プラスティック

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プラスティックの評価:

3.64/5点 レビュー 50件。 B ランク

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平均点3.64pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全60件 41〜60 3/3ページ
No.20
(4pt)

読みやすいということは素晴らしいこと

ある意味井上夢人という作家の特質が如実に出ている作品。
それは、読者にとても「優しい」ということだ。
文章は平明で読みやすく、メインとなるトリックも最後まで引っ張ることのできた読者は驚きを十分に堪能できるであろうし、早い段階で気付いた読者に対しても、自分の考えを確認あるいは敷衍しやすいよう解りやすく伏線を張り巡らせラストまで澱みなく導いてくれる。
この作家は作品のトリックや構成のもたらす効果・驚きを無意味に隠そうとしない。
不要な目くらましやペダントリックな言い回しで読者を幻惑しようともしない。
逆にいえばそれは ぶれのない自信の表れでもあるし、確固たる実力の証ともいえる。
この作品のラストも、トリックの向こう側にあるものを感じて下さい、という作者のメッセージがいやみなく私たちの胸にひびく仕上がりになっている。
プラスティック (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (双葉文庫)より
4575506583
No.19
(4pt)

読みやすいということは素晴らしいこと

ある意味井上夢人という作家の特質が如実に出ている作品。
それは、読者にとても「優しい」ということだ。
文章は平明で読みやすく、メインとなるトリックも最後まで引っ張ることのできた読者は驚きを十分に堪能できるであろうし、早い段階で気付いた読者に対しても、自分の考えを確認あるいは敷衍しやすいよう解りやすく伏線を張り巡らせラストまで澱みなく導いてくれる。
この作家は作品のトリックや構成のもたらす効果・驚きを無意味に隠そうとしない。
不要な目くらましやペダントリックな言い回しで読者を幻惑しようともしない。
逆にいえばそれは ぶれのない自信の表れでもあるし、確固たる実力の証ともいえる。
この作品のラストも、トリックの向こう側にあるものを感じて下さい、という作者のメッセージがいやみなく私たちの胸にひびく仕上がりになっている。
プラスティック (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (講談社文庫)より
4062748614
No.18
(5pt)

可塑的な存在の私たち。その恐ろしさ。

出張中の夫の帰りをひとり待ちつつ、ワープロの練習を兼ねて日記をつけている主婦・向井洵子。彼女の周辺で奇妙な出来事が起こり始める。誰かが彼女を狙っている?それともおかしいのは洵子のほう?次々にあらわれる矛盾。混乱。殺されたのは誰?一体なにが起こっているの!?
最高におもしろいです。読み出したら途中やめるなんで絶対にできない。就寝前の読書用には決してしてはいけません。
この手の話は結構多いし、中盤から結末の予想はなんとなくつくけど、高幡英世まで・・・だったとは思わなかった!
そしてファイル54のページ、すごく効いてて深い余韻へとつながっている。ここを埋めるべきなのは、読んでいるあなたかもしれない・・・。いいね!うまいね!作者の手腕に感動してにんまりしてしまう。
文章のテンポがよく、読んでいて気持ちがいいので、結末を知っていても何度も読み返してしまう本です。
プラスティック (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (双葉文庫)より
4575506583
No.17
(5pt)

可塑的な存在の私たち。その恐ろしさ。

出張中の夫の帰りをひとり待ちつつ、ワープロの練習を兼ねて日記をつけている主婦・向井洵子。彼女の周辺で奇妙な出来事が起こり始める。誰かが彼女を狙っている?それともおかしいのは洵子のほう?次々にあらわれる矛盾。混乱。殺されたのは誰?一体なにが起こっているの!?
最高におもしろいです。読み出したら途中やめるなんで絶対にできない。就寝前の読書用には決してしてはいけません。
この手の話は結構多いし、中盤から結末の予想はなんとなくつくけど、高幡英世まで・・・だったとは思わなかった!
そしてファイル54のページ、すごく効いてて深い余韻へとつながっている。ここを埋めるべきなのは、読んでいるあなたかもしれない・・・。いいね!うまいね!作者の手腕に感動してにんまりしてしまう。
文章のテンポがよく、読んでいて気持ちがいいので、結末を知っていても何度も読み返してしまう本です。
プラスティック (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (講談社文庫)より
4062748614
No.16
(4pt)

衝撃の結末!

1枚のフロッピイディスクの中に様々な人間のファイルが収められていて、読者がそれを読んでいくという形で物語が進行していく。はたしてだれがどんな目的で事件を起こしたのか?しだいに真実が明らかになるとき、意外な展開に読者はきっと、あっというに違いない。結末は・・・どうか自分の目で確かめてください。
プラスティック (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (双葉文庫)より
4575506583
No.15
(4pt)

衝撃の結末!

1枚のフロッピイディスクの中に様々な人間のファイルが収められていて、読者がそれを読んでいくという形で物語が進行していく。はたしてだれがどんな目的で事件を起こしたのか?しだいに真実が明らかになるとき、意外な展開に読者はきっと、あっというに違いない。結末は・・・どうか自分の目で確かめてください。
プラスティック (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (講談社文庫)より
4062748614
No.14
(4pt)

なぜプラスティックか最後にわかる

井上夢人は「メデュサ鏡をごらん」につづいての二冊目であるが、「メデュサ...」とはまったくタッチがことなる。この人は多才な人で1、2冊で固定的な印象をもてる作家ではないようだ。普通のマンションに住む平凡な主婦が不可解なできことに巻き込まれる。本格ミステリーのタッチを十分に味わえる緻密な展開に、フロッピーに残されたファイルを一つ一つ開けていくという心地よい閉塞感が手伝ってどんどんひきこまれます。そして最後は完全に説明がつく内容で終わるのだが、余韻が残り、「プラスティック」という意味を理解させられる。考えてみればわれわれもプラスティックなんだよな。星4つは、ちょっと僕には地味すぎたから。でも内容そのものは十分星5つです!もういちど最初から読み返したくなる作品。
プラスティック (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (双葉文庫)より
4575506583
No.13
(4pt)

なぜプラスティックか最後にわかる

井上夢人は「メデュサ鏡をごらん」につづいての二冊目であるが、「メデュサ...」とはまったくタッチがことなる。この人は多才な人で1、2冊で固定的な印象をもてる作家ではないようだ。普通のマンションに住む平凡な主婦が不可解なできことに巻き込まれる。本格ミステリーのタッチを十分に味わえる緻密な展開に、フロッピーに残されたファイルを一つ一つ開けていくという心地よい閉塞感が手伝ってどんどんひきこまれます。そして最後は完全に説明がつく内容で終わるのだが、余韻が残り、「プラスティック」という意味を理解させられる。考えてみればわれわれもプラスティックなんだよな。星4つは、ちょっと僕には地味すぎたから。でも内容そのものは十分星5つです!もういちど最初から読み返したくなる作品。
プラスティック (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: プラスティック (講談社ノベルス)より
4061821687
No.12
(4pt)

トリックを越えて…

ある殺人事件の顛末が交互に人称を変えながら進んで行きます。結末はほとんど予想通りだったので個人的な衝撃度は低いです。これは読者のミステリ経験に大きく依存するタイプのトリックで、○原○や、○○○○彦のミステリを何作か読んだことがある人なら、まず(しかもかなり早い段階で)真相を看破できると思います。ただ、先に書いたこの構成を取った必然性まで含めて綺麗にまとめたことや、リーダビリティに関してはさすがです。トリックだけ見れば失敗なのかもしれませんが、テーマを主張するために作られて仕掛けとしては充分活きており、小説として読中、読後感は悪くありません。
プラスティック (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (双葉文庫)より
4575506583
No.11
(4pt)

トリックを越えて…

ある殺人事件の顛末が交互に人称を変えながら進んで行きます。結末はほとんど予想通りだったので個人的な衝撃度は低いです。これは読者のミステリ経験に大きく依存するタイプのトリックで、○原○や、○○○○彦のミステリを何作か読んだことがある人なら、まず(しかもかなり早い段階で)真相を看破できると思います。ただ、先に書いたこの構成を取った必然性まで含めて綺麗にまとめたことや、リーダビリティに関してはさすがです。トリックだけ見れば失敗なのかもしれませんが、テーマを主張するために作られて仕掛けとしては充分活きており、小説として読中、読後感は悪くありません。
プラスティック (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (講談社文庫)より
4062748614
No.10
(4pt)

自分の記憶を確かめよう

54のファイルが語る物語。同じ人物が間隔を空けて語る。時系列も分からない。54のファイルを自分で構築し、物語を形成する。オチは気にしなくていい。すぐにわかるから。それより、1つの小説をパズルのように組み立てることを楽しもう。ただ読むのではなく、同じ人物が前に何を語っていたかを思い出しながら読んでみよう。ちょっと変わった物語。
プラスティック (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (双葉文庫)より
4575506583
No.9
(4pt)

自分の記憶を確かめよう

54のファイルが語る物語。同じ人物が間隔を空けて語る。時系列も分からない。54のファイルを自分で構築し、物語を形成する。オチは気にしなくていい。すぐにわかるから。それより、1つの小説をパズルのように組み立てることを楽しもう。ただ読むのではなく、同じ人物が前に何を語っていたかを思い出しながら読んでみよう。ちょっと変わった物語。
プラスティック (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (講談社文庫)より
4062748614
No.8
(4pt)

落ちは読めたものの・・・

主婦・向井洵子の綴った不可思議な出来事の日記から始まるフロッピーディスク。そこから始まる事件の数々。内容説明が難しい作品なのだが、正直に言うと、途中から結末が読めてしまった。堂々と伏線が張り巡らされているし、ちょっとこの手の作品を読みなれている人ならば気づくんじゃないかと言う風に思う。じゃあ、つまらないのか、と言えばそういうことはなく、序盤の不可思議な出来事から、加速度的にストーリーが進行していくテンポの良さは秀逸。
プラスティック (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (双葉文庫)より
4575506583
No.7
(4pt)

落ちは読めたものの・・・

主婦・向井洵子の綴った不可思議な出来事の日記から始まるフロッピーディスク。そこから始まる事件の数々。内容説明が難しい作品なのだが、正直に言うと、途中から結末が読めてしまった。堂々と伏線が張り巡らされているし、ちょっとこの手の作品を読みなれている人ならば気づくんじゃないかと言う風に思う。じゃあ、つまらないのか、と言えばそういうことはなく、序盤の不可思議な出来事から、加速度的にストーリーが進行していくテンポの良さは秀逸。
プラスティック (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (講談社文庫)より
4062748614
No.6
(5pt)

話のつかみの面白さ、騙りの巧さに唸るミステリー

 話は、向井洵子がワープロで打った日記から始まる。日記の中で、彼女の身辺に起きた不可解な出来事が綴られている。誰かが自分の名前を使って図書館の貸出登録を行ない、三冊の本を借りていったこと。夫の会社に電話したら、訳の分からない応答をされたこと。そして事件が起こり、事態はますます混迷の度を深めていく。 一枚のフロッピイディスク・ファイルに収められた文書を読んでいく前半から、スリリングな話の展開に目が離せなくなる。複数の記録を提示していく形で話は進むのだが、そこにどのような繋がりがあるのか、どんな意味が隠されているのか、分かりそうで分からないもどかしさ。そこに、実に巧妙な仕掛けが働いていたことを知る話の終盤、妙ちきりんな状況の真相が見えた時、げげっ!とのけ反ってしまった。 告白すればこの作品、かなり前になるが一度読んでいる。非常に面白く読んだ記憶が残っていたので、文庫化されたのを機に再読したのだけれど、やはり面白かった。初めて読んだ時は、やられた!と思った。今回は、前半のつかみから、パズルのピースがするすると寄り集まり、加速していく話の終盤に、作者の騙りのテクニックの巧さに舌を巻いた。 初出が十年前の作品ということもあり、ワープロのフロッピイディスクをめぐる謎というところにやや古さを感じたが、それでも十二分の読みごたえを堪能させてくれた。読み始めた一瀉千里の本書を、ミステリーファン、SFファンの双方にお薦めしたい。
プラスティック (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (双葉文庫)より
4575506583
No.5
(5pt)

話のつかみの面白さ、騙りの巧さに唸るミステリー

 話は、向井洵子がワープロで打った日記から始まる。日記の中で、彼女の身辺に起きた不可解な出来事が綴られている。誰かが自分の名前を使って図書館の貸出登録を行ない、三冊の本を借りていったこと。夫の会社に電話したら、訳の分からない応答をされたこと。そして事件が起こり、事態はますます混迷の度を深めていく。 一枚のフロッピイディスク・ファイルに収められた文書を読んでいく前半から、スリリングな話の展開に目が離せなくなる。複数の記録を提示していく形で話は進むのだが、そこにどのような繋がりがあるのか、どんな意味が隠されているのか、分かりそうで分からないもどかしさ。そこに、実に巧妙な仕掛けが働いていたことを知る話の終盤、妙ちきりんな状況の真相が見えた時、げげっ!とのけ反ってしまった。 告白すればこの作品、かなり前になるが一度読んでいる。非常に面白く読んだ記憶が残っていたので、文庫化されたのを機に再読したのだけれど、やはり面白かった。初めて読んだ時は、やられた!と思った。今回は、前半のつかみから、パズルのピースがするすると寄り集まり、加速していく話の終盤に、作者の騙りのテクニックの巧さに舌を巻いた。 初出が十年前の作品ということもあり、ワープロのフロッピイディスクをめぐる謎というところにやや古さを感じたが、それでも十二分の読みごたえを堪能させてくれた。読み始めた一瀉千里の本書を、ミステリーファン、SFファンの双方にお薦めしたい。
プラスティック (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (講談社文庫)より
4062748614
No.4
(4pt)

プラスティック=可塑性

[私]の周りで起こる不可解な出来事。そして[私]は殺された。しかし[私]は生きている。読み始めたら止まらない小説です。最初は混乱しますが、次第にストーリーが繋がっていきます。同じようなネタのものは、数多くありますが、良く出来た小説だと思います。破滅への結末へと向かうのか、それとも再生への結末へと向かうのか・・・
プラスティック (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (双葉文庫)より
4575506583
No.3
(5pt)

映画化不可能

単行本も初版を読み、更にノベルスも読みました。オチを知っていてもなお、買いなおして読んだミステリはこれが初めて。終盤で声を上げて驚愕したミステリもこれが初めて。バラバラだったピースが最後に全て繋がる快感を是非。なぜ映画化不可能なのかは、読了後に分かるはずです。(厳密に言うと、ある方法では可能なのでしょうが、ひどくつまらない映像作品になると思われます)
プラスティック (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: プラスティック (講談社ノベルス)より
4061821687
No.2
(5pt)

凄い!

安易な○○モノかと思いきや……。語り方の角度により、物語をこれほどまでねじまげることができるのかと、素直に感動。
プラスティック (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: プラスティック (講談社ノベルス)より
4061821687
No.1
(5pt)

こういう小説どうやって書くんだろう?

最初は何がなんだかわけがわかりませんでした。矛盾することが多すぎるし、どうなるんだろうというより筆者はこんなことに説明がつけられるのかというような心配をしてしまいました。が、それは徒労に終わりました。さすがは、井上夢人!しっかりと説明がつけられていて、なおかつ意外性もあり最高です。話自体は少しこんがらがっていて、「そんなのだめ」という人もいるかもしれませんが、安心してください。とても読みやすいです。これが気に入った人は、同著者の「4人のクリスマス」をおすすめします。これも似たような感じの本で、最後の方まで読んでいかないと何がなんだかわかりません。が、やはりしっかりと説明がつけられているので驚嘆することまちがいなし。他にも、有名な「オルファクトグラム」などとても面白い作品があるので、読み終わったあと、あなたは井上夢人のとりこになるでしょう。
プラスティック (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: プラスティック (双葉文庫)より
4575506583