孤独の歌声

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評判

孤独の歌声の評価:

4.45/5点 レビュー 51件。 B ランク

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平均点4.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全93件 41〜60 3/5ページ
No.53
(5pt)

怖い、でも

気にはなっていながら暗いイメージがあり手が出なかったのですが、「あふれた愛」を読み、興味を持ち遅ればせながら読ませていただきました。犯行時の描写がきつく、まるでハンニバル。
なのに、何故かどんどん引き込まれてゆく。久しぶりに熱を帯びて読ませていただいたサイコミステリー。内容も濃く、早く結末を知りたい気持ちと、読み終わりたくない気持の葛藤の連続で、もったいぶって読み終わりました。人間の心理、孤独というものを改めて考えさせられ素直に面白い本だと思えました。内容は重いのですが一読してみてはいかがでしょうか。
孤独という意味合いも人それぞれ抱えているのだと思いました。人を見る目が少しやさしくなる気がします。がんばりましょうって。。誰かによりかかってもいいんだからと。。
孤独の歌声 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声 (新潮文庫)より
4101457115
No.52
(5pt)

天童荒太のデビュー作。秀逸なサイコホラー。

この題名から、「孤独」というものを考える作品のように思われがちですが、そんな説教じみた内容ではありません。異常な性癖を持つサイコキラーの残虐な犯罪とその背景、事件を明らかにしてゆく女性警官と青年のからみなど、秀逸なサイコホラーのエンターテイメントとして、楽しめる作品です。ややグロテスクでサディステックな描写が多いので、ご注意を。
孤独の歌声 Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声より
4103957018
No.51
(5pt)

天童荒太のデビュー作。秀逸なサイコホラー。

この題名から、「孤独」というものを考える作品のように思われがちですが、そんな説教じみた内容ではありません。異常な性癖を持つサイコキラーの残虐な犯罪とその背景、事件を明らかにしてゆく女性警官と青年のからみなど、秀逸なサイコホラーのエンターテイメントとして、楽しめる作品です。ややグロテスクでサディステックな描写が多いので、ご注意を。
孤独の歌声 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声 (新潮文庫)より
4101457115
No.50
(5pt)

「心ここにあらず」を表現させたら当代随一、天童荒太

「誰もいなかったら、まったく、滑稽よ朝山巡査・・・」という台詞から火スペの域を出ないような作品なのだろうか?と眉をひそめましたが、最終的には本のページをめくる手が止まらなくなるほど、この本の深みに引きずり込まれてしまいました。風希と潤平の、男女の関係を超越したもっと崇高な連帯感、それも本当の意味での孤独を抱えた人間にしかわからない微妙で繊細なつながり、のようなものに魅力を感じました。彼らの錯綜した感情は、わかる範囲でですが、とても共感できるものがありました。あとサイコ・シリアル・キラーの男は吉良吉影っぽいですね。一番興味を惹かれたのはこの男の、歪んだ至上の愛を求める心でした、「魂も抱き合えていると感じるほどのセックス」・・・彼ほどイノセントで残酷な男はいないと思った。メディアや音楽業界に対する著者の批判も見て取れた。終わり方がちょっとご都合主義なかんじで個人的にはうすら寒い気もするが、エンターテイメントの宿命だとも思った。(どうでもいいですが、潤平の「(宮沢賢治+ドアーズ+ロバート・ジョンソン)×フォーク」的な音楽って偏狭な日本の音楽シーンで受け入れられるはずないと思います)
孤独の歌声 Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声より
4103957018
No.49
(5pt)

「心ここにあらず」を表現させたら当代随一、天童荒太

「誰もいなかったら、まったく、滑稽よ朝山巡査・・・」という台詞から火スペの域を出ないような作品なのだろうか?と眉をひそめましたが、最終的には本のページをめくる手が止まらなくなるほど、この本の深みに引きずり込まれてしまいました。風希と潤平の、男女の関係を超越したもっと崇高な連帯感、それも本当の意味での孤独を抱えた人間にしかわからない微妙で繊細なつながり、のようなものに魅力を感じました。彼らの錯綜した感情は、わかる範囲でですが、とても共感できるものがありました。あとサイコ・シリアル・キラーの男は吉良吉影っぽいですね。一番興味を惹かれたのはこの男の、歪んだ至上の愛を求める心でした、「魂も抱き合えていると感じるほどのセックス」・・・彼ほどイノセントで残酷な男はいないと思った。メディアや音楽業界に対する著者の批判も見て取れた。終わり方がちょっとご都合主義なかんじで個人的にはうすら寒い気もするが、エンターテイメントの宿命だとも思った。(どうでもいいですが、潤平の「(宮沢賢治+ドアーズ+ロバート・ジョンソン)×フォーク」的な音楽って偏狭な日本の音楽シーンで受け入れられるはずないと思います)
孤独の歌声 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声 (新潮文庫)より
4101457115
No.48
(4pt)

楽しい本ではないですが。。。

孤独とは何か、家族とは何か?とても考えさせられます。犯人の病的な描写は読んでいて
気持ち悪くなりました。
ただみなさんのレビューを読んでいると、本作はまだまだ完成度が低いようなので、
ほかの作品も読んでみたいと思いました。
孤独の歌声 Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声より
4103957018
No.47
(4pt)

楽しい本ではないですが。。。

孤独とは何か、家族とは何か?とても考えさせられます。犯人の病的な描写は読んでいて
気持ち悪くなりました。
ただみなさんのレビューを読んでいると、本作はまだまだ完成度が低いようなので、
ほかの作品も読んでみたいと思いました。
孤独の歌声 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声 (新潮文庫)より
4101457115
No.46
(5pt)

ふしぎに共感してしまう“負の心理”

最近、この作家にはまっています。
この人は、
負の心理、というか、
闇の心理、というか、
そういうものを描くのが非常にうまい。
ただ暴力的にその心の闇を描くのではなく、
説得力のある、
そして、だれにでもありうる問題として提起される。
少女時代の誘拐事件のトラウマを抱えたまま、
刑事となった女。
何よりも自分のために歌い続けながら、
コンビ二でのバイト中に事件に巻き込まれる男。
異常な環境での成育によって、
歪んだ家族の愛を信じている犯人の男。
孤独である3人が、
出会い、すれ違いながら、
物語は展開していく。
連続女性誘拐殺人事件と、
連続コンビニ強盗事件。
この事件もまた、
“孤独”というものが、
キーワードともいえる。
深夜のコンビニを訪れる人たち。
事件はこの特殊なシュチュエーションが、
可能にしたともいえる。
謎解きよりも、
それぞれの心の動きが、
時に共感、
時に反発を生みながら、
読み進ませる。
ラストに、
この孤独の3人が同じ場にいる。
絶望的なクライマックスでありながら、
異様な共感に似たものが、
その空間に流れる。
それは、
ともすれば否定されてしまい異常さでもあるが、
なぜか、
説得力があったりする。
それがなぜか、理解できるのがふしぎだった。
孤独の歌声 Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声より
4103957018
No.45
(5pt)

ふしぎに共感してしまう“負の心理”

最近、この作家にはまっています。
この人は、
負の心理、というか、
闇の心理、というか、
そういうものを描くのが非常にうまい。
ただ暴力的にその心の闇を描くのではなく、
説得力のある、
そして、だれにでもありうる問題として提起される。
少女時代の誘拐事件のトラウマを抱えたまま、
刑事となった女。
何よりも自分のために歌い続けながら、
コンビ二でのバイト中に事件に巻き込まれる男。
異常な環境での成育によって、
歪んだ家族の愛を信じている犯人の男。
孤独である3人が、
出会い、すれ違いながら、
物語は展開していく。
連続女性誘拐殺人事件と、
連続コンビニ強盗事件。
この事件もまた、
“孤独”というものが、
キーワードともいえる。
深夜のコンビニを訪れる人たち。
事件はこの特殊なシュチュエーションが、
可能にしたともいえる。
謎解きよりも、
それぞれの心の動きが、
時に共感、
時に反発を生みながら、
読み進ませる。
ラストに、
この孤独の3人が同じ場にいる。
絶望的なクライマックスでありながら、
異様な共感に似たものが、
その空間に流れる。
それは、
ともすれば否定されてしまい異常さでもあるが、
なぜか、
説得力があったりする。
それがなぜか、理解できるのがふしぎだった。
孤独の歌声 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声 (新潮文庫)より
4101457115
No.44
(5pt)

重厚なサスペンス。

猟奇殺人という、ミステリーではありふれた題材だけがメインだとしたら、
ここまでは面白く読めなかったかと思います。
同じ女性として、被害者の気持ちを考えるとつらくなる描写も多かったですが、
すべての登場人物を丁寧に描いていて、リアルでした。
それぞれにトラウマを抱えた三人が最後に集結する部分は、
少しうまく出来過ぎている感もありましたが、
わざとらしさはなく、主人公達の執念のようなものが伝わってきました。
いつも思うのですが、天童さんの作品には、
悪役にもそれなりの言い分があって、次第に納得させてしまううまさがあります。
本当にうまい!やられましたと言う感じです。
孤独の歌声 Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声より
4103957018
No.43
(5pt)

重厚なサスペンス。

猟奇殺人という、ミステリーではありふれた題材だけがメインだとしたら、
ここまでは面白く読めなかったかと思います。
同じ女性として、被害者の気持ちを考えるとつらくなる描写も多かったですが、
すべての登場人物を丁寧に描いていて、リアルでした。
それぞれにトラウマを抱えた三人が最後に集結する部分は、
少しうまく出来過ぎている感もありましたが、
わざとらしさはなく、主人公達の執念のようなものが伝わってきました。
いつも思うのですが、天童さんの作品には、
悪役にもそれなりの言い分があって、次第に納得させてしまううまさがあります。
本当にうまい!やられましたと言う感じです。
孤独の歌声 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声 (新潮文庫)より
4101457115
No.42
(4pt)

派手なところは無いけど

まず主な登場人物は3人です。
深夜のコンビニでアルバイトをし、歌を作る青年。
コンビニ強盗を担当しながらも管轄外の連続殺人犯を執拗に追いかける婦人警官。
そして連続殺人犯の男。
その3人がそれぞれ忘れがたい過去を持ち、街の片隅で孤独な生活を送っている。
私が思うに主題はそれぞれの孤独のあり方かな・・・と。
人と交わらない生活は淋しいけど、それと引き換えに自分だけの世界を築ける。
でも人間は独りでは生きていけない。
そんな葛藤みたいなものがあったように思った。
私自身、あまり人と付き合うのが好きでないというか、独りが好きな性質なので共感する部分がかなりあった。
でもやっぱり外の世界とも繋がっていたいという気持ちもあり・・・
派手なところは無いけど、私はなかなか面白いと思いました。
また他の作品も読んでみたいなと思いました。
「永遠の仔」は姉が、あんまり・・・みたいに言ってたんだけど、どうなんだろう〜
孤独の歌声 Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声より
4103957018
No.41
(4pt)

派手なところは無いけど

まず主な登場人物は3人です。
深夜のコンビニでアルバイトをし、歌を作る青年。
コンビニ強盗を担当しながらも管轄外の連続殺人犯を執拗に追いかける婦人警官。
そして連続殺人犯の男。
その3人がそれぞれ忘れがたい過去を持ち、街の片隅で孤独な生活を送っている。
私が思うに主題はそれぞれの孤独のあり方かな・・・と。
人と交わらない生活は淋しいけど、それと引き換えに自分だけの世界を築ける。
でも人間は独りでは生きていけない。
そんな葛藤みたいなものがあったように思った。
私自身、あまり人と付き合うのが好きでないというか、独りが好きな性質なので共感する部分がかなりあった。
でもやっぱり外の世界とも繋がっていたいという気持ちもあり・・・
派手なところは無いけど、私はなかなか面白いと思いました。
また他の作品も読んでみたいなと思いました。
「永遠の仔」は姉が、あんまり・・・みたいに言ってたんだけど、どうなんだろう〜
孤独の歌声 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声 (新潮文庫)より
4101457115
No.40
(5pt)

模索する天童荒太

「永遠の仔」や「あふれた愛」「家族狩り」と比べるとすべてにおいて荒削りで、自分の内に書きたいテーマはあるのだけど、それを作者自身がまだ把握しききれてなくて、懸命に模索している途上って感じがしました。そんな風に模索する時期があってこそ、「永遠の仔」の天童荒太へと繋がっていくのだと思いながらこれを読むと、ストーリーとはまた別のところでたのしみが広がります。
孤独の歌声 Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声より
4103957018
No.39
(5pt)

模索する天童荒太

「永遠の仔」や「あふれた愛」「家族狩り」と比べるとすべてにおいて荒削りで、自分の内に書きたいテーマはあるのだけど、それを作者自身がまだ把握しききれてなくて、懸命に模索している途上って感じがしました。そんな風に模索する時期があってこそ、「永遠の仔」の天童荒太へと繋がっていくのだと思いながらこれを読むと、ストーリーとはまた別のところでたのしみが広がります。
孤独の歌声 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声 (新潮文庫)より
4101457115
No.38
(5pt)

サスペンスとしては良い作品

「家族狩り」や「永遠の仔」のように重苦しいテーマが
感じられない分、サスペンスものとしてさらりと読めます。
同時期に貴志祐介さんの「黒い家」を読んでいたのですが、
猟奇的な殺人もの、ということで似ているかも。
この作品を楽しまれた方は「黒い家」も読んでみると楽しめると
思います。
天童作品にしては短いので、すぐに読み終えることが出来ますが、
私のように長い天童作品が好きな方には物足りないかも
しれません。
孤独の歌声 Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声より
4103957018
No.37
(5pt)

サスペンスとしては良い作品

「家族狩り」や「永遠の仔」のように重苦しいテーマが
感じられない分、サスペンスものとしてさらりと読めます。
同時期に貴志祐介さんの「黒い家」を読んでいたのですが、
猟奇的な殺人もの、ということで似ているかも。
この作品を楽しまれた方は「黒い家」も読んでみると楽しめると
思います。
天童作品にしては短いので、すぐに読み終えることが出来ますが、
私のように長い天童作品が好きな方には物足りないかも
しれません。
孤独の歌声 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声 (新潮文庫)より
4101457115
No.36
(5pt)

人はみな孤独・・・

 天童荒太が描く作品には,根底に流れるひとつの大きなテーマがある.それは家族だ.中学時代の過ちを克服できず,自分を許すことの出来ない風希,故郷の土地で大切なものを失ってしまった潤平,そして誰よりも家族を欲し,猟奇的犯罪に手を染めた松田(犯人).この三人の主人公の中で,著者が一番書きたかったのは松田ではないだろうか?
 彼の犯行は絶対に許されるべきものではないが,彼が偏狭的なまでに求めた理想の家族像は,批判されるべきものではない.誰しもが欲し、そして多くの人があきらめている究極の家族を彼は求め続けた.己の手を血に染めてまで・・・
 これほど暗く冷たく哀愁漂う作品なのに,読み終えた後の読後感は心地よい.今後も著者の綴る「家族」を読んでいきたい.
孤独の歌声 Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声より
4103957018
No.35
(5pt)

人はみな孤独・・・

 天童荒太が描く作品には,根底に流れるひとつの大きなテーマがある.それは家族だ.中学時代の過ちを克服できず,自分を許すことの出来ない風希,故郷の土地で大切なものを失ってしまった潤平,そして誰よりも家族を欲し,猟奇的犯罪に手を染めた松田(犯人).この三人の主人公の中で,著者が一番書きたかったのは松田ではないだろうか?
 彼の犯行は絶対に許されるべきものではないが,彼が偏狭的なまでに求めた理想の家族像は,批判されるべきものではない.誰しもが欲し、そして多くの人があきらめている究極の家族を彼は求め続けた.己の手を血に染めてまで・・・
 これほど暗く冷たく哀愁漂う作品なのに,読み終えた後の読後感は心地よい.今後も著者の綴る「家族」を読んでいきたい.
孤独の歌声 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声 (新潮文庫)より
4101457115
No.34
(5pt)

ひとりだけど、ひとりじゃない

家族狩りの原点とも呼べる作品。多少血生臭い場面は出てくるものの、本当の孤独の意味を教えられた気がした。自分のバトンを受け取ってくれる存在はいるのか。それは身近にいるのかもしれないし、これから出会うのかもしれない。人は皆、リレーしているのかも…そう思うと、切ないけど、綺麗な風景のように思えた。作品のタイトルが暗そうだから、読むことを躊躇している人!読んだ方がいいですよ。これは思っているより寂しい話ではないし、ただのミステリーでもないから。
孤独の歌声 Amazon書評・レビュー: 孤独の歌声より
4103957018