夜のピクニック

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評判

夜のピクニックの評価:

3.97/5点 レビュー 573件。 A ランク

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平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全587件 481〜500 25/30ページ
No.107
(5pt)

私はとても好きです。

読み終わった後に、とても幸福な気持ちになりました。
登場人物たちに「悪人」がいないからかもしれません。憎んだり妬んだりといった感情は見られますが、この物語の登場人物たちは皆とても「寛大」です。それを物足りないと感じる意見もあると思いますが、私は彼らに好感を抱きました。
また高校時代のことの頃を思い出して、懐かしくなりました。自分も田舎の進学校に通っていて、おもいっきり文系だったので、主人公の言葉に色々共感するところがありました。(英語ができる理系に憧れるところとか(笑))人によって共感する部分は様々なんだと思います。だけどどこかひとつでも自分と重なる部分があったならば、物語はぐんと面白くなるのではないでしょうか。そして自分の高校時代のこと、(はしゃいだ行事のこととか、仲の良かった友達とか、好きだった人のこととか)が思い浮かぶことで、楽しかった気持ちが思い出され、それがこの作品を「素敵だ」と感じさせることに一役買っているのだと思います。そうやって自分の思い出がプラスされることで、「かけがえのない一冊」になるのでしょう。
ストーリーのほとんどが「歩行祭」のなかの出来事で、特に大きな事件が起こって云々…という話ではないので、退屈に感じる方もいらっしゃるかもしれません。けれど、私はとても好きな作品です。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.106
(5pt)

恩田さんの本で一番好き。

 恩田さんの本は不思議な感じがするイメージがあったので、この本が当たり前に淡々と存在する人物だけで進んで行く事にちょっと驚きました。でも、読み手である私もいつの間にか主人公たちと歩いている気分になっていたので、これが恩田マジックなのだろうと思います。
 こんな行事がある学校がうらやましかった。ただ前しか見なかったあの頃の自分を思い出します。最近、知人が学生時代一晩かけて歩いたことを聞き、夜のピクニックを思い出しました。そんな思い出があるのは素晴らしいことだと思うから、辛い時、思い出して欲しいです。私は残念だけどもう夜のピクニックをするチャンスはないので、いつかまたこの本を読みたいです。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.105
(5pt)

心を言葉にする天才

恩田さんの母校である水戸一高の行事である歩く会と言う80キロの昼夜を徹しての行事の中で展開される高校生男女の物語、最初の60kmは団体歩行、そして残り20kmは自由。朝8時スタート翌朝8時リミット。途中2時間の仮眠だそうです。
筆者である恩田さんの感性の凄さ、高校生あるいは人間の心を言葉に置き換える才能の素晴らしさ。
会話の中で交わされる言葉が生き生きと読者に伝わる。
181ページの一こまにある、「なんて言うでしょう、青春の揺らぎというか、煌きというのか、若さの影、とでも言いましょうか」
「うまく言えないけど、そういったものだよ。臭くて、惨めで、恥ずかしくてみっともないもの。あいつにはそういうものが必要だと思うんだよ」
もちろんこの前後に会話がある訳ですが、心が感じているけど言葉に出来ない事って嫌になるくらいありますよね。それを見事過ぎる位言葉にしてしまっています。青春の一こまが瑞々しく蘇ります。
この本を読んで目から何かが零れ落ちたのは東京の空気が悪いからです。。。。
47歳のオヤジを30年前にタイムトラベルするには十分以上な作品です。
母校甲府一高には強行遠足と言う行事があった。現在でもあるが、僕等の頃とは異なっている。当時は甲府ー小諸間105km(男子)、女子は50km程度で男女が同時に歩いたり走る事はない。記憶が正しければ昼12時半スタート翌日昼12時がゴールするリミットである。
この本の中の高校生の気持ちと同じである。早く終わって欲しいと思う反面、終わらないで歩きたい。特に高校3年生の時にはそう思う。同様な経験した者は理解してもらえると思う。恩田さんのおかげで青春のカケラを一つ拾い直す事ができた。有難う。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.104
(5pt)

最高でした!!

恩田陸作品は初めてだけれど面白かった。
「歩行祭」というイベントから自分を見つけ出す主人公、って感じかなー。
キャラも素敵で良かったです。ストンと読めました。あと塾のテストに夜のピクニックの一部分がでて高得点取れました!!本当にこの本はおススメで〜す。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.103
(4pt)

“ハレ=非日常”な物語

最近では、「ハレ(晴れ)」と「ケ(褻)」を感じることが少なくなった。
特に会社勤めを20年近く続けると、ますますそう感じてしまう。
学生時代は、三年なり四年という限られた時間の中で生活している。
その中で、学校行事というのはその後経験することが出来ない、「ハレ(晴れ)」の出来ことである。
遠足、修学旅行、文化祭等々は、その時限りの“ハレ=非日常”な世界である。
本作の夜間歩行もまさに“非日常”な行事である。
毎日学校へ行くという“ケ=日常”の世界から脱却したものだ。
こんな時、結構普段ではとることのない行動に出たり、普段では考えることのない思考となったりするものである。
この行事にある賭けをした主人公・貴子。
それは異母兄弟である西脇融と話すことだ。
この二人の関係もある意味“非日常”な関係である。
“非日常”な行事に、“非日常”な関係の二人の物語。
毎日が“日常”となっている私には、結構胸をときめかせて読むことが出来た。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.102
(4pt)

私は良かったと思います

高校時代の感性に共感できた内容でした。わが校も確か35〜6kmながら毎年競歩大会が
実施されていて、足が棒(ほんとに棒)になって明日歩けるかなぁと思った経験を思い出し
ました。話し掛けてくれたのは、ひょっとして自分に好意をもってくれてる?みたいな思い
や、ずっと好きだったけどとうとう話しかけることできなかった・・・みたいなセンチな
感じを思いだしました。うん十年前の高校生活だけど、懐かしく、すがすがしい気分を味わえました。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.101
(4pt)

現役高校生としては。

私は現在高校生でこの本を読んだ時はまだ中学生だったので懐かしいとは思えませんでした。むしろ未来の話だったので(笑)
もっと大人になってから読めば良かったです。そうすればまた違った感想が持てたと思います。今より面白いと感じるかもしれません。
でも今読んでも面白い作品には変わりありません。登場人物にも共感できるし。
歩行祭楽しそうですね。やってみたいと思いましたが実際にやったらかなり辛いんだろうな(笑)
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.100
(4pt)

青春かぁ!

この本を店頭で見つけたのは、たしか高2の時。
本屋大賞受賞らしい。かなり興味がひかれたけれど
「まぁいいや。いつか読もう」そう思い、月日は流れ、
高校を卒業した今この本を読みました。
あ〜あ、後悔。もしもあの時読んでいたら、少しでも何かが変わっていたような気がする。
退屈な高校生活、ただ時間が過ぎるのを待つだけだった私にとって、
たった一日でも、一生忘れないような貴重な時間を過ごした貴子や融たちが羨ましいです。
それとも、もうそこに居ない今だからこそ、その貴重さに気づけるのかなぁ。
でも、読んでいるときはすごく、わくわくドキドキで楽しかったです☆
中学生や高校生の人は読んだほうがいいです。一瞬一瞬の大切さに気づけると思います。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.99
(5pt)

夏の思い出

個人的にとても共感できる小説でした。
僕は大学のサークルで毎年、夏休みの1週間で日本を縦断しています。
「ただ歩く
 それだけなのに
 どうしてこんなに特別なんだろう」
まさにそのとおりです。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.98
(5pt)

素敵

恩田陸作品は初めてだけれど面白かった。
「歩行祭」というイベントから自分を見つけ出す主人公、って感じかなー。
キャラも素敵で良かったです。ストンと読めました。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.97
(4pt)

相変わらずうまい

 シチュエーションがとにかくうますぎる。異母兄妹、幽霊、賭け、噂、一夜を通して延々と歩くだけ、という行事だが、そこにからんでくる高校生たちの思惑が非常にうまくかけている。
 現代では通じない話かもしれないから、ある意味ノスタルジック調か。普通にいい話。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.96
(5pt)

面白かった!

ずいぶん前に買ったにもかかわらず本棚に眠らせていた本書を
何気なく喫茶店に連れて行ったところ、あっという間に読了!
外に出るとはすっかり暗くなっていたが、心は明るくなれる青春小説。
再読しても同じ感動は得られないだろうなぁ、と思いつつ
もう一度読み返してしまいそうな今日この頃。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.95
(5pt)

舞台設定はいつなんだろ?

 ボクは66年生まれ。作者(64年生まれ)と近いこともあってか、とても懐かしい気持ちで読む事ができました。この物語、ケータイもメールもネットもDSもiPodも出て来ない。舞台設定はいつなんでしょう。自分たちの高校生の頃を近くに感じてしまうのはそのためなのかなあと思いました。
 アメリカのロードムービーのように一緒に行程を進んでいく中で成長していくそんな過程がとても面白かったです。どうなるんだろうってわくわくしながら読み進めました。読む時間をとても楽しめる小説です。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.94
(4pt)

好きな作品ではあるが

この作品の雰囲気は非常に心地よく一気に読ませる文章力もある。ただ、もっと複雑化したストーリーにしてもよかったのではと感じ結果、星を−1した。
また、この作品は映画化されることが決まっているが、個人的にはあまり期待していない。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.93
(4pt)

胸キュン

「誰でも映画を観ている間は18歳に戻れます」と著者が映画紹介に書いているように、高校時代の想いが甦って来て、なんだか胸キュンとさせられる作品。
ピクニック前日を描いた短編「ピクニックの準備」収録『図書室の海』も併せて読んでみて下さい。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.92
(4pt)

久しぶりの青春物「夜のピクニック」

純朴な「青春小説」というのだろうか?何でもありの現代において、まだ青春物が存在するかと不思議に思っていましたが、まだあったんですね。
今しかない気持ちの迷い、青春の光と影、思いを伝えられないもどかしさ。何だろう。「高校3年生」という中途半端な時期、受験勉強もしなくちゃいけない、
進路も決めなくちゃいけない。でも、なかなか決まらない。何をしたいかのそれもわからない。好きな人もいる、高校の思い出もつくりたい。でも、何もしていない。
そんな時の最後のイベント「歩行祭」。ただ単に夜通し歩くだけ、それだけ。競うわけでも、点数がつくわけでもない、ただ、みんな揃って歩くだけ。ストーリーはそんな状況から始まる。
恩田陸さんのファンタジー小説は、ちょっと分かりにくいが、この「夜のピクニック」は分かりやすく、一言「うまい」に尽きる。
登場人物の表情、思い、その場の景色がうまく伝わり、今ここで行われているような心地よい気分にさせる。
大きな事件は起きない。でも、登場人物それぞれに小さな事件を抱えている。そんな事件を抱えながら、物語は続く、歩行は続く、事件は解決するのかしないのか?
途中からそんなことはどうでもよくなる。生きている時間の一断面を覗き込んだだけで、解決も正解もない。
でも、本人には分からない名残惜しい時間がそこにはあったと後から気づくのかもしれません。
そんな気持ちをいだかせる久しぶりの「青春物」の傑作です。映画化され、本年秋に封切りだそうです。映画も今から楽しみにしています。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.91
(4pt)

「何かを成し遂げる」ことに意味を持たせる

夜のピクニック。という学校行事を通して、
少年少女たちが成長し、そして次へと進んでいくいわば成長記。
内容的には若干、ミステリーの要素が入っているのだが、
単純に青春小説として読んでも遜色のない内容だ。
物語の中では、
80キロもの道のりを高校生3年生の生徒全員が歩いていくのだが、
途中で走り出す人々、1位を狙う男子学生、一緒に歩こうと言いながら先に進んでしまう友達。
同じようなイベントやマラソン大会を経験した人なら思わずニヤリとしてしまうシーンが盛り込まれている。
※僕は生徒全員での歩く会を経験したが、たった10km。彼女たちとは程遠い
もちろん、彼女たちがゴールに到達すること自体はとてもすばらしいのだが、
この本の本当の素晴らしさはゴールまでの過程で、
格段に成長していく少年少女たちの描写だろう。
何かを成し遂げることはもっとも大事だが、
その途中で何を得たかが僕らの毎日の幸せに
日々、関わってくるのだなぁ、としみじみ感じさせられた作品だった。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.90
(4pt)

思ったより過酷な行事なんだなぁ

主人公・二人の関係は、決して軽くはないのだが、
どこか、クスリと笑ってしまう二人の心情表現に、最初は違和感がある。
“「話さなくても分かり合ってる」みたいな独特の空気を出してる二人”とか
主要キャラも、みんなモテモテ?だったりとか、
幽霊騒ぎの下りも面白いけど子供っぽすぎ?とか、
ちと少女漫画っぽすぎやしないか、と思ってしまう部分が多い。
そう言いつつ、こちらも二人の“道ならぬ恋”を期待してしまったり…と、
全体的に“甘〜い”カンジは否めない。
だが、うだるような午後の暑さ、濃密な夜、白々とした朝を越えてゴールする彼らと
やがて、卒業による自然の別離を向かえる彼らの、この時期だけに許された仲間との距離感、関係を思うと、
何だか、とても清々しい気持ちにさせてくれる。
読みはじめに危惧したより、よっぽどいい読後感を味わった。
だが、“濃密”と書いたが、もっと普段学校でしか会わないクラスメイト過ごす
夜の昂揚感にページを割いて欲しかった気もする。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.89
(4pt)

こんな高校時代じゃなかった

 なんて言うのは簡単なこと。
 ただ80kmもの距離を夜通し歩き通すというイベント。「ただ歩くだけのことが、どうしてこんなに楽しいんだろう。」という登場人物の言葉がものすごく身近に感じさせる。ウチの通っていた高校にこんな行事があったわけでもないのに、「あぁ、そうそう。高校生の頃ってこんな感じやった。」なんて思い出させる。
 腹違いの兄妹や、妊娠して堕ろしてしまった友達の敵をうとうとしている女性やら、アメリカに留学してしまった同級生の弟やら、いくらでも「ありえない」小説世界が展開されるけれど、よーく考えたらこれとは違う「ありえない」事実をそれぞれが高校時代に味わっているはず。
 小説を読み終えて、素直に自分の高校時代に浸ってみてください。
 書店員さんが「売りたい」と考えた本屋大賞の作品は、それぞれの書店員さんがそれぞれに感じた時を嬉しくおもったからじゃないかなぁ。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.88
(5pt)

高校時代特有の。

ただ歩くだけのことが、どうしてこんなに楽しいんだろう。
とは、作中の登場人物の言葉だけど、
ただ歩くだけの行事を通して、どうしてこれだけの作品がかけるのだろう。
と思う。
高校生しか持ち得ない、きらきらした季節を描く最高の筆を、恩田さんは持っているのだなぁ。そしてまた、読後の爽快なこと。
貴子と融を中心として、全ての登場人物が生き生きしている。
爽やかで、読後感の非常に良い作品だった。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053