夜のピクニック

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評判

夜のピクニックの評価:

3.97/5点 レビュー 573件。 A ランク

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平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全100件 81〜100 5/5ページ
No.20
(3pt)

もどかしい思い出が、素敵な思い出に変わります

この本は、仮眠も休憩もあるが、ほぼ24時間歩行している中でのお話だ。
本というのは不思議なもので、読んでいる途中でパタリと本を閉じた瞬間、
その瞬間は本の状況を引きずっている。
だからこの本は、途中で何度も疲労感に襲われた。
そしてもどかしさでいっぱいになった。
そのもどかしさを解消したくて、早いスピードで読み終えた。
そして、主人公と同じように「もっと今を楽しめばよかった」と後悔した。
せっかく、さわやかな風が吹いている高校生に戻れる本だったのに
最後の閉じる瞬間までひねくれて読んでた。
本って、現実と同じ状況や、実用書だけじゃない。
知らない世界や、忘れてしまった学生時代の淡い思い出に
いけるから楽しいのに、なぜ現実と比較ばかりしてしまったのだろう。
没頭して、一緒に歩けばよかった。
でも、いま、そんな風に考えることができているのは
この本がとても嫌味なくらい爽やかなんだけど、
結局、自分も似たようなもどかしい学生時代を過ごしていて、
たいそうつまらん思い出だったものが素敵な思い出に変わったってこと。
なんだか、読んでよかったな、と思う本です。
珍しく2人の友人にも薦められました。
人に薦める気持ちがわかります。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.19
(3pt)

中年には”こそばゆい”小説

あの名作「博士の愛した数式」も受賞した本屋大賞受賞作ということで、目一杯期待していたせいでしょうか。ちょっと拍子抜けというのが正直な感想です。投票者は若い女の子が多かったのでしょうか。
自分がもう少し若ければもっと傾倒できるんでしょうが、私のような中年男性には、ちょっとこそばゆく感じられます。それにしても恩田さん、私と大して変わらない年齢なのに、高校生の淡い恋心を上手に描写してます。久しぶりにほのぼのとした青春を味わうことができました。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.18
(3pt)

思ったよりも・・・

永遠の青春小説と帯に書かれているくらいだから、すごい作品だと思ったのですが、読み終わった後は、意外とあっさりしてる感じで、インパクト不足って感じでしょうか。
ずっと同じことをしている。ただ一晩中歩き続けることがずっと背景にあって、そのことを気にかけているせいでしょうか、肝心の登場人物における心情が掴みにくくなった気がします。
話の所々に、足が痛い、疲れた・・・色々と疲労の表現を繰り返し入れているようで、ラストはダラダラとした感じ。
もっと短くすれば良かったのに。と思うことも。
特に珍しくない話になったような気もします。
読みやすい、しかしその代わり内容があっさりしてる。そう感じさせる一作でした。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.17
(3pt)

恩田陸ワールドを味わう

夜の歩行祭。高校で年一回の大イベントだ。朝の8時から翌朝の8時まで歩き続けなければならない。前半は団体歩行、後半は自由歩行で、自由歩行の時に誰と歩くのかが生徒たちの間で専ら重要なことであった。仲のいい友達と歩くのか、クラブの仲間と思い出を語り合いながら歩くのか。いずれにしろ、生徒たちの多くがこの学校行事に抱く思いはさまざまであった。その中の一人、貴子はある賭けをしていた。それは自分の異母兄弟である融に関することであった。融は父親の浮気相手の子供である貴子を恨み続けてきた。同じ高校で同じクラスという運命のいたずらに悩まされつつ。果たして、貴子の課した賭けとは?
この作品中会話はほぼすべて歩行中のものだけに限られている。登場人物もものすごく少ない。一般的な高校生が持つ悩み(ほとんどが恋愛関係ではあるが)+ちょっとドラマチックな物語がポイントとなっている。しかし、このドラマチックな味付けはむしろ不要なほど、高校生同士の悩みや駆け引きなどが良く書かれていて、それだけで昔を思い出し、ちょっと切なくなったり懐かしくなったりするような物語である。小説としては不向きなような高校生同士のリアルな会話体で通しているのも作者の意図したところだと思う。
恩田陸の作品はこれで4作目。好きな作者というわけではないが、何かと話題になるのがこの人の作品。うすうす感じてきたことだけど、この作者は文章がうまいというわけではない(失礼だけど)。しかし全体での登場人物の心理の変化の書き方がうまいと感じる。劇的な変化があるわけではないけど、じわじわと、自然に変化するのを読んでいて感じる。名作という感じではないけど、そんな心理的なさわやか感を味わいたい人にはお勧めできる本であると思う。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.16
(3pt)

うーん。。。

良い作品だとは思うけど、ちょっとスケールが小さい。
話の流れが急に変わるとか、ハプニングがあるとか、意外な結末になるとかではないので読んでいてちょっとつまらなかった。
優等生の作品といった感じです。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.15
(3pt)

良作だと思うけど,世界観が甘いなあ

著者の母校・水戸一高の名物行事「歩く会」をモデルとした“北高歩行祭”を舞台とした,典型的な青春小説。
夜中に缶コーヒーで乾杯!とか,いかにも高校生という描写もあって,確かに18歳に引き戻してくれる作品。描写も秀逸ですが,作品の世界観自体が,なんか甘い。今の年齢の感覚で読んでいるからそう思わせるのか。高校生当時にこの作品を読んだとしても,同じ感想を抱かせるのか。両方あるけど,多分後者のほうが強いだろうな。
この手の行事は,長距離を走りきる体力形成もさることながら,自分でペースを管理することで,先々に生じる困難を乗り切るための精神的タフネスを養成するものだと解釈しています。
だから,女子生徒ならともかく,この本に出てくる男子生徒全体に対して「ちょっと違うんじゃないの」と突っ込みを入れてしまうワタシは,やはり出身の男子校的発想でものを書いてるんでしょうね(苦笑)。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.14
(3pt)

微妙・・・

いかにもな青春小説でした。疑問を持たず、逃げもせずに与えられた課題(歩行祭)に挑む主人公達に選良の思想を目の当たりにした思いです。また、こんな小説を書く作者の「屈託の無さ」を感じました。
これが何刷も増刷している小説だとは少し驚きです。高校時代ってこんなものだっけ、と想いを巡らせました。
ケーキを買いに和菓子屋に入ったようなもので、私が対象の読者で無かっただけな気もします。
批判するほどに自分がみじめになっていく、そんな小説でした。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.13
(3pt)

基本的にはいい話です

いい話だとは思います。描写の仕方が恩田さんらしくて… しかも、近くの高校の話がもとになっていたので、個人的に楽しめました☆十代のうちに読んでほしい小説のひとつです。 でも、これが本屋大賞っていうのにはビックリです。しかも映画化…もっとほかにもいい小説はあるんじゃないでしょうか? このような疑問を感じてしまったので、☆3つです。話題性のわりには力不足感を感じてしまいます。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.12
(3pt)

人による傾向が、、、

本書もそうだが、恩田さんの作品は人により好みがわかれやすいと思う。
特に青春風景の本書はそうだと思う。
入り込める人と、そうでない人がハッキリするのではないだろうか。
文章は滑らかでうまいが、こういう構成と青春背景が馴染めなかった。
だから意外と読むのに苦労した。
難しいからではなく、合うか合わないか。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.11
(3pt)

ハードルを越えるように

 一昼夜にわたって歩き続けるという学校行事の中で、それぞれの抱える悩みや葛藤の移り変わる様を描いていく。作者の恩田さん独特のお話。太陽が沈み暗くなり、夜を迎え深い暗闇を抜けて朝になるように、主人公たちもそれぞれの葛藤ともがきながら自分で道を見出していく。
 貴子の賭けの場面は素晴らしくて何度も読み返した。貴子の緊張感。結果が出るまでの期待と恐れが混じった空白の瞬間。缶のぶつかるカチリという音。情景が目に浮かぶようだった。
 最後のすがすがしいラストは主人公たちの若さと未来を表しているかのようで呼んでいるこちらがにっこりと微笑んでしまう。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.10
(3pt)

青春時代を思い出そう!

これは、この前「本屋大賞」とかに選ばれた本です。 あらすじなどは、知ってらっしゃる方も多いと思います。 ある高校の「歩行祭」という80キロを歩き続ける行事の一日を通じて、甲田貴子と西脇融という異母兄弟の葛藤、謎の闖入者、そして彼等をとりまく友情物語です。 一人ひとりの人物像はとても細やかに描けていて、謎の闖入者の伏線もなかなか面白く、「これが青春だ!」とでも言うのでしょうか、誰もが自分のまだ純粋だった頃の高校時代を思い出せそうな、とても読みやすい本です。 でも、私としては、辛口で星三つ(五点が満点)ぐらいかな? 主人公や周りの人たちも善人ばかり。(ちょっとチクチクとした悪意を持った女の子がでてくるけど、たいしたことはありません。) 国公立志望者ばかりの進学校にあって、せいぜいドロップアウトは早慶上智どまり。 貴子も融も複雑な境遇ではあるけれど、不幸の真っ只中にいるという感じでもなく。 とにかく、私には全体的に「ゆる~い」感じに思えてしまいました。 私がそれなりに年を取りすぎてしまったからかもしれません。 きっと、もっと若ければ素直に感動できたのに。。。。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.9
(3pt)

飛び出さない青春

今年の本屋大賞受賞作です。昨年の小川洋子の「博士の愛した数式」のように、涙、涙のラストというわけではありませんが、久しぶりにさわやかな青春ものを読みました。お話は、一晩かけて歩き通す「夜行祭」という高校の行事が題材なのですが、この学校の雰囲気はある種特殊な雰囲気の学校(共学でその地域一有名な進学校)の経験がないと深く共鳴できないのではないかな?と感じました。そういう道を歩いたことのあるものとないものにはっきり読み手が分かれると思いました。青春小説によくある、できそこない学校あるいは生徒の話は皆が懐かしく、共感できるのに(決してそうじゃなかった元高校生からも)。なぜでしょうね。今の時代の高校生にも、主人公たちのこんな思いはわかってもらえるのでしょうか?それとも惹きつけるのは郷愁のみでしょうか?
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.8
(3pt)

確かに悪くはないが…

この作者による同じく学園モノで初期の名作でもある「六番目の小夜子」や「ネバーランド」に隠しようもなく顕現していた、思春期の抑えきれない性的な情動が主人公たちから感じられない。なんだか書き割りのような世界での妙に清潔な御伽噺。上手いけどね。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.7
(3pt)

きらめくような高校時代♪

高校時代。人生の中でひときわ煌く時代だ。しかし、煌いていることを知るのは、過ぎ去ってしまってからかもしれない。彼らは、ただ黙々と歩く。つらいとか、苦しいとか、もうそんなことすら考えられなくなるくらい疲れていても、ひたすら歩く。たどり着く先に待っているのは、一回り大きく成長した自分自身だ。ゴールすることの満足感、達成感。そういうことが、彼らをより大きくする。みんな人生という階段をひとつ上るのだ。貴子と融の関係も、きっとうまくゆくだろう。ゴールしたときの彼らの歓声が聞こえるような気がした。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.6
(3pt)

結末が最初から予想できて

本屋大賞だそうで。でもたぶんこういう結末になるだろうと予想がつき、にもかかわらず長い道のりを、こっちもじりじりさせられながら読む感じでした。しかい夜間歩行の描き方は、面白いですね。時間の進行と共に変わる景色、体の変化。そして歩行自体の設定の面白さ、前半がクラス全部で歩き、後半が自由歩行で気のあった者同士で組み、しかもゴールを競うこと。単に歩き続けるより、よっほどドキドキ感があるだろうと思わせます。勝ち負けから誰と走るかといった不安。アメリカ映画でよくある、高校生の卒業の際のダンスパーティに誰とパートーナーになるかといった期待と不安まで思い出しました。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.5
(3pt)

凡庸

一昼夜ぶっ通しでひたすら歩き続ける--ただそれだけの装置で300ページ超の長さを持たせることができるのか? そんな興味と「本屋大賞受賞」ということで手に取りました。
で、
作者への公平を期すために言えば、前者については問題ありませんでした。非日常の環境の中で味わう気持ちの高ぶりと気負い、焦りなど、主人公たちの思いに、高校時代の”青い”なりに真っ直ぐな心情、感情がよみがえってくる気がして淡々と読み進められ、中だるみもないではないですが、ちゃんと最後までたどり着けました。今の現役高校生からの「爽やかすぎる」「オヤジくさいノスタルジー」という意見もあるようですが、今の高校生だけが高校生活を語る資格を持つわけではありません。現役高校生が語る2005年の高校生活も、かつての高校生が語るノスタルジックな高校生活も、どちらも当事者にとってはリアルなのですから、それはそれでいいでしょう。
問題は、それだけの分量を読んで、読後感として何も残らないということ(なぜ本屋大賞?)。クライマックスを主人公2人(融と貴子)の間のわだかまりの解決に絞った割には、それによるカタルシスがさほど感じられないことです。2人を取り巻く友人たちの描きこみもいま1つのように感じられます。2人だけでなく、登場人物それぞれが小さな問題を抱えながら歩き続け、そして各々らしい決着をつけていく。そんな小さな解決を集積した群像劇にすれば良かったのでは?
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.4
(3pt)

毒が無さ杉

本屋大賞ということで読みました。確かにいい話です。癒されます。昔に戻れます。しかし、大人になって汚れてしまった私には、別世界の話としか思えませんでした。ある意味、”悲しい”
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.3
(3pt)

嫌いじゃないけれど

不完全燃焼の青春を送った人にとても優しい本です。「まだ自分の人生は始まっていない。できるだけ早く大人になり親の束縛から逃れたい、羽目をはずして恋愛したい、そのためには今は学業第一、それ以外のもやもやとした思いは蓋を」と高校時代を送った多くの人間の気持ちを浄化させてくれます。ゴールした達成感に浸れ、いい気分に。でも、手放しで喜べない人もいるでしょう。登場する多くの女の子が男子に「媚びている」感じがあるからです。彼女達は男子を無条件で愛しているようにみえて実は、言葉や態度によって、自分が彼の記憶に残り、愛してもらいたいという思惑が働いている。なぜ彼女達は、回りくどく受身なの?と歯痒く思いました。同じような高校を舞台にした小説「樹上のゆりかご」荻原規子を読まれると、女が持たされる「無意識の卑下」が鮮明になってきます。私のレビューに疑問や反感感じた方はぜひ読んでみてください。、「夜のピクニック」では自己チュウでストレートな行動の女の子一人出てきます。私は好きです。だから平均点の星3つです。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.2
(3pt)

懐かしいが・・・

「青春小説」なのはわかるのですが、全体的にちょっと幼稚すぎる印象を持ちました。自分も同校OBで、風景の描写などを自分の記憶と重ね合わせながら、とても懐かしく読みました。本よりも自分の昔を思い出して感動してしまいました。「青春小説」だから、むしろそれでいいのかもしれませんが。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.1
(3pt)

作りものの青春

池上冬樹、目黒考二といった手練の読み手が手放しで絶賛しているので期待して読んだぶん失望も大きかった。登場人物の設定や行動がわざとらしく感じられる部分が多い。特に、ロック好きのチビ少年・高見光一郎「ロックが俺を眠らせてくれなかったのよ」って、高3にもなってそんなヤツいないって。青春ってこんなさわやかに解決されるもんじゃなくて、もっともどかしくやるせないもんだと思うし、それをきっちり描いた小説やマンガもいっぱいある。この作品ではオヤジくさいノスタルジーが昇華されていないという印象。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053