ベルカ、吠えないのか?

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ベルカ、吠えないのか?の評価:

4.06/5点 レビュー 68件。 C ランク

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平均点4.06pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全104件 41〜60 3/6ページ
No.64
(5pt)

犬だけでなく

読んでいる途中で、これは「犬」についてだけの話ではない、と思ってしまった。いくつかの血統をもった犬たちが、世界に散りながらも、人間がつくった歴史の流れのなかで、また出会い、また離れていく……。まあ、言ってみれば、人間だって同じようなものだ。歴史に名を残すのは、ごく一部の人間のみ。それ以外の人は、どこで何をしようが、誰とめぐりあって、子を残そうが、数世代のちには、ほとんど知られなくなる。そう思い始めると、「犬」がただたんに犬には思えなくなって、なんとも感慨が増してしまった。いぬどしだからかもしれない。
ベルカ、吠えないのか? Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか?より
4163239103
No.63
(5pt)

犬だけでなく

読んでいる途中で、これは「犬」についてだけの話ではない、と思ってしまった。いくつかの血統をもった犬たちが、世界に散りながらも、人間がつくった歴史の流れのなかで、また出会い、また離れていく……。まあ、言ってみれば、人間だって同じようなものだ。歴史に名を残すのは、ごく一部の人間のみ。それ以外の人は、どこで何をしようが、誰とめぐりあって、子を残そうが、数世代のちには、ほとんど知られなくなる。そう思い始めると、「犬」がただたんに犬には思えなくなって、なんとも感慨が増してしまった。いぬどしだからかもしれない。
ベルカ、吠えないのか? (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)より
4167717727
No.62
(4pt)

吠えないのか?

文体が独特.慣れるまでは非常に読みにくく,言葉使いも特徴的.これらを「野性味溢れる」「力強い」と好意的に解釈できれば良作,「下品だ」「浸りすぎ」と断じてしまえば駄作.そういう本だ.
ベルカ、吠えないのか? Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか?より
4163239103
No.61
(4pt)

吠えないのか?

文体が独特.慣れるまでは非常に読みにくく,言葉使いも特徴的.これらを「野性味溢れる」「力強い」と好意的に解釈できれば良作,「下品だ」「浸りすぎ」と断じてしまえば駄作.そういう本だ.
ベルカ、吠えないのか? (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)より
4167717727
No.60
(5pt)

さてさて

相変わらずジャンル分け不能である。人に薦め難くてしょうがない。勿論べらぼうに面白いのだけど。犬達の話である。第二次世界大戦終戦前夜、日本の遥か北方で四頭の軍用犬から始まった物語。20世紀を駆け抜けた全ての犬達が生きることに健気であった。人間共は犬達につられるように走り、去っていった。生きろ。繁殖しろ。ときに本能のままに。ときにメロドラマのように。舞台は東へ西へ、地中へ宇宙へ。 そして21世紀。ベルカとストレルカは戦いを仕掛けるのだろうか。それとも、再びアダムとイブになるのだろうか。
ベルカ、吠えないのか? Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか?より
4163239103
No.59
(5pt)

さてさて

相変わらずジャンル分け不能である。人に薦め難くてしょうがない。勿論べらぼうに面白いのだけど。犬達の話である。第二次世界大戦終戦前夜、日本の遥か北方で四頭の軍用犬から始まった物語。20世紀を駆け抜けた全ての犬達が生きることに健気であった。人間共は犬達につられるように走り、去っていった。生きろ。繁殖しろ。ときに本能のままに。ときにメロドラマのように。舞台は東へ西へ、地中へ宇宙へ。 そして21世紀。ベルカとストレルカは戦いを仕掛けるのだろうか。それとも、再びアダムとイブになるのだろうか。
ベルカ、吠えないのか? (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)より
4167717727
No.58
(5pt)

読み切るには気力も体力も要ります

ラジオの紹介が気になって購入しました。大満足。ガツンと来ました。犬たちが20世紀を、戦争の歴史を駆け抜けます。人の傍で生きることを運命づけられた犬たちは、時には美術品に、時には怪物に姿を変えます。けれど、自分たちの運命を切り開いていきます。終幕はまるで神話のように混沌としています。 荒々しい物語が、飾ることのない猛々しい文章で書きなぐられていました。気合いを入れて読まないと、噛みつかれるかも知れません。 読み終えた夜、“犬のベルカ”と“犬になったストレルカ”が、ボクたちの平穏な生活を食い破る夢を見ました。 犬よ犬よ、今お前たちは、どこにいるんだ。 
ベルカ、吠えないのか? Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか?より
4163239103
No.57
(5pt)

読み切るには気力も体力も要ります

ラジオの紹介が気になって購入しました。大満足。ガツンと来ました。犬たちが20世紀を、戦争の歴史を駆け抜けます。人の傍で生きることを運命づけられた犬たちは、時には美術品に、時には怪物に姿を変えます。けれど、自分たちの運命を切り開いていきます。終幕はまるで神話のように混沌としています。 荒々しい物語が、飾ることのない猛々しい文章で書きなぐられていました。気合いを入れて読まないと、噛みつかれるかも知れません。 読み終えた夜、“犬のベルカ”と“犬になったストレルカ”が、ボクたちの平穏な生活を食い破る夢を見ました。 犬よ犬よ、今お前たちは、どこにいるんだ。 
ベルカ、吠えないのか? (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)より
4167717727
No.56
(4pt)

疾走する言葉,時代の奔流をいく

始まりは数頭の犬。それが世界に散らばる。「お前は今どこにいる?」人間の戦争によって,人間の利害によって,出会っては別れる血。交錯する血。生まれては名づけられる。しかし,決して翻弄されているのではない。彼らは生きている。見失ってはいない。何処に行っても,何処にいても,生きている。犬からみた20世紀。従順な人を「犬」と蔑称することがある。犬は従順か。違う。いや,そうか。いや違う。彼らは「何か」に対して常に忠実なのだ。時には飼い主の命令に忠実なのかもしれない。しかし,常に動物の「犬」としての使命に忠実なのだ。「生きる」ということ。「子孫を残し,生きなければならない」ということ。「生きる」という動物の本能。文体は,とても個性がある。古川「節」がある。好き嫌いがあるだろう。自問自答。語りが進む。物語が進む。アクセルとブレーキ。その使い分けが激しい。急発進。急制動。と,文体をまねてみたつもりです。最後の「20世紀を殺す」「21世紀に宣戦布告をするだろう」という言葉が印象に残った。登場する犬の系統図を書いておいた方がわかりやすいかも。
ベルカ、吠えないのか? Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか?より
4163239103
No.55
(4pt)

疾走する言葉,時代の奔流をいく

始まりは数頭の犬。それが世界に散らばる。「お前は今どこにいる?」人間の戦争によって,人間の利害によって,出会っては別れる血。交錯する血。生まれては名づけられる。しかし,決して翻弄されているのではない。彼らは生きている。見失ってはいない。何処に行っても,何処にいても,生きている。犬からみた20世紀。従順な人を「犬」と蔑称することがある。犬は従順か。違う。いや,そうか。いや違う。彼らは「何か」に対して常に忠実なのだ。時には飼い主の命令に忠実なのかもしれない。しかし,常に動物の「犬」としての使命に忠実なのだ。「生きる」ということ。「子孫を残し,生きなければならない」ということ。「生きる」という動物の本能。文体は,とても個性がある。古川「節」がある。好き嫌いがあるだろう。自問自答。語りが進む。物語が進む。アクセルとブレーキ。その使い分けが激しい。急発進。急制動。と,文体をまねてみたつもりです。最後の「20世紀を殺す」「21世紀に宣戦布告をするだろう」という言葉が印象に残った。登場する犬の系統図を書いておいた方がわかりやすいかも。
ベルカ、吠えないのか? (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)より
4167717727
No.54
(4pt)

力強く美しい、犬達の大叙事詩

一節一文が爆竹のような小気味良さと瞬間の熱を放つ古川日出男節全開の作品。切れ味鋭い動的な描写とシャッター音が聞こえるような情景描写のジャンプ率がすばらしい傑作。 激動の二十世紀を軍用犬の世紀と位置づけ、犬達の血の系譜で物語を展開させる構想はさすがとしか言いようがない。 本来ならば人間で展開される「血族」の物語を犬に落とし込んだことで歴史が拡張され(世代交代が早いので)、より血の物語を濃密に感じることができる。 特に感動を呼ぶのは、アイスからシュメールへ受け継がれる下りにカブロンからグッドニュースへという相似形をかぶせたこと。喚起されるイメージの美しさには涙せずにはいられない。オススメ・大叙事詩が好きな方・戦争史などが好きな方
ベルカ、吠えないのか? Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか?より
4163239103
No.53
(4pt)

力強く美しい、犬達の大叙事詩

一節一文が爆竹のような小気味良さと瞬間の熱を放つ古川日出男節全開の作品。切れ味鋭い動的な描写とシャッター音が聞こえるような情景描写のジャンプ率がすばらしい傑作。 激動の二十世紀を軍用犬の世紀と位置づけ、犬達の血の系譜で物語を展開させる構想はさすがとしか言いようがない。 本来ならば人間で展開される「血族」の物語を犬に落とし込んだことで歴史が拡張され(世代交代が早いので)、より血の物語を濃密に感じることができる。 特に感動を呼ぶのは、アイスからシュメールへ受け継がれる下りにカブロンからグッドニュースへという相似形をかぶせたこと。喚起されるイメージの美しさには涙せずにはいられない。オススメ・大叙事詩が好きな方・戦争史などが好きな方
ベルカ、吠えないのか? (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)より
4167717727
No.52
(4pt)

犬になるには

戦後の歴史のなかで翻弄される犬たちの歴史。犬に「お前」と呼びかけつつ犬の内面も代弁する作者=神の視点からの小説。「うぉん」に籠められた犬たちの思いの多層性。人の歴史と犬の歴史の交錯を描き、人でも犬でもないものが生まれるのがすばらしい。犬と気脈を通じる三人の人間(日本人の少女、メキシコ人のマフィア、ロシア軍特殊部隊の軍人)を通じて「犬になる」ことが描かれます。時期的に松浦理英子さんの「犬身」と較べてみたくなりますが、あちらが幻想的にだとしても現実の犬になるのとは異なり、こちらは人間の姿のままで「犬になる」ことを描いているのが面白いところです。犬になる二つの道。古川さんの「偽史的想像力」(byスガ秀実)も楽しみたい。
ベルカ、吠えないのか? Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか?より
4163239103
No.51
(4pt)

犬になるには

戦後の歴史のなかで翻弄される犬たちの歴史。犬に「お前」と呼びかけつつ犬の内面も代弁する作者=神の視点からの小説。「うぉん」に籠められた犬たちの思いの多層性。人の歴史と犬の歴史の交錯を描き、人でも犬でもないものが生まれるのがすばらしい。犬と気脈を通じる三人の人間(日本人の少女、メキシコ人のマフィア、ロシア軍特殊部隊の軍人)を通じて「犬になる」ことが描かれます。時期的に松浦理英子さんの「犬身」と較べてみたくなりますが、あちらが幻想的にだとしても現実の犬になるのとは異なり、こちらは人間の姿のままで「犬になる」ことを描いているのが面白いところです。犬になる二つの道。古川さんの「偽史的想像力」(byスガ秀実)も楽しみたい。
ベルカ、吠えないのか? (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)より
4167717727
No.50
(5pt)

映像がスパークした

大傑作ベルカ!
シブイ!ちょーシブイ!
クール!えらいクール!
読みながら映像と音楽が炸裂しました。
ハリウッドで映画化していただきたいものです。
プロデューサ兼監督そしてロシアの老将軍はC・イーストウッド。
メキシコの怪犬仮面はジョー・ペシ。
そしてイヌはイヌは・・と妄想が・・・。
ベルカ強力推薦太鼓判!
ベルカ、吠えないのか? (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)より
4167717727
No.49
(5pt)

映像がスパークした

大傑作ベルカ!シブイ!ちょーシブイ!クール!えらいクール!読みながら映像と音楽が炸裂しました。ハリウッドで映画化していただきたいものです。プロデューサ兼監督そしてロシアの老将軍はC・イーストウッド。メキシコの怪犬仮面はジョー・ペシ。そしてイヌはイヌは・・と妄想が・・・。ベルカ強力推薦太鼓判!
ベルカ、吠えないのか? Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか?より
4163239103
No.48
(4pt)

女子にはオススメいたしません。

イヌを題材としたから、というわけでもないのでしょうが、言い回しがかなり下品な箇所もあるので、女子にはオススメいたしません。歴史、軍隊、戦争、マフィアなどに興味がある女子で(イヌに興味がある・・・というと誤解を招きそう)多少下品な言い回しにも我慢ができる方にならオススメします。作者自身が内容に酔ったようにも見える文章が、読書欲を多少妨げるところはありますが、上記のテーマに興味がある人ならば、作品の背景となる壮大な世界と、まさしくイヌが疾走するかのようなスピードのある展開をかなり楽しめると思います。ただ、他の方が書かれているように間違いなく読者を選ぶ作品です。それこそ、口を開けて涎を飛ばしながら疾走するイヌのような作品で、その野性味に惹かれる人ならば楽しく読めるし、その剣幕に引いてしまう人ならばすぐにリタイヤしてしまうことでしょう。美しいイヌは出てきますが、美しい人間は全く登場しません。とはいえ、イヌ好きの方にオススメする作品でもありません。歴史と戦争に興味のある方ならば、わりと楽しく読めると思います。
ベルカ、吠えないのか? Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか?より
4163239103
No.47
(4pt)

女子にはオススメいたしません。

イヌを題材としたから、というわけでもないのでしょうが、言い回しがかなり下品な箇所もあるので、女子にはオススメいたしません。歴史、軍隊、戦争、マフィアなどに興味がある女子で(イヌに興味がある・・・というと誤解を招きそう)多少下品な言い回しにも我慢ができる方にならオススメします。作者自身が内容に酔ったようにも見える文章が、読書欲を多少妨げるところはありますが、上記のテーマに興味がある人ならば、作品の背景となる壮大な世界と、まさしくイヌが疾走するかのようなスピードのある展開をかなり楽しめると思います。ただ、他の方が書かれているように間違いなく読者を選ぶ作品です。それこそ、口を開けて涎を飛ばしながら疾走するイヌのような作品で、その野性味に惹かれる人ならば楽しく読めるし、その剣幕に引いてしまう人ならばすぐにリタイヤしてしまうことでしょう。美しいイヌは出てきますが、美しい人間は全く登場しません。とはいえ、イヌ好きの方にオススメする作品でもありません。歴史と戦争に興味のある方ならば、わりと楽しく読めると思います。
ベルカ、吠えないのか? (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)より
4167717727
No.46
(5pt)

文庫本化で良かったこと

私は実は単行本で読んだのですが、内容は他の方が文庫でも単行本でも書いているので軽くだけですが、この本は読み手を選ぶと思います。何を訴えているのか、と言う点を聞かれると何も訴えていないと思います。しかし得手不得手はあるものの第二次世界大戦から刻々と変わる米ロ情勢など興味深く読めましたし、私は結構はまりました。で、単行本を読んだのに、文庫本のレビューを書いている理由は、単行本に載っていない犬の系譜図がついていることです!先に読まれた方に、犬がどれがどれか分からなくなるぞと忠告されたものの、な〜にそんな風になるものか!と思って読んだのですが、結局後半はこの犬はどの犬の子孫かさっぱり分からなくなってきました。本自体は内容が4つ星にしようと思いますが、この系譜図があることでもう1つ星を加えた満点の星です。
ベルカ、吠えないのか? Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか?より
4163239103
No.45
(5pt)

文庫本化で良かったこと

私は実は単行本で読んだのですが、内容は他の方が文庫でも単行本でも書いているので軽くだけですが、この本は読み手を選ぶと思います。何を訴えているのか、と言う点を聞かれると何も訴えていないと思います。しかし得手不得手はあるものの第二次世界大戦から刻々と変わる米ロ情勢など興味深く読めましたし、私は結構はまりました。で、単行本を読んだのに、文庫本のレビューを書いている理由は、単行本に載っていない犬の系譜図がついていることです!先に読まれた方に、犬がどれがどれか分からなくなるぞと忠告されたものの、な〜にそんな風になるものか!と思って読んだのですが、結局後半はこの犬はどの犬の子孫かさっぱり分からなくなってきました。本自体は内容が4つ星にしようと思いますが、この系譜図があることでもう1つ星を加えた満点の星です。
ベルカ、吠えないのか? (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)より
4167717727