砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

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評判

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないの評価:

4.28/5点 レビュー 179件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.28pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全274件 181〜200 10/14ページ
No.94
(5pt)

“大人になる”ということ

子どもはまだ自力で生き抜く力をもっていない。その力というのは、財力や生活力、体力であったりするけれども、大人たちのあいだで揉まれて、ときには抵抗するのに必要なその力がない。だから子どもたちがもつ“弾丸”は、“実弾”ではなく“砂糖菓子”。それ自体甘くて、誰かにぶつけても砂糖屑となって散るだけ。

この物語が描くのは、“砂糖菓子の弾丸”しか撃てない子どもたちの葛藤。ある子は“実弾”を求めようとするし、またある子は“砂糖菓子の弾丸”はむやみに撃ち続けるだけ。“実弾”を撃てるくせに撃たない子もいる。こうしたなかで、少年・少女時代が終わり、「生き残った子だけが、大人になる」(p.188)。

“実弾”を撃てるようになる、つまり“大人になる”とはどういうことなのか――。子どもたちの視点に沿って丁寧に描いていると思います。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.93
(5pt)

作者の優しい心遣い

本作は桜庭一樹氏による物語。
中国地方の海辺の町を舞台にした、少女二人の交流を描く。

中学2年生の山田なぎさのクラスにある日転校してきた少女・海野藻屑。
美しい顔をした藻屑は自分のことを人魚だという変わり者で、何故かなぎさに付きまとう。
やがてなぎさは藻屑が抱える暗い部分を知り、葛藤する。

本作は冒頭部分であえて残酷な結末を知らされる。
しかも新聞記事という、客観的に事実を伝える道具を使って。
「なんで?」という思いと「嘘であって欲しい」という思いで読み進めるが、読み進めるにつれ、じわじわといやな予感がしてくる。
なので「なんてイヤな書き方だ」と思った。
しかし最初に結末を知らなかったら、果たして終盤での衝撃に耐えられたものか、自信がない。
読者に衝撃を与えることが作者の意図ではないのであれば、これは作者の優しい心遣いなのかもしれない。そう思うことにした。

藻屑にしろなぎさにしろ、13歳の少女にしてみれば残酷な出来事であることは間違いない。
それでも最後は、ほんの少しだけ、前を向かせてくれる。
そんな作品。
本作ですっかり桜庭一樹氏のファンになった。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.92
(5pt)

作者の優しい心遣い

本作は桜庭一樹氏による物語。
中国地方の海辺の町を舞台にした、少女二人の交流を描く。

中学2年生の山田なぎさのクラスにある日転校してきた少女・海野藻屑。
美しい顔をした藻屑は自分のことを人魚だという変わり者で、何故かなぎさに付きまとう。
やがてなぎさは藻屑が抱える暗い部分を知り、葛藤する。

本作は冒頭部分であえて残酷な結末を知らされる。
しかも新聞記事という、客観的に事実を伝える道具を使って。
「なんで?」という思いと「嘘であって欲しい」という思いで読み進めるが、読み進めるにつれ、じわじわといやな予感がしてくる。
なので「なんてイヤな書き方だ」と思った。
しかし最初に結末を知らなかったら、果たして終盤での衝撃に耐えられたものか、自信がない。
読者に衝撃を与えることが作者の意図ではないのであれば、これは作者の優しい心遣いなのかもしれない。そう思うことにした。

藻屑にしろなぎさにしろ、13歳の少女にしてみれば残酷な出来事であることは間違いない。
それでも最後は、ほんの少しだけ、前を向かせてくれる。
そんな作品。
本作ですっかり桜庭一樹氏のファンになった。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.91
(5pt)

読み返したい悲劇

型通りの悲劇とカタルシス。著者の一連の作品の中でも、最もシンプルかつ書きたいものが率直に表現されているという印象。後書にもそれが現れていた。私自身、「こういう話が好きなんです」と素直に言える作品で、ゆえに著者に親近感めいたものを感じるのは、私が読み手としてまだ青いということなのか。オタク心をくすぐる読み返したい悲劇。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.90
(5pt)

読み返したい悲劇

型通りの悲劇とカタルシス。著者の一連の作品の中でも、最もシンプルかつ書きたいものが率直に表現されているという印象。後書にもそれが現れていた。私自身、「こういう話が好きなんです」と素直に言える作品で、ゆえに著者に親近感めいたものを感じるのは、私が読み手としてまだ青いということなのか。オタク心をくすぐる読み返したい悲劇。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.89
(4pt)

ラノベだからと敬遠していた

確かに最初の数ページのあまりの砕け具合に、ラノベってどれもこんな感じなのか?と思った。けど、後半から一気に加速する。読むのを止められなかった。つまらない小説なら、読むのも苦痛になる。自分がどれほど物を知っているか、知識の無駄なお披露目としてやたら文章を難しくする作品には嫌悪感がする。この小説は、その点とても読みやすかった。いちいち無駄にエゴに知識を垂れ流さなくてもこんなに素晴らしい物語は本当に才能のある作家さんには書けるのだと改めて感じた。 思春期に感じた、無力感や明日への恐怖や未来に対してのあるのかないのかわからない僅かな希望にもすがる気持ちや、そんな若い青い感情がよみがえった。そんな時代もあったなと、苦しくてもがいて、何も掴めなかった不器用なあの頃より、私はずいぶん大人になったんだなと涙がこぼれた。 確かにこれはハッピーエンドではないかもしれないけれど、救いがないわけでもない。文庫本にリニューアルされ、気になってはいるけれどラノベだからと読むのに今ひとつ抵抗なんかがある人は、読んで後悔はしないと思います…。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.88
(4pt)

ラノベだからと敬遠していた

確かに最初の数ページのあまりの砕け具合に、ラノベってどれもこんな感じなのか?と思った。けど、後半から一気に加速する。読むのを止められなかった。つまらない小説なら、読むのも苦痛になる。自分がどれほど物を知っているか、知識の無駄なお披露目としてやたら文章を難しくする作品には嫌悪感がする。この小説は、その点とても読みやすかった。いちいち無駄にエゴに知識を垂れ流さなくてもこんなに素晴らしい物語は本当に才能のある作家さんには書けるのだと改めて感じた。 思春期に感じた、無力感や明日への恐怖や未来に対してのあるのかないのかわからない僅かな希望にもすがる気持ちや、そんな若い青い感情がよみがえった。そんな時代もあったなと、苦しくてもがいて、何も掴めなかった不器用なあの頃より、私はずいぶん大人になったんだなと涙がこぼれた。 確かにこれはハッピーエンドではないかもしれないけれど、救いがないわけでもない。文庫本にリニューアルされ、気になってはいるけれどラノベだからと読むのに今ひとつ抵抗なんかがある人は、読んで後悔はしないと思います…。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.87
(4pt)

切ないけど傑作

切ない。
この喪失感は何なんだろう?
純真さというものは誰もが失いたくないものかもしれないけど、
もしそれを自分達の住む世界から最も遠い場所に
置いてこなければいけないとしたら…。
社会で働くことと自分が犠牲にしているものを
考えさせられるのは、年を取った証拠かな。
なぎさと同じ十三歳の時に読んでいれば、
間違いなく違う感想になると思う。
これは傑作だと思います。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.86
(4pt)

切ないけど傑作

切ない。
この喪失感は何なんだろう?
純真さというものは誰もが失いたくないものかもしれないけど、
もしそれを自分達の住む世界から最も遠い場所に
置いてこなければいけないとしたら…。
社会で働くことと自分が犠牲にしているものを
考えさせられるのは、年を取った証拠かな。
なぎさと同じ十三歳の時に読んでいれば、
間違いなく違う感想になると思う。
これは傑作だと思います。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.85
(5pt)

甘くない、むしろ苦い

まだ幼い少女たちがだんだんと成長していくうちに
いろいろなことを学んでいく

砂糖菓子の弾丸しか撃てなかった少女
そして、その甘い弾丸の意味に気付かなかった主人公

けして、読み終わった後、心地いい気持にはなりません
むしろ、心にどっと何かが重くのしかかるような感じです
けれど、何かがこの本を読む前後では大きく変わっていることでしょう

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.84
(5pt)

甘くない、むしろ苦い

まだ幼い少女たちがだんだんと成長していくうちに
いろいろなことを学んでいく

砂糖菓子の弾丸しか撃てなかった少女
そして、その甘い弾丸の意味に気付かなかった主人公

けして、読み終わった後、心地いい気持にはなりません
むしろ、心にどっと何かが重くのしかかるような感じです
けれど、何かがこの本を読む前後では大きく変わっていることでしょう

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.83
(5pt)

苦しい


表紙と本のタイトルからは想像できない内容だった。

生々しい表現もあって苦しくて、、でも悲しいのはこれが現実に起こっているということ。



それから、読み終わって気付いた。今日が10/4ということに。この本を読んだ人には分かる。

後味は正直良くない。でも、これを読んで良かった。目をそらしてきたものに向き合えた気がした。

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4829176342
No.82
(5pt)

苦しい


表紙と本のタイトルからは想像できない内容だった。

生々しい表現もあって苦しくて、、でも悲しいのはこれが現実に起こっているということ。



それから、読み終わって気付いた。今日が10/4ということに。この本を読んだ人には分かる。

後味は正直良くない。でも、これを読んで良かった。目をそらしてきたものに向き合えた気がした。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.81
(5pt)

痛い・・・

「イタイ」話、ではなくて「痛々しい」ですね。どこもかしこも、現代の病理にあふれていて、読み進めるのが辛くなりました。
できれば十代で読みたかったけれど、大人になってからでも、じゅうぶん共感できると思います。文章もラノベ的で軽いようにみせつつ、いかにもな流行り言葉・若者言葉ではないので、大人でも嫌悪感なく読めます。
「大きな賞をとる作家は面白くない!」と勝手に決めつけていたけれど、ごめんなさい、これは面白いです。ぐいぐい引き込まれて、一気読みしました。

痛々しいだけでなくて、「イタイ」部分も多分にあって、ところどころで、吹き出してしまいます。だけど滑稽な描写のはしっこに、深刻なものがあったりするので、こんどは涙ぐんだり。
あと、かなり血みどろに「痛い」物語でもあるので、タイトルと冒頭の数行から、ほんわかしたストーリーを想像した読者は、ショッキングな場面に、目を背けたくなるかもしれません。
そして最初から終わりまで、胸が痛い。

ですが不思議な読後感がやみつきになりそうです。
文学の分野では、かなり久しぶり、「この人の本を全部読みたい」衝動にかられています。今、手元にないのがもどかしいです。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.80
(5pt)

痛い・・・

「イタイ」話、ではなくて「痛々しい」ですね。どこもかしこも、現代の病理にあふれていて、読み進めるのが辛くなりました。
できれば十代で読みたかったけれど、大人になってからでも、じゅうぶん共感できると思います。文章もラノベ的で軽いようにみせつつ、いかにもな流行り言葉・若者言葉ではないので、大人でも嫌悪感なく読めます。
「大きな賞をとる作家は面白くない!」と勝手に決めつけていたけれど、ごめんなさい、これは面白いです。ぐいぐい引き込まれて、一気読みしました。

痛々しいだけでなくて、「イタイ」部分も多分にあって、ところどころで、吹き出してしまいます。だけど滑稽な描写のはしっこに、深刻なものがあったりするので、こんどは涙ぐんだり。
あと、かなり血みどろに「痛い」物語でもあるので、タイトルと冒頭の数行から、ほんわかしたストーリーを想像した読者は、ショッキングな場面に、目を背けたくなるかもしれません。
そして最初から終わりまで、胸が痛い。

ですが不思議な読後感がやみつきになりそうです。
文学の分野では、かなり久しぶり、「この人の本を全部読みたい」衝動にかられています。今、手元にないのがもどかしいです。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.79
(5pt)

評判通り、良かった

読むのが速い人なら1時間ほどで読めてしまうでしょう。
文章も難しい表現を使わず、会話も多いので、するすると内容が頭に入ってきて読みやすいです。
現実に対峙するために"実弾"を必要とする主人公、
現実から逃れるために"砂糖菓子の弾丸"を撃ちまくる藻屑。
でもそれだけでは、中身が大人なのか子供なのかなんて分からないのです。
必死に取り繕った上っ面を、どうにもならない現実が浸食するとき、結局何の力も持たない者は逃げ出すしかない。
こういった思春期の苦悩は語られ尽くしたテーマではあると思いますが、
それでもなお、ここに新しさや惹きつけられる魅力を見いだせるのは、主人公の兄の存在があるからでしょうか。
 
主人公の思いを余所に、どうにもならない現実が彼女を押し流すとき、何が失われて、何が戻ってくるのか。
あっさりとしていますが、素晴らしいラストシーンでした。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.78
(5pt)

評判通り、良かった

読むのが速い人なら1時間ほどで読めてしまうでしょう。
文章も難しい表現を使わず、会話も多いので、するすると内容が頭に入ってきて読みやすいです。
現実に対峙するために"実弾"を必要とする主人公、
現実から逃れるために"砂糖菓子の弾丸"を撃ちまくる藻屑。
でもそれだけでは、中身が大人なのか子供なのかなんて分からないのです。
必死に取り繕った上っ面を、どうにもならない現実が浸食するとき、結局何の力も持たない者は逃げ出すしかない。
こういった思春期の苦悩は語られ尽くしたテーマではあると思いますが、
それでもなお、ここに新しさや惹きつけられる魅力を見いだせるのは、主人公の兄の存在があるからでしょうか。
 
主人公の思いを余所に、どうにもならない現実が彼女を押し流すとき、何が失われて、何が戻ってくるのか。
あっさりとしていますが、素晴らしいラストシーンでした。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.77
(5pt)

心地良い異世界物語(鳥取市)のイメージに浸る!!

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 桜庭一樹著 を 先程読み終える。とある縁から読み始めたが、なんか心に残る佳作の映画みたいだな。 それもしょうもないセリフや、大根役者、ぶざまなカメラワーク、貧相なセット情景の出来の悪い日本の映画ではなく、「読んでいる自分自身がぼんやりと描く良質なイメージの世界」と言うに尽きる、つまり読者本人が心のなかで形成する無音無声の世界に心地良く浸りきれたという満足感と、その余韻を感じている。 前述の出来の悪い(日本)映画は、観る人がその映像世界に白けたり、ガッカリしたということやね・・誰とはいえんが、人気若手俳優とかがおだてられて作った映画のことやけど。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.76
(5pt)

心地良い異世界物語(鳥取市)のイメージに浸る!!

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 桜庭一樹著 を 先程読み終える。とある縁から読み始めたが、なんか心に残る佳作の映画みたいだな。 それもしょうもないセリフや、大根役者、ぶざまなカメラワーク、貧相なセット情景の出来の悪い日本の映画ではなく、「読んでいる自分自身がぼんやりと描く良質なイメージの世界」と言うに尽きる、つまり読者本人が心のなかで形成する無音無声の世界に心地良く浸りきれたという満足感と、その余韻を感じている。 前述の出来の悪い(日本)映画は、観る人がその映像世界に白けたり、ガッカリしたということやね・・誰とはいえんが、人気若手俳優とかがおだてられて作った映画のことやけど。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.75
(5pt)

読まない方が良かった…。

知人に進められて読んでみたのですが、あまりにも素晴らしすぎるが故に、四日間くらい落ち込み続けました。
ネタバレは避けますが、これほどまでに短くまとめて、内容がしっかり濃いものになってる作品は珍しいと思います。
ただ、優れているがゆえに、感動ではなくあまりにも可哀想で涙が流れました。正直あんまり人にはオススメしたくないです。
桜庭さんの不可避な悲劇を描いた初期作品で、桜庭さんファンには大いに価値のあるものなのでしょうが、自分にはショッキング過ぎました。
小説としては非常に優れているのですが、読むには注意が必要な一冊です。
ただ、素晴らしい作品である事はどうしても否定できません。
「どうせフィクションなんて作り事だ」と思える方になら、必読なのではないでしょうか?
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
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