夜のピクニック

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評判

夜のピクニックの評価:

3.97/5点 レビュー 573件。 A ランク

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平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全587件 321〜340 17/30ページ
No.267
(4pt)

y = ax + b

卒業を間近にした多感な高校生の貴子が、他言せずにそっと心の片隅に持っていたある蟠りにけりをつけるために、80kmを24時間以内に歩く歩行会に臨む。それは、異母兄弟であり、クラスメイトでもある融と話すこと。幼年の無垢さだけではなく、壮年の打算だけでもない、思春期の女子の内面を取り扱う青春小説。

ただひたすらに歩くという行為は、いやが上にも思考を要求してくる。起きる事件の少なさや震度の小ささと対比して、こころの運動は留まることはない。女子高校生の脳に電極を刺して、思考を時系列にモニターしたような小説と言っても過言ではないだろう。

24時間や80kmを横軸にとれば、縦軸はこころの成長であろうか。この小さな旅が終わる頃、主人公の心情がどのように変化しているかを知りたくなる思いで一気に読了してしまう。そして、横軸が切れた後の登場人物の未来像を空想して、晴れ晴れした気持ちになるのもこの小説の魅力だろう。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.266
(4pt)

永遠のノスタルジア。ここにもどってくればいい。

私は「麦の海に沈む果実」から読み始めたので、 この作品はびっくりするほど凡庸に感じました。 実際は、とある高校の歩行祭(母校の歩く会がモデル)が舞台という時点で十分に恩田さんらしいサプライズなんですね。
私は適度に毒のある? 恩田作品を読んできましたので、 こんな爽やかな作品も書けるんだ、 と新鮮な気持ちで楽しめました。 一緒に歩いている感覚が心地よい…これがノスタルジアの魔術なのかな? 遠い過去に消えたはずの思い出が永遠に続く時をかけめぐります。 ほんの少しでも感動を共有できたら嬉しいです。 他の作品を読んでから、 またここへ戻って来られたら幸せだと思います。
**関連作品に「図書室の海」所収の「ピクニックの準備」があります。 併せてお読みください。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.265
(4pt)

永遠のノスタルジア。ここにもどってくればいい。

私は「麦の海に沈む果実」から読み始めたので、 この作品はびっくりするほど凡庸に感じました。 実際は、とある高校の歩行祭(母校の歩く会がモデル)が舞台という時点で十分に恩田さんらしいサプライズなんですね。
私は適度に毒のある? 恩田作品を読んできましたので、 こんな爽やかな作品も書けるんだ、 と新鮮な気持ちで楽しめました。 一緒に歩いている感覚が心地よい…これがノスタルジアの魔術なのかな? 遠い過去に消えたはずの思い出が永遠に続く時をかけめぐります。 ほんの少しでも感動を共有できたら嬉しいです。 他の作品を読んでから、 またここへ戻って来られたら幸せだと思います。
**関連作品に「図書室の海」所収の「ピクニックの準備」があります。 併せてお読みください。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.264
(4pt)

ほぼ満足

非常に良いという表示の割にはページの端の折れが目立ったので一つ★を減らしましたが、文庫本ですので、おおむね満足です。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.263
(4pt)

ほぼ満足

非常に良いという表示の割にはページの端の折れが目立ったので一つ★を減らしましたが、文庫本ですので、おおむね満足です。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.262
(5pt)

気に入った。

面白い、一冊です。また、面白い本に、出会いたいな。オススメします。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.261
(5pt)

気に入った。

面白い、一冊です。また、面白い本に、出会いたいな。オススメします。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.260
(4pt)

等身大の青春

○○賞というのはあてにならない、といいつつ、やはり賞を取った話題作品には興味が引かれる。この本を手に取ったのも、第2回本屋大賞に輝いた作品、ということからだった。

話の筋としては、いたって単純だ。全校生徒が夜を徹して80キロ歩きとおすという学校行事を題材に、ずっとわだかまりを持ち続けていた異母兄妹とその仲間の、何でもなさそうで、それでいてかけがえのない青春の1ページが描かれている。

奇抜な設定も、ドラマチックなストーリーの展開もなく、日常からかけ離れた事件が起こるわけでもない。青春小説定番の恋愛さえも、垣間見える程度であって、全面には出てこない。あくまで登場人物は、どこにでもいるような、平凡な等身大の高校生であり、ストーリーも実際にあっても全然おかしくないようなものだ。

不自然に意識し合い、ずっと話さないでいた貴子と融は、歩行祭の終わり、いつの間にか普通に会話をするようになっている。
「――もっと、ちゃんと高校生やっとくんだったな」
「損した。青春しとけばよかった」
「ちゃんと青春してた高校生なんて、どのくらいいるのかなあ」
これは、青春を通過した大人たちの大多数がもつ感想ではないだろうか。え、青春ってこんなにあっけないものだったの、と。しかし、やはり振り返って思うのだ。ドラマチックな恋愛も、全てをかけた勝負もなくても、やはりあれが私の青春だったのだと。この本は、そんなありのままの青春を思い出させてくれる本だった。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.259
(4pt)

等身大の青春

○○賞というのはあてにならない、といいつつ、やはり賞を取った話題作品には興味が引かれる。この本を手に取ったのも、第2回本屋大賞に輝いた作品、ということからだった。

話の筋としては、いたって単純だ。全校生徒が夜を徹して80キロ歩きとおすという学校行事を題材に、ずっとわだかまりを持ち続けていた異母兄妹とその仲間の、何でもなさそうで、それでいてかけがえのない青春の1ページが描かれている。

奇抜な設定も、ドラマチックなストーリーの展開もなく、日常からかけ離れた事件が起こるわけでもない。青春小説定番の恋愛さえも、垣間見える程度であって、全面には出てこない。あくまで登場人物は、どこにでもいるような、平凡な等身大の高校生であり、ストーリーも実際にあっても全然おかしくないようなものだ。

不自然に意識し合い、ずっと話さないでいた貴子と融は、歩行祭の終わり、いつの間にか普通に会話をするようになっている。
「――もっと、ちゃんと高校生やっとくんだったな」
「損した。青春しとけばよかった」
「ちゃんと青春してた高校生なんて、どのくらいいるのかなあ」
これは、青春を通過した大人たちの大多数がもつ感想ではないだろうか。え、青春ってこんなにあっけないものだったの、と。しかし、やはり振り返って思うのだ。ドラマチックな恋愛も、全てをかけた勝負もなくても、やはりあれが私の青春だったのだと。この本は、そんなありのままの青春を思い出させてくれる本だった。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.258
(4pt)

そのときにしか味わえない、風景。

まず間違いなく、主人公と同年代のときに読むか、それともその時代を過ぎ去ってから読むかで感想が変わってくるであろう小説。

舞台はとある高校行事である「歩行祭」。変わったことは何もなく、ただ夜通し歩くだけ、という行事で、主人公たち含め、登場人物の様々な思いや感情が揺れ動く。

この作品の中でもっとも印象深いのは「タイミング」という言葉。「めぐり合わせ」と言ってもいい。
登場人物の一人が「ナルニア国物語」を最近読んで、勧められた当時に読んでおけば…!という感想は深く共感できた。それと同時にこの作品に対してもそう思う。
いくつで読んでも作品そのものきらめきは変わらないが、読み手の感性や経験というものはそうではないからだ。

登場人物たちを取り巻く関係というのもまさにそのめぐり合わせの妙で、特に主人公たちの持つそれは中々にドラマチックだ。(早々に読者には明かされるのだが)

ただ思うに、そのめぐり合わせが持つ意味というものを理解するのにもまたタイミングが重要となってくる。
主人公たちが最後に感じるあの爽快感は歩行祭というイベントを経てこそのものだ。同じように、長きにわたって彼らの歩行祭に寄り添う読者だからこそ、その爽快感を味わえる。

この本とめぐり合った後、それにどういう意味を持たせるのかは読み手に委ねられるのだろう。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.257
(4pt)

そのときにしか味わえない、風景。

まず間違いなく、主人公と同年代のときに読むか、それともその時代を過ぎ去ってから読むかで感想が変わってくるであろう小説。

舞台はとある高校行事である「歩行祭」。変わったことは何もなく、ただ夜通し歩くだけ、という行事で、主人公たち含め、登場人物の様々な思いや感情が揺れ動く。

この作品の中でもっとも印象深いのは「タイミング」という言葉。「めぐり合わせ」と言ってもいい。
登場人物の一人が「ナルニア国物語」を最近読んで、勧められた当時に読んでおけば…!という感想は深く共感できた。それと同時にこの作品に対してもそう思う。
いくつで読んでも作品そのものきらめきは変わらないが、読み手の感性や経験というものはそうではないからだ。

登場人物たちを取り巻く関係というのもまさにそのめぐり合わせの妙で、特に主人公たちの持つそれは中々にドラマチックだ。(早々に読者には明かされるのだが)

ただ思うに、そのめぐり合わせが持つ意味というものを理解するのにもまたタイミングが重要となってくる。
主人公たちが最後に感じるあの爽快感は歩行祭というイベントを経てこそのものだ。同じように、長きにわたって彼らの歩行祭に寄り添う読者だからこそ、その爽快感を味わえる。

この本とめぐり合った後、それにどういう意味を持たせるのかは読み手に委ねられるのだろう。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.256
(5pt)

青春の揺らぎ、煌めき、若さの影……

初めて読んだ恩田陸作品。
 すごく良かったです。
 融と貴子、忍と美和子たち高校生たちが、夜を徹して80キロをただ歩くというイベント「歩行祭」の話です。
 この4人を中心に、それぞれが、様々な思いを抱きながら、ひたすら歩き続けます。
 人生と同じですね。
 作中、忍が、融を評し「そりゃ潔くて感情安定しててマイペースだっていうのは偉いよ。だけど、何も見ないふりするっていうのは気に食わないね」と言い、
 貴子が「見ないふり?何を?」
 「なんていうのでしょう、青春の揺らぎというか、煌めきというか、若さの影、とでも言いましょうか」という文が出てくるのですが……私の感想は、「青春の揺らぎ、煌めき、若さの影」が十分に表現されている本だと思いました。
 できることならば、10代で出会いたかった本です。物理的に無理ですが……。
 爽やかな風を頬に感じるような本でした。
 他の作品も読んでみたくなりました。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.255
(5pt)

青春の揺らぎ、煌めき、若さの影……

初めて読んだ恩田陸作品。
 すごく良かったです。
 融と貴子、忍と美和子たち高校生たちが、夜を徹して80キロをただ歩くというイベント「歩行祭」の話です。
 この4人を中心に、それぞれが、様々な思いを抱きながら、ひたすら歩き続けます。
 人生と同じですね。
 作中、忍が、融を評し「そりゃ潔くて感情安定しててマイペースだっていうのは偉いよ。だけど、何も見ないふりするっていうのは気に食わないね」と言い、
 貴子が「見ないふり?何を?」
 「なんていうのでしょう、青春の揺らぎというか、煌めきというか、若さの影、とでも言いましょうか」という文が出てくるのですが……私の感想は、「青春の揺らぎ、煌めき、若さの影」が十分に表現されている本だと思いました。
 できることならば、10代で出会いたかった本です。物理的に無理ですが……。
 爽やかな風を頬に感じるような本でした。
 他の作品も読んでみたくなりました。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.254
(5pt)

いい本読んだ〜!

評判の本をようやく読みました。
水戸一高の「歩く会」のことは、予備校時代に卒業生から聞いており、面白い行事だなぁと思ってました。
この本を読み始めると、気持ちの良いテンポで、惹きこまれます。
奇抜ではありませんが、甲田貴子と西脇融の設定が意外で、榊杏奈のおまじないなど、面白い伏線があり、終盤に向かって、どんどん興味がそそられます。
登場人物も、普通+αぐらいの特色を持っていて、ユニークで親しみがもてます。

高校時代は、もう遠い遠い昔ですが、何気なく書いてある言葉、会話に、ハッとするものに沢山出会いました。
「今思い返すと全てが一瞬だったように感じるのに あのときだって今と同じように1分1秒の積み重ねだったなんて信じられないね」とか、大人になって、わかることがたくさんあります。

読み急がないよう、ゆっくりゆっくり味わって読みました。
久々に、いい本読んだ〜!って感じです。
(178)
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.253
(5pt)

いい本読んだ〜!

評判の本をようやく読みました。
水戸一高の「歩く会」のことは、予備校時代に卒業生から聞いており、面白い行事だなぁと思ってました。
この本を読み始めると、気持ちの良いテンポで、惹きこまれます。
奇抜ではありませんが、甲田貴子と西脇融の設定が意外で、榊杏奈のおまじないなど、面白い伏線があり、終盤に向かって、どんどん興味がそそられます。
登場人物も、普通+αぐらいの特色を持っていて、ユニークで親しみがもてます。

高校時代は、もう遠い遠い昔ですが、何気なく書いてある言葉、会話に、ハッとするものに沢山出会いました。
「今思い返すと全てが一瞬だったように感じるのに あのときだって今と同じように1分1秒の積み重ねだったなんて信じられないね」とか、大人になって、わかることがたくさんあります。

読み急がないよう、ゆっくりゆっくり味わって読みました。
久々に、いい本読んだ〜!って感じです。
(178)
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.252
(4pt)

大人になって

今では失ってしまった、若かりし頃の感覚を蘇らせてくれた不思議な小説でした。
読みながら「俺、今ノスタルジーを感じてるわ」となりました。ノスタルジーを感じることを忘れてしまった人におすすめ。
“小説の力”を体感した作品でした。こういうのもいいですね。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.251
(4pt)

大人になって

今では失ってしまった、若かりし頃の感覚を蘇らせてくれた不思議な小説でした。
読みながら「俺、今ノスタルジーを感じてるわ」となりました。ノスタルジーを感じることを忘れてしまった人におすすめ。
“小説の力”を体感した作品でした。こういうのもいいですね。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.250
(5pt)

青春の思い出ー甘くて苦い

高校生活最後のイベントー歩行祭,80キロを夜を徹して歩き通すというもの。生徒たちの想いー想い、多感な時期の懐かしさが込み上げてきます。過ぎ去った青春が蘇る感覚にしてくれる名作です、ぜひ読んでください。
夜のピクニック Amazon書評・レビュー: 夜のピクニックより
4103971053
No.249
(4pt)

自分も一緒に歩いてるような

私が学生の時にも同じ様な行事ありました。
女子高だったんですけどね。

これと言った話の山場とかはないんだけど、恩田ワールドに引き込まれちゃっていつの間にか自分も一緒に歩いてました。
学生時代に戻った気がして、話が終わるのが切なかった。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175
No.248
(5pt)

今は今の楽しさが。未来は未来の楽しさが。

とくに面白いことが起きるわけではない。ただ、高校生たちが歩くだけの地味な話です。
しかし、その中での会話や行いがとても胸に残りました。

『今思い返すと全てが一瞬だったように感じるのに あのときだって今と同じように1分1秒の積み重ねだったなんて信じられないね』

とゆう文章がなぜか胸に残っています。
今は今の楽しさ
未来は未来の楽しさがある そんなに急がないで。ゆっくり味わえばいいじゃないか。たまに立ち止まったり、寄り道なんかもしてみてさ。ほら、こんなに夜空は綺麗だよ。

と、言われているようでした。

大人になった今だからこそ面白いと思える本なのかもしれません。
夜のピクニック (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夜のピクニック (新潮文庫)より
4101234175