閉鎖病棟

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評判

閉鎖病棟の評価:

4.32/5点 レビュー 133件。 B ランク

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平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全220件 141〜160 8/11ページ
No.80
(4pt)

閉鎖病棟の愉快な仲間たち。。。

題名とは裏腹に、わりと明るい小説です。
差別と人間の尊厳について考えさせられました。
それでも人間は生きていく、力強さを感じる一冊です。
閉鎖病棟―Closed Ward Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟―Closed Wardより
4103314079
No.79
(4pt)

閉鎖病棟の愉快な仲間たち。。。

題名とは裏腹に、わりと明るい小説です。
差別と人間の尊厳について考えさせられました。
それでも人間は生きていく、力強さを感じる一冊です。
閉鎖病棟 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟 (新潮文庫)より
4101288070
No.78
(5pt)

人間の「暗」でなく「善」を見出す喜びを感じさせてくれた読書

 この客観とも主観とも寄り切らない透明な視線はなんだろう。決して深く立ち入らない位置からの眺めで、例え短いエピソードの登場人物であっても彼らの心情がこうまでストレートに入ってくるのは何故だろう。
 題名と文庫表紙絵にある灰色の高層建築物から想像されるほどの重苦しさ、閉塞感は作品内世界には物理的にはなく、主要登場人物達は外出等も許され、外の人々との触れ合いなども描かれる。いわゆる「犯罪」も起こるが、それに関わる主な登場人物達の心に真の邪悪はほとんどなかった。そこに物足りなさや善に偏る志向を感じる向きもあるかもしれないが、読後の心洗われたかのような感慨はだからこそ、とも思う。これまで読書に人の暗部ばかりを求めていた自分の偏りを、改めて実感させられた気がした。
 清々しい気分ばかりでなく、登場人物達の至極まっとうな思考や行動に意外さを覚えたことで、普段そうでないつもりでも精神疾患を持つ人々をやはりどこかで“異物”として捉えている自分が明らかにされ、苦い気持ちになったことも付け加えておく。絶妙な距離からの人物描写、そして構成が素晴らしい。
閉鎖病棟―Closed Ward Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟―Closed Wardより
4103314079
No.77
(5pt)

人間の「暗」でなく「善」を見出す喜びを感じさせてくれた読書

 この客観とも主観とも寄り切らない透明な視線はなんだろう。決して深く立ち入らない位置からの眺めで、例え短いエピソードの登場人物であっても彼らの心情がこうまでストレートに入ってくるのは何故だろう。
 題名と文庫表紙絵にある灰色の高層建築物から想像されるほどの重苦しさ、閉塞感は作品内世界には物理的にはなく、主要登場人物達は外出等も許され、外の人々との触れ合いなども描かれる。いわゆる「犯罪」も起こるが、それに関わる主な登場人物達の心に真の邪悪はほとんどなかった。そこに物足りなさや善に偏る志向を感じる向きもあるかもしれないが、読後の心洗われたかのような感慨はだからこそ、とも思う。これまで読書に人の暗部ばかりを求めていた自分の偏りを、改めて実感させられた気がした。
 清々しい気分ばかりでなく、登場人物達の至極まっとうな思考や行動に意外さを覚えたことで、普段そうでないつもりでも精神疾患を持つ人々をやはりどこかで“異物”として捉えている自分が明らかにされ、苦い気持ちになったことも付け加えておく。絶妙な距離からの人物描写、そして構成が素晴らしい。
閉鎖病棟 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟 (新潮文庫)より
4101288070
No.76
(5pt)

率直に感動しました。

1度書店で見かけた時にぱらっと読んだのですが
「ちょっと重いかな・・・」と思い購入しないでいました。
後日立ち読みした後のストーリーがどうしても気になり、購入して一気に読んでしまいました。
ホントに何度も涙しました。でも悲しい涙ではありません。感動の涙です。
読み終えてすっきりしました。希望が沸いてきました。
とても素晴らしい作品でした。
閉鎖病棟―Closed Ward Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟―Closed Wardより
4103314079
No.75
(5pt)

率直に感動しました。

1度書店で見かけた時にぱらっと読んだのですが
「ちょっと重いかな・・・」と思い購入しないでいました。
後日立ち読みした後のストーリーがどうしても気になり、購入して一気に読んでしまいました。
ホントに何度も涙しました。でも悲しい涙ではありません。感動の涙です。
読み終えてすっきりしました。希望が沸いてきました。
とても素晴らしい作品でした。
閉鎖病棟 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟 (新潮文庫)より
4101288070
No.74
(4pt)

人間くさく、生々しい、素晴らしい作品

私は施設に勤めているのですが、登場人物たちのこだわりや(人の処方した薬な飲まない、荷物を肌身離せないなど)性格、言動など、どこをとっても人間くさく、その生々しさに驚きながら読みました。
想像力をもって描かれているのであれば、ただただ感服です。素晴らしい。
どうしてそんなに彼らの気持ちが分かるんだろうと本当に驚きました。
彼らは自分のしたいことをちゃんと知っていて、自分に対して嘘偽りなく生活していました。生活するということは、つまり生きていくということはいたってシンプルなことだと思えました。
前半の彼らの生い立ちが丁寧に描かれている部分では、どう繋がっていくのかが分からず、読み進めるのがしんどいなぁと感じましたが、後半は一気に読み終え、深く感動しました。
演芸会での劇のシーンが大好きです。
閉鎖病棟―Closed Ward Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟―Closed Wardより
4103314079
No.73
(4pt)

人間くさく、生々しい、素晴らしい作品

私は施設に勤めているのですが、登場人物たちのこだわりや(人の処方した薬な飲まない、荷物を肌身離せないなど)性格、言動など、どこをとっても人間くさく、その生々しさに驚きながら読みました。
想像力をもって描かれているのであれば、ただただ感服です。素晴らしい。
どうしてそんなに彼らの気持ちが分かるんだろうと本当に驚きました。
彼らは自分のしたいことをちゃんと知っていて、自分に対して嘘偽りなく生活していました。生活するということは、つまり生きていくということはいたってシンプルなことだと思えました。
前半の彼らの生い立ちが丁寧に描かれている部分では、どう繋がっていくのかが分からず、読み進めるのがしんどいなぁと感じましたが、後半は一気に読み終え、深く感動しました。
演芸会での劇のシーンが大好きです。
閉鎖病棟 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟 (新潮文庫)より
4101288070
No.72
(5pt)

残しておきたい一冊

まだ牧歌的雰囲気の漂う頃の精神科病院の様子が過不足なく伝わってきます。平成6年刊行の作品。精神科医療業界がめまぐるしく変遷していく今だからこそ、残しておきたい貴重な一冊。
閉鎖病棟―Closed Ward Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟―Closed Wardより
4103314079
No.71
(5pt)

残しておきたい一冊

まだ牧歌的雰囲気の漂う頃の精神科病院の様子が過不足なく伝わってきます。平成6年刊行の作品。精神科医療業界がめまぐるしく変遷していく今だからこそ、残しておきたい貴重な一冊。
閉鎖病棟 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟 (新潮文庫)より
4101288070
No.70
(4pt)

医師作家作品

半年以上前に読んだ作品です。今でも思い返します。登場人物一人一人、しっかり際立っています。主人公の男性(名前を忘れてしまいました)には精神障害はまるでないような錯覚になりますが、やっぱり精神に障害があるのか。と納得しながら読んでいました。小説なのに登場人物の「顔」までわかるようです。山本周五郎賞をいただいた作品である以上、ぜひ読んでほしいと思います。レビューのタイトルどおり、作者は現役の精神科医。今まで医師作家の作品を数作品読みましたが、ハハキギさんの作品は医療関係者でなくても、誰でも読みやすいと思います。他作品の解説でも書かれるハハキギ作品の「すがすがしさ」ぜひ、感じてみていただけたらと思います。
閉鎖病棟―Closed Ward Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟―Closed Wardより
4103314079
No.69
(4pt)

医師作家作品

半年以上前に読んだ作品です。今でも思い返します。登場人物一人一人、しっかり際立っています。主人公の男性(名前を忘れてしまいました)には精神障害はまるでないような錯覚になりますが、やっぱり精神に障害があるのか。と納得しながら読んでいました。小説なのに登場人物の「顔」までわかるようです。山本周五郎賞をいただいた作品である以上、ぜひ読んでほしいと思います。レビューのタイトルどおり、作者は現役の精神科医。今まで医師作家の作品を数作品読みましたが、ハハキギさんの作品は医療関係者でなくても、誰でも読みやすいと思います。他作品の解説でも書かれるハハキギ作品の「すがすがしさ」ぜひ、感じてみていただけたらと思います。
閉鎖病棟 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟 (新潮文庫)より
4101288070
No.68
(5pt)

とりあえず読んでみな!

単行本が出たのが'94年、文庫本が'97年、オレが読んだのが'09年。
なんで今まで読んでなかったんだろう……そう思う作品や。
タイトルを見て「暗そう」って思ったから、これまで読まへんかったけど、ぜ〜んぜん暗くなかった。
簡単に言うたら精神病院の精神病患者の話。なのに暗くないし、半端な明るさも無い。
ただ淡々と、日常を過ごし、結末に向かっていく。
視点は、Iでもなく、youでもなく、第三者なんだけど、まるで私小説のように登場人物に感情移入してしまう。
語ってしまうと、内容が分かってしまいそうなので言わないけど、とりあえず、借りてでも良いから読んでみて! ホンマにエエ話しやから。
恥ずかしながら、オレはウルウルしちゃいました。
閉鎖病棟―Closed Ward Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟―Closed Wardより
4103314079
No.67
(5pt)

とりあえず読んでみな!

単行本が出たのが'94年、文庫本が'97年、オレが読んだのが'09年。
なんで今まで読んでなかったんだろう……そう思う作品や。
タイトルを見て「暗そう」って思ったから、これまで読まへんかったけど、ぜ〜んぜん暗くなかった。
簡単に言うたら精神病院の精神病患者の話。なのに暗くないし、半端な明るさも無い。
ただ淡々と、日常を過ごし、結末に向かっていく。
視点は、Iでもなく、youでもなく、第三者なんだけど、まるで私小説のように登場人物に感情移入してしまう。
語ってしまうと、内容が分かってしまいそうなので言わないけど、とりあえず、借りてでも良いから読んでみて! ホンマにエエ話しやから。
恥ずかしながら、オレはウルウルしちゃいました。
閉鎖病棟 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟 (新潮文庫)より
4101288070
No.66
(5pt)

素晴らしい小説の代表にもなれる作品だと思います。

お話の展開、舞台となる設定等は、他の方のレビューにもありますし、あらすじを書く愚は避けたいと思いますが、ある精神科病棟のそれぞれの患者の、年代も、背負った過去も、視点も、その結果の今の自分も、あまりにもかけ離れた人たちが、他にどこへも逃避もできない環境の中で、繰り返し接し続けなければいけない中では、それぞれが、どのように抑制し、忌避し、自らも欺いたりしていくか。という捉え方をした時、それは、彼らだけの特異な問題ではなく、今、健常者として普通の暮らしをしている我々自身にも、まったく当てはまることの多さを痛感しました。この作品は、社会においては、とりあえず異端者ではなく異常者でもない健常者とされる我々に対しての示唆の多さを感じます。人間にとって、本当に小さな思い出や、ささやかな幸せが、どれほど尊いものか・。とても含蓄のある作品であると絶賛したい読後感でした。
閉鎖病棟―Closed Ward Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟―Closed Wardより
4103314079
No.65
(5pt)

素晴らしい小説の代表にもなれる作品だと思います。

お話の展開、舞台となる設定等は、他の方のレビューにもありますし、あらすじを書く愚は避けたいと思いますが、ある精神科病棟のそれぞれの患者の、年代も、背負った過去も、視点も、その結果の今の自分も、あまりにもかけ離れた人たちが、他にどこへも逃避もできない環境の中で、繰り返し接し続けなければいけない中では、それぞれが、どのように抑制し、忌避し、自らも欺いたりしていくか。という捉え方をした時、それは、彼らだけの特異な問題ではなく、今、健常者として普通の暮らしをしている我々自身にも、まったく当てはまることの多さを痛感しました。この作品は、社会においては、とりあえず異端者ではなく異常者でもない健常者とされる我々に対しての示唆の多さを感じます。人間にとって、本当に小さな思い出や、ささやかな幸せが、どれほど尊いものか・。とても含蓄のある作品であると絶賛したい読後感でした。
閉鎖病棟 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟 (新潮文庫)より
4101288070
No.64
(4pt)

精神科の病院を舞台にした群像ドラマ

文庫になって版を重ねるロングセラーであるとともに、最近では大手書店の三省堂がキャンペーンを張り、注目を浴びた山本周五郎賞受賞作である。
本書は、精神科の病院を舞台にした群像ドラマであり、そこで暮らす患者たちの日常を、患者目線で淡々とドキュメンタリータッチで描いている。
歌を詠むチュウさん。それを清書する秀丸さん。外来で通ってくる女子中学生の島崎さん。耳が聞こえない昭八ちゃん。昭八ちゃんの甥の敬吾くん。そこには、健常者と何ら変わらない個性のある人びとがいる。しかし、彼らは何らかの理由によって外の世界では生きられない精神病患者なのである。ここにいるだけの理由が、それぞれにある。
作者は本書で、あえて精神科医であるという自らの専門分野を題材に取り、「閉鎖病棟」を管理化された私たちの社会全体の象徴としてとらえている。物語の後半で起こる殺人事件も含めて、そこで起こるさまざまな出来事は、私たち一般社会の縮図なのである。そうであるがゆえに、読者は共感し、本書からなんとも言いようのない感動をおぼえるのである。
閉鎖病棟―Closed Ward Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟―Closed Wardより
4103314079
No.63
(4pt)

精神科の病院を舞台にした群像ドラマ

文庫になって版を重ねるロングセラーであるとともに、最近では大手書店の三省堂がキャンペーンを張り、注目を浴びた山本周五郎賞受賞作である。
本書は、精神科の病院を舞台にした群像ドラマであり、そこで暮らす患者たちの日常を、患者目線で淡々とドキュメンタリータッチで描いている。
歌を詠むチュウさん。それを清書する秀丸さん。外来で通ってくる女子中学生の島崎さん。耳が聞こえない昭八ちゃん。昭八ちゃんの甥の敬吾くん。そこには、健常者と何ら変わらない個性のある人びとがいる。しかし、彼らは何らかの理由によって外の世界では生きられない精神病患者なのである。ここにいるだけの理由が、それぞれにある。
作者は本書で、あえて精神科医であるという自らの専門分野を題材に取り、「閉鎖病棟」を管理化された私たちの社会全体の象徴としてとらえている。物語の後半で起こる殺人事件も含めて、そこで起こるさまざまな出来事は、私たち一般社会の縮図なのである。そうであるがゆえに、読者は共感し、本書からなんとも言いようのない感動をおぼえるのである。
閉鎖病棟 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟 (新潮文庫)より
4101288070
No.62
(4pt)

人間らしい人間

精神的障害を持っている人に対する我々のイメージは「怖い」「危ない」等のマイナスの部分が圧倒的にあります。当然、精神に障害があるために健常者には考えられない行動を起こしたりするのですが、彼らが常時そのような精神状態ではないこと、そして精神病は治療によってある程度抑える事が出来るということを本書により知りました。また先天的な障害者と後天的な障害者とでは大きく違いますし、我々も外的なプレッシャーや肉体的恥辱を与えられる事でいつ何時そのような精神状態に陥るか分からないのかもしれないと感じました。本書にはそのような精神病患者の日常が描かれています。それはもしかしたら健常者の社会よりも純粋でより人間らしい人間の集まりであるように感じます。自分の精神状態に負い目があり、自分の起こした過去の間違った行動に対し後悔があるからこそ、彼らはより人間らしい精神状態を保つことが出来るのかもしれません。彼らの日常はこのような小説を通してでないと知ることが出来ません。その意味でも本書の役割は非常に大きいと思われます。
閉鎖病棟―Closed Ward Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟―Closed Wardより
4103314079
No.61
(4pt)

人間らしい人間

精神的障害を持っている人に対する我々のイメージは「怖い」「危ない」等のマイナスの部分が圧倒的にあります。当然、精神に障害があるために健常者には考えられない行動を起こしたりするのですが、彼らが常時そのような精神状態ではないこと、そして精神病は治療によってある程度抑える事が出来るということを本書により知りました。また先天的な障害者と後天的な障害者とでは大きく違いますし、我々も外的なプレッシャーや肉体的恥辱を与えられる事でいつ何時そのような精神状態に陥るか分からないのかもしれないと感じました。本書にはそのような精神病患者の日常が描かれています。それはもしかしたら健常者の社会よりも純粋でより人間らしい人間の集まりであるように感じます。自分の精神状態に負い目があり、自分の起こした過去の間違った行動に対し後悔があるからこそ、彼らはより人間らしい精神状態を保つことが出来るのかもしれません。彼らの日常はこのような小説を通してでないと知ることが出来ません。その意味でも本書の役割は非常に大きいと思われます。
閉鎖病棟 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 閉鎖病棟 (新潮文庫)より
4101288070