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流星たちの宴



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【この小説が収録されている参考書籍】
流星たちの宴
流星たちの宴 (新潮文庫)

流星たちの宴の評価: 4.12/5点 レビュー 17件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(5pt)

ハードボイルドであり、濃厚な経済小説でもある。真のエンターテイメントな作品です。

気に入らないことは何もありません。経済的に楽しめる娯楽です♪
流星たちの宴 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:流星たちの宴 (新潮文庫)より
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No.16:
(5pt)

まさに、ビジネス版ハードボイルド作品

ドラマ「竜の道」から流れて来ました。ドラマで作者「白川道」を知り、原作を読んで「病葉流れて」シリーズ全て読み切りこの作品にたどり着きました。
白川道のデビュー作ながらいきなりの最高傑作です。

「病葉流れて」の純粋な続編ではないにしろ、時間軸的には続きになるのかなと思います。
「病葉流れて」と「竜の道」は作者急逝の為、未完。

当方、麻雀(病葉流れて)も金融(この作品)も詳しく無いのですが、2020年から2021年の年末年始連休中に一気に読破しました。

この作品は絶版のようですが、多くの人に読んでもらいたいです。
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No.15:
(1pt)

既読スルー。

読み直し。ま~いいか。
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No.14:
(4pt)

流星たちの宴

時はバブル期。三十七歳の梨田雅之は、投資顧問会社社長の見崎に見込まれて『兜研』に彷徨い込むが、仕手戦に出た恩師・見崎を土壇場で裏切る。手にした大金を浪費した後、自ら仕手集団『群青』を率いて再び相場の世界に戻った梨田は、知人からの極秘情報を元に、一か八かの大勝負に乗り出した…。危ない夢を追い求めて流星のように輝く男達を描いたハードボイルド長編。
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No.13:
(4pt)

古いが、楽しめた

ちょっと古いハードボイルドの雰囲気だが、
株取引のあたりは面白かった。
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No.12:
(5pt)

歴史的名作

発売直後は株屋のバイブルだった。
法改正で今では即お縄の取引手法が多いが、古き良き時代がみずみずしく描かれている。
歴史的名作ではないか。
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No.11:
(5pt)

清水一行とはまた違った相場小説の雰囲気が良い感じを出している

私も相場小説や経済小説は、清水一行の乗っ取りや
城山三郎の「総会屋錦城」とか宮部みゆきの「火車」とか
読んでいるが、そのどれとも違う、ドロドロした
生臭い息遣いを感じさせない、ある意味で新しいタイプの
相場小説や経済小説の誕生を喜んでいる。
白川道の作品は、病葉流れてシリーズ3作を前に読んでいたが、
このデビュー作を最初に読めば良かったと悔いている。
過去にブラックマンデーのラストシーンで終わっているのが
不満だと感じているレビューを見たが、バリバリに
レバレッジ(倍率)かけて、腹いっぱいに信用取引を
している身の上なのだから、暴落の後の結末は
書くまでも無いでしょう。そのラストの余韻は、
何とも言えない感慨を抱いた。
正直言って、見事な結末だと思う。
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No.10:
(4pt)

デビュー小説とは思えない

主人公の梨田雅之が3年振りに刑務所から娑婆に出て来る所から
物語が始まってます。
弁護士の野原の代わりに迎えに来たのが、かつての恩人見崎の愛人で
後に付き合っていた美紗緒です。

白川さんのデビューだとお聞きしましたが、硬派な雰囲気にある
小説を書かれた著者に驚きを感じせずにはいられません。
650ページもの長編小説を息もつかせずに読んでしまいました。

これだけの臨場感のある作品を書くにはたぶん実体験から
書かれたのだと思うのですが、出てくる人物の魅力的な描写に
実際の人物に思いをはせてしまいました。
特に、理子という女性には特別なる思いが著者にあるだろうと感じました

物語の最後は、理子がニューヨークから株価暴落の電話をいれたくだりから
ブラックマンデーの事を示唆してるのだろうと想像はさせるのですが
その後の日栄産業の仕手戦の大勝負の結末を書いてはいません・・・
もちろんハッピーのはずがないのは分かるけれど、その後の周りの人物の
その後が気になって仕方がありません。

白川さんの書かれる小説ってこういう書き方で終わるのが多いですよね
良いのか悪いのか?でも気になります。(笑)

それから物語の本筋とは違いますが・・・・
マージャンでの勝負の場面がやはりここでも出てきてますが
確か、「病葉流れて」ではマージャンが手積みだったはずですが
時代が流れているのでしょうね、今回は自動卓でした
というのも、今回のマージャンの場面で手積みだと手品師見みたいなジャンゴロ
が登場するのかと読者は心配しました。(爆笑)
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No.9:
(5pt)

投資ジャーナル事件をモチーフに

いやー素晴らしい。著者は、投資ジャーナルの関係者らしいが、ヒリヒリするような現場の感覚が伝わってきます。
硬質な文体で、こんな実体験をベースにした、ピカレスクロマンはなかなか出てこないでしょう。金融物では
マイケル・ルイスの「ライアーズ・ポーカー」と双璧です。是非、読んでください。
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No.8:
(4pt)

狂った時代に踊った日々

あの麗しくもおぞましいバブル時代のさなか、
最もそのバブルに近かった男の話である。
完全に男の夢とロマンティシズムの産物であり
そこに感情移入できなければ醒めてしまう語り口でもある。
無味乾燥な世界の住人でありながら、
ネット長者たちがことある毎に夢を語るのは、
どこか自分の生き方にロマンを求めたい男の
共通した性なのだろうか?
横森理香『ぼぎちん』と同じ時期・同じ登場人物が描かれているが
女性の横森が極めて客観的・冷静に事態を見つめているのに対し
男性の白川が主観的に、夢にうなされ、バブルに踊っているのには
滑稽を通り越して悲哀も感じてしまう。
舞台を兜町から六本木に移して、新たなバブルが産まれた昨今、
過去から現在を照らす、再読に値する作品であろう。
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No.7:
(4pt)

ブラックマンデーの翌朝は?

 相場ものとしては清水一行のものより現実感があり、面白いと思います。もう少し身近な作家としては幸田真音がいますが、彼女は相場の実体を知らないのでしょう、白川氏の説得力の比ではありません。ただ、ニューヨークのブラックマンデーの翌朝の東京市場の展開を読者に任せてしまうのには不満です。雅之が破綻することを暗示させますが、推測せよというには事態が大きすぎます。
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No.6:
(3pt)

ピカレスク小説

ハードボイルドじゃなくって、ピカレスクって呼ぶんじゃないの?
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No.5:
(4pt)

相場という夢を見たもの

白川道の本で初めて読んだのは「天国への階段」で2000年のことだった。その迫力に引き込まれ、分厚い上下巻のハードカバーをあっという間に読み終えてしまった。ただ、読後感はまずかった。ラストが気に入らなかったのだ。ああいう終わらせ方しか出来ないのなら、この作家はその程度だと、見限ったつもりでいた。 ところが、この「流星たちの宴」は違った。デビュー作らしい荒い構成に目をつぶれば、全てが面白かった。 話はバブルの頃にさかのぼる。37歳の主人公、梨田雅之は投資顧問会社社長に見込まれ、株の世界に足を踏み入れる。そこで恩師とともに何百億円単位の仕手戦に出るが、土壇場で恩師を裏切る。手元に残ったのは1億円の金。その虚しさを使い果たした時。男は再び株の世界へ戻り、復讐にも似た勝負に乗り出した… 本書の雰囲気は、次の言葉の中にある… 「動機と結果を結ぶもの。きっとそれが夢ってやつなんだ」 「相場にはな、たとえその相場が崩れても、またいつか蘇るだろうという期待が持てる物語がなくちゃならない。そいつがなくては、相場は相場は単なる金もうけだけの夢のない代物になってしまう」 描かれているのは、ひりひりするような生。夢。結果が問題なのではない。生き方が、問題なのだ。動機と結果を結びつけることも出来ずに、毎日を過しているのは私だけではないはず。そういう人には、おすすめの一冊 なお、この「流星たちの宴」は白川のデビュー作。一方、「天国への階段」は見城徹氏肝いりの幻冬舎の記念作品。たぶん私が気に入らなかった「天国への階段」のラストより、「流星たちの宴」のほうが、白川道の真の作風なのだと思う。
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No.4:
(3pt)

雰囲気はなかなかいいです

株式相場を扱った内容の小説でなかなか面白いものに出会ったことがなかったのだが、これはなかなか雰囲気があって楽しんで読むことができた。ただ、登場人物の少々、説教くさいというか人生訓的な台詞が多い印象があり、そうではなくて、主人公の様々な背景などがより深く緻密に書き込まれていると、主人公の気持ちにもさらに感情移入がしやすかったのではないかという気がする。(比較対照は「レディ・ジョーカー」)「理子」のモデルってどんな人かなぁ?。
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No.3:
(5pt)

バブルの裏側で繰り広げられていたドラマ

時はバブル期、主人公の梨田雅之は最後の大勝負に出るのだが、残ったものと言えば…。経済情勢にほとんど左右されない職業のため、株価とか景気と言うものを体で感じたことがなく、株やギャンブルをやらないどころか、1万円以上の貸し借りさえしたことがない私でも、十分楽しむことの出来る作品である。また、テレビや新聞で報道されたことからしか知り得ない、仕手戦・バブル・ブラックマンデーと言うものの裏で、この作品の登場人物のような人々が様々なドラマを展開していたのかと、感慨深く読んだ作品でもある。
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No.2:
(4pt)

雰囲気あるねえ

ちょっと臭いけど、雰囲気はとてもある小説。最近こういうのを書く人(書ける人)いませんねえ。やはり書き手が生きてきた世界が迫力があるから、雰囲気がにじみ出るのでしょう。もう少し短くはできると思うけど。
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No.1:
(5pt)

いっきに最後まで

 680ページぐらいある文庫だが、これはいっきに最後まで行くしかないでしょう。ノンストップです。ハードボイルドというジャンルを感じさせない、素晴らしい現代小説だと思います。ミステリーではありませんが、謎といえば、すべてが謎なのであって、その多くは登場人物たちの「思い」に込められているのです。しかも、それが一筋縄ではいかない上に、読み進むにつれてしだいにわかってくる。最後までよくわからない部分もあるのですが、それは読み手の解釈にゆだねられているのでしょう。すっきりとした後味、間違いのないしっかりとした作風ともに、まったくもって損のない、みごとな大作でした。
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4101422214

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