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嘘猫



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【この小説が収録されている参考書籍】
嘘 猫 (光文社文庫)

嘘猫の評価: 3.75/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(4pt)

猫たちとの生活

 文庫書き下ろし作品。
 著者の自伝的な小説。東京の広告代理店で働き始めた青年時代の思い出が綴られている。ミステリではない。ユーモア小説といったところか。
 ある母親猫の謀略にはめられ、たいして広くもない下宿(しかもペット禁止)で、何匹もの猫たちと生活する羽目になった主人公。猫たちに苦しめられ、しかし、飼い主としての責任を果たし、愛情で結ばれていくが、やがて別れがやってくる。
 猫を主体としつつも、あちこちに会社での仕事や自身の人間的成長などが書き込まれ、ひとつのビルドゥングス・ロマンとなっている。
 そしてラストの「嘘猫」。20年後になって、猫と過ごした日々をどう捉えなおすべきなのか。苦さの残る青春物語であった。
嘘 猫 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:嘘 猫 (光文社文庫)より
4334737463
No.2:
(5pt)

意外にやられます

淡々とした猫との暮らしにこんなに惹かれるとは思わなかった。自分の青春の終わりがいつなのか、考えてみたくなる1冊です。青春が終わった人も、現在進行形の人にもお勧めできると思います。毎日生きることで一生懸命な人でも、必ず後ろを振り返る時はくるでしょうから・・・
嘘 猫 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:嘘 猫 (光文社文庫)より
4334737463
No.1:
(4pt)

グレさんの青春

ストレスも高く,テンションも高く,プライドも高い時代を人は青春と呼ぶ.コピーライター見習の「僕」のところに,1匹の雌猫がやってくる.猫とすごす日々の中で僕の青春は過ぎてゆく.仕事も順調にこなせるようになった.そして青春が終わった.という話です.青春小説なのに「友情」「恋愛」が一切からまない不思議な味の本です.表紙の猫の絵も好きだなぁ.
嘘 猫 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:嘘 猫 (光文社文庫)より
4334737463

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