海辺のカフカ

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評判

海辺のカフカの評価:

3.76/5点 レビュー 521件。 D ランク

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平均点3.76pt

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全82件 81〜82 5/5ページ
No.2
(3pt)

青年ホシノ

どこか不思議な村上ワールドと、そこに住むこれまた少し不思議な人たちが作り出す話です。その不思議さになじめない人には、まったくダメな話でしょう。その不思議さとは、きっちりとしたSFが作り出す「現実とは異なるけど小説の中での論理的には筋が通っていて矛盾のない世界」とは異なり、読者に与えられる材料は少なくて全体としてどんな風になっているのか良く分からない不思議さのことです。私自身は、村上春樹のこうした世界は嫌いではなく、その一つの典型である「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」などは高く評価しています。しかし、「海辺のカフカ」は残念ながら「世界の終わりと…」ほど好きにはなれませんでした。世界観は別に不思議な世界であってもかまわないのですが、物語の展開そのもの、主人公のカフカ少年、に引き込まれませんでした。カフカ少年については、全然キャラが立っていない感じがしました。むしろもう一人の主人公、そして主脇役である、ナカタさん、ホシノさんの動きの方が滑らかなように感じました。ひょっとしたらそれは書き手である村上氏自身そう感じていたのではなかろうか、という気さえしました。ホシノさんのことはなんだか楽しんで書いているような感じがしたのです。単なる気のせいかもしれませんが。こうした結果、カフカ君が織り成す物語は、どこかいかにも話を組み上げたという印象がして、物語にもカフカ君にも感情移入ができませんでした。一方、物語が象徴するものもよく分かりませんでした。「世界の終わりと…」では、この象徴性がもっと強くあったように思います。「世界の終わりと…」を読み終わった後では、物語が意味するところは一体なんだったのかを考えずにはいられませんでした。これに対して、「海辺のカフカ」では、その意味を考えようという気にはまったくなりませんでした。そもそも何かを象徴しているのかどうかも分かりませんでした。読んで損したとは思いませんでしたが、私の中での村上氏の作品ランキングの中では、トップクラスとは言えない話です。
海辺のカフカ (上) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 海辺のカフカ (上) (新潮文庫)より
4101001545
No.1
(3pt)

うーん

カフカ君に感情移入できなかったので、どうも読後がすっきりしません。評価が別れるのでは、と思います。装丁が可愛いので星3つ。
海辺のカフカ (上) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 海辺のカフカ (上) (新潮文庫)より
4101001545