(短編集)

ララピポ

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評判

ララピポの評価:

3.73/5点 レビュー 128件。 B ランク

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平均点3.73pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全113件 81〜100 5/6ページ
No.33
(5pt)

爽やかな読後感

欲望のおもむくままに生きる、社会に適応できない人々が主人公。
お下劣なシーンが続き、決して読んでいて気持ちのいい小説ではありません。
でも、著者の構成力と筆力もあって、一気に読み進めてしまいました。
終盤「ララポポ」の意味が分かったときは、ちょっとジ〜ンときちゃいました。
世の中、色々な人たちがいていいじゃないかと。
不思議と爽やかな読後感を味わえる小説です。
ララピポ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ララピポ (幻冬舎文庫)より
4344411668
No.32
(5pt)

性をリアルに描いているがエロく感じない

一話ごとの短編のようだが、どの話もつながっていてまるで長編のように最後まで一気に読める作品だった。性をリアルに描いているが、さらっと書いてあるせいかエロく感じずに楽しく読むことができた。どの話も社会の中ではおちこぼれで人生の負け犬とよばれる人の話だが、性に関しては貪欲で一生懸命生きている様子が共感できた。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.31
(5pt)

面白い

奥田英郎作品をかたっぱしから、読んでいます。
この作品は、初めてエロチックなものでした。(僕が読んだものの中では?)
伊良部シリーズを読んでいて、「恋愛」や「エロチックなもの」が
ほとんどないなぁと思っていたのですが、
この作品もそれほど「猥雑」な感じはないように思います。
どことなく乾いているような。
風俗産業、アダルトビデオといったものを題材として、
その周辺で生きている人を描いている。
出てくる人の生き方が、とても普通で、それでいてちょっと変なところが、
すごく現代社会的で面白かったです。
サウンスバウンドやインザプールに比べて、この作品の方が、
面白い映画にしやすいのではないでしょうか。
と、思うのは僕だけかな?
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.30
(4pt)

読んでる間は楽しい。

夢中で読みました。読んでる間は時間を忘れてあっという間に読み終わりました。後に何も残りませんが抜群に楽しめます。シモネタが嫌いな人は避けたほうがいいですね。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.29
(5pt)

成長したなぁ

と思うのは私だけでしょうか?
著者の作品を初めて読んだのは「最悪」。
努力作ではあるが、無駄な描写ばかりであの厚さになったのだろうと、
どっと疲れた。
その後話題になった伊良部シリーズを読むも、
発想がまぁまぁだっただけで、ここまで評価されるほど
「この人じゃなきゃこんなに面白くはなかった」なんてほどの作品では
決してなかったと思う。
だから本著も全く期待してなかったのだが、
まず、連作短編としてはかなり巧みに作られている、
この一点が大いに評価すべき点だ。
これだけの構想が練れるのなら、
今後の著者には大いに期待できると思った。
俗に言う最底辺の人たちをここまでリアルに描ける点も、
また、一見お下劣なだけかと思わせるような小品ばかりを
後半にいくに従い、今の世相を描きつつも、
最後には、汚いことして儲けたらしっぺ返しがくるのさ、
と言わんばかりのメッセージ性までしっかりと。
いや、なんとも秀悦な短編小説に久々に出会いました。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.28
(4pt)

異色の作品

伊良部シリーズを期待してこの本を買った方は多分がっかりするかと思われます。
この本は下ネタ満載なので、下ネタが苦手な人は読むのを避けた方が無難でしょう。
僕は結構好きですが(笑)
5話目の西郷寺敬次郎は、著者自身の純文学へのコンプレックスを投影している、と
思うのは僕だけでしょうか?
ぜひ奥田氏に直接聞いてみたいものです。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.27
(5pt)

作者が楽しんで書いているのが良く分かる

 奥田英朗はいわゆる下流生活者を描くのが上手い。こんな人いるかもなあと思わせるリアル感が抜群なのだ。
 また、そのようなダメな登場人物に対する作者のまなざしが冷たくはないことが、読後感を明るくしている。
 今回は性を巡る男女を主人公とした連作短編。軽快な文章で、作者が楽しんで書いていることが良く分かる。ちょっと調子に乗りすぎな感じもするが。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.26
(4pt)

爆笑の底にあるもの

目標もなく、愛する人もなく、自らを養うことすらままならない。
本来、そんなどん底生活で唯一すがれるものが
他者を必要とするセックスであることは救いなはず。
けれど登場人物たちはセックスのなかですら情を持てず、
悪意を性衝動に変え、ただただ性の消費を繰り返していく始末。
その姿にどうしようもない哀れみと絶望を感じました。
ああはなりたくない。
奥田英朗らしく読みやすくエンターテインメント性に富んでいるだけでなく、後に残るものがありました。
興味のある方は是非!
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.25
(4pt)

短編、やっぱり上手です。

短編を書かせると巧い作者。
読むのが早い人だと2時間くらいで読めてしまう読みやすさで、内容も飽きさせない。
救いがない人々の話ばかりだけど、不思議と暗い気持ちになることはなく、意外とからっと明るいのも現代的。
ララピポというタイトルの謎は本を読めばわかりますよ。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.24
(4pt)

サクっと読める娯楽小説

「最悪」や「邪魔」の印象が鮮烈なので奥田英朗はミステリー作家だと
思いがちだけど、実は本作や伊良部シリーズなどのユーモア小説にこそ
彼の本領は発揮されるのかもしれない。
本来ならば暗く陰鬱になりがちな社会の底辺であがく人々の生き様を、
ここまで明るく能天気に書き上げる力は凄いと思う。
ダメ人間を性的な側面から捉えた連作短編というスタイルをとっているので、
肩肘張らずに読むことができる。
作品の奥に隠され文学的なテーマは何なのかとか敢えて深読みする人も
いるかもしれないけど、「ララピポ」はそんなことは考えずにサクッと
読むべき娯楽小説である。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.23
(5pt)

著者の実力を感じた一作 ここまで嫌味のないダメさが書けるのはすごい

著者が何歳か正確には知らないが、ある程度成功した作家が現代の若者たちの抱える心の闇と風俗を「同じ視線」で書こうとする試みは多い。大概は世代の格差を乗り越えられず「大人からみた堕落の不可解な実態」を消化したつもりになって物語が終わるのだが、この作品は堕落も堕落、理解しようとか心の闇とかではなく、なんでもあり、二十一世紀の徹底的にダメな人間模様を書きまくっている。不思議と著者と登場人物との世代や知性の違いを感じない本。登場人物のすることは皆グロイしエロイし最低だし救いがないのだが、書き口がすがすがしいくらい突き抜けちゃっている。ぜんぜん嫌味を感じさせない本。変に感情的に理解したような振りも見せないし、こういう本は好きです!
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.22
(4pt)

深読みしすぎかもしれないが、結構哀しい小説のような気がする

帯と装丁がいかにも幻冬舎らしくあざとくて笑えるが、この小説は帯にかいてあるような「爆笑小説」ではないような気がする。読み始めは確かにかなり笑えたのだが、登場人物達が少しずつ重なり、話が進んでいくにつれて、なんだか笑えなくなってきた。
そして、ラストシーンの小百合の心中を記した文章が「考えるだけ無駄か。…泣いても笑っても、どの道人生は続いていくのだ。明日もあさっても」である。人間なんて所詮そんなもんさ、というようなどこか哀しい(悲しいではなく)ものが見え隠れしているような気がしてならない。
と、いうようなことを感じてしまったのだが、著者はそんな読み方をされたいのではなく、ただ書きたいことを好きなように書いて、読者に「どうだい、こんな小説もあるよ」と言いたいだけのようにも思える。うーん、どうなんだろう。
タイトル自体にもオチがあるこの作品、好き嫌いは結構分かれるだろうが、こんな小説があっても良い。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.21
(4pt)

こっそり読みましょう

家族の前ではカバーをはずしたまま放置しない事。それでなくても立場の弱いお父さんは、更に軽蔑されてしまいます。
「負け組み」の6人の話が連作になっていて、しかも徹底したエロ小説になっています。
この手の話が苦手な人にはあえてお勧めしませんが、エロを洒落として受け止められる人にはお勧めです。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.20
(4pt)

負け組点描集

世の底辺の人々の話。
いわゆる多視点小説の手法で、同じ出来事を関係したさまざまの視点からつづる。
本来なら「藪の中」として、1つの出来事が視点によってまったく違って見えるというのが多視点小説の肝なのであるが、この小説では、あえて1つの出来事が同じように見えるさまをつづっている。
つまり、負け組の視点として1つの出来事が同じように見える。
ここに出てくる人物はみなどうしようもない社会の底辺の人々。
この人たちの言動を読まされる読者は、自分と同じと見て共感するか、自分はここまでではないと安堵するか。
この本を読んだからといって得られるものは何もないし、読まなくても何のさしつかえもない。
それでもこの本は面白かった。単なる暇つぶしとしては夢中になって読んだ。うまく作者の術中に落ちたと思ったが、読んで損をしたとは思わなかった。
お勧め。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.19
(4pt)

いや〜ん、お下劣。

「サウスバウンド」、「最悪」と読み本書「ララピポ」で奥田英朗は三冊目。“いや〜ん、お下劣。”とのキャッチコピーは正に的を射ていて非常に卑猥。相変わらず文章は軽やかでさくさくとページを捲れる。全体的に楽しめた。奥田英朗はこういうコメディ系の方があってる気がするなあ。「イン・ザ・プール」や「空中ブランコ」は未読ながらも、なんとなくこんな感じのテンポなのかなあと勝手に思っている。
少々戴けなかったのは、NO!と言えないカラオケBOX定員のお話。あそこまでNOといえずに良くここまで生きてきたものだなあと思う。「最悪」を読んだ折にも感じたのだけど、何故もう少し合理的にモノを考えられないのだろうか。いくら事態が逼迫したからと言ってもあれは酷い。精神が弛緩してしまっているのでは無いかと思う。ストーリーから先に出来て、人物を当てはめているのかな、と感じた。
その代わり最終章では笑わせて貰いました。コメディとしては物語の結び方も上出来の部類に入ると思います。まだまだ成長できる作家さんだと思うので、期待も込めて☆4つにしときます。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.18
(4pt)

こんなふうにしても世の中生きていける!?

 この本は読む人にとっては結構勇気付けられたりするのではないか。
 世の中には「強く生きろ」「前向きに頑張れ」という類のカッコいい、誰かを鼓舞するような文句がある。多くの人にとってそれらは励ましの言葉となり、時に実力以上の力を引き出してくれたり、目を見張るほどの成長を促したりする。しかし一方で実際問題として、そう言われてもどうしてもその通りにできない人もいる。そういう人たちには先のような言葉はただの重石にしかならない。
 この本はそんな人たちに「ほら、こんなふうにしてもこの世界は幸せに生きていけるんだよ」と言っている。とも読めるので、ぜひそういう人は読んで損はない。そうでない人でも、内容は確かにずっとエロ話、バカ話かもしれないが、それなりにおもしろいのでやはり読んで損はない。話のネタにもなる。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.17
(4pt)

タイトルの意味は!?

「ララピポ」ってなんだろう…きっと多くの人がそう感じたと思います。
読んでいる内にタイトルのことは忘れて本の内容に惹かれていました。
と!その瞬間、終盤にふと「ララピポ」の文字が。
なるほど…そういうことだったのか…。
登場人物が全員どこかでリンクし、それぞれ視点から同じ時間軸を描いたこの作品はとにかく読みやすいです。
本当にこんなつながりがあれば面白いなと思う作品です。
けど、最近やっぱり世の中狭いなーって感じることがあるから、こんなことあるかも!?
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.16
(4pt)

自分の書きたいことを書きたいように書いている

作者の得意とする「社会の中で居場所を見つけることができず」かつ「その理由を自分ではなく周囲のせいにする」人たちが主人公の連作短編集。この人物造型は、作風は完全に異なるが、「邪魔」「最悪」や「イン・ザ・プール」にもよく出てくるパターンである。
この作者のすごいところは、(おそらく)読者におもねることが全くなく、自分の書きたいことを書きたいように書いているところであると思う。その結果として文章に迷いが無く切れ味のある作品になっているように思う。普通、直木賞を獲った作家は、なかなかこの類の作品は書かないと思う。
他の作品と比べて、「ホロリ」とさせられるところが無いことが少し残念。
題名「ララピポ」の意味は後半の作品中に出てくる。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.15
(4pt)

いやはや

この本を読んでから、今まではPCに入ってくる迷惑メールを、機械的に削除していたが、その文面に哀愁を覚え、一拍おいて処理するようになった。何だか悲しく愛おしい。奥田英朗の行く道はさらに険しく、危ない橋を渡り、前人未踏も挑戦しようか、という姿勢すら感じられ、私もここまで来たからには、もう少しついていこうかと、かように思っているところ
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515
No.14
(5pt)

単なるエッチ小節を超える

1章の脇役が2章の主役になるというように、次々に、脇役が次の章の主役になってストーリーが展開されていく。エッチな描写もあるがそこらの官能小説とは一線を画す深い小説。章を読み進むうちに人物の描きわけや人間観察の鋭さに著者の力量を感じ参ってしまう。久しぶりに文学の香りを感じた。
ララピポ Amazon書評・レビュー: ララピポより
4344010515