君たちに明日はない

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

君たちに明日はないの評価:

3.70/5点 レビュー 105件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.70pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全104件 61〜80 4/6ページ
No.44
(4pt)

主人公にホレます

20〜30代を描いた男性作家の作品は、女性目線から見るとあまり魅力的でない男性主人公が多いのですが…。素直に好きですね、この主人公。
「リストラの肩たたき代行者」という設定そのものも興味深いのですが、恋愛ものとして楽しめました。というのもやはり仕事に取り組む主人公のプロフェッショナルな仕事ぶりに惹かれるからでしょう。
リストラ対象となる社員の仕事ぶり、職歴や性格、心理など細かに分析しながら業務を進めるわけですが、その調子で恋人の行動や心の動きの分析もするのだから細かい。とはいっても、陰湿な分析ではありませんよ。優しさに溢れています。
恋愛小説以上に女性の心を見てくれるこの主人公には、ホレます。
君たちに明日はない Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はないより
4104750018
No.43
(4pt)

主人公にホレます

20〜30代を描いた男性作家の作品は、女性目線から見るとあまり魅力的でない男性主人公が多いのですが…。素直に好きですね、この主人公。
「リストラの肩たたき代行者」という設定そのものも興味深いのですが、恋愛ものとして楽しめました。というのもやはり仕事に取り組む主人公のプロフェッショナルな仕事ぶりに惹かれるからでしょう。
リストラ対象となる社員の仕事ぶり、職歴や性格、心理など細かに分析しながら業務を進めるわけですが、その調子で恋人の行動や心の動きの分析もするのだから細かい。とはいっても、陰湿な分析ではありませんよ。優しさに溢れています。
恋愛小説以上に女性の心を見てくれるこの主人公には、ホレます。
君たちに明日はない (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はない (新潮文庫)より
4101329710
No.42
(5pt)

垣根涼介初心者です。

坂口憲二主演のNHK土曜ドラマの原作。
イケメン坂口演じる村上真介のりりしいリストラ面接官っぷりと,
年上彼女(田中美佐子)に見せる甘えん坊ぽい雰囲気の落差が面白くて見ていました。
で,その延長で原作を読んでみたという経緯です。
ドラマと大分雰囲気が違いましたが,小説の方が遙かに面白かったです。
主人公村上真介の職業は「リストラ面接官」という,現実には存在しないと思われるものですが,
面接場面で,対象者に会社を辞める気にさせるまでの追い込み方に気迫があり,
追い込む側と追い込まれる側の掛け合いは,ヘタな刑事ドラマの取調場面よりよほど面白かったです。
プラス,村上と8歳年上の彼女のロマンスも絡めながら話が進むのですが,
こちらは,項ごとに村上の視点と彼女の視点が交替しながら語られており,
最初は,双方,相手に対してやや上から目線であったのが,
つきあいが深まるにつれて相手のしっかりした内面まで見えるようになっていく様子が巧みに描写されています。
彼女が登場する場面では,そうした心理描写の掛け合いのみならず,唐突にエロいセックス描写が時々出てくるので,
電車の中で読むのが恥ずかしかったですが,あれは,この作者の特徴なのでしょうか・・・?
まあ別にいいんですが,この小説の中ではもう少し軽めのエロでよかったのではと思いました。
次作「借金取りの王子」も読んでみます。
君たちに明日はない Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はないより
4104750018
No.41
(5pt)

垣根涼介初心者です。

坂口憲二主演のNHK土曜ドラマの原作。
イケメン坂口演じる村上真介のりりしいリストラ面接官っぷりと,
年上彼女(田中美佐子)に見せる甘えん坊ぽい雰囲気の落差が面白くて見ていました。
で,その延長で原作を読んでみたという経緯です。
ドラマと大分雰囲気が違いましたが,小説の方が遙かに面白かったです。
主人公村上真介の職業は「リストラ面接官」という,現実には存在しないと思われるものですが,
面接場面で,対象者に会社を辞める気にさせるまでの追い込み方に気迫があり,
追い込む側と追い込まれる側の掛け合いは,ヘタな刑事ドラマの取調場面よりよほど面白かったです。
プラス,村上と8歳年上の彼女のロマンスも絡めながら話が進むのですが,
こちらは,項ごとに村上の視点と彼女の視点が交替しながら語られており,
最初は,双方,相手に対してやや上から目線であったのが,
つきあいが深まるにつれて相手のしっかりした内面まで見えるようになっていく様子が巧みに描写されています。
彼女が登場する場面では,そうした心理描写の掛け合いのみならず,唐突にエロいセックス描写が時々出てくるので,
電車の中で読むのが恥ずかしかったですが,あれは,この作者の特徴なのでしょうか・・・?
まあ別にいいんですが,この小説の中ではもう少し軽めのエロでよかったのではと思いました。
次作「借金取りの王子」も読んでみます。
君たちに明日はない (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はない (新潮文庫)より
4101329710
No.40
(5pt)

君たちに明日はある

リストラ請負人という現実にありそうで存在しない職業の主人公と
主人公にリストラされる側の人たちとが織りなすヒューマンストーリー。
各話でリストラ対象となっている登場人物はそれぞれ個性的だけど
自分の身近にもいそうな人たち。
それぞれが人生の岐路に立たされた時に取る行動がどこか力強く、
希望を抱かせてくれる。
目を背けたいような暗いテーマにもかかわらず
逆になんだか少しエネルギーをわけてもらえる小説でした。
性描写は多少表現が過激のようにも思いましたが、
多用されている訳でもないのでそこまで不満には感じず面白く読ませていただきました。
続編も凄く気になるので読んでみようと思います。
君たちに明日はない Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はないより
4104750018
No.39
(5pt)

君たちに明日はある

リストラ請負人という現実にありそうで存在しない職業の主人公と
主人公にリストラされる側の人たちとが織りなすヒューマンストーリー。
各話でリストラ対象となっている登場人物はそれぞれ個性的だけど
自分の身近にもいそうな人たち。
それぞれが人生の岐路に立たされた時に取る行動がどこか力強く、
希望を抱かせてくれる。
目を背けたいような暗いテーマにもかかわらず
逆になんだか少しエネルギーをわけてもらえる小説でした。
性描写は多少表現が過激のようにも思いましたが、
多用されている訳でもないのでそこまで不満には感じず面白く読ませていただきました。
続編も凄く気になるので読んでみようと思います。
君たちに明日はない (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はない (新潮文庫)より
4101329710
No.38
(4pt)

肩肘張らなくてもいいんじゃないか。

一生懸命働いていたとしても、
リストラされてしまう。
そしたら頑張らない方がいいじゃないか。
って、ずっと考えていた。
でも、すべては0点か100点かじゃなくって、
30点もあれば70点もある。
肩肘張らなくてもいいんじゃないかって。
そう思う。
君たちに明日はない Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はないより
4104750018
No.37
(4pt)

肩肘張らなくてもいいんじゃないか。

一生懸命働いていたとしても、
リストラされてしまう。
そしたら頑張らない方がいいじゃないか。
って、ずっと考えていた。
でも、すべては0点か100点かじゃなくって、
30点もあれば70点もある。
肩肘張らなくてもいいんじゃないかって。
そう思う。
君たちに明日はない (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はない (新潮文庫)より
4101329710
No.36
(4pt)

風通し良い、

会社におけるリストラには大きなドラマが生まれます、なにしろ仕事に費やしてきたその人の存在にまで関わることを否定される出来事ですし。しかし、時に必要なことであるからこそ、客観的データなり、その考え方など冷静さや、冷徹さが求められる部分だと思います。そんな企業のリストラを専門に請け負う会社の社員で、ちょっと変わった、割り切れる、クールな男村上真介を軸に、リストラに関わることになる人物の生活を短編形式にした連続ものです。行く先々での仕事はどれも確かに必要なのだろうけれど、当然キツイ、酷な仕事ばかりなのですが、そこをクールになだめ、すかしながらもノルマを挙げていくのですが、そこにある程度の公平さも感じさせつつ、内面的葛藤も醸し出すのは、新鮮で面白かった(と簡単にはいえない内容であるにも関わらずそう思わせるのがとても上手い!)です。私はビジネスものは全然読んだことが無かったですし、企業に属したことが無いので、とても面白く読みました。そのうえリストラに関わる時に知らない事実を知るトリビア的楽しさもあります、査定ってこんなことまでするのか!?という部分も楽しめましたし、企業人って大変そうです。
リストラという当事者には感情的にならざるをえない内容で、最初から立場が圧倒的に違う、切るものと切られるものとの2者関係(厳密にはそこにアシスタントの美人がいるのですが)を題材にしつつ、その関係をいろいろ深めていくのに、視点を変えながら行うのはとても分かりやすくて良かったです。主人公である真介の切る側の理論と感情と葛藤が、切る側も人であり、感情があるのだが、それをひっくるめてのクールさの必要性が心地よかったです。もちろん切られる側にはそれぞれの背負う大きなものがあり、その辺を浮き彫りにするのにも、取って付けたような説明にならない配慮とテクニックが素晴らしかったです。最初は切られる側として出てくる陽子のキャラクターも立っていて、男と女の関係の描き方も、また些細な事柄から見出す意味の男女差の面白みを視点をくるくる変えることでさらに面白可笑しくしている部分も良かったです(印象的なのは新宿での待ち合わせ前に、のどスプレー!確かに可愛い行為です)。特に陽子にはキャラクターに好ましいものを感じますし、彼女の感情の振れ幅の大きさにもリアルと可愛らしさを感じさせます。
組織に属することでのトラブルから、仕事の満足に至る様々な事柄もすくいつつ、物語の進行のスピードは軽やかで、キャラクターの人柄もすんなりと入ってくるのにステレオタイプではない。テンポもキャラクターもストーリィも描写も文章で構成されているそのすべての混ざり具合が絶妙で楽しく読めます。
どのリストラにおける話しでも、簡単な解決などほど遠く、分かりやすい結末は待っていません。当然ですが何かしらの残酷な結果が待ち受けているはずであるのに、また事実そうなのですが、気持ちの良いドライブでの開放感を持った風が吹くかのような気持ちよさがあります。簡単ではないけれど、苦悩して、現実を認識して、納得した結果であるような気持ちのよさを感じさせます。
1度でも企業に勤めている方であるなら、オススメ致します。
君たちに明日はない Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はないより
4104750018
No.35
(5pt)

シビアなタイトル、でも……

リストラという題材からして陰湿な物語を想像して読みはじめたのですが、
良い意味で裏切られました。
スカッとする導入から始まり、むしろサバサバとした印象の語り口が軽妙。
過去に大きな挫折を味わった主人公・真介の人間臭さが好ましく、
彼のシニカルで適格な人物の見方が面白い。
彼とリストラ対象者本人、二つの視点を通して浮き彫りにされる、
人それぞれの仕事に対する思いがリアルです。
タイトルで「君たちに明日はない」とバッサリ切り捨てているのに、
物語が終わってからも連綿と続くであろう登場人物たちの人生について想像力を掻き立てられます。
この作者の作品は初見だったのですが、非常に満足しています。
君たちに明日はない (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はない (新潮文庫)より
4101329710
No.34
(4pt)

仕事に取り組む姿勢は、まぎれも無くプロフェッショナブル

作品のタイトルと、垣根氏の過去の作風から見ると、この作品
は殺し屋を主人公としたハードボイルドではないかと思われる。
ところが、リストラをテーマとしたサラリーマン小説なのである。
これまでの大藪春彦調から荻原浩調にシフトしたようである。
リストラというのは、サラリーマンにとって死にも等しいものでは
ないだろうか。主人公の村上真介はリストラ請負会社に勤める
面接官である。ある意味殺し屋と言えるのかも知れない。
軽い性格のように描かれているが、押さえる所はきちんと押さえて
いる。仕事に取り組む姿勢は、まぎれも無くプロフェッショナブル
のものである。
連作短編集なので読み足りない部分もあった。特に「File.4 八方
ふさがりの女」は名古屋の描写が面白く、もっと続きを読みたかった。
作品としては面白いのだが、冒険小説でもサラリーマン小説でも、
垣根氏の作品は二番煎じという気がする。似たような作品を書いて
いる先人がいるのである。主人公が枠の中に納まっていると
いうのも気になる。一見ワイルドに見える垣根作品の主人公だが
常に安全サイドに身を置き、決して一線を越えようとはしない。
センターラインを割ろうとはしないクレバーな走り、と言えば
聞こえは良いのだが。
君たちに明日はない (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はない (新潮文庫)より
4101329710
No.33
(4pt)

暗い題材なのに前向き

リストラ請負会社に勤める村上真介。
依頼会社から渡されたリストを元に、候補者と面接をし、退職に追い込みます。
誰もが悩みや弱点を持っています。
触れてほしくない弱点を突き、相手に揺さぶりをかけます。
真介は面接にあたり、候補者の人間性や仕事ぶりを詳細に調べます。
丁寧な仕事ぶり、相手のその後を考える姿勢があるからこそ、候補者もしぶしぶ納得するのだと思います。
真介の弱点も描かれていて、彼も血の通った人間なのだと感じます。
最後には、なぜか前向きな気分になれます。
君たちに明日はない (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はない (新潮文庫)より
4101329710
No.32
(4pt)

文庫の値段なら絶対買って損は無い

データベース見て、くだらなさそうと思いつつ読んでみたら、
予想に反して大変おもしろかったよ。
こりゃ、首になって当然って人から、あれまあ不運なって人までいろいろですが、
なんていうか、妙に後味がいいです。
山本周五郎賞というのもうなづけます。
単行本はとにかく、文庫の値段なら絶対買って損は無いと思います。
この作者のほかの作品と比べて、万人むけと思います。
君たちに明日はない Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はないより
4104750018
No.31
(5pt)

クビ切りの面接官のお仕事

文章が読みやすい上に主人公のクビ切りの面接官の仕事に対する姿勢にも共感がもてた。どの話も考えさせられる話だが、一番興味をもったのが「旧友」の話。旧友にリストラを勧める主人公の気持ち、それを屈辱的に思いつつも自分の本当の気持ちに気付いていく池田。池田の妻「彰子」の考え方にも好感がもてた。また、真介のパートナーであり、リストラ面接に同伴する感情を表に出さない女性「川田美代子」の位置づけ、役割もとてもよいと思う。
君たちに明日はない Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はないより
4104750018
No.30
(5pt)

黄昏れた時代を撃つ、良質のユーモア小説

本書を手に取ったのはタイトルに惹かれたからだ。
「君たちに明日はない」・・・もちろん名作映画「俺たちに明日はない」のパロディであり、
「リストラ請負」を生業とする本書の主人公の稼業をよく表してもいる。
期待は裏切られなかった。
「リストラ」という、サラリーマンにとって人生最大の危機において表出する「人間臭さ」が、乾いたユーモアでもって語られる。
File.1の冒頭に出てくるアクの強い営業マンとの駆け引きなど、リアルでいながら得も言われぬおかしみがある。
人間のどうしようもないところを知りつつ、なお人間の「まっとうさ」を描こうとする、はっきりとした志向が本書にはある。
そのあたりが「山本周五郎賞」だったのではないか、と思う。
リストラが吹き荒れた「黄昏れた時代」に対して、作者からの「エール」である。
さて「ユーモア小説」としての本書の白眉は「File.4八方ふさがりの女」ではないかと思う。
主人公・日出子の名古屋弁が素敵だ。しかも名古屋弁が好きになるような気分で大笑いできる。オススメです。
君たちに明日はない (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はない (新潮文庫)より
4101329710
No.29
(4pt)

面白い

現在に実在しそうな社員のリストラ会社。リストラされる方の切実な気持ちに感情移入も出来、明日を感じさせる展開もよい。
恋愛話も平行して進行していくのだが、官能小説ような描写には閉口した。
借金取りの王子も読んでみたいと思う。
君たちに明日はない (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はない (新潮文庫)より
4101329710
No.28
(5pt)

ニューヒーロー誕生の痛快・感動小説

1話ごとに深まっていく登場人物に知らず
知らずのうちに引き込まれ、気がつけば、
file3とfile5で泣きそうな感動の嵐に吸
い込まれていく当作品はまさに一級エンタ
ーテイメント&人生を考えさせられる作品
である。
リストラ&転職をする側、される側の視点
に立ち、実にリアルな世界を描いている。
その登場人物達が現実に存在しているよう
なリアル感は、やはり緻密な取材とテンポ
のよいストーリー展開によるものだと思わ
れる。
続編「借金取りの王子」も是非読んでみた
いと思わせる作品。
君たちに明日はない (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はない (新潮文庫)より
4101329710
No.27
(4pt)

サラリーマンの青春小説?

凄く悪人てわけでもなく、善人てわけでもなし。
ルックスはそこそこで今を楽しんで生きている。
それなりに真剣に仕事をし、自活し、自由に過ごしている。
という主人公やら登場人物が魅力的。
なにやら楽しい小説でした。
君たちに明日はない (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はない (新潮文庫)より
4101329710
No.26
(4pt)

深刻な問題を明るく解決

リストラという社会人にとっては一番深刻な問題をサラッと解決しており、読み終わったあとの爽快感は十分に味わえます。主人公の恋愛観や人生観も織り交ぜて非常に楽しく読む事が出来ます。その分だけ読み終わった後に特に印象に残るような内容がない事に気づきます。息抜き程度に読める小説としては満点かもしれません。
君たちに明日はない (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はない (新潮文庫)より
4101329710
No.25
(4pt)

早期退職者の心の葛藤をうまく表現している

本小説は、五編の短編で構成されている。
その内訳は、建材メーカ、玩具メーカー、メガバンク、コンパ
ニオン派遣会社、音楽プロダクションのリストラである。
主人公の村上真介は、33歳の若者でリストラを専門に
請け負う日本ヒューマンリアクト株式会社に勤めている。
話の内容は、リストラを請け負った面接官(村上)と早期
退職を受け入れざるを得ない状況に追い込まれる被面接者の
話であり、重いテーマであるリストラを小説としてうまく
まとめているのに感心した。
読んでいて、被面接者がこのまま会社にすがりつくべきか、
早期退職を受け入れるべきかの選択に悩んでいる、切ない
気持ちがとても良く表現されていた。
君たちに明日はない Amazon書評・レビュー: 君たちに明日はないより
4104750018