(短編集)

影踏み

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

影踏みの評価:

3.72/5点 レビュー 86件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.72pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全145件 141〜145 8/8ページ
No.5
(4pt)

新境地の裏稼業小説

 最初にオカルトチックな設定があったので、びっくりしました。死んだ双子の弟の霊が、頭の中に住んでいるなんて。ええっそっちかよ、と思ったんですが、心霊系の話ではなく、ミステリーでした。主人公真壁は、非常に寡黙です。その印象を際立たせるのに、けっこうおしゃべりな弟の霊が役立っています。 泥棒の世界はなじみがなく、ヤクザ系のハードボイルドからちょっと外れたジャンルで面白かったです。親子二代のスリを描いた「遺言」のラストが、切なくてよかったです。 でも、トリック好きとか推理好きの人に好まれそうな作品ですね。なぜ彼がノビ師になったのか、その必然性は足りない気がしました。
影踏み Amazon書評・レビュー: 影踏みより
439663238X
No.4
(4pt)

私は苦手かも。

横山秀夫作品はすべて読んでいます。今回の作品は少し、私の苦手なジャンルです。中耳に聞こえる、双子の弟の声との対話が、少し、こちら側への説明くさい感じがして。しかし、短編集でありながら、それぞれの登場人物が色んな所で絡んでいる、いつもの手法はすばらしい、と思います。
影踏み Amazon書評・レビュー: 影踏みより
439663238X
No.3
(4pt)

新感覚

普通の推理小説みたいなものを想像していたのですが、いい意味で裏切られました。一つ一つの物語が完結して進行しつつ、全体に流れがある。非常に読み手を飽きさせないものでした。人物設定なども非常に斬新で、細かい場所に緻密な伏線があり断じて読み飛ばすことを許しませんでした。おもしろいです。今主流の推理小説に飽き飽きしている人がいたら、読んでみてください!ホンキで楽しめます。シリーズ化してもおもしろいかと思ったんですが、どうでしょうかね。読まれた方、どう思いますか?(笑)下手なレビューですみませんm(__)m
影踏み Amazon書評・レビュー: 影踏みより
439663238X
No.2
(4pt)

伏線の張り方がさすが!

前作「クライマーズ・ハイ」では従来の警察小説から新たに世界を広げた著者だが、本作では寝静まった家に忍び入る「ノビ師」を主人公にしている。母親に道連れにされて火事で焼け死んだ弟。その内耳に響く弟の声との対話が話の重要な部分を占めているためか、今までの作品と比べると心理描写の部分が多く、かつ哀愁の漂う感じがする作品に仕上がっている。従来の犯罪小説や推理小説、ハードボイルドという枠組みを超えた作品と見ることもでき、横山秀夫が新たなジャンルに挑戦した作品といえるかもしれない。相変わらず、1つ1つの作品には細かい伏線が張られていて、読んでいくうちに作品の組み立ての複雑さに感嘆させられる。さすがだ。
影踏み Amazon書評・レビュー: 影踏みより
439663238X
No.1
(5pt)

徹夜本 ハードボイルド色の強い連作短編集

 深夜寝静まった民家を襲い現金を盗み出す「ノビ師」。本作品は、長編の形をとっているが、内容的には「ノビカベ」こと真壁修一を主人公とした連作短編集である。司法試験を目指していた15年前、空き巣の常習犯となった双子の弟・啓二を道連れに母親が自宅に放火し焼死した。この日を境に、修一の意識に啓二が棲むようになり、修一は弟を奪った母親への当てつけとしてノビ師となる。 ノビ師の仕事を手伝いながらも何とか久子と修一の仲を修復させようとする啓二、そして、修一を待ち続ける久子、本作品は、「弟啓二と母親の関係」「幼なじみの久子との関係」、の二つを軸に、6つのエピソードが展開され、作品の最後に大きな秘密が明らかにされる。 作者のこれまでの作品のなかで、ハードボイルド色が強い本作だが、それぞれのエピソードが作品の他の作品同様、よく練り込まれている。私にとって䊊年の「クライマーズハイ(作者の作品)」以来の徹夜本となった。
影踏み Amazon書評・レビュー: 影踏みより
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