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最も遠い銀河
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最も遠い銀河の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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白川道・渾身の力作との事。確かに、桐生や美里だけでなく、浩、茜、李、堀峰、淳蔵…皆がそれぞれに魅力的で立っている。 それだけに、彼・彼女らが幸福を得ずして何の正義か?との印象が強く残る。 対し、渡親子の手前勝手な正義感には辟易。特に誠一郎。まさに、世で言われる"老害"の典型。 捜査権も無い身分でありながら、他人の秘めたる部分に手を突っ込みかき回し、それを現職らも半ば肯定。親が親なら子も子…の典型。まあ実社会でも、あの組織で育った者からはこういう匂いを感じるが…。 己自身の不正には目を瞑り、他人の僅かな不正を叩きのめす。それを”正しい事”と信じ行動するこの父親及び息子の愚行数々を、何故読者にたらたらと読ませるのか?その感性を疑う。 この作家さんの作品はほぼ全て読んだが、今作は何を意図したのかが判らない。ラストへと続くダンディズムだけを描きたいのなら、他にもいくらでも手法はあった筈。 後味の悪さだけが残った。 | ||||
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全くリアリティのない話だけどグイグイ読ませるから不思議だ。 まずリアリティのなさ。「運命」をテーマの1つにしているっていってもなぁ。生き写しの美人2人の一方は被害者で一方は加害者の妹というだけならまだしも、何せ偶然の再会が信じられない位多い。 つっこみどころも満載。そもそも「海に葬る」っても火葬して散骨しておけば、こんな大騒ぎにならないじゃんとか、金融・不動産を生業にする会社が無借金経営ってもの信じがたいけど、そんだけ資金力のある会社が人集めのために上場目指すって考え方が少し古くない?とか。 それでも、グイグイ読ませるのは筆者の筆力もさることながら「お約束」を守っているからかも。「お約束」にテレビ的向きの劇的さと懐かしさを感じて、「赤いシリーズ」を思い出しました。茜役として、山口百恵がチラついたくらい。 まず、コントラスト、過去・未来、都心・地方、貧困・成功といったコントラストは、ちょっとあからさまな気もするが、日陰に生まれた人達の狂おしい位の成功欲、成功者へのジェラシーはヒシヒシと伝わる。 そして人物設定の分かりやすさ。通りすがりの人が振り返るような美人の恋人×2、ボンボンの同級生、昔のワル仲間、卑怯者の兄、建築界の俗物、腰ぎんちゃく、病に犯されたこの道一筋の刑事、等々。主人公以外は思考も比較的単純で、行動が想像しやすい。 こうした「お約束」が、ベタだなぁって思いながらも、筆者の筆力に少しの懐かしさが手伝ってグイグイ読んでしまったけど、読後になんか残るかって言われると微妙だな。 | ||||
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白川道さんのファンなので、☆三つは、おまけです。 過去がある二枚目の新進気鋭の建築家。がんに侵された退職刑事。美しい社長令嬢etc…。 いまどき昼ドラマにもないような設定と登場人物。 えっと思ったし、結末も予想できるのですが、そこはさすがに白川道氏。読ませますね。 後半は、成功を目前にした主人公と追い詰める元刑事。『砂の器』風のタッチですが、なにより 気になるのは、主人公が死んだ恋人を思い続けるといいながら、言っていることとやっていることが 違うんじゃないのって感じ。筋の通った行動をしてないということ。 読者が、感情移入できないですね。 あまりに話が長すぎました。 | ||||
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まあ多分泣くでしょうね。 ラストは分かっています。 作者も泣かせよう泣かせようとします。 二日で読むつもりでしたが、あまりの話の重さに一週間かかりました。 彼の本が好きな人は細かいDETAILに拘らないですよね。 登場人物、主人公の生き様に共感して、そこに男としての矜持を見つけ共感し、主人公もしくは登場人物へ今の自分を投影するのではないかと思います。 泣きたい人は読んで下さい。 私の側に彼を取り巻く女性の一人でもいればなーと想います。 あなたは誰に自分を投影するのかそれを考えるのも面白いかと | ||||
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