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黒い太陽
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黒い太陽の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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若干18歳の立花は父親の入院費を工面するため高校を中退しキャバクラのホストになる。 入店三週間目にお気に入りのキャストが客に絡めれているのを見とがめ暴力沙汰に。 この事態に社長は立花の将来性を見越しホール長に抜擢。 他の店員からいじめに合い敢え無く退職。 自らキャバクラを経営するため虎視眈々と動き始めやがて小さいながらもフェニックスというキャバクラをオープンにこぎ着ける。 キャバクラ界の実情が如実に理解できる作品である。 果たして彼は社長を追い越せるか後編が楽しみだ。 一般文学通算1119作品目の感想。 2015/09/21 15:55 | ||||
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藤堂観光率いるキャバクラ・ホワイトイブと立花率いるフェニックスとの全面戦争が始まる。 お互いのキャストの引き抜きで優位に立ったり引き抜かれて経営が逼迫したりである。 しかし巨大である藤堂観光はびくともしない。 立花の取った策は自分の恋人をスカウトし、自ら頚にし、更に相手のNo.1をスカウトすることだった。 一応この戦争には勝ったものの失うものも大きかった。 男の野望、欲望の大きさは留まるところを知らないのか。 一般文学通算1119作品目の感想。 2015/09/22 15:00 | ||||
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新堂氏の本は三作目となります。 前2作があまりにも稚拙な内容であったので期待していませんが、既に買ってしまっていたので読むことにしました。 この上巻はまずまずです。 不幸に見舞われた父親、不実の母親、高校を辞めるところまで追い詰められた主人公。 やたらと風俗業界を嫌悪していますが、今日ここまで風俗にアレルギーを感じる若者を見つける方が大変なのではないかと。(苦笑) 設定がとても安易ですが、文章はそれなりに面白いので読み進める気になりました。 上巻では驚きがひとつ。 ただ「千鶴=テスト」「釈迦の手のひらで踊る孫悟空」かな、と想像していますが、果たして。 | ||||
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キャバクラ業界の帝王と、それに対抗心を燃やす新参者との対決を描いていく作品。 この作品だけでは完結せず、女王蘭という続編に物語を受け継がれ、さらに今月刊行予定の帝王星で完結となるようです。 3部作という事なので、女王蘭や帝王星に興味を持たれた方はこの作品も必須となります。 新堂さんにしてはおとなしめの作品ですが、それなりに面白いです。 少しキャバクラ業界の事が勉強できて良かったかな。 | ||||
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キャバクラを舞台にしているが、これはまぎれもないビジネス書である。人心把握方法、リーダーシップ、人を動かす、上長に対する態度、失敗時の対応および部下のフォロー、人材育成、人事異動など、さまざまな会社での課題が含まれている。 結局は、組織は人が作っている、ということがよくわかる。単なる風俗小説と侮るなかれ。 | ||||
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この著者の作品を読むのは始めてだが、文庫の上巻は全く面白く読めた。キャバクラの世界の中でのし上がって行く言わば若きジュリアン・ソレルの物語だが、そのような題材にもかかわらず濡れ場を殆ど使わずに興味深く読ませるのに感心した。しかしながら、この物語で文庫2巻では長さが足りなかったのだろう。下巻は上巻とはうって変わって筋をたどるのが精一杯で、前編の伏線がふくらむことなく、バタバタと物語は終了してしまう。前半がとても面白かっただけに全く惜しいと思う。 | ||||
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絶句とか、驚嘆とかオーバーすぎ(笑 なんか、売るために無理やりって感じですよ。 実際のお水の世界は、この何十倍もどろどろしているし、 システムももっと複雑だし。 なんか、上っ面だけなぞってる。 もっと、もっとすごいのがばれると困るから、 あっそうか、この程度で、「商売がやりにくい」って騒いでみせてるのか(藁 まあ、とても長いので、中古の値段なら読んでも読まなくても。 | ||||
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キャバクラが舞台とは、何ともすごいと思いました。新堂冬樹さんの作品はやはり純愛物よりも黒社会の方がおもしろいです。それは実体験が入っているからでしょうか?作者の魅力に引き付けられてしまう小説でした。まだまだ裏社会を題材にした小説を書き続けてほしいです。 | ||||
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新堂作品の闇作品としては珍しくドロドロ感の少ない作品だった。 登場人物はいつものようにいい人、悪い人、思慮の足りない人が明確になっており、主人公はいい人が悪い人になりきれないもどかしさを描かれている。 実際の人間というのは、こんなに明確なキャラクターではなく、曖昧模糊とした中、場面に応じてその人の性格が出てくると思う。 しかし、小説であるから、そのあたりは強調しすぎるくらいの方が読みやすいのかもしれない。 本作品は業界の裏側を克明に描くことに重点を置かれているため、中々知ることのできない部分に興味を持って読むことができた。 | ||||
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新堂氏の「恋愛小説」と「毒のある小説」の中間的な小説だと感じます。 ヒロインとなっている千鶴という女性は感情移入できるキャラクターです。 主人公の立花は、最後まで千鶴のことをどうするか悩み、藤堂に協定を結ぼうとしたが拒否され裏切ってしまう。 立花と千鶴との関係の展開については、人間、自分自身にとって、本当に何が一番大切なものなのかと考えさせられるような内容でした。 小説は最終的には、裏切りには裏切り。『カリスマ』や『溝鼠』のような、強烈な描写はありませんが、それでダーティなイメージを残させています。 | ||||
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さて、我らのオアシス、さらには借金の元凶たる「キャバクラ」を舞台に、これまた裏話を随所にもりこんでの新堂冬樹作品だ。本の値段はまさに指名料金込みなのか?少し高め。 裏のノワール作品、表の純愛作品と新堂氏の確信犯的二面性は、「ある愛の詩」では民放、「無間地獄」ではVシネとメディアすらも二面性をもっている。そこへきてのこの作品。裏金融界をあれだけことこまかに書いたものと同じくキャバクラ界もまた細かく、裏を知りたくないのに覗き込んでしまう人間の悲しき性(サガ)をやはりここでも読まれてしまわれている。随所に盛り込まれた比喩表現はいつものように切れ味抜群。ただ、「カリスマ」や「溝鼠」「カリスマ」などクライマックスの破滅的要素が消えうせ、新堂氏にしてはやわらかい。過激な描写もなりをひそめている。「なぜ?」。強力な個性をもつキャストも少ないのも「なぜ?」。リアルな情景がいまひとつぼやけているように思えるのは気のせいか。 まだまだ毒が欲しい読者には物足りなさが残ってしまった、でも「黒い太陽」はなんとなく続編もありそうな作品でもあるけど…….。キャバクラのキャストに対するような辛口評価ですいません。 | ||||
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