秋期限定栗きんとん事件

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

秋期限定栗きんとん事件の評価:

4.16/5点 レビュー 76件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.16pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全67件 61〜67 4/4ページ
No.7
(5pt)

待った甲斐がありました

小鳩君の小気味の良い推理も、小佐内さんの暗躍っぷりも健在です。
本筋は連続放火事件ですが、日常の謎やスイーツの薀蓄もアクセント的に散りばめられています。
シリーズのファンならば、買って損は無いでしょう。
秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6) Amazon書評・レビュー: 秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)より
4488451063
No.6
(4pt)

予想外の展開でしたが楽しかったです

 待ちに待った小市民シリーズの最新刊です。
 「春季限定いちごタルト事件」「夏季限定トロピカルパフェ事件」から続くこのシリーズは、高校一年生の二人、小鳩常悟朗と小佐内ゆきの二人が、さまざまな事件を一般の人には目立たないようにさりげなく解き明かしていくというもので、二人の偽装ぶりとキャラクターが魅力的でした。天才的な謎解き能力をもつ小鳩、彼に勝るとも劣らない知力と復讐への暗い欲望をうちに秘めつつも外見はまるで中学生のような小佐内ゆき。どちらも実によく計算されたキャラクターで、特に小佐内ゆきの甘いスイーツへの偏愛と数々の仕込みは超絶的に破壊力がありました。
 その二人の関係が激変、緊迫した状態となった前作から、はや幾年。
 ファンや関係者は非常にやきもきしていたわけですが、ようやく続きが出ました。しかも、上下二巻組です。
 早速前作のラストから二人の関係はどうなったのかと興味しんしんで読み始めたら、なんという驚愕の展開か、二人はきれいさっぱりと別れて、それぞれがそれぞれに新しい彼氏・彼女を作るではありませんか。小鳩は「ジョーって呼んでいい?」なんて言ってくる可愛い系の女の子に告白されるだけならまだしも小佐内さんのことをモノローグでは「嘘つき女」と表現しています。一方、小佐内さんは小佐内さんで年下からの告白に「わたし、はっきりした男の子って好きよ」なんて言って相変わらずのスイーツデートをしております。
 その新しい彼氏であるところ年下の男の子の瓜生くんが追いかけている、市内連続放火事件(といっても最初はボヤくらいの話ですが徐々にエスカレートしていく)よりも二人の青春模様に気を取られていると、さすがは米澤先生。少しずつネタを仕込んでおられます。気がついてみれば、その関係すらも何かのネタではないのかというような何かが裏で動き始めます。上下巻ということで、全貌は明らかにされませんが、二人は結局その能力を使う事を余儀なくされるようです。果たして事件の真相は? 二人の恋愛は? 本当に恋愛として進んで行くのかそれとも、、、、。
 幸せなことに、これで下巻がいつ発売かわからないとその凶悪な引きに怒りを覚えるところでしたが、来月には下巻が読めるようなので、とても下巻が楽しみです。予想を裏切る展開でしたが、とても面白かったです。
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)より
4488451055
No.5
(5pt)

期待を裏切らない内容でした

 ついに出た『小市民』シリーズ第三作目。今まで小鳩君による一人称(そうでない部分もありましたが)で進行されてきましたが今回はもう一人、新キャラの瓜野君という語り手が増えます。
 あの夏休みが終わり、二学期。小鳩常悟朗は一枚のメモを受け取った。内容は呼び出し。差出人はクラスメートの仲丸十希子。その用件は――
 新聞部では問題が起きていた。一年生の瓜野高彦は学外のネタを学校新聞に載せたいと考えていたが、部長である堂島健吾に反対されていた。彼にはいいところを見せたい相手がいる。その相手の名は小山内ゆき。瓜野君は小山内さんにいいところを見せることが出来るのか?!
 目次を見ると章題に季節が入ってます。最初は『秋期限定〜』だから物語の舞台は最初から最後までずっと秋で、これは何かの比喩表現かと思いました。
 違いました。
 今回一気に時間が進みます。
 その長い間の小鳩君と小山内さん、そしてその周囲の人々がどう動くのかを楽しみ、そしてどんな結末を迎えるのかと下巻の内容を想像する。こんな贅沢な楽しみが出来る作品はそうないかと思います。しかも下巻の発売が3月11日。そんなに待つことなく続きが読めるというのも嬉しいです。
 シリーズ一作目の『春期〜』からずっと小鳩君と小山内さんはセットで動いていたので、彼らが「普通」の人から見るとどう映るのか、あまり気にしてませんでした。今作は小鳩君の推理癖だとか、小山内さんのスーイツ好きが変に浮いています。それがなんか新鮮。彼らがどうして『小市民』を目指そうと思ったのか少し、分かった気がします。
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)より
4488451055
No.4
(4pt)

下巻が待ち遠しい

小市民シリーズもとうとう『秋』まで刊行されることになった
小市民シリーズ既刊の作品を未読の方はやはり『春期限定いちごタルト事件』から読むことを薦める
登場人物たちに惹かれたならば、おもしろさが倍増する
肝心の内容だが上巻では謎と謎解きが少ないように感じた
下巻においしいところが詰まっているとのことなので下巻に期待しよう
上下あわせて一冊だ
それにしても、小佐内ゆきは魅力的過ぎる
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)より
4488451055
No.3
(4pt)

問題編とまではいかない

上下巻だからといって問題編―解答編というわけではなかった。
上巻は、事件の概要をさらりと登場人物紹介をちょろりといったところ。
今回も小鳩のプチ推理劇場があって楽しめました。
下巻で事件と小鳩と小佐内2人の核心に迫るんだなぁという感じ。
2人は今回も事件に各々噛んでいます。
それぞれ新たな相棒と行動を共にしているようですが、なんか突飛というか
物語上ぎこちない気がします。
そこに事件の鍵があるような気がしないでもないかな。
また小佐内もこそりこそりと不穏な動きを見せているので最後の最後で
オチがあるのだろうと思います。
本単体としては下巻の出来次第といったところ。
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)より
4488451055
No.2
(5pt)

「あなたがわたしのシロップなのよ」

本作では、連続放火事件に共通項を見出し、独自に調査をすすめる新聞部員・瓜野君のパートと、
彼女(!)となった仲丸のために小鳩くんが謎を解く《日常の謎》のパートが、交互に展開されます。
二つのパートの関連については直接的な説明はありませんが、
裏で暗躍する「あの人」の思惑によって繋がっているのかどうか……、
その辺りの真相は、下巻に持ち越しとなります。
いっぽう、今回はデート中に二つの謎を解く小鳩くん。
満員バスのなかで、誤って降車ブザーを押したのは、女子学生と老女のどちらなのか?
仲丸の兄が住むアパートの部屋の窓が割られていたのに、何も盗まれなかったのはなぜか?
個人的には、前者の謎解きが印象的でした。
バスが市内一律料金であることや、市内学割定期券と敬老パスの存在など、謎を
解くための手がかりが、必要十分に説明されたうえで、絶妙に配置されています。
特に、「犯人」を特定する手がかりと思われたある人物の振舞いが、観察の範囲を
広げることで、「容疑者」を消去する手がかりに変わるという仕掛けはお見事でした。
不可解な連続放火事件を繋ぐミッシング・リンク(動機)とは、果たして何なのか?
そして、小鳩くんと小山内さんはいつ再会するのか?
下巻の刊行が待ち遠しいです。
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)より
4488451055
No.1
(4pt)

ついに続きが読める!

本当に待ちに待った『小市民シリーズ』の最新刊です。
前作のラストも衝撃的でしたが、今回は帯を読んで「えぇ〜!そうなの!?」って叫びそうになってしまいました(笑)
小市民的に青春を謳歌しながらも、推理はやめられない小鳩君。
観察から思考に思考を重ねていく推理は今回も小気味良く、十二分に楽しめました。
そして、小佐内さんの羊の皮を被った狼っぷりが、見え隠れ…
ふたりは、また巡り会える事が出来るのでしょうか?(笑)
下巻での展開が楽しみです。
あぁ…でも男子というのは何故こうもニブイものなんでしょうか(笑)
下巻ではどんな展開が待っていても、挫けずがんばって欲しいものです(特に瓜野くん)
やっと読めた!という喜びと、おもわず唸る物語の展開、そして下巻への期待を込めて、☆は4.5で♪
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)より
4488451055