新世界より

評判

新世界よりの評価:

3.97/5点 レビュー 506件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全503件 381〜400 20/26ページ
No.123
(4pt)

B級娯楽大作

上・中・下を合計すると1500頁なのでかなり長いです。そのため、
上巻を本屋でパラパラとめくっても、本作の面白さはわからないと
思います。

 現代の科学文明がほぼ滅んだ未来の日本を舞台に、超能力を使え
る人々の村に育つ少年・少女が主人公の物語です。これに更に言葉
を話せるネズミのような動物等が絡んで来ます。

 ケレン味たっぷりのプロットですが、更に細かな笑い所もちりば
められており、偉大なB級作品に仕上がっています。

 なぜB級なのかというと、色々な要素を詰め込みすぎて消化し切
れていない、それに加えて冗長な部分がかなりある、本来は敢えて
書ききらないような部分をきっちり書いているため作品に余韻が無
い、からです。

 否定的に書いてしまいましたが、本作は上記のような欠点はある
もの、とても面白い小説ですので一読をお勧めします。まとめて買っ
てしまうより、上巻だけ図書館で借りてみて、合えば残りを買うの
が一番良いと思います。

 なお、本作を読んで登場動物のバケネズミが気になった方は、以
下の作品も読んでみることをお勧めします。

 家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.122
(5pt)

説得力のある内容

基本的には一つの町とせいぜいその周辺で話が進んでいくので、
スケールが大きいとは言えないような気もするのですが、
綿密に練られた生態系や歴史のディテール、バケネズミや機械にまで人間臭さを与えた描写などは、
壮大な世界観に惹きこまれるには十分すぎるものでした。
罪悪を事前に摘み取るという考え方、悪鬼や業魔の与えた影響を実際に感じて尚、
この世界を変えていかなければならないという決意は、偽善的ですがとても人間らしいと感じます。
 
一つ欠点と言うか残念な点を挙げると、これが主人公・早季の手記という形で描かれており、
序盤に覚の存在も明らかになることから、この二人は死なないという前提が出来上がってしまっていることです。
これがクライマックスでの緊張感をやや鈍らせてしまった要因でしょう。
そして他の方も挙げられていますが、余りにあっさりしていると感じられた真理亜のその後というのも、
早季の手記である以上、描きようが無かったのだと推察されます。
無理にこういった形にしなければ、もっと物語に広がりを持たせることができたのではと感じます。
新世界より 下 Amazon書評・レビュー: 新世界より 下より
4062143240
No.121
(5pt)

説得力のある内容

基本的には一つの町とせいぜいその周辺で話が進んでいくので、
スケールが大きいとは言えないような気もするのですが、
綿密に練られた生態系や歴史のディテール、バケネズミや機械にまで人間臭さを与えた描写などは、
壮大な世界観に惹きこまれるには十分すぎるものでした。
罪悪を事前に摘み取るという考え方、悪鬼や業魔の与えた影響を実際に感じて尚、
この世界を変えていかなければならないという決意は、偽善的ですがとても人間らしいと感じます。
 
一つ欠点と言うか残念な点を挙げると、これが主人公・早季の手記という形で描かれており、
序盤に覚の存在も明らかになることから、この二人は死なないという前提が出来上がってしまっていることです。
これがクライマックスでの緊張感をやや鈍らせてしまった要因でしょう。
そして他の方も挙げられていますが、余りにあっさりしていると感じられた真理亜のその後というのも、
早季の手記である以上、描きようが無かったのだと推察されます。
無理にこういった形にしなければ、もっと物語に広がりを持たせることができたのではと感じます。
新世界より(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(下) (講談社文庫)より
4062768550
No.120
(5pt)

世界観の勝利

一言で言うと世界観がすばらしい。
緻密な設定でSFとファンタジーの融合を成し遂げている。
様々なガジェットをこれでもかと盛り込んで、
ごった煮の「新世界」が描かれているのは圧巻。

超能力者や知性を持った異形の生物が跋扈する
荒唐無稽で突拍子もない世界を、少年・少女が駆け巡る。
冒険小説でもあり、ジュブナイル小説でもある。
ページを読み進めるのが惜しくなるほどの小説は久しぶりで、
一気読みしてしまった。

もちろん、大長編になればなるほど、粗が出てくるのは確かで
業魔や悪鬼などは伏線や設定を活かし切れていないと感じたし、
大人たちの活躍をもう少し見てみたい気がしたのも事実。

ただ、それでもなお、この作品においては些細なこと、と感じるのは、
この世界観があまりにも魅力的だからである。
旧世界の歴史を「図書館」が紐解いていくくだりは、
主人公たちならずとも、私自身、固唾を飲んで見守っていた。

難しいことを考えなくても、小説世界に浸ることのできる稀有な作品。
何故か、子供の頃に夢中で読んだ『指輪物語』と同様の懐かしさを感じた。
物語を楽しみたい方は是非。
新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232
No.119
(5pt)

世界観の勝利

一言で言うと世界観がすばらしい。
緻密な設定でSFとファンタジーの融合を成し遂げている。
様々なガジェットをこれでもかと盛り込んで、
ごった煮の「新世界」が描かれているのは圧巻。

超能力者や知性を持った異形の生物が跋扈する
荒唐無稽で突拍子もない世界を、少年・少女が駆け巡る。
冒険小説でもあり、ジュブナイル小説でもある。
ページを読み進めるのが惜しくなるほどの小説は久しぶりで、
一気読みしてしまった。

もちろん、大長編になればなるほど、粗が出てくるのは確かで
業魔や悪鬼などは伏線や設定を活かし切れていないと感じたし、
大人たちの活躍をもう少し見てみたい気がしたのも事実。

ただ、それでもなお、この作品においては些細なこと、と感じるのは、
この世界観があまりにも魅力的だからである。
旧世界の歴史を「図書館」が紐解いていくくだりは、
主人公たちならずとも、私自身、固唾を飲んで見守っていた。

難しいことを考えなくても、小説世界に浸ることのできる稀有な作品。
何故か、子供の頃に夢中で読んだ『指輪物語』と同様の懐かしさを感じた。
物語を楽しみたい方は是非。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.118
(5pt)

これは凄い

念動力という一見シンプルに思える
SF的ガジェットを用いつつ、
圧倒的なスケールで描かれる異世界と、
「人間とは、想像力とは」
というある意味普遍的なテーマが
見事に融合した作品だと思います。
面白かった。


新世界より(中) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(中) (講談社文庫)より
4062768542
No.117
(5pt)

綿密に構築された世界がすごい

この著者の小説は初めて読みましたが、壮大な世界観に圧倒されました。
世界観に引き込まれて一気に3冊読み終わりました。

はじめは少年時代の牧歌的な雰囲気、しかし、次第にその世界の闇が明らかな
なっていきます。冒険あり戦いありで、読者をひきつける仕掛けがあちこちにみられます。
人が人を管理することの欺瞞、そういったテーマが背景にあるのかもしれませんが、
難しいことを考えず、純粋にストーリーが楽しめる小説です。

ところどころグロい描写もあるので、そういうのが苦手な人は避けた方がいいかもしれません。

この著者の他の小説も読んでみたい。そんな気になりました。
新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232
No.116
(5pt)

綿密に構築された世界がすごい

この著者の小説は初めて読みましたが、壮大な世界観に圧倒されました。
世界観に引き込まれて一気に3冊読み終わりました。

はじめは少年時代の牧歌的な雰囲気、しかし、次第にその世界の闇が明らかな
なっていきます。冒険あり戦いありで、読者をひきつける仕掛けがあちこちにみられます。
人が人を管理することの欺瞞、そういったテーマが背景にあるのかもしれませんが、
難しいことを考えず、純粋にストーリーが楽しめる小説です。

ところどころグロい描写もあるので、そういうのが苦手な人は避けた方がいいかもしれません。

この著者の他の小説も読んでみたい。そんな気になりました。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.115
(5pt)

間違えたw

作品自体はおもしろいです

貴志祐介さんの「黒い家」を読んでから次にこの本を読みました。
とにかく文章がうまいので引き込まれます、今まではホラーや奇怪系が多かったそうですが、初?SFだとどっかに書いてありましたが、とても楽しめました。
まぁ、作風からなのかやはり暗いですが、SFなのでそこまで恐怖ではなかったです(笑)

あと、これは私が間抜けでハードは「上下」文庫は「上中下」でわかれております
間違えて、ハード読んだ後に「え?中がある??」っとあせって文庫の「中」を頼んでしまいましたので気を付けてくださいw
新世界より(中) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(中) (講談社文庫)より
4062768542
No.114
(5pt)

ダークな新世界体験

一見爽やかそうな表紙と題名、でもこの著者だからと、ホラーな展開を覚悟して読み始めました。
SFなんだなと読み進めましたが、最初のうちは想像力が話の展開についていけず、生き物・情景が何が
なんだか理解できませんでした。
業魔・悪鬼・バケネズミ・ネコダマシ・ミノシロモドキなどの生物、八丁標という結界で区切られた世界、
呪力を持つ人間。前半はSF冒険物のような流れでしたが、後半になるとダークな世界が次々に展開し、
戦闘や流血とともに、この新世界の秘密が明らかになりはじめ・・・。
後半は一気に読まされました。呪力のない人間の行く末に、持つ側の人間の残酷さを見せつけられました。


新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232
No.113
(5pt)

ダークな新世界体験

一見爽やかそうな表紙と題名、でもこの著者だからと、ホラーな展開を覚悟して読み始めました。
SFなんだなと読み進めましたが、最初のうちは想像力が話の展開についていけず、生き物・情景が何が
なんだか理解できませんでした。
業魔・悪鬼・バケネズミ・ネコダマシ・ミノシロモドキなどの生物、八丁標という結界で区切られた世界、
呪力を持つ人間。前半はSF冒険物のような流れでしたが、後半になるとダークな世界が次々に展開し、
戦闘や流血とともに、この新世界の秘密が明らかになりはじめ・・・。
後半は一気に読まされました。呪力のない人間の行く末に、持つ側の人間の残酷さを見せつけられました。


新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.112
(5pt)

貴志祐介ワールドに完全没入!

貴志祐介が創り上げた空想世界の物語です。最初の200ページくらいまでは、何なのか良くわかりません。面白いのかどうなのか当て所なく貴志祐介ワールドをさ迷っている感覚で読み進みました。
でも後になってわかります。この物語の舞台設定にとって極めて重要な200ページです。
そこからは一気に読み進めます。私は正に「没入」という状態でした。
スケールの大きさ、筋立ての絶妙さ、など総合して貴志祐介の最高傑作と言えます。貴志祐介はやはり期待を裏切りません!
新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232
No.111
(5pt)

貴志祐介ワールドに完全没入!

貴志祐介が創り上げた空想世界の物語です。最初の200ページくらいまでは、何なのか良くわかりません。面白いのかどうなのか当て所なく貴志祐介ワールドをさ迷っている感覚で読み進みました。
でも後になってわかります。この物語の舞台設定にとって極めて重要な200ページです。
そこからは一気に読み進めます。私は正に「没入」という状態でした。
スケールの大きさ、筋立ての絶妙さ、など総合して貴志祐介の最高傑作と言えます。貴志祐介はやはり期待を裏切りません!
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.110
(5pt)

傑作のホラー作家は傑作のSF作家でもあった!

さすが貴志さん、現実にありそうでありえない、ありえなさそうでありえる話を書くのが上手い。
舞台は1000年後のとある集落、そこでは人類が皆超能力を使えるようになっていた。子供は成長の過程でその能力を訓練される。
ある日、同級生が姿をくらました。そのことに気づいても何故か気にならない子供達、
やがて主人公らは自由研究でキャンプに出かけた先で、偶然現在の社会のシステムを知ることになる。知らない方がいいこともある。
それを知ってしまった子供達に管理側の大人の魔の手が伸びる。しかし事はそう単純ではなかった…

大人たちの思惑に子供たちはどう抗うのか

そして、この世界はなんなのか

1000ページを越える超大作で明らかになっていく…。
文庫にすると3巻という長編だが、読んでいると自然とその世界に入り込んだ感覚が起き、長いのも気にならない。
貴志さんの創造世界は現実味があってまるで自分がそこにいるかのよう、だから自分の世界を解いていくようにワクワクしてくる。

貴志さん自身のテーマは「人間の怖さ」と思う。今まで読んだ作品は多重人格、サイコパス(人格障害)、カニバリズム(食人)など人間が内に持つ怖さを扱ったものが多い。
そして今回は一言で何って表すことはできませんがそのひとつとしては、「仲間以外になら何をしても平気、殺しても平気」がある。

とにかくこの作者は人間が追い詰められたり、特殊な環境で育つことで究極に悪魔に近づくことを描くのが非常に秀逸です。
人間である以上、もっとも興味があるものは人間であり、その人間と動物を最も異なるものにしているのは心、それをとことん追求していく作者だから僕が好きな理由です。
新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232
No.109
(5pt)

傑作のホラー作家は傑作のSF作家でもあった!

さすが貴志さん、現実にありそうでありえない、ありえなさそうでありえる話を書くのが上手い。
舞台は1000年後のとある集落、そこでは人類が皆超能力を使えるようになっていた。子供は成長の過程でその能力を訓練される。
ある日、同級生が姿をくらました。そのことに気づいても何故か気にならない子供達、
やがて主人公らは自由研究でキャンプに出かけた先で、偶然現在の社会のシステムを知ることになる。知らない方がいいこともある。
それを知ってしまった子供達に管理側の大人の魔の手が伸びる。しかし事はそう単純ではなかった…

大人たちの思惑に子供たちはどう抗うのか

そして、この世界はなんなのか

1000ページを越える超大作で明らかになっていく…。
文庫にすると3巻という長編だが、読んでいると自然とその世界に入り込んだ感覚が起き、長いのも気にならない。
貴志さんの創造世界は現実味があってまるで自分がそこにいるかのよう、だから自分の世界を解いていくようにワクワクしてくる。

貴志さん自身のテーマは「人間の怖さ」と思う。今まで読んだ作品は多重人格、サイコパス(人格障害)、カニバリズム(食人)など人間が内に持つ怖さを扱ったものが多い。
そして今回は一言で何って表すことはできませんがそのひとつとしては、「仲間以外になら何をしても平気、殺しても平気」がある。

とにかくこの作者は人間が追い詰められたり、特殊な環境で育つことで究極に悪魔に近づくことを描くのが非常に秀逸です。
人間である以上、もっとも興味があるものは人間であり、その人間と動物を最も異なるものにしているのは心、それをとことん追求していく作者だから僕が好きな理由です。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.108
(5pt)

いやー、堪能した。1500頁

このくらい長いと、読ますのが大変だと思いますが、
そこは貴志祐介、まったく問題なかったですね。
細切れ時間でたっぷり1週間、新世界に浸りました。

ハードコアなSFではないと思うので、
ちょっと世界の設定が普通と違うエンターテイメントとしても
読めると思います。
よくわかんない機械がたくさん出てきたり、カタカナがあふれている
のは僕はとても苦手なんですが、これはそういうところは全くなし。

何が起きたのかは分かりませんが、ありがちな近未来ものとして
むしろ世界観としては一種の過去への逆戻りがされているので
テクノロジーものではないです。

たしかに出だしでちょっと我慢しないといけませんが、
それは異世界ものではしょうがないので、我慢するとして、
そこをちょっと(といってもかなりのページ数ですが。150頁程度)
我慢して通り過ぎれば、もうあとはがんがん読めちゃいました。

まるで子供の頃の冒険物語にはまったような感覚で、
読み終わってから数日は他のほんの中身が頭に入ってこなくて
困ったくらい。

ペらぺらの本が多くてつまんないと思っている人は、
この世界に浸かってみたらいかがでしょうか。
新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232
No.107
(5pt)

いやー、堪能した。1500頁

このくらい長いと、読ますのが大変だと思いますが、
そこは貴志祐介、まったく問題なかったですね。
細切れ時間でたっぷり1週間、新世界に浸りました。

ハードコアなSFではないと思うので、
ちょっと世界の設定が普通と違うエンターテイメントとしても
読めると思います。
よくわかんない機械がたくさん出てきたり、カタカナがあふれている
のは僕はとても苦手なんですが、これはそういうところは全くなし。

何が起きたのかは分かりませんが、ありがちな近未来ものとして
むしろ世界観としては一種の過去への逆戻りがされているので
テクノロジーものではないです。

たしかに出だしでちょっと我慢しないといけませんが、
それは異世界ものではしょうがないので、我慢するとして、
そこをちょっと(といってもかなりのページ数ですが。150頁程度)
我慢して通り過ぎれば、もうあとはがんがん読めちゃいました。

まるで子供の頃の冒険物語にはまったような感覚で、
読み終わってから数日は他のほんの中身が頭に入ってこなくて
困ったくらい。

ペらぺらの本が多くてつまんないと思っている人は、
この世界に浸かってみたらいかがでしょうか。
新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.106
(5pt)

SF嫌いな人間でも楽しめる

私は生理的にSF物は受け付けない人間なのだが、
貴志祐介の作品はこの作品を除く全作品を読破したため、読むことにした。

SF作品の嫌なところは、一つのSF作品に固有の訳のわからない単語が次から次へと登場してくる点である。
この作品も、例によらず固有の単語が続々と登場した。なので、はじめはやはり嫌悪感を抱いてしまった。
だが、何故か読むことを絶つことが出来なかった。
鬼才、貴志祐介の文章によってどっぷりと作品に浸かっていき、
1000ページ以上もある私の嫌いな「SF」というジャンルの作品を読破してしまっていた。

ただ、物語を通して腑に落ちない点もあった。それは二週目に読みながら考えるお楽しみにしよう。





新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232
No.105
(5pt)

SF嫌いな人間でも楽しめる

私は生理的にSF物は受け付けない人間なのだが、
貴志祐介の作品はこの作品を除く全作品を読破したため、読むことにした。

SF作品の嫌なところは、一つのSF作品に固有の訳のわからない単語が次から次へと登場してくる点である。
この作品も、例によらず固有の単語が続々と登場した。なので、はじめはやはり嫌悪感を抱いてしまった。
だが、何故か読むことを絶つことが出来なかった。
鬼才、貴志祐介の文章によってどっぷりと作品に浸かっていき、
1000ページ以上もある私の嫌いな「SF」というジャンルの作品を読破してしまっていた。

ただ、物語を通して腑に落ちない点もあった。それは二週目に読みながら考えるお楽しみにしよう。





新世界より(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新世界より(上) (講談社文庫)より
4062768534
No.104
(5pt)

千年間で人間が失ったのは何だったのか?

千年後の未来、人類は物質文明を失いローテクな生活を余儀なくされています。反面その生活はエコロジーで倫理的なある種の理想郷の姿ともいえる世界です。現在のわれわれと違う点は彼らが「呪力」と呼ばれるサイコキネシスを有して、自己保存のためそれを厳格に管理しなければならないことでした。子供たちは徹底的な思想教育を施され、小規模の共同体と外部の境界には『八丁標(はっちょうじめ)』と呼ばれる結界がはられ原則出入りはできません。結界の外ではこの千年に突然変異で現れたと思われる奇怪な生物がうようよしています。

このようなシチュエーションで呪力を学ぶ少年少女が失われた千年の謎に導かれて結界を越えます。そこでの少年少女の冒険を縦糸に、千年間で人類に何が起きたのかが横糸として謎が解き明かされていきます。上巻では世界観や登場人物の紹介で占められるので少し読むのが辛いですが、それ以降一気に物語が動き始めます。

結末は読んでのお楽しみですが、たっぷり文庫本3冊の分量に相応しい、世界観、ストーリー、アクション、あっと驚く謎解きと十分楽しめる作品だと思います。私的には重厚な世界観、結末の意外性など最新作悪の教典 上より優れた作品だと思いました。

新世界より 上 Amazon書評・レビュー: 新世界より 上より
4062143232