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新参者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全253件 161~180 9/13ページ
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東野圭吾・・売れているから、読まないなんて、へそ曲がりなことは言わないでぜひぜひ読んで欲しい一冊。実によくできている。しかも人情に厚い町の、橋田寿賀子ドラマを見ているような面白さもあり、いや、家政婦は見ていたか・・・ともかく、普通に面白くて、きっと誰でも楽しめて、やはり人間っていいもんじゃないかと思わせてくれる、秀逸の一冊。当たり外れのない東野作品の中でも特に読みやすくて、ああやっぱり東野圭吾はいいなと何度も思ってしまう一冊です。 | ||||
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東野圭吾・・売れているから、読まないなんて、へそ曲がりなことは言わないでぜひぜひ読んで欲しい一冊。実によくできている。しかも人情に厚い町の、橋田寿賀子ドラマを見ているような面白さもあり、いや、家政婦は見ていたか・・・ともかく、普通に面白くて、きっと誰でも楽しめて、やはり人間っていいもんじゃないかと思わせてくれる、秀逸の一冊。当たり外れのない東野作品の中でも特に読みやすくて、ああやっぱり東野圭吾はいいなと何度も思ってしまう一冊です。 | ||||
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本作は、東野作品としては異色と言えると思います。 主人公がおなじみの加賀恭一郎であるところは、 目新しいとは言えませんが、手法はまさに”新参者”という感じです。 一つの殺人事件の容疑者を、一話ずつ完結の短編の中で一人一人つぶしていくという、 画期的とも言える展開の作品です。 どのお話も派手さはないのですが、なんともいえない情緒があり、 優しい気持ちになれます。 この春ドラマ化されることが決定しましたが、 わかりやすいストーリー、老若男女にうけるであろう内容で、 なるほど、日曜夜にはもってこいだと思いました。 | ||||
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本作は、東野作品としては異色と言えると思います。 主人公がおなじみの加賀恭一郎であるところは、 目新しいとは言えませんが、手法はまさに”新参者”という感じです。 一つの殺人事件の容疑者を、一話ずつ完結の短編の中で一人一人つぶしていくという、 画期的とも言える展開の作品です。 どのお話も派手さはないのですが、なんともいえない情緒があり、 優しい気持ちになれます。 この春ドラマ化されることが決定しましたが、 わかりやすいストーリー、老若男女にうけるであろう内容で、 なるほど、日曜夜にはもってこいだと思いました。 | ||||
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昨年は『パラドックス13』もとても面白く、相変わらず外れがほとんどない東野作品ですが、さらにこの作品がこのミスで再び1位になったということで、いやが上にも期待が高まりました。 が、なるほどこのミス投票者に受けそうな構成だなぁ、よくできてるなぁと思いながら読んでいたものの、加賀刑事もの(?)なら『どちらかが……』『私が……』などの方が当時の個人的嗜好からはまって読んでいた実体験もあったので、普通に楽しみつつ残り数ページまできたところ……やはり最後に東野さんらしいトドメがあり、さすが当代きってのエンターテイナー東野さんです。このミス1位も納得。 | ||||
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このところ、新刊はいつも期待を裏切られていました。 しかしながら、この作品は、作者の持ち味がジワリと出ていました。 読み進めていくプロセスでほんのりとした気持ちにさせてくれ、読むことが楽しくなるというのが、この作家の持ち味のひとつだと思っています。 もっと、こういう味を濃くした作品を創り出していただきたいです。 ただ、タイトルの「新参者」のつけかたは、少しばかり苦笑いです。もう少しうまくまとまるタイトルはなかったでしょうか? | ||||
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昨年は『パラドックス13』もとても面白く、相変わらず外れがほとんどない東野作品ですが、さらにこの作品がこのミスで再び1位になったということで、いやが上にも期待が高まりました。 が、なるほどこのミス投票者に受けそうな構成だなぁ、よくできてるなぁと思いながら読んでいたものの、加賀刑事もの(?)なら『どちらかが……』『私が……』などの方が当時の個人的嗜好からはまって読んでいた実体験もあったので、普通に楽しみつつ残り数ページまできたところ……やはり最後に東野さんらしいトドメがあり、さすが当代きってのエンターテイナー東野さんです。このミス1位も納得。 | ||||
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このところ、新刊はいつも期待を裏切られていました。 しかしながら、この作品は、作者の持ち味がジワリと出ていました。 読み進めていくプロセスでほんのりとした気持ちにさせてくれ、読むことが楽しくなるというのが、この作家の持ち味のひとつだと思っています。 もっと、こういう味を濃くした作品を創り出していただきたいです。 ただ、タイトルの「新参者」のつけかたは、少しばかり苦笑いです。もう少しうまくまとまるタイトルはなかったでしょうか? | ||||
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東野圭吾さんの作品の中で、リアルな生活観がすごく描かれている作品だと思いました。読んだだけで自分も人形町の住人になった気がするんですよね(笑)私は東京にはあんまり縁がないので、テレビで観たり、観光でちょこっとってくらいしか知識がなかったんですが、別の意味で歩いて風情を楽しみたい気がしました。 話がそれましたが、背景は江戸情緒溢れ、読んでいて興味深いものでした。そんな中で殺人事件が・・・人間関係が織り交ざって何というか深いお話、、、そんな気がしました。それと同時に加賀刑事の全体を見る目は相変わらずスゴイなと感心しました。次回作の加賀刑事も早く読みたいと思いました。 | ||||
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東野圭吾さんの作品の中で、リアルな生活観がすごく描かれている作品だと思いました。読んだだけで自分も人形町の住人になった気がするんですよね(笑)私は東京にはあんまり縁がないので、テレビで観たり、観光でちょこっとってくらいしか知識がなかったんですが、別の意味で歩いて風情を楽しみたい気がしました。 話がそれましたが、背景は江戸情緒溢れ、読んでいて興味深いものでした。そんな中で殺人事件が・・・人間関係が織り交ざって何というか深いお話、、、そんな気がしました。それと同時に加賀刑事の全体を見る目は相変わらずスゴイなと感心しました。次回作の加賀刑事も早く読みたいと思いました。 | ||||
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港かなえ「告白」と比べてみました。新人とはいえ本屋大賞を受賞した昨年度のベストヒットミストリーと、超ベストセラー作家の最新作です。 同じように視点が変わりながら、全体で大きなミステリー作品となっています。各作品にも、伏線・トリックがちりばめられています。 かたや人間の醜い部分の連鎖、かたや人間の温かい部分の連鎖。ともするとドキドキするのは人間の悪の部分かもしれませんが、「新参者」はドキドキするような人間の温かさを描いていて、とても楽しめました。 作品構築度・文章の美しさ・展開の自然さ、いずれをとっても、「新参者」は素晴らしいですね。 作家がミステリーを通して、何かを訴えるというのは、こういうことなのだと思いました。 | ||||
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東野さんの本、初読なんです、お恥ずかしながら。。 何で興味を持ったかと言えば、偶然入った人形町のとあるお店のレジ付近で 人形町が舞台のこの本の「宣伝」を見たから。そうなんです、そのお店も本書に 登場しています。勿論、架空の名前に変えてありますが。 他に出てくるシーン・お店も全て現地取材に基づいて書かれていることは一目瞭然。 ビジネス街の大手町からほんの2駅目という都心立地にありながらゆっくりと時間が流れる 人形町界隈の情景が(行ったことが無い方にも)はっきりと目の前に浮かび上がるかの ような鮮やかな描写。捜査を進める刑事は次はどこへ?とワクワクしながら読み進め、 あっという間に読了。 殺人事件の真犯人を探すタテ糸にちょっとホロリとさせる話を横糸に入れつつ 紡がれた心温まる下町人情話。読んだ後は舞台の人形町を訪れたくなること請け合いです。 | ||||
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港かなえ「告白」と比べてみました。新人とはいえ本屋大賞を受賞した昨年度のベストヒットミストリーと、超ベストセラー作家の最新作です。 同じように視点が変わりながら、全体で大きなミステリー作品となっています。各作品にも、伏線・トリックがちりばめられています。 かたや人間の醜い部分の連鎖、かたや人間の温かい部分の連鎖。ともするとドキドキするのは人間の悪の部分かもしれませんが、「新参者」はドキドキするような人間の温かさを描いていて、とても楽しめました。 作品構築度・文章の美しさ・展開の自然さ、いずれをとっても、「新参者」は素晴らしいですね。 作家がミステリーを通して、何かを訴えるというのは、こういうことなのだと思いました。 | ||||
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東野さんの本、初読なんです、お恥ずかしながら。。 何で興味を持ったかと言えば、偶然入った人形町のとあるお店のレジ付近で 人形町が舞台のこの本の「宣伝」を見たから。そうなんです、そのお店も本書に 登場しています。勿論、架空の名前に変えてありますが。 他に出てくるシーン・お店も全て現地取材に基づいて書かれていることは一目瞭然。 ビジネス街の大手町からほんの2駅目という都心立地にありながらゆっくりと時間が流れる 人形町界隈の情景が(行ったことが無い方にも)はっきりと目の前に浮かび上がるかの ような鮮やかな描写。捜査を進める刑事は次はどこへ?とワクワクしながら読み進め、 あっという間に読了。 殺人事件の真犯人を探すタテ糸にちょっとホロリとさせる話を横糸に入れつつ 紡がれた心温まる下町人情話。読んだ後は舞台の人形町を訪れたくなること請け合いです。 | ||||
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すでに他のレビューで紹介されてますが、本書の構成は人形町で起きた一人暮らしの女性の殺人事件の捜査をする主人公の加賀が、聞き込みの過程で関わった様々な町の人たちのささやかな事件を解決していく短編集です。この主人公加賀の人物造形がかっこよく、仕事に物凄く真摯であり、頭も抜群に切れ、かつ人情の酸いも甘いも知ってるかっこいい大人の男性です。男の私でもこういう男性になりたいと憧れてしまいます。 短編の一つ一つも人情モノとしても推理モノとしても秀逸かつ、いい感じの長さであっさりしたものとなっています。 今までの加賀シリーズを読んでいなくても問題なく作品にのめりこめます。時間のない方が気軽に読む推理小説としてもお勧めです。 | ||||
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すでに他のレビューで紹介されてますが、本書の構成は人形町で起きた一人暮らしの女性の殺人事件の捜査をする主人公の加賀が、聞き込みの過程で関わった様々な町の人たちのささやかな事件を解決していく短編集です。 この主人公加賀の人物造形がかっこよく、仕事に物凄く真摯であり、頭も抜群に切れ、かつ人情の酸いも甘いも知ってるかっこいい大人の男性です。男の私でもこういう男性になりたいと憧れてしまいます。 短編の一つ一つも人情モノとしても推理モノとしても秀逸かつ、いい感じの長さであっさりしたものとなっています。 今までの加賀シリーズを読んでいなくても問題なく作品にのめりこめます。時間のない方が気軽に読む推理小説としてもお勧めです。 | ||||
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9つの短編集かと思いきや、どれも1つの殺人事件の捜査につながっており、長編だけでなく短編としても楽しめる工夫がされていたのが良かった。事件の舞台が人形町という人情溢れる下町という設定も良くて事件以外の部分でも楽しめた。個人的には、直接事件の解決につながるか分からないような内容であっても決して手を抜かずに真相を突き止めようとする加賀刑事の姿勢に好感が持てた。さらに、事件の関係者に話を聞きに行くのにお土産を持っていったり、散歩に付き合ったりと殺人事件の捜査をしているという意識を前面に出さないような穏やかな雰囲気になっていたのも良かったと思う。 | ||||
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9つの短編集かと思いきや、どれも1つの殺人事件の捜査につながっており、長編だけでなく短編としても楽しめる工夫がされていたのが良かった。事件の舞台が人形町という人情溢れる下町という設定も良くて事件以外の部分でも楽しめた。個人的には、直接事件の解決につながるか分からないような内容であっても決して手を抜かずに真相を突き止めようとする加賀刑事の姿勢に好感が持てた。さらに、事件の関係者に話を聞きに行くのにお土産を持っていったり、散歩に付き合ったりと殺人事件の捜査をしているという意識を前面に出さないような穏やかな雰囲気になっていたのも良かったと思う。 | ||||
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ミステリーは好きなジャンルの一つだ。 本格のトリックが決まった時に得られるカタルシスは他のものではなかなか得られない。傑作「占星術殺人事件」のように。 しかし多くの本格推理小説では冒頭の謎を魅力的にするためにありえないような事件を起こさざるを得ない面があると思う。 ミステリーファンは物語のリアリティという面は無意識のうちに片目を瞑っているのだ。 東野圭吾は以前よりそのことには気付いていたらしく、「名探偵の掟」や「名探偵の呪縛」といった推理小説のお約束をパロディにした作品を発表している。それはそれで面白かったのだが、「ミステリーのリアリティとは何か?」に真正面から向き合ったのが今回の「新参者」ではないかと思っている。 この作品は幾つかの短編が連なって一つの事件を描いており、宮部みゆきの「長い長い殺人」のような味わいがある。 一つ一つの短編で提示される謎は些細なものであり、一般人ならば見過ごしてしまうようなものですらある。しかし加賀恭一郎はそれを丹念に解き明かしていく。読んでいて感心したのはタクシーの後部座席に座る位置から同乗者の存在を推理した部分だ。このような細部の記述により加賀の観察眼の鋭さが読者に示されるわけだが、その一つ一つが突飛もない出来事ではなく地味であるがためにかえって虚を突かれる。東野圭吾はこのような小さなエピソードを積み重ねることによってリアリティを生み出すことを選択したのかもしれない。このやり方はディテールを必要とするため作家の苦労は大変なものだと思う。話のスケールは小さく、大きなカタルシスが得られるわけではないが、東野圭吾のミステリーというジャンルへのの新たなアプローチに拍手を送りたい。 | ||||
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ミステリーは好きなジャンルの一つだ。 本格のトリックが決まった時に得られるカタルシスは他のものではなかなか得られない。傑作「占星術殺人事件」のように。 しかし多くの本格推理小説では冒頭の謎を魅力的にするためにありえないような事件を起こさざるを得ない面があると思う。 ミステリーファンは物語のリアリティという面は無意識のうちに片目を瞑っているのだ。 東野圭吾は以前よりそのことには気付いていたらしく、「名探偵の掟」や「名探偵の呪縛」といった推理小説のお約束をパロディにした作品を発表している。それはそれで面白かったのだが、「ミステリーのリアリティとは何か?」に真正面から向き合ったのが今回の「新参者」ではないかと思っている。 この作品は幾つかの短編が連なって一つの事件を描いており、宮部みゆきの「長い長い殺人」のような味わいがある。 一つ一つの短編で提示される謎は些細なものであり、一般人ならば見過ごしてしまうようなものですらある。しかし加賀恭一郎はそれを丹念に解き明かしていく。読んでいて感心したのはタクシーの後部座席に座る位置から同乗者の存在を推理した部分だ。このような細部の記述により加賀の観察眼の鋭さが読者に示されるわけだが、その一つ一つが突飛もない出来事ではなく地味であるがためにかえって虚を突かれる。東野圭吾はこのような小さなエピソードを積み重ねることによってリアリティを生み出すことを選択したのかもしれない。このやり方はディテールを必要とするため作家の苦労は大変なものだと思う。話のスケールは小さく、大きなカタルシスが得られるわけではないが、東野圭吾のミステリーというジャンルへのの新たなアプローチに拍手を送りたい。 | ||||
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