■スポンサードリンク
新参者
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
新参者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全253件 181~200 10/13ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
下町の人間味ある登場人物達を組み合わせて構成するストーリーは、その組み立てが素晴らしく、あっという間に読んでしまいました。 後半の方に中心になる謎解きや辻褄合わせのような部分より、個人的には前半〜中盤にかけてのストーリーが好きです。 こういう作品も書ける奥深さがあるのですね。 さすがです・・! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どんでん返しはないけどとても穏やかに終わった人情ミステリーだった。 加賀恭一郎シリーズはこれが初めてだが別の加賀恭一郎作品も読んでみようと思う。個人的には湯川より好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
下町の人間味ある登場人物達を組み合わせて構成するストーリーは、その組み立てが素晴らしく、あっという間に読んでしまいました。 後半の方に中心になる謎解きや辻褄合わせのような部分より、個人的には前半〜中盤にかけてのストーリーが好きです。 こういう作品も書ける奥深さがあるのですね。 さすがです・・! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どんでん返しはないけどとても穏やかに終わった人情ミステリーだった。 加賀恭一郎シリーズはこれが初めてだが別の加賀恭一郎作品も読んでみようと思う。個人的には湯川より好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「いまさら東野圭吾!?」とは絶妙のキャッチコピーである。 さらに追い討ちをかけるように「ダブル1位」の文字が躍る。 正直に言うと帯に書かれたこの文字に負けて購入した。 この本の魅力は帯に書かれた文字のように、今更ながら東野圭吾の名を前にして、購入することを躊躇っていた私の背中を押しレジまで連れて行き、財布から紙幣を出さす力があった。 「こんなことが出来ればと思った。デモ出来るとは思わなかった」と本人署名で帯裏に書いてあるが、小説現代に書かれたものを再編集してあるのか?2004年8月号から2009年7月号までの9編分を9章として、ある事件の発生から解決までを日本橋署に着任したばかりの刑事、新参者の加賀恭一郎の活躍を描いた刑事小説である。 これだけ長期に書かれた9編の文を一つの物語に繋ぎ、難解な事件をあたかも最初から意図して書き出したのだろうか?でも、大体の犯人のめぼしをつけなければ散文的になるだろうと要らぬお節介な気もした。 最初から犯人像を特定して書かないといわれる、内田康夫が描く浅見光彦シリーズに似た優しさと、下町情緒を大切に描く、現代版の大江戸捕物帳とでも言えようか。 物語は日本橋周辺で進行するのだが、江戸情緒が好きで近辺のホテルをよく利用する私にとっては嬉しい舞台背景である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本橋署に異動してきた新参者・加賀恭一郎が小伝馬町での女性殺人 事件の捜査に望むシリーズ最新作。小説現代に2004年8月から2009年7 月までの9回にわたって掲載された連作を纏めた本です。連載開始から 最後までに長い時間かかった作品ですが、連作として一体感が感じら れる作品になっています。 殺人事件の謎はたいしたことありません。犯人も平凡。でも、捜査の 過程で明らかになる小さな謎(アリバイを偽装する保険外交員、わさ び入りの人形焼、等々)ににじみ出る、下町に住む人々のやさしさや 暖かさが気持ちいい作品です。ミステリーというよりも人情ドラマと して良かった。 「容疑者Xの献身」以来期待外れの作品が続いていた著者の、久々の 会心作です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「いまさら東野圭吾!?」とは絶妙のキャッチコピーである。 さらに追い討ちをかけるように「ダブル1位」の文字が躍る。 正直に言うと帯に書かれたこの文字に負けて購入した。 この本の魅力は帯に書かれた文字のように、今更ながら東野圭吾の名を前にして、購入することを躊躇っていた私の背中を押しレジまで連れて行き、財布から紙幣を出さす力があった。 「こんなことが出来ればと思った。デモ出来るとは思わなかった」と本人署名で帯裏に書いてあるが、小説現代に書かれたものを再編集してあるのか?2004年8月号から2009年7月号までの9編分を9章として、ある事件の発生から解決までを日本橋署に着任したばかりの刑事、新参者の加賀恭一郎の活躍を描いた刑事小説である。 これだけ長期に書かれた9編の文を一つの物語に繋ぎ、難解な事件をあたかも最初から意図して書き出したのだろうか?でも、大体の犯人のめぼしをつけなければ散文的になるだろうと要らぬお節介な気もした。 最初から犯人像を特定して書かないといわれる、内田康夫が描く浅見光彦シリーズに似た優しさと、下町情緒を大切に描く、現代版の大江戸捕物帳とでも言えようか。 物語は日本橋周辺で進行するのだが、江戸情緒が好きで近辺のホテルをよく利用する私にとっては嬉しい舞台背景である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本橋署に異動してきた新参者・加賀恭一郎が小伝馬町での女性殺人 事件の捜査に望むシリーズ最新作。小説現代に2004年8月から2009年7 月までの9回にわたって掲載された連作を纏めた本です。連載開始から 最後までに長い時間かかった作品ですが、連作として一体感が感じら れる作品になっています。 殺人事件の謎はたいしたことありません。犯人も平凡。でも、捜査の 過程で明らかになる小さな謎(アリバイを偽装する保険外交員、わさ び入りの人形焼、等々)ににじみ出る、下町に住む人々のやさしさや 暖かさが気持ちいい作品です。ミステリーというよりも人情ドラマと して良かった。 「容疑者Xの献身」以来期待外れの作品が続いていた著者の、久々の 会心作です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は加賀恭一郎シリーズを知らずにこの本を読んでいましたが、このキャラクターのことを一気に好きになってしまいました。 事件解決に向けた聞き込みの中で浮かんでくる様々な矛盾点。その矛盾が生まれるまでの人情味あふれるエピソード。その矛盾の生まれた理由を解き明かし小さな喜びを与えるキレキレの主人公。最高です。粋です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は加賀恭一郎シリーズを知らずにこの本を読んでいましたが、このキャラクターのことを一気に好きになってしまいました。 事件解決に向けた聞き込みの中で浮かんでくる様々な矛盾点。その矛盾が生まれるまでの人情味あふれるエピソード。その矛盾の生まれた理由を解き明かし小さな喜びを与えるキレキレの主人公。最高です。粋です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに、短期間で読んだ小説でした。 お涙ちょうだいな感じでもないのに、通勤電車でボロボロ涙がでてしまい、困りました。 奥さんや娘が大好きで、いつも大事に接してますが、この小説を読んで、より一層、大事にしようと思いました。 事件のことには、触れないでおこうとした、玩具屋さんの主人こそが、すべての世界の男性のあるべきすがたではないでしょうか? 自分の大事な人には、ファンタジーな世界だけを見せる。もちろん、しつけは大事、という前提がありますが。 そんな、すばらしい世界をすごく短い話で表現されているなあ、と思いました。 東野さん、ありがとうございました。「時生」以来の、感動をもらいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに、短期間で読んだ小説でした。 お涙ちょうだいな感じでもないのに、通勤電車でボロボロ涙がでてしまい、困りました。 奥さんや娘が大好きで、いつも大事に接してますが、この小説を読んで、より一層、大事にしようと思いました。 事件のことには、触れないでおこうとした、玩具屋さんの主人こそが、すべての世界の男性のあるべきすがたではないでしょうか? 自分の大事な人には、ファンタジーな世界だけを見せる。もちろん、しつけは大事、という前提がありますが。 そんな、すばらしい世界をすごく短い話で表現されているなあ、と思いました。 東野さん、ありがとうございました。「時生」以来の、感動をもらいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
連作短編小説。職人技が冴え渡る、文句なしの名人芸。大技炸裂という感じではなく、ジャブの連打でノックアウトという感じ。一気読みでした。前半の伏線がスコン、スコンときまる連続は快感。読むべし。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
連作短編小説。職人技が冴え渡る、文句なしの名人芸。大技炸裂という感じではなく、ジャブの連打でノックアウトという感じ。一気読みでした。前半の伏線がスコン、スコンときまる連続は快感。読むべし。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
加賀恭一郎シリーズの最新刊。 このミス2010第一位に輝きました。 加賀恭一郎シリーズは人情物。 人間っていいなと感じさせられる 「いい話」です。 このミスを取るくらいなので もちろんミステリなのですが、 読後感の爽やかさを残す、 最近のミステリの流れにはない この不況下にこそ読むべき本 なのではないかと感じました。 ほんとに読後はすっきりします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
加賀恭一郎シリーズの最新刊。 このミス2010第一位に輝きました。 加賀恭一郎シリーズは人情物。 人間っていいなと感じさせられる 「いい話」です。 このミスを取るくらいなので もちろんミステリなのですが、 読後感の爽やかさを残す、 最近のミステリの流れにはない この不況下にこそ読むべき本 なのではないかと感じました。 ほんとに読後はすっきりします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体は一つの長編小説だが、各章はそれに関する小さな謎を解き明かす短編の形式を取る珍しい作品。東野圭吾の最大の長所で文章が上手で、今回もサラッと読めます。山あり谷ありという程の事件でなく、人情がテーマなので、複雑怪奇を求める人には不向きです。心温まる話が多いので、その面がお好きな人はどうぞ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
加賀さん、ついに新しい町に赴任。 そして事件の周辺の人々にじっくりからんでいきます。 連作長編というのは、この著者には珍しいので、興味深く読みました。 事件周辺の人々の目線から見る加賀刑事は相変わらず魅力的ですね。 どの話も、基本「イイ話」なのが、読んでてほっとします。 が、代わりに東野作品っぽさが薄い気がします。 どちらかというと、宮部みゆきっぽい。 下町人情の描写、小さな話が折り重なって 一つのミステリーになるところなどは 「ぼんくら」に近いと思いました。 連作長編ということで、「長い長い殺人」にも近いし、 一見平凡な事件を細かく描写している所は「誰か…」にも似ています。 でも、最後に加賀さんの昔の話がちょこっと出たとこは、 ファンならニヤリとするでしょう。 久々に「眠りの森」を見直したくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
加賀さん、ついに新しい町に赴任。 そして事件の周辺の人々にじっくりからんでいきます。 連作長編というのは、この著者には珍しいので、興味深く読みました。 事件周辺の人々の目線から見る加賀刑事は相変わらず魅力的ですね。 どの話も、基本「イイ話」なのが、読んでてほっとします。 が、代わりに東野作品っぽさが薄い気がします。 どちらかというと、宮部みゆきっぽい。 下町人情の描写、小さな話が折り重なって 一つのミステリーになるところなどは 「ぼんくら」に近いと思いました。 連作長編ということで、「長い長い殺人」にも近いし、 一見平凡な事件を細かく描写している所は「誰か…」にも似ています。 でも、最後に加賀さんの昔の話がちょこっと出たとこは、 ファンならニヤリとするでしょう。 久々に「眠りの森」を見直したくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾は、本当に卓越したエンターテイナーだ。私は、この作品を読み終わって、つくづくと、そう思った。はっきりいって、この作品のこのプロットで他のミステリ作家が書いたとしても、まず、ほとんどが、冗長の一言で片付けられるのが落ちだろう。こうしたプロットで、これだけ読者をぐいぐいと引き付けられるところが、彼が並外れた筆力を持った卓越したエンターテイナーである証しだと思うのだ。 この作品は、独り暮らしの中年の女性が殺された事件を解決するために、加賀刑事が、江戸文化の残る人情の町、日本橋界隈を捜査して回るという物語だ。ところが、読み出してしばらくするとわかるのだが、通常のミステリでは、章が進むにつれ、一歩一歩、犯人に迫っていく過程が描かれていくのに対し、この作品では、章が進んでも、一向に、犯人に迫っていく兆しがみえないのだ。 しかし、各章では、それに代わって、加賀が、事件には直接関係のない人情話を見事な推理で解き明かしており、各章の1話1話が、ほろりと来る人情話とミステリが融合した短編として、しっかり完結しているのだ。そうした各章が、あたかも連作短編集のような形で次に繋がっていくので、肝心の事件の真相解明が一向に進まなくても、読んでいて、全くフラストレーションが溜まらないのだ。東野圭吾は、もともと、しっかりと人間を描ける人なのだが、これまでは、それは、あくまで、ミステリの添え物というレベルに過ぎなかった。しかし、この作品では、人情話が主役で、ミステリの方が添え物という感じに逆転しているのだ。この本の帯に記された「こんなことが出来ればと思っていた。でも出来るとは思っていなかった」との彼の述懐は、こうした作品構成のことをいっているのだろう。 この作品は、ミステリだけを取り上げれば並の出来だとは思うのだが、東野圭吾にしか書けない異色の新感覚ミステリとして、十分、読み応えのある作品だった。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!