百舌の叫ぶ夜
評判
百舌の叫ぶ夜の評価:
4.20/5点 レビュー 116件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全249件 201〜220 11/13ページ
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百舌の叫ぶ夜の評価:
4.20/5点 レビュー 116件。 A ランク
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一言で云えば硬派。
ハードボイルドにも警察小説にもいろいろあると思いますが、突き放した恬淡さと生臭さのバランスが絶妙。
シリーズ5冊出ているようですが、おそらくこの初めのストーリーを超えることはできないでしょう。
とは言っても、登場人物たちのその後はどうしても気になるのでこれから続きも読む予定です。
あとがきがすごくいいです。
思わず膝を打ってしまうほど。
以下ネタバレかつ腐向けレビューですのでお嫌いな方はごめんなさい。
これ読んだときに最初に思い出したのは、「聖なる黒夜」でした。
あとは「わが手に拳銃を」ほか高村女史の作品群。
そして恐ろしく懐かしい「黄土の奔流 (1977年) (講談社文庫)」。
そう、明るくさわやかハッピーエンドなBLに満足できない貴腐人たちの御用達はいつの世もハードボイルドなのです。
何かのインタビューで、長谷川氏がおっしゃっていました。
これはホモソーシャルな物語でもある、と。
「でもある」どころじゃないし。
BLとの違いについては語りませんが、あえてBLとして読み返してみました。
百舌が百舌としてこの世に誕生した瞬間についてははっきりとは描かれていない。
その両親というからには美男美女で、かつ、子供たちは最愛の妻に似ていたのだろうと推察するだけ。
歪んだ過剰な愛情と、約束されていたかのように訪れる破滅の夜。
既に体内で育くまれていた雛がその夜、自由を得たというべきなのか。
百舌にとって同胞は・・・ただ一人の男であったという。
二人の関係を勘繰るのは下世話だが、止められない。
その共依存ははたして。
「ふたご~緋牡丹と白百合~(アズ・ノベルズ)」を参考に補完してみたり。
一緒に住んでもいない。
だからあるとしても本当に僅かな逢瀬なのだろうけど。
獲物を刺した夜に獣のよーに交わる美貌の双子・・・なんてベタな。
そもそも彼らは一卵性なのか。であればどうして百舌が父に「選ばれた」のか。
二卵性で、百舌はよりその母に似ていたのか。
狂気は百舌にだけ潜んでいたのか、「選ばれた」ことにより芽生えたのか。
そんなどうでもいいことが謎のまま残る。
だからこそ、忘れられないストーリー。
うん、これ、BLとしても十分楽しめる気がする。というか一昔前のいわゆる耽美小説の括りで。
麗しの兄弟愛に乾杯。