救うことができなかったという苦い思い――に苛まれ続けます。そしてある日、時間を遡ることができる特殊な力を持ったことに気づき、それを利用してある壮大な計画を実行していくのです。

 ケン・グリムウッド『 リプレイ 』に着想を得たこの日本のSF小説が最後に明らかにするのは、人と人との「縁(えにし)」の妙です。
 かつてこの小説を読んだとき、私はまだ佐藤正午初心者でした。わずかに『 ジャンプ 』を読んだくらいではなかったでしょうか。
 以来、かなりの数の正午作品を手にしてきましたが、佐藤氏の作品に通奏低音として存在するのが、この《人と人との「縁(えにし)」の妙》だと気づくようになりました。『 ダンスホール 』しかり、『 5 』しかり、『 鳩の撃退法 』しかり、『 月の満ち欠け 』しかり……。

 この『Y』も、時間をさかのぼって1980年からの人生を北川が生き直したところで、秋間の人生に多少の偏差は生まれるものの、それでも妻や恋人たちとは、形こそ異なれども、やはり別の人生でも新たな関係が生まれるのです。
「その出会いは偶然の産物というよりも、もっと自然なもののような気がします。『縁』という言葉に近いものです」(302頁)
 まさに、多少の偏差にも屈することのない《多生の縁》が厳然と存在するのです。

 だからこそ、この「あの日あの時刻に生じてしまった過去の事実を、もしいまから別のかたちに置き換えることができればと、長い人生の途中で誰もが一度は願ってみる奇跡を、本気で願いつづけた男の物語」(11頁)を通して読者が味わうべきは、今ある人生を形づくってくれた縁(えにし)を大切にする思いであると私は思うのです。

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Y Amazon書評・レビュー: Yより
4894561417
No.46
(4pt)

これからの生き方を見直すきっかけになると

読み進めるごとにそれぞれの登場人物の人物像が浮かび上がり、
彼らの関係が徐々に繋がっていきます。
続きが気になってしょうがないストーリーです。
また、物語の最後も読者全員に北川の今後を想像させるような
区切りの良い終わり方でした。

一人一人の人生は選択の連続の中にあり、ほんの少しのことで大きく運命が変わることがある。
ありきたりな言葉かもしれませんが、
私はそんなメッセージをこの本から感じました。。
Y (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: Y (ハルキ文庫)より
4894568586
No.45
(4pt)

楽しみの一つ

これから楽しませていただきます。
Y (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: Y (ハルキ文庫)より
4894568586
No.44
(4pt)

これからの生き方を見直すきっかけになると

読み進めるごとにそれぞれの登場人物の人物像が浮かび上がり、
彼らの関係が徐々に繋がっていきます。
続きが気になってしょうがないストーリーです。
また、物語の最後も読者全員に北川の今後を想像させるような
区切りの良い終わり方でした。

一人一人の人生は選択の連続の中にあり、ほんの少しのことで大きく運命が変わることがある。
ありきたりな言葉かもしれませんが、
私はそんなメッセージをこの本から感じました。。
Y Amazon書評・レビュー: Yより
4894561417
No.43
(4pt)

楽しみの一つ

これから楽しませていただきます。
Y Amazon書評・レビュー: Yより
4894561417
No.42
(4pt)

読みやすいし読み応えもある

ついつい一気読みしてしまう系の作品、話が飽きさせない作りである 休みの日などに一気に読みたい、寝る前や通勤で読むにはやや危険な引きがある 内容は佐藤作品の中では順当で飛び過ぎない、性癖はいつも通りである 長編を読みたいという人にお勧めする いつもの性癖のせいでやや読後が悪い人もいるかもしれない
Y (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: Y (ハルキ文庫)より
4894568586
No.41
(4pt)

読みやすいし読み応えもある

ついつい一気読みしてしまう系の作品、話が飽きさせない作りである 休みの日などに一気に読みたい、寝る前や通勤で読むにはやや危険な引きがある 内容は佐藤作品の中では順当で飛び過ぎない、性癖はいつも通りである 長編を読みたいという人にお勧めする いつもの性癖のせいでやや読後が悪い人もいるかもしれない
Y Amazon書評・レビュー: Yより
4894561417
No.40
(4pt)

異次元の世界に引き込まれる

読みやすかったと思います。ただ登場人物が忘れた頃に復活するので戸惑うところはありました。よく村上春樹氏と比べられる事がありますが、多分佐藤正午氏も不思議な体験をされたのだろうと思います。それは体験した者でないと表現出来ないものだと思うので、分かりやすくストーリーとして伝える力を感じました。
Y (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: Y (ハルキ文庫)より
4894568586
No.39
(4pt)

異次元の世界に引き込まれる

読みやすかったと思います。ただ登場人物が忘れた頃に復活するので戸惑うところはありました。よく村上春樹氏と比べられる事がありますが、多分佐藤正午氏も不思議な体験をされたのだろうと思います。それは体験した者でないと表現出来ないものだと思うので、分かりやすくストーリーとして伝える力を感じました。
Y Amazon書評・レビュー: Yより
4894561417
No.38
(5pt)

久々一気読み

久しぶりに良い読み物に出会えました。
今年の直木賞選考委員に感謝です。
Y (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: Y (ハルキ文庫)より
4894568586
No.37
(5pt)

久々一気読み

久しぶりに良い読み物に出会えました。
今年の直木賞選考委員に感謝です。
Y Amazon書評・レビュー: Yより
4894561417
No.36
(5pt)

何度も読み返したくなる

人生におけるあのとき、ああしていれば、という分かれ目。その分かれ目に戻れたらいいのに、と思うことは誰でもあると思います。
そこに戻ってから2度目の人生のやり直し。今の周りにいてくれる人を全部捨てても、そこまでしても過去にもどりたいのか?とても考えさせられます。
作品の中に2度、村上春樹の「ノルウエイの森」が出てきました。「ノウルエイの森」は私の一番大好きな作品なのですが、佐藤さんの作品は何となく雰囲気的に、村上春樹さんと通じるものがあって大好きです。もちろん素人の主観的で勝手な感覚なのですが。
ストーリーももちろんよかったのですが、どこを切り取って読んでも面白い、というところが素敵です。
久しぶりに夜更かしして「読書」の楽しみを味わわせていただきました。
Y (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: Y (ハルキ文庫)より
4894568586
No.35
(5pt)

何度も読み返したくなる

人生におけるあのとき、ああしていれば、という分かれ目。その分かれ目に戻れたらいいのに、と思うことは誰でもあると思います。
そこに戻ってから2度目の人生のやり直し。今の周りにいてくれる人を全部捨てても、そこまでしても過去にもどりたいのか?とても考えさせられます。
作品の中に2度、村上春樹の「ノルウエイの森」が出てきました。「ノウルエイの森」は私の一番大好きな作品なのですが、佐藤さんの作品は何となく雰囲気的に、村上春樹さんと通じるものがあって大好きです。もちろん素人の主観的で勝手な感覚なのですが。
ストーリーももちろんよかったのですが、どこを切り取って読んでも面白い、というところが素敵です。
久しぶりに夜更かしして「読書」の楽しみを味わわせていただきました。
Y Amazon書評・レビュー: Yより
4894561417
No.34
(4pt)

人生を二度生きることができたなら

本書の中でも触れられているケン・グリムウッドの「リプレイ」は、人生をもう一度やり直せたら、という窮極の夢を実現した男の物語で私も大好きな作品ですが、 本書は、その傑作を意識しつつも独自性を出そうとした力作と言えるでしょう。
 前半部分、この著書の文体のせいか、読んでいておやっ?と人物や時代が混乱してしまう箇所がありましたが、それでも読み進めていく内に内容がわかってき、しだいに本書ならではの味がでてくる、といった印象を受けました。
 人生は選択肢の連続です。
 どちらの道を選ぶのか、それは無意識に行われていても、その決断の連続であり、その瞬間瞬間に選ばれた道を進んでいく。
 だから後悔をしないように道を選びたいが、必ずしも思い通りになるわけではない。
 それでも現実には人生を繰り返すことはできない。
 だから今できることを真剣かつ丁寧にやっていくこと。
 今ここを生きること。
 その大切さを逆説的に感じさせる作品です。
Y (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: Y (ハルキ文庫)より
4894568586
No.33
(4pt)

人生を二度生きることができたなら

本書の中でも触れられているケン・グリムウッドの「リプレイ」は、人生をもう一度やり直せたら、という窮極の夢を実現した男の物語で私も大好きな作品ですが、 本書は、その傑作を意識しつつも独自性を出そうとした力作と言えるでしょう。
 前半部分、この著書の文体のせいか、読んでいておやっ?と人物や時代が混乱してしまう箇所がありましたが、それでも読み進めていく内に内容がわかってき、しだいに本書ならではの味がでてくる、といった印象を受けました。
 人生は選択肢の連続です。
 どちらの道を選ぶのか、それは無意識に行われていても、その決断の連続であり、その瞬間瞬間に選ばれた道を進んでいく。
 だから後悔をしないように道を選びたいが、必ずしも思い通りになるわけではない。
 それでも現実には人生を繰り返すことはできない。
 だから今できることを真剣かつ丁寧にやっていくこと。
 今ここを生きること。
 その大切さを逆説的に感じさせる作品です。
Y Amazon書評・レビュー: Yより
4894561417
No.32
(5pt)

ああ…そういう意味なんだ

ずっと読んで、最後に「Y」のタイトルの意味がわかります。
わかってもなお、目の前が晴れやかにならないのはいい意味で著者の文章構成のすごさ?!
たたむような文章で丁寧に、そして細やかなのに重くない人間模様が描かれます。
ありえない!と思いきれないのは著者の文章力のおかげかも。
Y (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: Y (ハルキ文庫)より
4894568586
No.31
(5pt)

ああ…そういう意味なんだ

ずっと読んで、最後に「Y」のタイトルの意味がわかります。
わかってもなお、目の前が晴れやかにならないのはいい意味で著者の文章構成のすごさ?!
たたむような文章で丁寧に、そして細やかなのに重くない人間模様が描かれます。
ありえない!と思いきれないのは著者の文章力のおかげかも。
Y Amazon書評・レビュー: Yより
4894561417