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林檎の木の道
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林檎の木の道の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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好みの問題だと思いますが、主人公を筆頭としたキャラクター達の台詞やら考え方やらが受け付けません。とにかく回りくどい。同様に地の文も回りくどく、読んでいてめんどくさいです。ストーリーは好みなのですが。死んでしまった女の子と友人のマツブチくんのキャラクターはとてもよかったので、この子達をもう少し掘り下げて欲しかったかな。 | ||||
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高校生が警察捜査や新聞取材の結果を知りうるという「名探偵コナン」ふうの不自然さは筋書き上、やむを得ないのかもしれません。 しかし重大なことに、最後のトリックが破綻してます。 バイクのナンバーは前部に付いていません。 | ||||
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1996年(単行本、中央公論社)→1999年(中公文庫)→本書。 いつものとおりの樋口作品である。高校生の男の子を主人公として、身近で事件が起こり、ちょっと不思議な女の子と仲良くなっていく。 ただ、これまでの作品と良く似ているというか、自作からいいところを持ってきてまとめたというか、そんな感じの作品であった。ファンの間では評価の高い一冊のようだが、私にはちょっとそんなふうには思えなかった。 ミステリとしても物足りない。 | ||||
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はじめて読んだこの作家の本が、 思いがけず、おもしろくて、 また読んでみようと思いました。 これまたあたりでした。 前回読んだ『ぼくとぼくらの夏』に似たシュチュエーション。 謎の自殺をした少女。 その真相を知ろうと、 元恋人の主人公と、 少女の幼馴染の少女が、 彼女の周りを調べ始める。 そこで知りえたことは、 生前の彼女は、 周りから浮いているような存在だった。 それでも調査をしている二人にとって、 彼女はかけがえのない存在だった。 クールな高校生の主人公に、 魅力的なキャラクター達。 推理的要素もあり、 一気に読めました。 ライトなノベルとして、おススメです。 それにしてもあとがきで、 「デビュー作を越える」とか、 「デビュー作に匹敵する」とあるので、 次の彼の作品は、 その間の作品は、どうしようかと・・・。 | ||||
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ミステリマニアで、最後のトリックの種明かしやどんでん返しなどを期待する性分だったのが この作品を読んで変わったような気がする。 誰が犯人なのか、そんなことよりも主人公を始め、彼を取巻く人間が愛しく感じた。 雰囲気がとてもいい。 夏の無駄な程の暑さも、うるさい蝉も滴る汗も、この物語の中では生き生きとしている。 主人公の冷静で、偏屈な台詞も私は好きだし、こういう話し方をする17歳がいたら是非友達になりたい。 ただし、ミステリー小説での評価はそれほどでもない。 | ||||
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タイトルどおり甘酸っぱくもあり、ビターでもある青春ハードボイルド。 夏休みのある日。高校生の「ぼく」のところに昔の彼女が自殺したという知らせが舞い込んだ。疑問をもった「ぼく」は、彼女の友人・涼子とともに真相を調べ始める。3人は「林檎の木幼稚園」で一緒だった・・・ 著者の『ぼくと、ぼくらの夏』と『風少女』を足して2で割ったような小説・・・という記憶が残っていたが、再読した感想も見事に同じ。ただ、「ぼく」の母親の職業がバナナ専門の植物学者だったり、個性的な祖父がいたり、「ぼく」にまとわりつく不思議な雰囲気の男の子がいたり・・・という面々がスパイスになっている。「ぼく」が女の子と気安く付き合うキャラクターなのも前述の2作とは違うか。さらに、涼子が「ぼく」への好意を募らせるにつれ、元彼女であった友人への思いが複雑になっていくところ。「ぼく」と涼子の微妙なやりとりがくすぐったい。 が、基本的には同じでしょう。相変らず、警察は何をやっているの?という展開だし、ハードボイルド的セリフを繰り出す「ぼく」も、ヒロイン涼子も根本のところではいつものキャラクターを踏襲。犯人もだいたい同じ方程式で解ける。しかし、それで何の不満もありません!もう偉大なるマンネリという範疇に属するでしょう。それに浸る安心感と心地よさ。初期に書かれた前述の2作よりこなれている分、新しい読者のかたには、本作がおすすめかも。 樋口さんには、いくつになっても青春ハードボイルドを書き続けていただきたいです。このままでいいので、(このジャンルでは)決して新境地など目指さないでくださいね。 | ||||
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真夏が舞台となっている作品ですが,特有のイヤな暑さ, そして,そこからわき出る感情がうまく表現されています. また,単純でもない凝ってもいない,なにげない情況なのに, 読んでいるこちらにも,その『暑さ』が伝わってくるようです. ただ,作風なのでしょうが,主人公のハードボイルドな口調は, 高校生ということを考えると,やはり引っかかってしまいますし, 著者の別作品と,流れが似ているのもちょっと気になるところです. とはいえ,同じ『道』を歩いていたはずの彼らを思うとせつなく, 夏の数日とともに,苦さの残る結末,読了感はなんとも言えません. | ||||
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最近文庫で復刊された「風少女」が気に入った人なら、こちらも好きなはず。 樋口さん独特の、青春ハードボイルドミステリーの傑作です。 主人公はバナナ研究家の母(!)を持つちょっとだけ不良な高校生。 夏休みのある日、昔の彼女からの呼び出しを断わる。 その数日後、彼女が自殺したと知らされた彼は、<自殺>に納得がいかず、彼女の交友関係や死因を調べることに。 一見、クールな主人公ですが、高校生らしい感性で強がったり、傷ついたり・・・。 暑い暑い夏の情景描写とうまくかみ合い、絶妙な世界をつむぎだしています。 そのうえ、気が強いけど純真なヒロイン<涼子>がかなり魅力的。筆者お得意のテンポがいい会話にも引き込まれ、ずっと読んでいたいと思わせます。 深い謎解きやトリックなど、<本格>志向のミステリファンには強くはお勧めできませんが、ぜひ多くの方に読んでもらいたい作品です。 | ||||
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どこかけだるい主人公。いまならダリィーナァーなんて言ってるんだろうけどそれでもなんとか社会的な生活を送っている彼に当時ひどくあこがれたものです。 | ||||
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