(短編集)

スカイ・イクリプス

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

スカイ・イクリプスの評価:

4.78/5点 レビュー 27件。 B ランク

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平均点4.78pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全43件 21〜40 2/3ページ
No.23
(5pt)

短編集だが、完結編でもある

長編のほうのシリーズが一人称なので世界観がつかみにくかったが、本書では基本的に三人称で書かれ、今までぼかされてきた世界像がおぼろげながら見えてきた。
 
 しかし、どの短篇もおどろくほど陰鬱で重苦しく閉塞感があり、夢の中の描写とはいえグロテスクな部分すらあり、気軽に読んで楽しめるというものではなかった。

 最後の『スカイ・アッシュ』は事実上の完結編と言えるものだが、評価は分かれると思う。長編のシリーズではぼかされてきた草薙水素の顛末がはっきりと書かれるのだが、本短編集自体、著者によれば刊行する予定ではなかったということなので、過去を捨て、あるいは捏造されても、空を飛ぶことに唯美的であろうとする本編か、キルドレであることをやめ世俗の中に身を埋まる『スカイ・アッシュ』か、と好みは分かれるだろう。
スカイ・イクリプス Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプスより
4120039447
No.22
(5pt)

短編集だが、完結編でもある

長編のほうのシリーズが一人称なので世界観がつかみにくかったが、本書では基本的に三人称で書かれ、今までぼかされてきた世界像がおぼろげながら見えてきた。
 
 しかし、どの短篇もおどろくほど陰鬱で重苦しく閉塞感があり、夢の中の描写とはいえグロテスクな部分すらあり、気軽に読んで楽しめるというものではなかった。

 最後の『スカイ・アッシュ』は事実上の完結編と言えるものだが、評価は分かれると思う。長編のシリーズではぼかされてきた草薙水素の顛末がはっきりと書かれるのだが、本短編集自体、著者によれば刊行する予定ではなかったということなので、過去を捨て、あるいは捏造されても、空を飛ぶことに唯美的であろうとする本編か、キルドレであることをやめ世俗の中に身を埋まる『スカイ・アッシュ』か、と好みは分かれるだろう。

スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫)より
4122051177
No.21
(5pt)

大人になれた草薙

 短編集。まず目を引くのは、シリーズ全編で関わる登場人物、ティーチャーを主役に据えたもの。日常の雑務を大人としてドライにこなしつつ、飛ぶことには唯美的であろうとする。死と隣り合わせでもこういう人生はうらやましい。
 もうひとつ不気味な短篇。不時着したキルドレを救出する船員が夢の中で見る死生の俯瞰。その凄惨なビジュアルはシリーズだけでなく、森博嗣という作家を理解する材料としても面白い。
 最後の書き下ろし。普通の人間になったキルドレ(草薙)。過去の栄光であるキルドレだったころの日々を夢に見、起床して生きていることに安堵し嬉しさに涙する。その姿を惨めとみるか、祝福とみるか。
スカイ・イクリプス Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプスより
4120039447
No.20
(5pt)

スカイ・クロラシリーズの閉幕に最適

一連のスカイ・クロラシリーズで出てきた人物のその後や会話の中で触れられた
トピックのお話などです。

『スカイ・クロラ』からシリーズを一読して、もう一度『スカイ・クロラ』を読んで、
少々消化不良感が残った方には、是非是非お勧めしたい一冊です。
スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫)より
4122051177
No.19
(5pt)

機体の揚力

何の予備知識もなしに書店で「スカイ・クロラ」を手にとって以来のファンです。雲海の上を飛びながらキャノピー越しに外を見ているかのような独特の感覚は、本書でも健在でした。あいかわらず予備知識なしに買っちゃう人なので、途中まで読み進んだ後で短編集であることに気がついたのですが、特に違和感もなく読み進めることができました。あえて注文をつけるとすれば空中戦のシーンがもう少し欲しかったかな。
スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫)より
4122051177
No.18
(5pt)

いい作品でしたよ

このシリーズを好きな人は読むべきなんでしょうね。
読み足りなかった物語のサイドストーリーが楽しめました。
「クレイドゥ・ザ・スカイ」の謎になっていた部分が解明されていますが、私個人としては謎のままにしておいて欲しかったですね。謎のままでも何ら不都合はないのですから。
たったあれだけで全てを繋ぎ合わせる手法には驚愕しましたが、それによって、この物語をどこにでもある、ごく普通の物語にしてしまいました。
願わくば、ラストは消化不良のままにしておいて欲しかった。物語の結末は読者に預けたままにしてほしかったですね。
読み足りなかった物語、世界観の補完という意味においてはとてもいい作品でした。
スカイ・イクリプス Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプスより
4120039447
No.17
(3pt)

やっぱり凄い!

どうした?みんな、どうした?何故、飛ばない?どうして、ここへ来ない?ブーメランは、飛んでいるぞ・・・・・・

 良かったです。しかし抽象的な表現がたくさんありすぎて、ついていけないこともちらほらありました。私としては、スカイ・クロラシリーズのしっくりこないことを全部解決してくれるのかな?と期待していましたが、分からないことはやっぱり分からないままで、余計分からないことも増えて、考えても「可能性」がありすぎて・・・・うーーん。となっていました。
 しかし、それがこのシリーズのいいところ。だから、このような展開の話であっても、特に不満はありませんでした。  ただ、もうちょっとしっくりした形が良かったかなって思ったり・・・・思わなかったり・・・。
スカイ・イクリプス Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプスより
4120039447
No.16
(3pt)

やっぱり凄い!

どうした?みんな、どうした?何故、飛ばない?どうして、ここへ来ない?ブーメランは、飛んでいるぞ・・・・・・

 良かったです。しかし抽象的な表現がたくさんありすぎて、ついていけないこともちらほらありました。私としては、スカイ・クロラシリーズのしっくりこないことを全部解決してくれるのかな?と期待していましたが、分からないことはやっぱり分からないままで、余計分からないことも増えて、考えても「可能性」がありすぎて・・・・うーーん。となっていました。
 しかし、それがこのシリーズのいいところ。だから、このような展開の話であっても、特に不満はありませんでした。  ただ、もうちょっとしっくりした形が良かったかなって思ったり・・・・思わなかったり・・・。
スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫)より
4122051177
No.15
(5pt)

スカイ・クロラを理解するための鍵になる作品

やっと、新書判ででました。なんといっても鶴田謙二氏のイラスト入りが大きいです。私の中では彼の描くクサナギこそが、本人なのですから.まあ個人的な見解はおいといて、本作はスカイクロラシリーズの外伝にあたります.そのため、シリーズを読み終えていなければ理解できない記述が多々あります.まさか本作から読む方はいないと思いますが。また、外伝というよりも特に「スカイ・クロラ」を十分に理解するためには必要不可欠なものだと思います.スカイクロラを読んで、感動しながらも何か収まりの悪かったものがここでやっと落ち着いた感じです.もう一度、今度は「ナ・バ・テア」から時間軸にそって読み直したいと思います.とにかくこの乾いた空気感がたまらないすてきな作品群です.
スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫)より
4122051177
No.14
(4pt)

宣伝が邪魔

このシリーズの内容は本当に好きなのですが、
カバーの左下にくっついてくる
「スカイクロラ 全国ロードショー」みたいな宣伝が邪魔で不愉快です。

このシリーズのハードカバーの装丁は非常に綺麗で、
本の中身と外観とどちらからも潔癖な感性が感じられます。
それゆえ本棚にあるこのシリーズを見るだけで、
「綺麗なものだけ見ていたい」そういう感情を抱かずにはいられないものでした。

しかし最近付き始めた、その綺麗な空の中にあまりに無粋に浮かぶ宣伝文句。
空の中にまで「重い汚れ」が入ってきたみたいで非常な嫌悪感を感じてなりません。

なんでこういうことをするのかな
スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫)より
4122051177
No.13
(4pt)

宣伝が邪魔

このシリーズの内容は本当に好きなのですが、
カバーの左下にくっついてくる
「スカイクロラ 全国ロードショー」みたいな宣伝が邪魔で不愉快です。

このシリーズのハードカバーの装丁は非常に綺麗で、
本の中身と外観とどちらからも潔癖な感性が感じられます。
それゆえ本棚にあるこのシリーズを見るだけで、
「綺麗なものだけ見ていたい」そういう感情を抱かずにはいられないものでした。

しかし最近付き始めた、その綺麗な空の中にあまりに無粋に浮かぶ宣伝文句。
空の中にまで「重い汚れ」が入ってきたみたいで非常な嫌悪感を感じてなりません。

なんでこういうことをするのかな
スカイ・イクリプス Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプスより
4120039447
No.12
(5pt)

スカイ・クロラシリーズが大好きな方は是非に!

各種短編集でまとめられ、色々な登場人物の視点から書かれています。
ササクラの視点・ティーチャの視点・ミズキの視点・クサナギの視点の短編が大好きです。
あの後は・・・というような続きであったりと、シリーズを読んだあとに読まないと味わえない一冊です。
シリーズで、謎だった部分があって(感の良い方は気づいたかもしれないけど)
気づいていなかった私は、おぉ!?という解明される部分もあります。
で、また読み返すと(笑)
また、謎も増えますけどね。(え?じゃぁあれって・・・みたいな・・・)
切ないけれど、このスカイ・イクリプスを含めてスカイクロラシリーズといえると思います。
何度読み返しても飽きないスカイ・クロラシリーズの締めくくり。
クサナギのその後は涙・涙です・・・。
是非、スカイ・クロラシリーズを大好きな方には手に取っていただきたい本です。
文庫化されるのでしょうかね?
待てずに図書館で借りましたけど・・・。
スカイ・イクリプス Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプスより
4120039447
No.11
(5pt)

あぁ、やっと解けた

「クレイドゥ・ザ・スカイ」で、森氏の術中に見事はまり、悩むばかり。
そして「スカイ・クロラ」のラストに対する
何とはない、やり場のない想いにも、依然として困っている。

私はそんな日々を送っていたのですが
この本によって、いくつかのわだかまりが、ほぐれていきました。

「クレイドゥ・ザ・スカイ」の謎の大半が
おそらくこの本によって、解けます。
逆に、これを読んでから、「クレイドゥ〜」に戻りますと
そのトリックの鮮やかさに、息を飲むばかりです。
「さすがにこのシーンのこいつがアイツだとは思わなかったよ!」という
箇所がポンポン出てきました。

そして、ただ謎が解けるばかりでなく
シリーズ全体を通し、読者の抱いた、いくつかのやるせない想いに対し
森氏が「それはここに置いたらどうだろう」と言ってくれるような
そんな作品群です。

初めて、語り手には、三人称が使われます。

あぁ、ついに最後の一冊なのか。
そう思うと、少し高かったけど、最後この綺麗な表紙の本にして良かった。
スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫)より
4122051177
No.10
(5pt)

あぁ、やっと解けた

「クレイドゥ・ザ・スカイ」で、森氏の術中に見事はまり、悩むばかり。
そして「スカイ・クロラ」のラストに対する
何とはない、やり場のない想いにも、依然として困っている。

私はそんな日々を送っていたのですが
この本によって、いくつかのわだかまりが、ほぐれていきました。

「クレイドゥ・ザ・スカイ」の謎の大半が
おそらくこの本によって、解けます。
逆に、これを読んでから、「クレイドゥ〜」に戻りますと
そのトリックの鮮やかさに、息を飲むばかりです。
「さすがにこのシーンのこいつがアイツだとは思わなかったよ!」という
箇所がポンポン出てきました。

そして、ただ謎が解けるばかりでなく
シリーズ全体を通し、読者の抱いた、いくつかのやるせない想いに対し
森氏が「それはここに置いたらどうだろう」と言ってくれるような
そんな作品群です。

初めて、語り手には、三人称が使われます。

あぁ、ついに最後の一冊なのか。
そう思うと、少し高かったけど、最後この綺麗な表紙の本にして良かった。
スカイ・イクリプス Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプスより
4120039447
No.9
(5pt)

番外短編集

21世紀に蘇った『かもめのジョナサン』とも云えるのではないか。
SF的なキャラクター設定・世界観を採りながらも、
本シリーズの中身は、実は純文学だ。本作はその番外短編集である。
他人を痛いまでに希求する寂しさを
大空の透明な孤高で昇華する主人公たちに
私たちが果たせぬ孤独の処理を託してしまう、
そんな物語のカケラたちが散りばめられている。
本作を読んでも、シリーズを通した謎が明らかになるわけではない。
夢から覚めた後、その夢の内容が思い出せずに
でも頭の片隅で冷たい光のようななにかを微かに覚えている感覚があって
それをぼんやりと想っているような読後感が秀逸。
スカイ・イクリプス Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプスより
4120039447
No.8
(4pt)

世界観を感じさせる作品

森 博嗣の描いたスカイ・クロラシリーズのサイドストーリー短編集。これまでの本編とは違いスポットを浴びていなかった登場人物の心情や、戦闘シーンを省き描かれた人との交流など、世界観を感じさせる作品となっている。これまでの作品に比べ読みやすく、感情移入がしやすかった。まもなく公開される映画のHPではすでに中田英寿、絢香、岩井俊二、庵野秀明、浅野忠信らもコメントを寄せる等、注目が高まっている。どのくらい押井がスカイ・クロラを描ききっているかに期待したい。
スカイ・イクリプス Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプスより
4120039447
No.7
(5pt)

不条理な美しさ

 読み続けるごとに引き込まれる。今までのシリーズをすべて振り返りながら読んだ。余りにも美しく、綺麗で、とても悲しい。
 孤独の中に真実がある。真実の中には混沌とした己にだけは決して分からない様に隠されている現実がある。
 また、すべてのシリーズを再読しようと思う。
 これからこのシリーズを読むという方は「スカイ・クロラ」から読む事をお勧めします。これは覚悟を決めて読む本だと思います。
スカイ・イクリプス Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプスより
4120039447
No.6
(5pt)

シリーズ読者なら必読

 ご存知、この夏公開の日本アニメではスタジオジブリの宮崎アニメの「崖の上のポニョ」と真っ向からがっぷり四つに組むことになる話題作「スカイ・クロラ」。その「スカイ・クロラ」のシリーズの補完作品として作られたのがこの「スカイ・イクリプス」です。
 どこかの誌上インタビューによれば、「スカイ・クロラ」シリーズの謎、例えば草薙(クサナギ)水素はいったい何者なのか? キルドレって結局何? カンナミ・ユーヒチって結局は誰? どこでどう人物が、、等といった「ナ・バ・テア」などや「ダウン・ツ・ヘヴン」などの謎を明らかにするある事が書かれているのがこの本。スカイ・イクリプス
 なので、たぶん森ファンは既にこの本を読み始めているかと思いますが、とにかくやはり空中での浮遊感、疾走感、が気持ちいいの一言に尽きますよね、この本は。現実離れして、空にすべてがある人減達の戦いは、戦争なんだけれどどこか美しい。森博嗣さんの狙いにまんまとハマってしまっているんだけれど、それが心地よい一冊です。
 表紙の装丁も、この雲海のカバーがものすごくいいです。綺麗です。
 中身の謎についてはネタバレになるので書けませんが、夏に読むにはもってこいの本です。庭にデッキチェアかなにか出して来て、冷たい飲み物でも飲みながら読みたかったなぁと後悔するくらいに夏向きな、そして空を見上げる一冊です。
スカイ・イクリプス Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプスより
4120039447
No.5
(5pt)

シリーズ全て読んだ人に送る短編集

 8編の短い物語が収録されています。時系列はバラバラ。誰の視点かもバラバラ。既に出ている5冊全てを読んで初めて楽しめるのでは? そんな感じです。他の方も書いていますが、何気ない会話とかで出てきたエピソードとかを描いたものや、「あの場面」より後のシーンというものがあります。映画化などで興味を持った人とかでこれからこのシリーズを読む方、この本は後回しにしましょう。
 収録されている話は以下のとおり。収録順。カタカナ表記のみ。
『ジャイロスコープ』
『ナイン・ライブス』
『ワニング・ムーン』
『スピッツ・ファイア』
『ハート・ドレイン』
『アース・ボーン』
『ドール・グローリィ』
『スカイ・アッシュ』
 最後3編は書き下ろしです。そしてその3編で何度も泣きそうになりました。悲しくて、切ない。そんな気持ち。そして漸くこの本のタイトルが指しているものに気付きました。
 文庫やノベルスで買っていてサイズや値段の都合で買うのを控えている人、できれば少しでもはやくこの寓話に触れてください。そう、思いました。
スカイ・イクリプス Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプスより
4120039447
No.4
(4pt)

スカイ・クロラシリーズは全て読んでいます

スタイルとしてはスカイ・クロラシリーズの世界観に則った短編集と言う事になっていますが、
個人的な感想としてはファンブックの様に感じました。
つまり、これまでのシリーズを読んでいる人間に対して書かれているのだと思いました。
逆に、過去のシリーズを読んでいない人には
ほとんど意味が分からないのではないかと思います。

特にファン向けと思われるのは、本編シリーズにおける主要メンバー以外の人物の
日常の切れ端の様なエピソードが幾つか取り上げられている事です。
誰のエピソードがあるのかはあえて細かく書きませんが、一つだけ、カンナミの話は、スカイ・クロラでほんの少し
触れただけの話題を掘り下げる内容になっています。スカイ・クロラを読んだ人なら
ああ、あの話か、とすぐ分かると思います。

ファン向けと書きましたが、例えば本編シリーズにおける謎や核心に迫る秘密、と言った事が
具体的に記述されているわけではありません。せいぜい、クリタ君に関わる一つの事実がハッキリ分かるぐらいです。
本編シリーズの中で、読者が一番気になるのは、主人公が一体"誰"なのか?と言う事だと思いますが
このスカイ・イクリプスを読んでも、それがハッキリ分かるわけではありません。
ただ、それでも自分の中では何となく納得が出来た様な気がします。
手品のタネを特定する事は出来ないが、何をどうしたのかは大体分かったと言う感じです。
それと今更ながら、スカイ・クロラ冒頭でカンナミが見ていた夢の意味が分かった様な気がします。
気がする、と言うのは確証が無いと言う意味ですが、
本編シリーズに散りばめられていたヒントのピースの
組み立て方が、このスカイ・イクリプスを読んだ事で理解出来たと言う感じです。

これまでのシリーズを通して読んで来られた人は、是非これも合わせて読んで欲しいです。
今まで全くシリーズを読んだ事が無い、と言う人は、まず先に本編シリーズを読んでからの方が良いでしょう。

ただし、後々ノベルス版も出るので、これまでのシリーズをノベルス版で揃えている人は
そちらを待った方が良いかも知れません。半年後なので間が持たないかも知れませんけどね^^
スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫) Amazon書評・レビュー: スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫)より
4122051177