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黒い太陽
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黒い太陽の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 21~39 2/2ページ
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キャバクラという夜の世界の経営者として頭角を現す一人の若者と、その若者の才能を知っているからこそ執拗なまでに妨害しようとする水商売の帝王とよばれる男のストーリーです。 本書から水商売で必要な経営的才能がなんとなくわかります。また我々が何気なく行くキャバクラの裏側がよくわかって面白かったです。ストーリー的にも展開が早く、この点の本にしては珍しく全くと言ってよいほどヴァイオレンス的表現がないこともよかったです。ただ、主人公である若者の心情の変化が時間軸からしてあまりにも速すぎたり、独立するまでの経緯が甘かったりと、もう少し奥深く掘り下げてもよかったのではないかな?と思える部分もありました。 その分だけ星を一つ減らしました。 | ||||
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理由あって本来忌み嫌っていた夜の世界で主人公が野心を持って這い上がっていくストーリーに惹きこまれ一気に読んだ。 この作品の特徴は、新堂氏が本来得意とする黒い世界を描きつつ、その中に対照的な純粋な恋心(白い世界)を織り交ぜ面白い作品に仕上がっているところである。 また、実力主義の世界で金も学歴もない不自由な主人公が知恵と努力と心中で大事にしているものを切り売りしながら徐々に大物になっていくといったある種の自叙伝のような小説は読んでいて気持ちの良いものである。 | ||||
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絶句とか、驚嘆とかオーバーすぎ(笑 なんか、売るために無理やりって感じですよ。 実際のお水の世界は、この何十倍もどろどろしているし、 システムももっと複雑だし。 なんか、上っ面だけなぞってる。 もっと、もっとすごいのがばれると困るから、 あっそうか、この程度で、「商売がやりにくい」って騒いでみせてるのか(藁 まあ、とても長いので、中古の値段なら読んでも読まなくても。 | ||||
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夜の世界で成功を目指す野心あふれる主人公の軌跡を描く。 どんどん夜の黒い部分に染まっていく主人公の姿が印象的。 心のネガティブな部分の描写がうまいと感じた。 | ||||
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キャバクラが舞台とは、何ともすごいと思いました。新堂冬樹さんの作品はやはり純愛物よりも黒社会の方がおもしろいです。それは実体験が入っているからでしょうか?作者の魅力に引き付けられてしまう小説でした。まだまだ裏社会を題材にした小説を書き続けてほしいです。 | ||||
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父と自分を捨てた母のようにはなりたくない、と思いながらも、風俗界のカリスマ・藤堂との駆け引きのような争いに身を置くことで、次第に母と同じ世界にどっぷりと浸かり、自分を失っていく立花。 新堂氏は本書を書くに当たってどれほどキャバクラ通いをしたんだろ?とうなるほどに、その舞台裏が赤裸々に書かれています。女性の私でも興味津々で550ページを一気に読み終えました。これを読んじゃったら、現在キャバクラ通いにはまっている男性は一気に冷めてしまうかも。ビジネスとしての風俗界を見事に描いた読み応えのある1冊です。 | ||||
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業界の裏を取材したルポ・ノンフィクション作品は多いですよね。 本作品はフィクションでありながら、リアリティを追求している点で秀逸と思います。 夜の世界/キャバクラを舞台として、一人の若者の夜の世界での立身出世と挫折を、赤裸々に描いています。 店の裏側で「こんな世界があるのか・・・」と考えてしまうのも本書の読み方でしょうが、見方を換えて、ビジネスツールにも使えるのでは? ・管理(店のマネジメントに始まり、顧客管理、キャストである女性のマネジメントに至るまで) ・人間関係(オトコとオンナ、オンナとオンナ) ・マーケティング等々。 いずれにしても、個人的にはTV・マンガよりも本書がお勧めです。 | ||||
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この作品は僕が買った初めての新堂冬樹さんの作品です。 1番初めに買ったから、というのもあるでしょうが、素晴らしい!! この一言に尽きます。この本を読んでいると、ドラマよりも立花と自分がシンクロします。 自分がだんだんと『黒』く染まっていく気がして、読み終えると虚ろな表情と 心が残ります。しかし、裏の世界・人物の感情を事細かに書く技術は天下一品です。 | ||||
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新堂作品の闇作品としては珍しくドロドロ感の少ない作品だった。 登場人物はいつものようにいい人、悪い人、思慮の足りない人が明確になっており、主人公はいい人が悪い人になりきれないもどかしさを描かれている。 実際の人間というのは、こんなに明確なキャラクターではなく、曖昧模糊とした中、場面に応じてその人の性格が出てくると思う。 しかし、小説であるから、そのあたりは強調しすぎるくらいの方が読みやすいのかもしれない。 本作品は業界の裏側を克明に描くことに重点を置かれているため、中々知ることのできない部分に興味を持って読むことができた。 | ||||
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TVを観て、途中から原作を購入しました。原作の方がずっと良いです。TVのシナリオは原作を読んでしまうとイマイチ。TVを観て、買おうか迷ってる方は是非買ってください! | ||||
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とても分かりやすい作品で業界の裏を垣間見た気がしました。本職の方にとっては賛否両論あるかと思いますが、これだけの内容を分かりやすく描いた新堂さんは凄いなと思いました。皆さんはどうでしたか? | ||||
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テレビは9/15で最終回でしたが、良かったです。 「あのままお昼の世界にいたらどんな人生だったのかな。。」 「こんな世界、知らなければ良かった!」という千鶴の台詞が この話を象徴している。最後は悲しい結末に。。 若いころ歌舞伎調で働いた経験から、非常に楽しめました。 お勧めですよ。 | ||||
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著者の作品はこれが初めてだったのですが、非常に読みやすく、楽しめました。キャバクラ業界の裏事情の描写は丁寧で、そこは良く、漫画的な面白さはあるのですが、セリフも含めて作品全体の練り込み感は私にとってはいま一つでしたので星4つ。なお、テレビドラマ化されていますがストーリーが違います。私はテレビの方が野心・野望・欲望という側面が強く出ていて面白いと思いました。 | ||||
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わたしは新堂だんの作品が好きでドラマの前に もう原作を読んでおりました。 ドラマになってたことを最近知って・・・ もう3話も見逃してしまいました!! どうやら少し原作と違うようで、ドラももとても興味深いです! 原作の終わり方が気になるところが不満です。 | ||||
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新堂氏の「恋愛小説」と「毒のある小説」の中間的な小説だと感じます。 ヒロインとなっている千鶴という女性は感情移入できるキャラクターです。 主人公の立花は、最後まで千鶴のことをどうするか悩み、藤堂に協定を結ぼうとしたが拒否され裏切ってしまう。 立花と千鶴との関係の展開については、人間、自分自身にとって、本当に何が一番大切なものなのかと考えさせられるような内容でした。 小説は最終的には、裏切りには裏切り。『カリスマ』や『溝鼠』のような、強烈な描写はありませんが、それでダーティなイメージを残させています。 | ||||
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内容的に、非常にリサーチが行き届いた一品であるとともに、水商売の裏事情等を体感できた。自分自身、それなりに寄せ集めの知識ではあるが、業界を解っていたつもりが本作品を読み、あらためて様々な角度でこの業界に対する知識が深まった気がした。続編も是非期待したい。 | ||||
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さて、我らのオアシス、さらには借金の元凶たる「キャバクラ」を舞台に、これまた裏話を随所にもりこんでの新堂冬樹作品だ。本の値段はまさに指名料金込みなのか?少し高め。 裏のノワール作品、表の純愛作品と新堂氏の確信犯的二面性は、「ある愛の詩」では民放、「無間地獄」ではVシネとメディアすらも二面性をもっている。そこへきてのこの作品。裏金融界をあれだけことこまかに書いたものと同じくキャバクラ界もまた細かく、裏を知りたくないのに覗き込んでしまう人間の悲しき性(サガ)をやはりここでも読まれてしまわれている。随所に盛り込まれた比喩表現はいつものように切れ味抜群。ただ、「カリスマ」や「溝鼠」「カリスマ」などクライマックスの破滅的要素が消えうせ、新堂氏にしてはやわらかい。過激な描写もなりをひそめている。「なぜ?」。強力な個性をもつキャストも少ないのも「なぜ?」。リアルな情景がいまひとつぼやけているように思えるのは気のせいか。 まだまだ毒が欲しい読者には物足りなさが残ってしまった、でも「黒い太陽」はなんとなく続編もありそうな作品でもあるけど…….。キャバクラのキャストに対するような辛口評価ですいません。 | ||||
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新堂冬樹の本は純愛ものを除けば全て読んでいますが、 黒い太陽は中位の評価ですかね。 なにせ最初読んだのが、カリスマだったので、 あまりのインパクトの強さから、後は何を読んでも、 カリスマを超える衝撃は受けないですよ。 この本ではキャバクラ業界が題材にされていて、 行った事のある人にとっては、なるほどそういう事だったのかと、 キャバクラのシステムについて肯ける部分も多いし、 物語自体も、新堂本ぽさが出ていてそれなりに楽しめます。 新堂ファンなら迷わず買い、キャバクラに興味ある人も買い?かな。 | ||||
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登場人物のセリフが渋い!のが第一印象です。 展開が早いのと同時に主人公の性格が淀んでいく様に惹きつけられて時間を忘れて読み耽ってしまいました。 もっと深く食い込んだ業界の裏話を期待しましたが、ストーリとしては想像以上にスリリングなので満足です。 読み進むにつれて、ニューハーフハブの裏側ってどうなんだろう…と全く関係がないのに気になってしまいました。(笑) | ||||
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